2015.03.15

マーケット感覚を身につけよう 15 Mar 2015

東洋経済オンラインの記事ですが、
http://toyokeizai.net/articles/-/33145?page=2
最難関資格のひとつである弁護士は資格を取っても経済的な自立はなかなか大変らしいです。

以下記事の一部です。
===
大手事務所に入れなくとも、せめて中小事務所の軒先を借りる「ノキ弁」になれないかと就職活動をしても、すげなく断られる若手が多く、そのため、何のスキルも実務経験もないのに、自宅でケータイひとつで即、開業せざるをえない通称「ソクドク(即、独立)のケー弁(ケータイ弁護士)」が続出しています。

仕事もないのに奨学金の返済はしなくてはいけませんから、彼らの最初の仕事は「自分の自己破産処理」なんてブラックユーモアがささやかれるほど。実際、5人に1人の弁護士の年収は、年間所得が100万円以下と、生活保護受給レベルにまで落ち込んでいます。

それでも、「3~4年前までは、状況はまだマシだった」と多くの弁護士は口をそろえます。なぜか??経験のない若手弁護士にも「消費者金融への過払い金返還請求や債務整理」の仕事があったからです。
(中略)
弁護士よりより安い報酬で、140万円以下の過払い金返還請求を代行することにより、弁護士の仕事を次々に奪っていきました。
こうして、過払い金返還請求の仕事をメインにやっていた若手弁護士の多くは、仕事を失ったといいます。
==

このようなことはビジネスの世界にはよくあることです。
とても頭の良い人たちがまじめに研究をして、他社にはないほど高度な技術を高めていったとしても、その会社の売上が上がることとは関係ありません。一方で技術はそれほどでなくても売上を伸ばす会社もあります。その違いが市場における価値を理解する能力なのかもしれません。

ちきりんさんの新刊ではこの能力は『マーケット感覚』と名付けられています。世の中で交換される価値を理解する能力は学校では教えてくれませんし、資格もないので身につけるには、マーケット感覚のある環境にいるか、感覚のある人につくか、独学で試行錯誤するしかないんだろうなと思います。

マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法

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私がもっとも共感したのが若い人の貯蓄に触れた部分です。85Pから引用します。

==
特に若い人は、むやみに貯金ばかりしていては、将来に向けて必要な経験が得られません。今年100万円分の貯金が増えたと喜んでいる人は、自分はもしかしてこの1年で、100万円分の貴重な経験を逃してしまったのではないかと、振り返ってみるべきです。「老後には何千万円かかる!」と不安を煽る記事を書いている人は、あなたの老後の心配をしてくれているわけではなく、単に貯蓄市場の広報係に過ぎないのです。
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マーケット感覚を身につけよう、ですね。


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2014.12.14

石坂産業の最大の目的は、継続すること 14 Dec 2014

141214a エコプロダクツ展でずいぶんと目立つ神社を形どったブースがあって何だろうと思ったら石坂産業社でした。この夏頃から親しい人たちが話題にしていた会社です。そのブースの入り口には書籍が販売していました。
 「絶体絶命でも世界一愛される会社に変える! ―2代目女性社長の号泣戦記」とタイトルされた著作を買って、その日のうちに全部読み進めました。

 あらすじはアマゾンの「商品の説明」から引用すれば

 「所沢ダイオキシン報道」で会社存続が危ぶまれる絶体絶命時に、30歳で社長就任(取締役社長)。
 エロ本&ヌードポスターばかりの平均年齢55歳の会社を社員の4割が去っても改革断行。
 「脱・産廃屋」を目指し、「産廃屋らしからぬ産廃屋」に変身!

 ということです。私が感動したのは絞りに絞れば3点です。本当はもっともっとありますが。

 ひとつは社長になった経緯です。石坂社長は最もダイオキシン騒動で最も苦しかった時にまだ30歳で経験も実績もない中で「私に社長をやらせてください」と父親に直訴しています。自信の根拠は「経営ができるという自信ではなく、『父の想いは継げる』という自信」だということです。火中に飛び込ませた「想い」に感動しました。

 ふたつめは石坂社長の経営指針は「この会社をつぶさない、この会社を永続企業にする」ということだということです。これがあるから実際はダイオキシン対策もされていた15億円も先行投資した焼却炉を無にし焼却の仕事を止めるという大局的な判断ができたり、社員の反対を押し切ってISOを取得したり40億円もかけて本社ビルを建てたり、何億円もかけて会社周辺の里山を整備するということができたのでしょう。

 みっつめはふたつめのレイヤー違いではありますが、「見えないブランド力」のつけることへの決意です。産業廃棄物処理業者は産廃処理しかしていないと価格は低い方へ低い方へ流れてしますのだと思います。いらなくなったマットレスの例えで説明がありますが、私も5000円で処理する業者と10,000円で処理する業者がいれば、理由がなければ5000円の業者を選びます。

 「では、価格主義のままで、はたして産廃産業で働く人は幸せになるでしょうか。産廃会社が社員満足度を上げることができるでしょうか。」

 「里山を保全し地域の人々をはじめとする『世間の圧倒的評価』を得てこそ、お客様である企業は『地域に必要とされるあの石坂産業と取引したい』と思ってくれます。
  ですから、世間の評価を得ることこそ、当社のブランド力を上げる方法だと確信しました。」

   現在売上41億3000万円、売上高経常利益率は20%だそうです。

 石坂社長は「おわりに」でも共有している『父の想い』を語ります。

 「私の場合、『子供に継いでほしい』という父の想いを聞いて、会社を継ぎたいと思いました。父の夢である『永続企業』を目指そうと決心したのです。
  だから石坂産業の最大の目的は、継続することです。」

 シンプルで芯のしっかりした考え方に我が身を正す思いです。 


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2014.09.30

水口先生から教えてもらった「たったひとつ真実」 30 Sep 2014

140930a 「ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学」 (中公新書 1992年8月刊)には、哺乳類の心臓は一生の間に15億回打つとのでハツカネズミの寿命は2−3年でインドゾウは70年近くは生きるけど、心拍数を時間の単位として考えるなら、ゾウもネズミもまったく同じ長さだけ生きて死ぬことになると書いてあります。
 時間と体重との関係を考えてみると体重が重くなるにつれ、だいたいその4分の1(0.25)乗に比例して時間が長くなるということらしいのです。これでゾウとネズミを比べるとゾウはネズミの18倍ゆっくりだということになるのだそうです。

 世の中は同じ時間で動いていないということが面白いなと当時感じたことを思い出しました。もっとシンプルですが、一辺の長さがn倍になると、表面積はnの2乗、体積はnの3乗になります。

 企業でいえば、表面積が顧客との接点だとすると
 辺1 = 表面積1 = 体積1
 辺2 = 表面積4 = 体積8
 辺3 = 表面積9 = 体積27
 辺10 = 表面積100 = 体積1000
 になります。

 表面積が顧客との接点だとすると体積は人の数です。企業が大きくなりにくいのは、人の中で顧客と接する割合が減ってくるからという理由はもっともな気がします。そのうえ時間感覚も小さな会社よりスローになります。顧客接点比率が小さくなり、感じる時間が長くなりつつある中で安定的な大きさに成長していくのは簡単なことではないことは理解できます。

 簡単でないからこそ、成長は有意義だと思います。ネズミの寿命を望むのか、ゾウの寿命を望むのか。
 「企業はゴーイングコンサーン」を是とすれば、私ならゾウの寿命を目指します。

 突破する鍵は生存に対する危機意識が浸透しているかなのでしょう。
 かつて水口健次先生から教えていただいた「たったひとつの真実」

 「全コストの負担者である顧客は自由な選択をする、顧客が負担しないコストがではじめた会社は潰れる」


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2013.09.14

治す! うつ病、最新治療-薬づけからの脱却 14 Sep 2013

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 DSM(日本名『精神障害の診断と統計の手引き』)は1980年以降、日本の精神医療の現場で使われるようになったアメリカ発の診断マニュアル」で、医師はわずかな時間の問診でその人が大うつ病かどうかの見分けがつくようになったそうです。具体的には9つの条件のうち、5つが当てはまれば、あとは抗うつ剤を処方するだけ、つまり医師は症状を見るだけで病気を確定診断する必要がなくなりました。

 「治す! うつ病、最新治療 ──薬づけからの脱却」から引用します。
 ===
 これを取り入れたことが日本の精神医療のあり方を塗り替えてしまった。軽症の障害も、うつ病と診断してしまい、大量のうち病患者を乱造し、大量の薬を処方してしまったことも、大量の薬物依存者を生み出し自死者を出したことも、このDSMと、かなり深い関係がある。(223P)
 ===

 抗うつ薬の副作用については検索してみるといくらでも出てきます。先鋭化したものも少なくありません。しかし本書では『抗うつ剤の功罪』の著者ディビィッド・ヒーリー氏が抗うつ薬の不適切な処方や副作用軽視の問題を早くから指摘していた一方で抗うつ剤が効く場合があり治療には不可欠なものであると主張していることも紹介しています。

 また湯島清水坂クリニックの宮島院長の見解も紹介しています。
 ===
 宮島氏は、著書で、考え方、人間関係、食習慣など、様々な習慣を見直すことで、うつを解消していくことも提案する。
 「抗うつ剤では、うつは根治しない」(中略)
  多くの精神科医は、一般に「心の専門家」だと思われている。だが宮島氏は一蹴する。そのように思うことは「心の専門家幻想」なのだという。
 ===

 2013年の全米精神科病院ベストランキングトップのマクリーン病院の精神科医オスカー・モラレス氏は「うつ病の治療に正解というものがあるのでしょうか」という質問に次のように答えています。
 ===
 「うつ病とか何であるか、それについていくつか、わかってきたこともあるのですが、すべてがまだ解明されているわけではありません。この病気を治癒しようとすれば、病理学、生理学、神経病理学などの領域についていっそう理解を深める必要がありますが、我々はまだそこまで到達しているとはいえないのです。とはいえ、進歩もあるのですよ。治療技術の研究と発展によって、健常の人の脳と、うつ病の人の脳の違いなども明確になっているんです。ただ本当のところ、我々はうつ病のことをよく理解していないのです」(52P)
 ===

 やはり症状に対する見解ではなく「診断」が必要です。光トポグラフィーという機械が紹介されています。これは患者に簡単な計算などをやってもらって、そのときの脳の血流量を計測して判断することができます。健常者では計算をするときに血流が上がり終わると下がります。暗算だと右脳、筆算だと左脳の血流に変化が目立つそうですがうつ病患者ではこの動きが少ないそうです。この診断で抗うつ剤を投与しない方が良い人の見分けがつくのだそうです。

 また光トポグラフィーとともにNHK http://www1.nhk.or.jp/asaichi/2012/04/04/01.html でも取り上げられたTMS(経頭蓋磁気刺激)については多くのページを割いています。

 === 上記HPよりTMSの解説
 強力な磁気を発生させる機器を、頭の前の左のほう、DLPFCと呼ばれる部分に当て、脳を直接刺激します。1回の治療は40分ほど。症状が治まるまで通院で毎日続けます。ただし、このクリニックでも効果があったのは患者の7割程度で、回復してもその状態を保つために月1回の治療を受け続けている人が多いそうです。アメリカでは、この治療は2008年にFDA(アメリカ食品医薬品局)にうつ病を対象に承認され、現在では全米400か所の医療機関で行われています。
 ===

 前出のモラレス氏はTMSについて下記のように語っています。
 ===
 薬物もセラピーも有効な手段であることは間違いないんです。TMSもかなり有効な手段です。しかし私がいいたいのはTMSがこれらすべてに取って代わるような代替治療ではない、ということです。(中略)しかしながらこうはいえるでしょうね。TMSは、うつ病症状の改善において百害あって一利なしのまったく無用な薬の投与を、最小限に抑えることができるだろう、と」(49P)
 ===

 企業の経営者やマネジメント層にとってわかっておく必要がありそうなことをまとめておきます。

 1) うつ病は専門家の間でも解明されていない病気

 2) 現状はDSMによって症状の問診で薬の処方ができるようになっていること

 3) 抗うつ剤は効く場合と効かない場合と副作用を引き起こす場合があるということ

 4) 近年、診断のための技術やケミカルな薬を処方しない治療法も出てきたということ

 5) マネジメント側は、この病気は「考え方、人間関係、食習慣など、様々な習慣」も関わっている可能性も念頭に入れ、従業員への予防策を講じる、あるいは、罹ってしまった従業員への職場復帰を準備すること
 


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2013.08.31

問題の明確化ほど重要なことはない 31 Aug 2013

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 「意思決定において、問題の明確化ほど誰も気にしないが重要なことはない。正しい問題提起への間違った答えは修正がきく。しかし、間違った問題提起への正しい答えほど修正の難しいものはない。問題がどこにあるかもわからない。」
 P.F.ドラッカー『経営者の条件』より

 伸び続ける会社も個人も共通しているのは「目的」から問題を明確化して課題設定と解決アクション、その検証が具体的にできていることだと思います。そうではない会社や個人は、
 1)目的から目を離す
 2)問題を探すことをしない
 3)手段の目的化のループにはまる
 4)悪い個人を探しだすことに注力する
 という傾向があります。

 伸び続ける会社(人)の習慣を体感する手っ取り早い方法があります。近くのセブン-イレブンやユニクロ、スターバックスなどに繰り返し行ってみることだと思います。「ちょうどこんなの欲しかったと思っていたんだよな」「何だかここち良い」をいつも感じて「凄いな」と思ったとしたら、現場とマネジメント側がどのような意思疎通をして、顧客に快適な現場を作り上げているかを想像してみることです。

 目的は業績の継続的な向上です。問題は「ターゲッティングされた顧客の期待を少し超える満足の実現」に絞られていると思います。業績は顧客満足の結果ですから商品・価格・接客・サービスなどが具体的に課題設定され、実施前後の検証を経て、絶えまない変化を自ら創り出していると想像できます。

 弊社のスタッフで毎日セブン-イレブンに寄って何か買わないと落ち着かない人がいます。彼を虜にしている魅力を含めて、日常お世話になっているセブン-イレブンなどに学びます。特に「正しい問題提起」を。


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2013.07.05

また夢になるといけねェ 5 July 2013

130703a 2日から香港にいます。ここは中国の株式市場の低落を受けて経済的には少し落ち込んだとの報道はありますが、街の活気は相変わらずで熱気と喧騒の渦です。日本では参議院選挙を前にして株式市場はまた上昇局面ですが香港では金の下落の中、コンビニエンスストア並に多い、金行(シャレではなく本当にこういう呼び方をします)では金の購入者で店頭がにぎわっているようです。この賑わいを見ていて思うのは、資本市場はいつも夢を創りだして拡大してきたという事実です。人間がつかの間の夢を追うことは「業(ごう)」と言うのでしょうか。

 打ち合わ後の食事から戻って、冷房の電源をオフにしてもなお冷やし過ぎの涼しいホテルの部屋で、さっきまで立川談志師匠の映画を見ていました。師匠は人間の「業」を肯定して落語を高みに登らせた芸術家ですが、下げもすべてわかっている話なのに、今回もほろりと涙がこみ上げ、その後すっきりと洗い流された気持ちになりました。

 「また夢になるといけねェ」

 この映画があることでいつでも味わえるようになった談志師匠の「芝浜」ですが、これから先、いろいろと心細くなるかもしれない日本人のアイデンテティを支える記録になるのではないでしょうか。とりあえず私が人体実験しました(笑)。


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2013.05.29

人間とは何か 29 May 2013

 パナソニック創業者である松下幸之助氏は言うまでもなく「経営の神様」であり、その功績は世界に知れ渡っています。私は直接お姿を見たことすらありませんが著作はこれまでに何冊も読んできました。ところでその著作ですが、あれほどの経営者が何故多忙の合間に膨大な本を書く必要があったのだろうかと漠然と思っていました。

 何故でしょうか?

 偉大な経営者の深淵な心を推しはかる力量が私などにはありません。パナソニックのホームページhttp://panasonic.co.jp/founder/story/8-1.htmlに印象深い記述を見つけました。

===
130529a 経営活動を通し、そしてPHP研究を通して、いつしか幸之助は、「人間とは何か」という根源的なテーマと向き合っていた。これこそ、経営活動を通して半世紀もの間、追い求めてきたものではないか。 経営者としての成功が揺るぎないものになればなるほど、探求心は募った。そして昭和47年、長年、思索してきた「新しい人間観」について、一つの答えを一冊の本にまとめた。 書き終えたとき「自分は結局このことが言いたかったのだ。自分の考え方の根本はこれに尽きる」とさえ思った著書、「人間を考える----新しい人間観の提唱」である。
===

 経営活動を通して「人間とは何か」というテーマと向き合っていた、その記録が松下幸之助氏の著作だったのか、と思いました。経営の神様から凡人が学ぶことは「経営とは人間とは何か」を追求することだということなのだということです。宇宙の創造から生命や進化の構造などを通じて、実に不思議な人間の行動の原理原則を推測し、企業活動をそこに沿わせていくということが経営なのです。

 そう考えるとJALを再生させた京セラ創業者の稲盛和夫氏の「経営12ヵ条」も「人間とは何か」に基いて書かれていると思うと霧が晴れたように感じられます。

1.事業の目的、意義を明確にする
 公明正大で大義名分のある高い目的を立てる。

2.具体的な目標を立てる
 立てた目標は常に社員と共有する。

3.強烈な願望を心に抱く
  潜在意識に透徹するほどの強く持続した願望を持つこと。

4.誰にも負けない努力をする
  地味な仕事を一歩一歩堅実に、弛まぬ努力を続ける。

5.売上を最大限に伸ばし、経費を最小限に抑える
  入るを量って、出ずるを制する。利益を追うのではない。利益は後からついてくる。

6.値決めは経営
  値決めはトップの仕事。お客様も喜び、自分も儲かるポイントは一点である。

7.経営は強い意志で決まる
  経営には岩をもうがつ強い意志が必要。

8.燃える闘魂
  経営にはいかなる格闘技にもまさる激しい闘争心が必要。

9.勇気をもって事に当たる
  卑怯な振る舞いがあってはならない。

10.常に創造的な仕事をする
    今日よりは明日、明日よりは明後日と、常に改良改善を絶え間なく続ける。創意工夫を重ねる。

11.思いやりの心で誠実に
    商いには相手がある。相手を含めて、ハッピーであること。皆が喜ぶこと。

12.常に明るく前向きに、夢と希望を抱いて素直な心で


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2013.05.05

強いチームの創り方 5 May 2013

 今朝の日経新聞では、韓国経済におけるサムスンの突出した業績を取り上げていました。大手7グループにおける連結営業利益の7割、主要民間企業における総資産の19.6%をサムスンが占めるそうです。普段は日本の家電メーカーとの比較が多いですが主要メーカーが大幅赤字を計上している中では直近の比較はニュース性がもはや乏しいのかもしれません。強さでいえば日本ではソフトバンクが今期はNTTドコモを連結営業利益では抜くと宣言しているのが目立っています。

 韓国でも日本でもこれらのクラスの企業であれば入社する人材の質はそれほど変わらないと思われますがなぜ業績には差がつくのでしょうか。もう少しラフな言い方をすると同じレベルの人材で「強いチーム」と「強くないチーム」になってしまうのは何故なのでしょうか。

 私達の同業のコンサルティング・IT関係でも、私達の顧客である住宅リフォーム会社でも同様です。「強いチーム」と「強くないチーム」の差がどこで生まれてくるのでしょうか。

 結果からいえば、「生産性」の違いです。強いチームは利益を上げる「強い現場」になっています。強くないチームは利益を上げない「強い現場」になっています。両方とも「強い現場」はあるのですが、結果が違います。

 利益を上げるには利益が上がる原理原則に則っていなければなりません。それは差別化とコストコントロールにより付加価値率と回転率を上げていく戦略が展開されることです。その戦略を関わるメンバーが意識してパターン行動できるようにリーダーが制御できていれば「強い現場」は生産性を上げて利益を上げます。「強くないチーム」においてはリーダーが原理原則に基づいた戦略の手綱を引いていないので「強い現場」がそれぞれに真面目に仕事に取り組んでしまい生産性も顧客満足もロスしてしまう真逆の結果がでます。そうなると当然のことながら関わるメンバーの給与や待遇も下がることになります。

 では結果の前工程である戦略とは何から生まれてくるのでしょうか?

 それは強い目的意識だと思います。

 何故この目標を達成しなければならないのか?
 この目標を達成するためには何をどのように行わなければならないのか?

 目的意識 ⇒ 原理原則 ⇒ 戦略 ⇒ 現場における戦略展開

 強いチームは上流部が明確なので「強い現場」がパターンを修正しながら最適行動をします。
 強くないちームは上流部がおぼろげなので「強い現場」がそれぞれ勝手に動くことになるか、修正されないパターンを惰性で繰り返すことをします。
 目的意識を明確にすることがトップの最も重要な仕事なのです。

 現場における戦略展開はRPDCAのD(Do)になりますが、R(リサーチ)とP(計画)を経て、Doがパターン化されていることでC(チェック)が即座にできて修正A(アクション)が素早くできます。現場のDoのパターン化はトップの意を受けたマネージャーの最も重要な仕事です。

 トップがトップの仕事をしてマネージャーがマネージャーの仕事をする。メンバーは「強い現場」を構成する。これが強いチームの創り方だと思います。 

 住宅業界においては1年後の消費税増税による需要減(=経営環境の変化)を踏まえてR(リサーチ)とP(計画)がかつてないほど重要になります。私達はスキルを上げてお客様の思考の上流部へのお役立ちが求められてきました。お客様とともに私達もあらためて「強いチーム」に進化する決意をして行動します。


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2012.09.28

現実を見よ 28 Sep 2012

 月末の全体会議の日ですが、今月はアジア進出視察ツアーもありましたので、3名のツアー経験者に「アジアとSHIP」というタイトルで話をしてもらいました。体験を言葉にして共有することはチームの進化を早めることになります。来月は社員旅行で香港ですのでその予習にもなったと思います。

 120928a  昨日届いてそのまま読んでしまったユニクロ柳井会長の「現実を視よ」には、現実認識として共感するところだらけでした。日本人は日本がアジアの中で相対的に豊かで優秀だと思っている人が多いと思うのですが、そもそもその認識が間違いだという点です。「アジアは急速に日本を追い上げてきている」という人にも多く会いますが、私はすでに追い越されていると思っています。今までの蓄積があるので給与面などはまだ日本がある一定期間高いだけです。

 そんな中でこの先10年20年を見据えたときに私たちはどのような動きをしなければならないのか?
 自社のビジネスでいえば、SHIP香港の設立がその答えだし、アジア進出視察ツアーはお客様に対するひとつの私からの回答です。まずは、現実を見るにことによって、現在の事業への取り組みが変わっていくのだと思います。

 消費税アップによる前倒需要による活況が8月のお盆明けくらいから少しおさまっているようですね。大きな流れは変わらないので打つべき手は先手先手で打っていくことです。

120928b

 会議終了後は誕生日食事会。今月はこじんまりと。部署の違う2期生と10期生、こうした組み合わせも誕生日会ならではです。


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2012.06.04

心のおくりびと 東日本大震災 復元納棺師 4 Jun 2012

120604a 岩手県北上市のリフォームの鬼の石川社長からいただいた本「心のおくりびと 東日本大震災 復元納棺師」は、北上市在住の復元納棺師笹原留衣子さんの活動のドキュメントです。本題に入る前にいくつかの説明が必要です。まずは復元納棺師についてですが、納棺師は映画おくりびとで広く知られるようになった職業ですが、遺体を清め死化粧を整え遺族が故人をおくりだすことをサポートする仕事です。復元納棺師は、様々な事情で遺体が損傷しているときに、損傷部を復元することが付け加わります。本の中では笹原さんの仕事のモットーを次のように表しています。

 大切なのは、遺体の顔を創るのではなくあくまでも生前の眠ったような顔にもどすことだ

 震災後、5ヶ月で笹原さんはボランティアで300体の遺体の復元を行いました。遺体は時間が経つと損傷が激しくなって いきます。腐敗が進んでしまいには白骨化します。しかし、復元は遺体の確認がされて遺族の承諾のもとでしか行うことはできません。3月11日直後に被災地にとんだ笹原さんは、小さな棺に入った3歳の女の子の遺体と出会いますが、身元確認がされておらず何もすることができませんでした。このときの忸怩たる思いがこの活動のきっかけになります。

 両親がこの子にここで再会した時の深い悲しみを思った
 「戻してあげたいな・・・・できる限り・・・やってみようよ・・・私たちにできることって・・・この震災で亡くなった方たちの遺体をきれいに戻して遺族へ返すことだよ」

 大切な人をなくした人はただでさえ故人に対し、自責の念を抱くそうです。愛する故人をおくるときに損傷された状態を見るのと、きれいな顔をおくるのとでは、遺族の抱かなくてもよい自責のお気持ちは天と地ほどの差があると思います。時間の壁、無理解の壁、たくさんの壁があった中で300対の復元をされたことに、私には言葉がみつかりません。

 東日本大震災から1年3ヶ月です。笹原さんはこの本の中で「だれにでも、どこにいてもできる支援がある」と言います。

 「忘れないってことだよ。みんながこのできごとをを絶対に忘れないってこと・・・それがつながるってことなんだと思う。忘れないことこそ最高の支援だよ」

 命は消えても、個人と遺族の絆は永遠です。

 「私も苦しみを背負った遺族とつながっていたかっただろうね。それが私ができる精一杯の支援だったんだね」

 最後に笹原さん自身が書かれた「あとがきにかえて」からの引用です。

 「大切な家族を亡くしても、忘れる必要はないと思います。思い出がある限り、それぞれの心の中に、しっかりと大切な家族は生き続けてくれます。思い出は宝物です。どうぞ亡くなった家族のいちばん良い顔を思い出してあげてください」


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2012.05.29

「内需/外需産業」の2分法が意味を失う 29 May 2012

 今日の日経新聞の記事「グローバル企業の神話」から一部引用します
===
 神話3「内需産業というカテゴリーが存在する」

 流通や食品、建設などが内需産業の代表格だろうが、こうした業界でもファーストリテイリングのように海外志向を鮮明にする企業が増えている。今後5年もすれば、海外に行き遅れた「内需企業」はあっても、産業全体が国内に閉じるケースは例外的になるのではないか。「内需/外需産業」の2分法が意味を失う。そんな時代がすぐそこまで来ている。
===

 ここでいう「建設」は広義の建設で建築やリフォームも入ると思いますが、この産業はドメスティックな内需型であることを誰も疑っていませんが、それも「今後5年もすれば、海外に行き遅れた「内需企業」はあっても、産業全体が国内に閉じるケースは例外的になるのではないか。「内需/外需産業」の2分法が意味を失う。そんな時代がすぐそこまで来ている。」という見解にはまったく同感です。

 今回、弊社で企画した「アジア進出視察ツアー」は、あっという間に予定人員に達しましたが、次回からも2ヶ月おきくらいに実施していきます。おそらく何度か違う場所や人との交流を体験し、会社の設立や人の採用方法を知ることで、徐々に進出が現実化していくと予想しています。

 ビジネス成功のコツは競争相手より半歩先を行くことだと思います。今が半歩先の狙い時ではないでしょうか。


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2012.05.06

強く生きたいと願う君へ 6 May 2012

 ゴールデンウィーク最後の午後は香港に行くため成田空港に向かっています。今日は日本中の原発が止まった日です。何の正式決定もないのに空気で大きな物事が決まっていく日本の仕組みをみんなでリアルタイムに体験している真っ最中でもあります。福島の原発事故を思えば各首長は再稼働に賛意を表明するのは難しいでしょう。短期的かもしれませんが電力が高価であったり不安定であることは企業活動にはマイナスに影響しますので企業防衛のための行動は粛々と進んでいくことと思われますが、こうして時計の針は早く進んで行き、新たな様相を見せ始めることでしょう。

120506a  こんなとき我々ビジネスマンは坂本光司 先生の「強く生きたいと願う君へ」を読むと良いと思います。『日本でいちばん大切にしたい会社』で紹介された知的障害者雇用で知られる日本理化学工業の大山泰弘会長をはじめとした「自立」と「利他」の実践に触れ、雑音のような情報から少し離れる時間が必要だと思います。

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 社員や取引先、お客さまをはじめとする関係者を幸せにしたい、世のため人のために役に立ちたいという「利他の心」を軸にしながら、他者に依存、追随せず、自分の頭で考え、自分の足で歩き続ける。そんな姿勢を貫く経営者やリーダーのいる会社は持続的に成長するのです。
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 経済はこれからますます厳しさを増すことでしょう。その状況を超えていく決意が必要なのですが、その強さへの考察も必要です。

 「今の私たちが求めている"強さ"は本物の"強さ"だろうか?」と著者が問います。

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「弱者」になったから滅びるのではありません。「偽物」だから滅びるのです。もう一度言います。「強者」と「弱者」とは絶対的なものではありません。それは、状況によって簡単に入れ替わる相対的なものにすぎません。そして、本当に強く生きるとは、「強者」になることではなく、「本物」になることなのです。
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 我々がそれぞれ「本物」になるために時計の針は早く進んでいるのだということにこの本を読んで気が付きました。 


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2012.03.17

二十億光年の孤独 17 Mar 2012

 土曜日に自宅にいるのは久しぶりだなと食事をしながら思った朝でしたが、午後から家族で谷川俊太郎さん+DiVaの朗読と音楽のコンサート『うたをうたうとき』に出かけました。谷川さんは1931年生まれの80歳なんだそうです。鉄腕アトムの歌詞も谷川さんなので、第一線で60年以上も活動されている方ですので、子供の頃から何度も彼の詩には触れてきました。生の声は10何年か前、ジャズピアノの山下洋輔氏と共演したとき以来でしたが、今日も新鮮でした。

120317a_2  「二十億光年の孤独」に収められている「ネロ 愛された小さな犬に」を朗読されました。私自身の子供の頃の「何故?」が蘇ってきました。「何故、時間は進むのだろう?」「時間が進んだ先に自分はどうなるのだろう?」 

   ネロ
   もうじき又夏がやってくる
   お前の舌
   お前の眼
   お前の昼寝姿が
   今はっきりと僕の前によみがえる
   お前はたった二回程夏を知っただけだった
   僕はもう十八回の夏を知っている
   そして今僕は自分のや又自分のでないいろいろの夏を思い出している
   メゾンラフィットの夏
   淀の夏
   ウイリアムスバーグ橋の夏
   オランの夏
   そして僕は考える
   人間はいったいもう何回位の夏を知っているのだろうかと 
   
   ネロ
   もうじき又夏がやってくる
   しかしそれはお前のいた夏ではない
   又別の夏
   全く別の夏なのだ
   新しい夏がやってくる
   そして新しいいろいろのことを僕は知ってゆく
   美しいこと みにくいこと 僕を元気づけてくれるようなこと 僕をかなしくするようなこと
   そして僕は質問する
   いったい何だろう
   いったい何故だろう
   いったいどうするべきなのだろうと

   ネロ
   お前は死んだ
   誰にも知れないようにひとりで遠くへ行って
   お前の声
   お前の感触
   お前の気持までもが
   今はっきりと僕の前によみがえる
   しかしネロ
   もうじきまた夏がやってくる
   新しい無限に広い夏がやってくる
   そして
   僕はやっぱり歩いてゆくだろう
   新しい夏をむかえ 秋をむかえ 冬をむかえ
   春をむかえ 更に新しい夏を期待して
   すべての新しいことを知るために
   そして
   すべての僕の質問に自ら答えるために
==

 「すべての僕の質問に自ら答えるために」新しい夏(時間)を生きるのだ、というフレーズにあらためて心が共振しました。


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2012.03.15

小さな会社で生まれた 心があたたまる12の奇跡 15 Mar 2012

120315b  今日は臥龍さんこと、角田識之さんの新刊出版記念講演会でした。タイトルは「小さな会社で生まれた 心があたたまる12の奇跡」、文字とおり小さな会社で生まれた感動物語を紡いだ本です。

 冒頭の臥龍さんの講演では、感動が生まれる会社には共通項があるという話から始まりました。それは
 1)結果として感動物語はお客様の事前期待を超えている
 2)感動物語は一人では生み出せない。想いをひとつにしたチームが想いのバトンをつないでいる。
 3)感動物語は商品を売る姿勢からは生まれない。お客様の「ありがとう」のために動いくところから生まれる。

 2時間のイベントでしたが、たくさんの事例が発表になりました。その中でもあらためて感動したのが、奈良県川上村の杉の湯さんの喜家村さんでした。

 人生の大きな転機で村営の温泉の事務員になった喜家村さんは臥龍さんの「本気塾」に個人で12万6千円を払って受講します。そこで感動経営やホスピタリティを学びます。ここまでは少し活動的な女性ならよくあることです。喜家村さんはここから支配人にかけあって、村営の温泉ホテルに経営理念を作ってもらって、現場を自らが変えていきます。上記の映像はそんな矢先に起こったことのひとつです。

 今日はじめて知ったのはこのようにして活気づいてきたホテルを村は6億円かけて改修して豪華な施設に生まれ変わったのだそうです。さらには、その女将に指名されて、現在女将として働いているそうです。

 たった一人が変わって本気になっただけで職場を動かし、村を動かし、お客様を動かしていけるのですね。事実は小説より奇なり、かもしれません。ご一読をお勧めします。


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2012.03.04

中国で最も有名な日本人 4 Mar 2012

120304a  秋田からの帰りの新幹線に乗る前に本屋で直感的に手に取り移動時間で読みました。加藤嘉一氏の「中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか」。著者は18歳で北京大学に留学し、在学中から中国のマスコミに多数取材されている「中国で最も有名な日本人」なのだそうです。

 アマゾンの書評は酷評ですが、私は日中のバランスを考慮し公平に、かつ自分の知っていることを書いた良書だと思います。タイトルは確かに内容とは合っていないと思いますが、それを気にしなければ、これから対中ビジネスを考えている人などにとっては参考書になると思いますし、本当の意味の「中国の脅威」の手引きにもなるような気がします。

 著者が日中合作ドラマの助監督を務めた経験を語るくだりなどはその典型ではないだろうか。242Pから引用します。

===
 中国には「計画は変更に追いつかない」という絶妙なことわざがある。(中略)中国側はつねに変更ばっかり、計画はいつも立てられなかった。(中略)一方日本側は中国側に詳細な計画を立て、そのとおりきちんとすすめることを求めた。(中略)
 日本人は計画をきちんと立てる。その実行にも規律があり、すべて事前に決める。多くの中国人は、日本人の計画性と秩序を尊敬してはいるが、改善しようとはしない。どうせ決めても変わっちゃうんだから。
 この点で、中国人は臨機応変だが、日本人は融通がきかないという点は否めない。

 (中略)

 いつも、「まずはこんな感じで」「ほぼ完璧」「とりあえずこうしよう」「そのときになったらまた決めよう」という言い回しが出てくる。今の段階で決めてしまうことのリスクとコストを負担できないからだ。 
 中国人とビジネスをする日本のビジネスマンは、中国人の「決めてしまうことのコストとリスク」をつめに念頭においてく必要があるだろう。
===

 一緒に仕事をすればお互いストレスがたまりそうです。そこを乗り越えてお互いが協力しあえば、最高の互恵関係が生まれるのだとも思います。互いのDifferentを知り、隣人と協業していくことが、これからのビジネス環境では必須なのだと思いますし、そのギャップを埋める意味で著者の活躍に期待したいと思いました。


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2012.02.18

2022―これから10年、活躍できる人の条件 18 Feb 2012

120218a  神田 昌典さんの「2022―これから10年、活躍できる人の条件」を読みました。

 目次を眺めるといくつものセンセーショナルなタイトルが並んでいます。その中でも私の目を引いたのは「2024年 会社はなくなる」でした。今起こっていることの解説は以下のようなことでした。

 商品や事業にはライフサイクルがある。そのライフサイクルが最近ではどんどん短くなっている。従って大きな事業になる見込がないものには投資しない会社には投資機会そのものが減るうえ、参入したものも成功確率が減る。何故なら「練習試合に参加しないと、本大会への出場権も得られないのだ(143P)」。同時に社員は最も大事な「経験」を得る機会を失う。

 結末は明らか。頭と手足しかない組織で、手足だけが残る。
 「十数年後は、会社がなくなってもおかしくない」と、日本を代表する優良企業の中堅社員が危機感を持ち始めている(145P)

 これは経営者の責任なのですが、大きな時代の断層が少し先にあることを感じて、社員にゼロから1を立ち上げる経験をどんどん積ませることが必要です。経営者にとっても社員にとっても、そのこと自体、実は厳しい鍛錬です。歴史を振り返ると、江戸時代が終わるときに武家の出世争いをしている人を笑うことがありますが、今まさに明治維新前だとしたら、私達も同じなのです。


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2012.02.12

「大地震は来る」前提で準備をしよう 12 Feb 2012

  先月28日午前7時43分ごろ、富士五湖直下を震源とするM(マグニチュード)5・4の地震が発生し、最大震度5弱を観測しました。これを富士山の噴火と結びつけて報道されることが多かったようですが、大地震の予兆と見ることもできると思います。

120212a  というのも進村耕喜さんの「2011~2015大地震が再び日本を襲う!」を読んだからなのですが、進村さんは的中率80%を超える地震研究家です。東日本大震災も「津波を伴う大地震」だと場所も時期も規模も的中させ、地震発生直後の福島原発事故が報道されないうちに「海藻を大量にとってください。目安としておわん一杯の海藻をいますぐです」と警告メールを打った人でもあります。「マグニチュード7クラスの首都直下地震が起こる確率は30年以内に70%」とは違います。
 
 本の中では地震が襲う可能性の高い地域やその地震予知の方法を詳しく紹介しています。ご一読をお勧めします。

 また進村さんはまったく個人で活動している研究家です。活動費は青松倶楽部http://aomatsu.jp/という会員からの会費から捻出されているようです。規約をよく読まれて、納得されたら会員になるのも良いと思います。

  いずれにせよ、大地震は来るという前提で準備をしておく姿勢が家庭でも会社でも必須なのだと思います。


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2012.01.18

宇宙人の国ハンガリーから来た友人 18 Jan 2012

120118a

 時間というのは重要なもので、1994年からお付き合いしているコバーチ・ベンツェ氏とはいつお会いしても、時間と空間の思い出が広がり話題が尽きません。彼は現在はBIMで有名なハンガリーGraphisoft社の日本支社の社長です。

 1994年に私は初めてハンガリーに行き、様々な取引をさせていただいたのでハンガリーという国には常にアンテナが立っていました。コンピュータ(正確にはノイマン型コンピュータ)の発明者の天才ジョン・フォン・ノイマンや天才経営者アンドリュー・グローブ(インテル創業者)、天才投資家ジョージ・ソロス、音楽・芸術の世界ではリストをはじめとして書き切れないほどいますが、一人また一人ハンガリー出身の天才を知るに至って、本当にすごい国だなと思うようになったことを覚えています。
120118b  2004年に出版された本「広い宇宙に地球人しか見当たらない50の理由―フェルミのパラドックス」には面白い一節があります。(今手元にないので Wikipediaから引用します)

 フェルミは、当時考えられていた宇宙年齢の長さと宇宙にある膨大な恒星の数から、地球のような惑星が恒星系の中で典型的に形成されるならば、宇宙人は宇宙に広く存在しており、そのうちの数種は地球に到達しているべきだと考察した。1950年に昼食をとりながら同僚と議論の中では「彼らはどこにいるんだ?」という問いを発したとされる。 

 これに対する仮説のひとつが

 宇宙人は存在し、過去に地球に到達していたが、最近は到達していない。

 ⇒既に来訪しており、ハンガリー人を名乗っている。

 このようなジョークが通じるほど、世界的にもハンガリーは天才排出国として有名だったのでしょう。

 今日、聞いたところによるとヨーロッパの経済危機によりハンガリーも危機に傾いており、通貨フォリントはずいぶんと切り下げられているそうです。私は4回か5回ハンガリーに行きましたが、本当に素敵な国です。フォリント安の今こそ、観光されることをお勧めします。私にトカイワインをお土産に買ってきてください(笑)。


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2012.01.07

海外資産の課税強化 7 Jan 2012

 1ヶ月ほど前の報道ですが、国税庁が日本人の海外資産に対し報告義務を課すということです。

===
海外資産の課税強化 来年度税制改正 5000万円超、報告義務
2011/12/1付日本経済新聞 朝刊

 政府は2012年度税制改正で、国境を越えた課税の強化に乗り出す。個人に海外にある保有資産の報告義務を課すほか、海外の関連会社に支払う利子を使った企業の節税策にも制限を設ける。財政再建が主要国の共通課題となるなか、各国で徴税体制を強化する動きが相次いでおり、足並みをそろえる。政府税制調査会で検討し、12年度の税制改正大綱に盛り込む方針だ。

 海外に資産を持つ個人に対しては税務署への年1回の報告を義務付ける方針だ。海外にある預金や株式、不動産などの総資産が5千万円を超える個人が対象。税務署が海外での預金利子や株式配当を正確に把握し、所得税や相続税を課税できるようにする。違反した場合は1年以下の懲役などの罰則を設ける方向。

 現在は納税者には報告義務はなく、税務当局が適正に納税しているかを調べる。ただ日本の当局が調査権限のない海外金融機関などに情報提供を求めるのは難しく、資産の把握が難しかった。

 報告で正確な情報を入手できれば、外国の当局に調査や税金徴収の代行を依頼できる。米国では残高が1万ドル超の海外口座を持つ個人や法人には報告が義務付けられており、ドイツやフランス、韓国にも同様の制度がある。

 経済のグローバル化に伴い、日本の居住者が保有する海外資産が増えたことが背景。日銀の統計によると、2000年には対外証券投資は6.3兆円、外貨預金は3.8兆円だったが、10年にはそれぞれ9兆円、5.4兆円に膨らんだ。これに伴い、申告漏れ件数も増加。国税庁によると、海外資産にかかわる相続税の申告漏れは10年7月~11年6月で116件と前年同期に比べて36%増えた。
===

120107a  アマゾンレビューでは恐ろしく評価が低いですが「資産フライト」という新書では、資産防衛がほぼ終わっている10億円超の資産家ではなく、いわゆる小金持ちがキャッシュをカバンに入れて香港やシンガポールなどのオフショア口座に資産を持ち出す光景が書かれています。政府の海外資産の課税強化の指針は資産流出の流れの中にあるのでしょう。最近、都銀での海外送金そのものもとてもやりにくくなったという声もよく聞くようになりました。

 「資産フライト」の内容が薄いという辛口評価が多かったですが、この著者が言いたいのは、あとがきに紹介されている学生に対して講演した内容にあるようなことなのだと思います。

===
 「これから社会に出て大切なのは3つのEです。ひとつめのEはイングリッシュ、2つ目のEはエコノミー、最後のEはエレクトロニック」
===

 英語は日本という枠を超えるツール、エコノミーは海外も含めての実際の金融知識、エレクトロニックはネットのバーチャル世界を使いこなすことだそうです。日本は良い国だと思いますが、世界的な視点で日本の内と外を両方わかった上で判断できるようになった方がよいことは言うまでもないと私も思います。


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2012.01.02

ニッポンのジレンマともし小泉進次郎がフリードマンの『資本主義と自由』を読んだら 2 Jan 2012

 昨晩 見るともなしに「新世代が解く!ニッポンのジレンマ~震災の年から希望の年へ」というのNHKの番組を見ました。「絶望世代」というような言葉が最近多く使われるのを見ますが、その世代の論客たちの討論番組でした。

 とても聡明な出演者の話は聡明でない私にもわかりやすいものでした。

 ○日本のシステムはOSを取り替える時期
 ○自分たちは一人一票の投票をベースにした民主主義社会ではマイノリティであり、今のシステムでは世代間格差はなくならない
 ○国に期待するのはやめたほうがいいし、国は警察や本当の弱者保護などの最低限の役割を果たせばよい
 ○公共の決定のプロセスはオープンにして可視化してもらい、判断はそれぞれがすればよい
 ○一人ひとりが責任を持って勉強しなければならない

 システムは立ち行かなくなれば、それを破壊するパワーが現れ更新されていくのだと思います。明治維新もそんなパワーゲームのひとつだったし、敗戦もある意味ではそうだったのだと思います。近未来に現行システムの「破壊」が起こっても不思議ではありません。

 今考えられる破壊が起こるとどうなるかについて、参考になる本を年末に読みました。
 もし小泉進次郎がフリードマンの『資本主義と自由』を読んだら という漫画仕立ての近未来フィクションです。

120102a  すでにGDPの2倍以上の国債残高がある日本において、国債引受の未達から国債の暴落が始まります。国債を大量に保有している銀行が取り付け騒ぎになり、円は下がり、物価は急激なインフレになり大混乱になります。その時に総理大臣として采配を振るうのが小泉進次郎、小泉純一郎元総理の息子です。彼はフリードマンの「資本主義と自由」で提案された14の政策を現代の日本にアレンジして下記のような政策を実行しようとします。

 1,農業補助金の廃止
 2,関税の撤廃
 3,最低賃金の廃止
 4,企業に対する規制の撤廃
 5,政府による電波の割り当ての廃止
 6,公的年金の廃止
 7,職業免許の廃止
 8,教育バウチャー〈奨学金で公立も私立も同じ学費にすること)
 9,郵政民営化
 10,負の所得税〈最低年収を下回る人からは税も取らず、逆に行政から金をあげる仕組み)

 もちろん野党は大反対で国会は空転し、IMFの介入を招くことになり、小泉総理は父は郵政民営化を選挙で問うたように敢然と選挙で決着させようとします。結果は小泉総理の大勝で、破壊が行われるという話です。

 選挙があるので、誰も既得権益には切り込む上記のような政策を言う人はいませんが、実際の政策論争の中でこのフィクションの小泉進次郎総理のような人が出てきて、議論が活性化してくれないかなとは思います。


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2011.11.03

年金は本当にもらえるのか? 3 Nov 2011

111105a  私の社会人生活は経理から始まったのですが、その後企画や営業になり経営者になりましたので、人事周辺の専門的な知識が足りません。特に年金について入門書がないかなと思っていたところで、この本「年金は本当にもらえるのか?」が目に止まりました。

 本の裏表紙には下記の要約があります。

===
 とにかく難しいイメージがある年金。わかりにくいだけではなく、未納、未加入、給付カットと将来の不安は尽きることがない。それでも、厚生労働省は、何階な言葉を用いて年金の実態から国民の目を背けさせ、不適当な数値を使って資産を行い、「年金は破綻しない」と強弁する。では彼らが教えてくれない「本当の年金」は安心できるものだろうか。
===

 年金の歴史と仕組みはやっと頭に入りましたし、これまでの問題は政治家の人気取りと官僚のムダ使いの結果、巨額の年金積立金が失われていて、その責任を誰もとりようもないというところにあります。

===
 厚生年金を例にとると、本来、2008年度において670兆円の積立金が存在するはずですが、実際には130兆円しかありません。差し引き、540兆円もの積立金がこれまで浪費されてきたのです。もし、これが民間の個人年金であれば、年金加入者に支払う原資が枯渇しているのですから、とっくの昔に破綻して、運営している生命保険会社も倒産しています。
=== 

 これからの問題は、少子高齢化により、この欠損が永遠に補充できないばかりか、今すでに年金制度は現在の高齢者を現役層が支えるという「賦課方式」で運営されていることもあり、人口減少、少子高齢化が世界最速で進む社会においては、世代間不公平が著しく起こるということです。

 1940年生まれと2010年生まれの世代間格差は、5460万円から5930万円もあるという試算も掲載されています。

 以前、15年前くらいですが顧問先には年金の納付を避けるように指導しているという会計士と会ったことがあります。さすがに今はそうは言ってないと思いますが、社員への福祉としてこの年金問題にどう立ち向かうかということは経営者にとって必要な思考だと思います。


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2011.10.26

日本人にしかできない「気づかい」の習慣 26 Oct 2011

111026b_2  『日本人にしかできない「気づかい」の習慣』を読みました。HaLA会員の峯岸さんから松浦がいただいた本です。帯には著者の背景として「老舗料亭で「心」を習い、三越で「スキル」を極め、ディズニーで「仕組み」を知る」とあります。

 些末的なのですが、知らなかったことなので36Pから引用します。「現在の東京の1平方キロメートルあたりの人口密度は5700人ですが、当時の江戸は6万人だったとも言われています。」

 「江戸思草」という当時の商人がまとめたルールブックのようものがあるらしいのですが、「どこへ行っても人だらけの江戸の町ですから、人とすれ違う時には「肩引き」といってお互いが少し肩を引いてぶつからないようにしたり、「傘かしげ」といって濡れない程度に傘を傾けあったり、そんなことが書いてあるのです」とあります。

 この本にはディズニーでも日本人の気づかいを仕組み化することはできなかったとあります。

 「仕草、雰囲気、その人からかすかににじみ出てくる気持ちを感じ取る能力が日本人の場合は備わっています。
 欧米のいいところというのは、何でも構造化できてしまうところです。
 逆にいうと、構造化しないとそれを皆に徹底できないところもあります。
 そのためにディズニーは日本流の気遣いを学んで仕組みに組み入れようとしたわけですが、彼らでさえ、日本の気づかいは吸収できませんでした。
 気づかいのような精神的な文化というのは、仕組み化が本当に難しいのです」

 これまた些末的でしかも本筋をはずれる余談ですが、芸術家の赤瀬川原平氏が、ドイツに旅行に行って混雑した駅のコンコースみたいなところを抜けるのに、 ちょっとすいません、という感じで腰を少しかがめて、手を手刀風にして頭下げながら通ろうとしても、それが全然通じなかったばかりか、まわりの人は皆じっとこちらの目を見るだけだった、というようなことを書いていたのを思い出しました。

 仕草はそれぞれの民族や国・地方特有です。だとしたらそれはそれぞれの固有の資産なのでしょう。
 「もしも、相手を慮るという日本的なアプローチで人の気持ちを汲み取り、その上で洋的な仕組みで人やチームを動かすことができるようになったら」、それがこれからの日本からの輸出していく付加価値になっていくのだと思います。


2011 10 26 [小松おすすめの一冊] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2011.10.09

新・堕落論 9 Oct 2011

111010a  坂口安吾の堕落論を読んだのは高校1年生だったので、今から35年前です。それから読み直すこともなかったので内容は覚えていません。その後、父や義父から幾度と無く聞いた戦中と戦後の手のひら返しのような価値観の転倒のことと堕落論の漠然とした印象はセットで記憶に刻まれています。

 新・堕落論の著者石原氏は当時の堕落論について下記のように語ります。
===
 「大君のへにこそ死なめかえりみはせじ。若者達は花と散ったが、同じ彼らが生き残って闇屋となる」。けなげな戦争未亡人もやがて他の男に心を移す。「人間が変わったのではない。人間は元来そういうものであり、変わったのは世相の上皮だけのことだ」とある。
 この論文が当時評判になった所以は、要するに、天皇を神格化絶対化して遂行され破綻した戦争の末に日本人がつきつけられた困惑を是とし、かつて奉じた信念への後ろめたさに戸惑う国民に、あの狂気から醒めることの正当性を説いたということです。(P18~19)

===

 新・堕落論は堕落論と同じ論調かというと全く異なっています。
===
 坂口安吾氏がかつて、当時の世相の変化を踏まえて書いた「堕落論」には、「世相が変わったので人間が変わったのではない」とあったが、今の日本の変化にそれが当てはまるものではとてもない。敗戦から65年の歳月を経て、この国では人間そのものの変質が露呈してきています。これは恐らく他の先進国にも途上国にも見られぬ現象に違いない。(P38)
===

 敗戦により、憲法立案公布から始まる対米従属を基軸とした政策の事実と結果、 「人間そのものの変質」という現在進行形の大きなリスクを知ることがまずは必要なのだと思います。

===
 私たちはこの災害を機に、根本的な反省に立って、この日本を、芯の芯から改造し立て直さなくてはならないと思います。さもなければこの国は津波が去った後の瓦礫のまま腐って朽ち果てるでしょう。(P6)
===

 日本でも明治より前は、天災などの禍々しいこと、逆に瑞兆などの喜ばしい前兆があったときに、年号を変え変化を促しました。私の周りでもこの災害を機に今までやってきたことを辞めたり始めたりということをする人も少なくありません。東日本大震災とは何だったのか、一人ひとりが進行する大きなリスクとその対処への責任を考えないといけません。

 *10月17日は、第12回HaLAフォーラムとSHIP10周年記念交流会。画像をクリックしてください。

110917b

110917c


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2011.09.24

禁「葬式済んでの医者ばなし」 24 Sep 2011

11024a  最近日経新聞の記事は電子版で読むことが多くなったのですが、電子版にないのは本(に限りませんが)の広告です。今朝、最初に目に入ったのは昭和の傑物笹川良一氏の警句「くじけてなるものか」でした。平成も20数年になると、このような昭和の表情の人は確かにあまり見なくなりました。

 80の警句のいくつかが広告紙面に並んでいましたが、私が凄みを感じたのが下記でした。

 何事も先手必勝が肝心。後手に回れば、「葬式済んでの医者ばなし」となる。事業成功の秘訣はこれに限る。

 まさしく我社の課題です。

 SHIPWAYのベーシックの1番に「先手とそこまでやるかでお客様に感動を」とありますが、「葬式済んでの医者ばなし」がまだまだ多すぎます。私も含めひとりひとり改めていきましょう。

 話を笹川氏に戻しますが私が子供の頃はテレビCMにでて「戸締り用心 火の用心」とか「一日一善」といっていました。今、調べてみたら、その歌があるんですね。なかなか素敵なので掲載させていただきます。

火の用心のうた

作詞 武本宏一
作曲 山本直純
監修 笹川良一会長

戸締り用心 火の用心
戸締り用心 火の用心
一日一回 良いことを
ニコニコ ニッコリ 日曜日

月に一度は 大掃除
げんげん 元気な 月曜日

火には用心 火の用心
かんじん かなめの 火曜日だ

水はいのちの お母さん
すいすい すいすい 水曜日

木や草花は 友たちだ
もっともっと ふやそう 木曜日

お金は世のため 人のため
ちょきちょき 貯金の 金曜日

泥んこ風の子 元気な子
どんどん出てこい 土曜日だ


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2011.08.21

働く幸せ 21 Aug 2011

 いつものように突然お誘いいただいたスターリィマン紙芝居プロジェクトに行ってみると、はせがわファミリーの被災地支援にキッドパスを提供されたり、おそらく様々な協賛をされていらっしゃるお立場で、日本理化学工業の大山会長が来られていました。

110821a  はせがわさんにご紹介いただいて、私はSHIPのこと、HaLAフォーラムのこと、ハッピーライフ創りがテーマであることを自己紹介させてただきました。大山会長は、もう80歳は超えられていると思いますがたいへんお優しいまなざしで「ベルギーでは障がい者を雇用した企業に最低賃金分(約150万円)を払う。実は障がい者を施設で面倒みると1年に500万円ぐらいかかるので、国も障がい者本人も、保護者の方も、雇用した企業も、みんな得をする。これを何とか日本でも実現させていきたい。」とおっしゃいました。また「ハンガリーのジャーナリストが会社を見学されて、障がい者に技術を教え教わるこの職場風土は日本の職人文化の伝統があるからですねと言ったんだよ。職人文化を支える中小企業こそ鍵なんだよ」と熱く語っておられました。

 坂本光司先生の「日本でいちばん大切にしたい会社」でその存在を知り、鳩山主将の所信表明演説で取り上げられたときにあらためてその足跡の偉大さを知った人でしたが、どこまでも志はまっすぐに大きな方なんだなと思いました。

 政権交代は大山会長の想いを形にできないままですが、この想いはHaLAフォーラムなどを通じて、中小企業の経営者が率先して、現場から実現していきたいものだと思います。何故なら私たちの仕事は「働く幸せ」を創っていくことなのですから、とあらためて思ったもったいないほどのご縁でした。

以下、「働く幸せ」より

「導師は人間の究極の幸せは、

人に愛されること、

人にほめられること、

人の役にたつこと、

人から必要とされること、

に4つと言われました。

働くことによって愛以外の3つの幸せは得られるのだ。私はその愛までも得られると思う。」(大山泰弘)


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2011.07.31

プロフィット・ピラミッド 31 July 2011

110731a  『プロフィット・ピラミッド―「超」高収益経営を実現する十四のシンプルな原則―』では、キーエンス、ローム、ファナック、シマノ、ヒロセ電機、マブチモーターという日本を代表する「超」高収益企業6社の実例から、「超」高収益を可能にしている4つの本質的な基本要件をあぶりだします。

 4つの基本要件は、砂漠ではコップ一杯の水にも1万円で取引してしまうであろうケースにもあてはまります。133Pから引用します。

===
 モノやサービスの販売において高い利益率を確保することは、①皆がコップ一杯の水に1万円を払ってもよいと考えたように、顧客にとって大きな価値を提供すること、②男一人が水の供給者であったように、競争が存在しない状況を創出すること、そして③コストを抑えること、の3つの要件を満たすことで、可能となることがわかります。
===

 4つの要件のうち3つは上述されています。「顧客提供価値の最大化」「競争の徹底回避」「創出価値最大化のための自社能力設計」です。もうひとつは、これらを成し遂げる「高利益率追求の強い姿勢」で、この4つの要素がそれぞれを頂点とした三角錐となっている状態をプロフィット・ピラミッドと表現しています。

 大企業よりも中小企業経営者に参考になる本だと思います。本書で最初取り上げられているキーエンス社では、「超」高収益経営を先導するのは営業担当者です。営業担当者は顧客のニーズを企画担当に「そのまま」「正確に」「商品スペックまで落とした形」でフィードバックすることが求められています。こうした仕組みをもとにキーエンス社では従来なかった新製品が頻繁に出されているので、顧客が困ったことがあれば「キーエンスに相談してみよう」となる状況が出来上がっています。こうした循環は市場を絞りこむことにより、中小企業でもできることだと思います。

 昨日今日の二日間で読みながら、自社の「プロフィット・ピラミッド」を考え直す良いきっかけになりました。


2011 07 31 [小松おすすめの一冊] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2011.07.29

「なっとく!の水・浄水器選び」で水の実態を知ろう 29 July 2011

 成人の身体の70%は水ですから、以前から水のことは気になっていました。水道水は問題があるらしいということを知って、子供が小さいこともあって、飲み水はペットボトル水を買って、10年ほど前には割と高価な浄水器を設置していました。あるときある「超能力者」が誰かの質問に対して「水道水を飲みなさい。そちらの方が安全です。」と答えていた現場に出くわしたことがあり、その瞬間に「彼女(超能力者)はダメだな」と思ったことを覚えています。

  このブログでも何度か紹介させていただきましたが

 逆浸透膜浄水器アクアクオリアを水廻りリフォームの入り口に 20 Apr 2011
 http://ship.cocolog-nifty.com/ship/2011/04/20-apr-2011-a47.html

 逆浸透膜浄水器を自宅に設置しました 19 Apr 2011
 http://ship.cocolog-nifty.com/ship/2011/04/19-apr-2011-1b4.html

 地域企業は災害時に周辺住民の「避難所」になろう 18 Mar 2011
 http://ship.cocolog-nifty.com/ship/2011/03/18-mar-2011-57b.html

110729a  逆浸透膜浄水器アクアクオリアの普及のパートナーである角田隆志さんが、「買ってはいけない」の山中登志子さんと共著で出版した「なっとく!の水・浄水器選び」を読んでみて

 ペットボトル水のリスク!(とペットボトル水ビジネスの実態)

 を実証データとともにあらためて知るとともに、例の「超能力者」を否定してしまったことを反省しました。

 水の実態を調べ上げた山中登志子さんはあとがきに下記のように書いています。
===
 水道水もさらに汚れ、金町浄水場からの水道水を使用しているいま、逆浸透膜の浄水器のミネラルがない「きれいすぎる水」でないと安全な水は手に入れられないと思っています。おいしさより、安全性を期待してのことです。水の安全性を確保するにはそこまできてしまいました。
===

 水のことが気になっている人は、「なっとく!の水・浄水器選び」を読んでみることをお勧めします。


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2011.07.25

「顧客が積み重なっていかなかった」という回想 25 July 2011

110725a  先週、広島空港から羽田行きの飛行機にのるときに売店でプレジデントを買いました。下記のようなタイトルに興味を引かれたからです。

 「怖い噂の科学」
  ・クチコミで売上10倍 最新マーケティング入門
  ・「評判の悪い人」はなぜ評判が悪いか
  ・話題作りの説明書
   →なぜ試着できないゾゾタウンで服が売れるか
  
 商売柄、勉強しておかないといけないことで参考になりましたが、おもいがけず以前お世話になったことがあるワイキューブ安田さんの記事があることに気づきました。2001年10月に会社を設立して、翌月ワイキューブさんと契約して、新卒一期生の採用活動のご支援をいただきました。結局4期生の採用までご支援いただいたのですが、その後営業が来なくなり、自然と弊社独自で採用活動を行うようになり、今に至っています。
 
 印象深かったのは下記です。

===
 それまで私たちが新卒採用のスタートを手がけた中小企業は2000社くらいになっていたが、けっきょくは顧客が積極的に積み重なっていかなかった。せっかく啓蒙して育てても、3年くらいするとやり方を覚えて、自分たちでも採用ができるようになる。そうすると私たちより安い競合他社に乗り換えるとか、本体である毎日コミュニケーションへいってしまう取引先もあった。私たちにコンサティングフィーを払わなくても済むからだ。
===

 「顧客が積極的に積み重なっていかなかった」

 私たち自身もそうですし、私たちのお客様である住宅リフォーム業の方々も、事業モデルのチェックをする際、ここを注意する必要があると思います。

 お客様が積極的に積み重なっていくようにするために何をするか? です。


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2011.07.02

マネー避難 2 July 2011

110624a マネー避難 危険な円預金から資産を撤退せよ! 藤巻健史 (著)

 何も起こらなければ、それはそれでよかった、とその時安堵すれば良いと思いますが、リスクが具体的に見えるときには、手をうっておくべきだと思います。それが「マネー避難」です。私は著者の書いたものはずいぶん長い間読んでいますが、以前から「来るぞ 来るぞ」と危機の警告をしていますので「まだ来ていない」ことを言い囃す人もいると思いますが、あくまでも「まだ来ない」としかいいようがないんだと私も思います。

 2011年度の予算は、48兆円の収入に対して、92兆円の支出です。その4割が社会福祉費ですが、社会福祉費のカットを言い出すと選挙に落ちるので誰もそこに手をつけないで、逆にバラマキ方向に政策が振れます。216ページのあとがきから引用します。

===
 この震災を機に、社会福祉費の大幅カットが検討されることになるでしょう。
 そこで初めて人々は、国の歳入を上げなければならないことに気がついてくれると思うのです。何度も言いますが、これ以上の借金はできないのです。
===

 著者は、国債の未達(国債が完売できない)が起こり、日銀が直接国債を引き受け、それをきっかけにハイパーインフレ(円暴落)になる近未来を予想していますが、円の外貨への避難ということが、ひとつの簡単な対策であることに異論はありません。


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2011.06.20

成長するものだけが生き残る 20 Jun 2011

110620c  再生エネルギーに注目が集まる中、「海洋温度差発電」の世界的権威 上原春男先生の2005年の本を再読しました。「成長するものだけが生き残る」というタイトルには、6年前よりも今の方がずっと共感します。

 「成長の原理」は下記の5つの原理だそうです。
 ①第一の原理「創造・忍耐の原理」
 ②第二の原理「成長限界の原理」
 ③第三の原理「並列進行の原理」
 ④第四の原理「条件適応の原理」
 ⑤第五の原理「分離・再結合の原理」

 再読してあらためて腹落ちしました。
 
 前回、こんな内容あったかなと思ったのが「線形志向」を戒めて、「デタラメ度」を賞賛している箇所でした。秀才は過去と今と未来が一直線に結ばれる線形な思考をしてします。しかし世の中、そんなことはめったに起こりません。世の中は「複雑系」なので、従って下記のようなデタラメ度が高い人でないとうまくマネジメントできません。

 「デタラメ度が高い人ほどどこまかい目配り、気配りができる。しかし細事にまで目を届かせながら、けっして細事にとらわれない。刻々と変化していく状況に合わせて、柔軟かつ大胆な判断、行動ができる。それがデタラメ度が高い人です」

 この話と本の中では直接リンクしていないですが下記のような逸話もあります。

 「研究室で忙しくしている学生に、わざと『おなかがすいたからパンを買ってきてくれないか』とお使いを頼みます。
  (中略)
  ①「はい。すぐ行ってきます」とふたつ返事で速やかに席を立つ。
  ②「わかりました」とやりかけの仕事をすぐに一段落させてから行く。
  ③「これをしてから行きますから、少し待ってください」と当面の仕事を優先させる
  ④いかにも気乗りしない様子で黙ってしぶしぶ席をたつ
  ⑤「なんで私が先生のパンを買いにいかなくてはいけないんですか」と食ってかかり、結局いかない
  (中略)
  ①②のような「やさしい」反応をみせた学生はほとんど成績も伸び、優良企業へ就職し、そこでいい仕事をして出世し、満ち足りた人生を送っています。逆に④や⑤のような反応をした人は、仕事を転々とし、あまり幸せそうに人生を送っていません」

 この2つの話は本当に納得です。
 
 デタラメ度を上げて、0.5秒でYES!、これが成功するコツだと思います。 


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2011.06.19

ユニクロ帝国の光と影 19 Jun 2011

110619b  雨だったこともあり溜まった本を読んでいました。
 「ユニクロ帝国の光と影」はSHIP図書館から借りてきた本です。

 ユニクロの柳井社長自身の本は読んだことがありましたが、いわゆる告発本(と呼ばれている本)は初めてでした。以前書評で「告発本なのに読後感は賞賛本」とあったのを思い出しましたが、「2020年に連結売上高5兆円、経常利益1兆円を目指す」成長意欲が一般人の常識では測れない現在進行形の経営者のことを書くと、光も影も【資料】にしかならないでしょうね。

 柳井社長へのインタビューにも出来ていますがユニクロの社内には「泳げないものは溺れればいい」という張り紙があったそうです。これはついて柳井社長は次のように答えています。

 「(米マイクロソフトの)ビルゲイツのことを書いてある本に、その言語が書いてあったんですよ。それを社内で一回話したら、僕がいつも言っているように書かれるようになった。以前は、そうした言葉を並べて、標語のようにして社内の壁に貼っていたんです。それを取材にきた経済しの記者がみつけて書いたんです。記事を書く前から、僕が厳しい経営者だという結論が決まっていて『(その証拠を)見つけたな』って感じだったんだと思います。(中略)ビジネスとか商売って、泳がないことには始まらない。机上の空論だけじゃはじまらない。実際にやってみないとね」

 「泳げないものは溺れればいい」でググると、柳井社長はじめ厳しい経営姿勢への批判めいたブログなどをたくさん見つけることができます。みんなそれぞれの立場で何らかの形で「泳いでいる」のだから何を主張しても良いとは思いますが、その人のビジョンや人生観に応じた「泳ぐ距離」や「泳ぐスピード」があります。比較して良いとか悪いとかは言えません。

 「2020年に連結売上高5兆円、経常利益1兆円を目指す」ユニクロの経営に注目して、ユニクロのお店も利用し、商品も買わせてもらおうと思います。


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2011.06.18

「日本中枢の崩壊」を読みながら思ったこと 18 Jun 2011

110619a  現役経産省の官僚(大臣官房付)古賀茂明氏による「日本の中枢が今どのような状態で、この事態を脱するには?」を論じた本「日本中枢の崩壊」を読みました。すでに様々なところで優れた読み手により書評されているので、書評を読みたい人はググっていただけばたくさん見つけられます。経済停滞、GDPの2倍の借金、福島原発の事故処理等、あらゆる不甲斐なさの中心であったこの国の「中枢」がどんな様子かがよくわります。

 私が印象深かったのは次のくだりです。

===
 官僚の特性のひとつに「過ちを認めない」というのがある。秀才の特性と言ってもいい。常に褒められていた秀才は、怒られることと批判されることを極端に嫌う。だから、批判のもととなる「過ち」は、絶対に認めたくはないのだ。
 自分は優秀だから間違えるはずはないという驕り。仮りにそれに気づいたとしても、何とか糊塗するだけの知恵を有している彼らは、官僚特有の「レトリック」を駆使して決して過ちを認めない。
 これは官僚の「無謬性神話」である。
===

 無謬でいるということは、傲慢尊大であることに通じますが、無謬でないと存在が許されない場所というのも、たいへん苦痛を伴うのだとも思います。しかしその環境に慣れれば、外の世界はバカにしか見えなくなるんだろうなと、想像できます。その視界は「お客様のいない世界」です。普通の民間企業だと、、、、あっという間につぶれるでしょうね。 

 本の帯に「日本の裏支配者が誰か教えよう」とあります。それは人事権と予算編成権と査察権(国税庁)を持っている財務省だと読めるのですが、さらに加えると財務省官僚の「無謬性」と言えるのかもしれません。

 私は日本の官僚制度を論じる立場にはありませんので、私の現実に引き入れて考えると、組織を謬(あやま)りもある前提で、選手交代・チーム交代がダイナミックに行われるようにしておくこと重要だという当たり前のことを再確認する機会になりました。

 それにしても、2009年9月の政権交代は変われるチャンスでしたし、この大震災もそうでした。過去形なのはアレですが、、、。国も企業も個人も、変われるチャンスを神様は用意してくれるんだなとあらためて思います。


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2011.06.12

 「大川功 人間の魅力」を読了 12 Jun 2011

110611a  「大川功 人間の魅力」を読了。
 知っていることが多く読みやすいのかと思ったのですが、それ以上にまさしく現在の経営理論としてあまりにも新鮮なので読みやすかったのだと思いました。経営に関わっている人あるいは将来は経営に関わりたい人には、ご一読をお勧めします。付録として「東証一部上場記念講演会」の講演録が添付されていますが、そこから引用します。

===
 それで、いまはどういう時代か。ご承知おき願いたいのですが、もう成熟経済の時代でございます。多品種少量生産、ちょっとずつ作っていかざるを得ないということですね。(中略)
 成熟社会は考えてみると、もの離れの時代だといいますけれども、ありきたりのものはだめであるということでございまして、物がなかったら生きていけないですから、あなたに捧げるようなもの、おれに見合うもの、あしたピクニックに行くけれども、軽井沢で着ているようなもの、外の風景に合うようなものをパッと出さないと売れないわけです。まずこういうものが売れますという情報から売れないとだめだと思うんです。(中略)
 うちの株を買っている人は、もっと他の情報を欲しい。総論よりも各論の情報です。CSKの社長はきょう何をしたのか、将来何をやるんだろうか、どういう戦略を持っているんだろうか、あるいは元気か、こういう情報が欲しいんだろ思うんです。これがマス・メディアにはないところのミニ・メディアというのか、各論の情報というのか、こういうことになっていくと思うんです。だから、これからの時代は、そういうふうな個別特定情報ができる時代じゃないかと思います。

====

 この講演は1985年、今から25年前、私がこの会社に入社した頃にされた話です。上記はほんの一部の抜粋ですが、いかに未来を言い当てていたかわかると思います。

 この本の主題は、全人生にあふれる大川功さんの魅力を伝えることです。その根源は数えきれなほどの人や事業を育てた無欲の境地に達するほどの使命感なのだと思います。そのスケールにあらためて圧倒されます。

 その大川さんは自らの失敗にも率直でした。下記は1993年バブル崩壊後、業績を大きく落としたときの新聞記事になった反省の弁です。

===
 「私は毎年、米国の動きを見に行っていたのだが、86年頃を境に5年ほど中断した。それはバブル経済の時期と重なるそれはバブル経済の時期と重なる。金融機関などが競って大型コンピュータを導入していた時期で、会社の業績も伸びた。そんなわけで米国の最先端の動きを追う必要を感じなかった。
 この米国視察の中断が経営に大きな影響を及ぼしたと思う。当時はマイクロソフトが急成長し、IBMが逆におかしくなっているという時期だった。しかし、私は、より小型のコンピュータに需要が移っていくダウンサイジングの流れに乗り遅れてしまった。
===

 最も業績の良かった時期に新しい流れを見ておかなかったことを反省しています。この率直さもさすですし、その後の行動もますます凄いのですが、いつも危機感を持って、変化に敏感でいろ!と叱責されているようで気が引き締まりました。


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2011.06.10

売れる本の作り方とビジネスはまったく同じだと思った 10 Jun 2011

  リカレント社のイベント「言魂会」でフォレスト出版の太田社長の講演をお聞きました。以下がそのメモです。詳しくは ここに 書いてあります。

 ○本の重要な役割
   読者に自分のスコトマ(心理的盲点)を気づかせてあげること

 ○売れる本・良い本を書くための2つの秘訣
   1)書き手が世の中を見る独自のフィルターを持つこと
     奇人・変人・風変わりな人で話してみると考え方がしっかりしている人
     独創的・ユニーク

   2)一生かけても達成したい「強い主張」を持つ

 ○独自のフィルターは読者が〈はひふへほ〉と感じる事例やエピソードになる

 ○強い主張は読者の腹に落ちやすく クチコミが発生して、共感の輪を広げ、読者や仲間を増やしていく
 
 ○コンテンツは重要だが、これからの社会で極めて重要視されるのはキュレーターという存在

 メモだけで十分で余計なことを書き足さない方が良いと思います。
 この秘訣は「売れる本」に限らないですね。「売れる商品」「繁盛する商売」もまったく同じだと思います。


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2011.06.09

伸び続ける会社の「ノリ」の法則 9 Jun 2011

110609a 伸び続ける会社の「ノリ」の法則 読了。

 活気を生み出し、伝染させる。それこそがノリであり、今日本が最も必要としているものなのである。
 
 あなたの会社のノリは大丈夫ですか?

 こんなまえがきから始まる本ですが共感するところが随所にある本でした。都田建設さんもノリの良い会社として取り上げられています。素晴らしいですね。

==
 ノリが引き出される因子は、「快」である。人間が「快」と感じる刺激に出会えば、必ずノリがよくなる。「心地良い」「楽しい」「面白い」「嬉しい」「気分がいい」などおtいった「快」に結びつく言動をみんなで実践することによって、ノリは生み出されてくる。
==

 部門長は部門のノリを、社長は会社のノリを、いずれにせよノリを産み出していくのが、人が幸せになる会社の必要条件ですね。


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2011.05.28

田中優さんの「原発に頼らない社会へ」 28 May 2011

 田中優さんの6月の講演スケジュールがアップされています。
 http://tanakayu.blogspot.com/2011/05/20116.html

 3月11日以降、毎日のようにどこかで講演にひっぱりだこです。HaLA会員さんからも「友達を誘って行ってきました」という連絡もよくあります。 
 
110528a  新著「原発に頼らない社会へ こうすれば電力問題も温暖化も解決できる」を読みました。私が田中さんに共感するのは、問題解決において、おカネを直視していることです。もう少し正確にいえば、おカネの回転を様々に絡まった問題の解決策として機能させようとしている姿勢です。
 有効なアイデアも揚げ足を取られそうなものものもあると思いますが、それらを決め付けないで同じ方向であれば組み合わせでどんどん実行していくことで活路が拓けていくとイメージしているところが私は好きです。いつも「決定打的方法探し」をしている人とは対極の柔軟さです。

 さて、「原発に頼らない社会」も様々な面がありますが、最もストレートな電気の問題について、本書では下記のように述べられています。

===
 電気の供給は、3つの仕事に分けて考えることができる。「発電」「送電」「配電」だ。「発電」事業は誰がやってもいい。(中略)「配電」もまた、有資格者であれば誰がやってもいい。しかし「送電」だけは話が別だ。
 (中略)実際には地域内で発電した電気を地域内で供給した方が、温暖化防止になるばかりでなく、地域経済の活性化にもつながっていくのだ。(142P~143P)
===

 送電線を公共にして、発電事業を開放し、スマートグリッドでコントロールし、電気を自由に選択するようにして地域の人は地域の電力会社を選ぶような企業努力を促す。3月11日以来、エネルギーに関しては様々な議論がありますが、私は順番としてはこの仕組の選択か否かが第一番の議論だろうと思います。これが先に決まれば、発電手段がメガソーラーであろうと火力であろうと原子力であろうと、それはコストも含めたマーケティングの問題になると思います。


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2011.05.13

負けないものが勝つ 13 May 2011

110513a  「負けないものが勝つんだなぁ」とあらためて思いました。一度も負けたことのない雀鬼桜井章一氏のことを思い出しました。

 それは、東京和僑会フォーラムで聞いた伊藤忠商事中国総合研究所の古谷代表の講演でした。タイトルは「対中ビジネス戦略の基本視点」、つまり中国ビジネスで最も成功している日本企業のひとつである伊藤忠商事のビジネススタンスの中心に「リスク・リテラシー」を高めるということがあるという話でした。

 今回の震災では「想定外」という言葉でリスクが想定されていなかったことが報道されています。

 「起きて欲しくないものは考えようとしない、日本人は「最悪のシナリオ」を想定するのが苦手」

 とおっしゃっていました。井沢元彦氏の「言霊」にこのあたりの歴史が詳しく書かれていますので、興味ある方はご一読ください。
 1時間半ほどずっとリスクを聞いていると、なんだか気持ちが沈んできましたが、それはリスクリテラシーが低いことの表れなのだと思います。

 質疑応答で「伊藤忠商事は大企業なので、取引相手の情報などを得ることは容易だと思うが、中小企業は興信所さえどこが信用できるかわからない。どうしたらいいのか?」という質問がありました。答えは、

 「中国では伊藤忠なんて誰も知らなかった。零細企業と同じ。30年やっているから今は少しは知っている人もいるが。とにく調べること、知ってそうな人に聞くこと、それをあらゆる手段使ってやる。そうやって調べまくっても、ひっかかることもある。調べもしないで取引したら、失敗するのは当たり前。そんな社員には厳重にペナルティが与えられる」

 ということでした。


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2011.05.11

宇宙を感じて仕事をしよう 11 May 2011

110511a  より美しいもの、よりすばらしいもの、より調和したものを生み出そうという、きわめて創造的な愛のエネルギーが、この宇宙を形作っているのではないか、という想いを抱かざるをえません。
 そしてそのような愛のエネルギーが、私たち自身でもあるといえます。
 (中略)
 つまり私たちの本質は愛そのものであり、光そのものであるという考え方を選択することもできるのです。

 「宇宙を感じて仕事をしよう」(天野 敦之 著)の一節です。

 天野さんがHaLAフォーラムでご講演(講演録はこちらです:http://www.halajp.org/forum/8/amano.pdf)いただいたときもこのようなことを話されたことが印象的でした。
 
 今日は天野さんがこの著作を持ってご来社されました。パートナーとご一緒に税理士事務所を始めたそうです。

 「人を幸せにする会社」を創る税理士法人です。
 http://takagi-amano.jp/
 
 今の税理士事務所さんに満足されていない方はお問い合わせしてみてはいかがでしょうか? 全国区で対応可能だそうです。

 いろいろと相談させていただきましたが、本当に自然体でこだわりの無さに、教えられることが多かったです。

 天野さん、ありがとうございました。


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2011.05.05

岡本太郎展と東北 5 May 2011

110505b  ゴールデンウィークは東北に被災地支援のボランティアに出かけている人も多いと聞きます。子供の日の今日は、就職や進学で上京している甥や姪も一緒に岡本太郎展を見に行きました。

110505a  岡本太郎といえば、縄文の美の発見者であり、東北のなまはげ(秋田男鹿)や鹿踊り(岩手花巻)に縄文のエネルギーを発見した人でもあります。

 「縄文土器論を私は美学的な問題やただの文化論として書いたのではない。
 つまりこれから日本人がどういう人間像をとりもどすべきなのかということのポジティブな提言であり、またあまりにも形式的で惰性的な日本観に、激しく「ノー」を発言したのだ。いわゆる日本的と考えられている弥生式以来の農耕文化の伝統、近世からのワビ・サビ・シブミの平板で陰湿なパターンに対して、太々と明朗で強烈な、根源的感動をぶつける。」
 (1971年1月20日朝日新聞夕刊5面)

 岡本太郎氏が縄文のエネルギーにインスパイアされた絵を発表していたのは1960年代ですが、確かにそのころの高度成長期に乗り遅れた東北には、古代的エネルギーが脈々とわかりやすく残っていたのかもしれません。このブログでも何度か書きましたが、私も1970年の大阪万博をはさんで、農村の風景が変わったことを覚えています。

 今、東北に関してはある宿題をいただいていますが、現役世代や子供が減って、老人ばかりが目立つ東北の田舎は、近い将来の日本の姿そのものです。岡本太郎氏の展覧会を見て、この流れをもし打破できるとすれば、時を超えて残ってきた習俗や地域の根源的な文化に根ざしたものなのかもしれないと思いました。


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2011.04.21

「風をつかまえた少年」は良い本ですね 21 Apr 2011

 今日は日帰りで福岡でのSHIPリフォームセミナーでした。東京電力管轄外に行くと地下鉄や夜の街が明るいのですが、そればかりでなく住宅リフォーム会社さんの課題も、資材不足以外は3.10以前とあまり違っていないようです。セミナーで3時間、セミナー後交流会で2時間、話題はネット集客が中心でしたが、被災地支援を積極的に行いたいというエネルギーはとても強く感じました。「助けあう社会」に向かう流れは日本中に広がっていると思います。

 さて、移動時間中に読んだ本「風をつかまえた少年」。原発事故以来、電力のあり方が議論されることが多くなってきました。アフリカの最貧国、マラウイで食べていくために、学費が払えず、中学校に行けなくなったウィリアム・カムクワンバ少年がNPOがつくった図書室に通って出会った一冊の本『風力発電』をむさぼり読み、風車があれば電気をつくれて、暗闇の恐怖と日常的な空腹からも解放されるかもしれないと思い、何も無いところから小さな風力発電を作り、電灯を灯します。

 「何のために」という使命感は、何もないところから何でも生み出します。勇気と創造の原点を考える事ができました。日本中どこに行っても待っててくれる人がいることも震災後の4回のセミナーで再認識しました。SHIPのミッション(使命)を追求していきたいと思います。


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2011.03.06

国土の長期展望に向けた検討の方向性について(国土交通省) 6 Mar 2011

110306f  私が1980年代に就職先として「ソフトウェア業」を選び、2001年にSHIPを創業するときに、顧客を住宅リフォーム業を選んだのですが、その背景には学生時代読んだ「成長の限界」があります。地球環境や石油資源の供給力は世界経済の成長を支えきれなくなり2015年頃ピークを迎え、その後急激に衰退するというものでした。

 国土交通省が昨年12月に発表した「国土の長期展望に向けた検討の方向性について」http://www.mlit.go.jp/common/000134593.pdf は、私流に解釈すれば、日本版「成長の限界」だといえます。

110306a 日本の総人口は2050年までに、3300万人減少することが予測されています。これがすべてのベースになります。このレポートでは温暖化の進行と合わせて、産業構造がどう変わっていくかの予測が展開されます。

110306b  特に地方都市の人口減少・経済縮小が顕著です。私がハッピーライフアライアンスを提案しているのは、こうした予測に基づいています。生活サービスを支える仕事は連携して、経費の最小化・粗利の最大化を目指さないと難しいでしょう。

 政令指定都市でさえも、平均すると20%近く人口減少が起こるのですから、地方都市に限ったことではありません。

 

  高齢化社会になると、婚姻や就業の時期が延びるようです。

110306c

 住宅に関してはいうまでもありません。すでに既存住宅数が世帯数を13%以上も上回っています。つまり空き家だらけなわけですが、世帯数も減少していきますから、新しく住宅が増えていくということは非常に考えにくいと思います。既存住宅を活かす住宅リフォーム業が住宅産業の中心になっていきます。

110306d このレポートの結びは下記のようになっています。

 世界的な産業・経済社会に関する将来の見方は、以下のA~Cのグループに分類できる。
A:グローバル化、知識化・サービス化が進展する
B:グローバル化はそれほど進展しないが、知識化、サービス化が進む。
C:それほどグローバル化も知識化・サービス化も進展しない。

110306e

 読み替えると、日本国内の中小企業も、この3つに分類されるのだと思います。グローバル志向のある人は経済成長の見込めるアジアに進出するだろうし、ドメステッックの仕事がなくなるわけではないので、HaLA(ハッピーライフアライアンス)的な姿勢で地域で共通理念をもった連携していく協働事業体になっていくのではないでしょうか。


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2011.02.20

シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略 20 Feb 2011

110220a_2

 成長経済から成熟経済社会に完全に移行し、情報が一方通行からソーシャルネットワークを通じた行き来に変わってきて、帯にもあるように《所有する》から《利用する》への意識の移行が急激に進んでいます。総論は誰でも知っていることですが、影響を受ける事業者は多数存在しますので、このような本シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略 レイチェル・ボッツマン (著), ルー・ロジャース (著), 小林 弘人 (監修), 関 美和 (翻訳) 」を読んで理解を深めて対策を打っておかないとあっという間に時代が変わっていたりします。

 流れとしては、まずはモノやサービスを共有することから始まりました。次に中古品などを不要な人から必要な人に移すということ、このあたりまでは以前からもありました。さらに、地域通貨に代表される目的を同じ人がライフスタイルを共有する「コラボ的ライフスタイル」となり、このような「コラボ消費」の発生を通じて「かつての消費主義は今の世代で根本的に覆される」という観測を示しています。

 お客様にとって、「専有・所有」から「シェアとコラボレーション」によるメリットが何かを考え提示していく時代なのだと思いますが、従来の仕事のスタンスの延長線のままだと、そもそも提案すら難しいと思われます。進化の要請が来ています。


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2011.01.31

「原因」と「結果」の法則 2011 31 Jan 2011

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 今日は月末の締めの日。
 10年目のSHIPのテーマは「原因と結果の法則」です。「知情意」でいえば、結果は情、原因は知、原因と結果は意かなと思いますが、会社でかわされるほとんどの会話は「結果」です。感情が動くのも無理はないかもしれません。2011年、目線を上げて「原因と結果の法則」を体感・証明していきます。

110131b

 さて、今月もいろいろありましたが、3人目のお子様へのちょっと並外れた手当を支給するとは、制度を創ったときには想像していませんでした。少子化トレンドの現在、子供さんを一人でも二人でも創ることを、SHIPは支援します。ということで3人目のお子さんが生まれた25歳の西川くん。おめでとうございます。

110131c

 全社会議後はMVP会でした。それぞれの経験をいかに積み重ねるか、ですね。建設的に(笑)、肉を食べまくりました。

 明日からまた、お客様の期待に挑戦していきましょう。


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2011.01.23

2500年間指南書で在り続ける『論語』 23 Jan 2011

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 22日の大石会計事務所さんのフォーラムの講演は。安岡正篤氏のお孫さんの安岡定子さんの論語講座でした。私にもわかるように噛み砕いてくれる論語講座で、2500年間、常に時のリーダーの指南書になってきたことをあらためて感じました。また江戸から続く寺子屋教育では、論語の素読を子供の頃から行うことで論語を身体にしみこませるということをしてきたので、日本人の教養のバックボーンがしっかりしていたので、明治維新後あるいは戦後の成長の基板になっていったんだなと思いました。

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 論語は500節から成りますが、冒頭の第一節に、500節が凝縮されているそうです。子供のためというよりも自分のために買った安岡先生の『こども論語塾』から引用します。

 子曰: 学而时习之,不亦悦乎?有朋自远方来,不亦乐乎?人不知而不愠,不亦君子乎?(学而一)

 孔子先生がおっしゃった。

 「学習したら、そのことについて、いつでも時間さえあれば復習する。それはなんと嬉しいことではないか。同じ志を持つ友達がいて、遠方からやってきてくれる。なんとそれは楽しいことではないか。誰も自分の実力を理解してくれなくても、不平不満に思わない。それこそ立派な君子ではないか。」
(中略)
 「学習」と「友人」と「君子」について述べられていて、『論語』を代表する一章です。
 学習することの喜び、友達を持つことの楽しみに加えて、他人の評判など気にしない、
 理想的人学者「君子」について述べられています。
 楽しくよく学ぶこと、よい友を持つこと、
 そして理想的な人間をめざすこと、
 この三つの目標は、『論語』にくり返し述べられていることです。
 これは人類永遠の目標であり、理想ではないでしょうか。

 若い時は、「当たり前のこと」としか思わなかったことですが、今だとこれが2500年間指針として生き続けてきたことが納得できます。この当たり前から何と逸脱しやすいことかと。

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 今朝に日経朝刊に渋沢栄一氏の「論語と算盤」の広告が載っていました。早速、注文してしまいました。


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2011.01.13

デフレの正体を理解して、住宅リフォームのチャンスを活かそう 13 Jan 2011

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 住宅リフォームは金額ベースでは8割前後が「設備等の修繕維持費」になりますので、設備の仕入れ値というのはよく話題にもなるのですが、全国的に下落傾向にあります。デフレなんだなと思うのですが、さて「デフレって何だ?」という疑問もわくこともあります。『デフレの正体』によると下記のように解き明かされます。

 注目するのは「人口の波」。1945年から1950年の間に生まれた約1100万人の団塊の世代が就労年齢に達し労働人口が一気に増えたことで高度経済成長が起き、この世代が家をもつ年齢に達した頃に住宅バブルが起きた。
 消費が落ち込んでいるにもかかわらず過剰な生産が続くと、在庫が増え価格競争が激しくなる。その結果、商品やサービスの価格は下がる。そう考えると、今起きているのはデフレではなく「ミクロ経済学上の値崩れ」である。その値崩れが、生産年齢人口が減少した地域から先に起きている。

 これが「デフレの正体」だと著者は言います。日本がデフレの試練を乗り越える方策も提案されていますが、それは本書を読んでください。供給過剰と人口減少が解消されそうもないので構造的に値崩れは続きそうだということが「正体」から推測できればそれでいいと思います。 

 あくまでも住宅リフォーム視点にもどると、住宅設備機器は消費者が自分で取り付けはできないので、必ず工事費が発生します。今、リフォーム事業者にとってチャンスなのは、消費者にまでこの仕入れ値の値崩れは伝わっていないので、消費者にわかりやすい材工の価格を提示し、工事品質とアフターサービス品質をそれぞれの会社なりの範囲でできるだけ上げて、「リフォームしてよかった」という満足感を上げていくことだと思います。何件かに一件は他社の低価格攻勢に負けることもあるかもしれませんが、サービスコストが出ない会社はいずれなくなっていきます。価格の明瞭さと品質への覚悟が伝わる工夫と実践を貫いた会社が最終的には顧客の支持を得ます。 


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2011.01.09

偉大な会社の作り方 「ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則」 9 Jan 2011

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 つい最近だったと思いますが、WBSでフォーバルの大久保社長が自らまっ黄色にマーカーした「ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則」を手にして、「このくだりはほんとうにすごいと思う」と言って紹介されていました。

=== 
偉大な企業への飛躍をもたらした経営者は、まずはじめにバスの目的地を決め、つぎに目的地までの旅をともにする人びとをバスに乗せる方法をとったわけではない。まずはじめに、適切な人をバスに乗せ不適切な人をバスから降ろし、その後にどこに向かうべきかを決めている。要するに、こう言ったのである。

「このバスでどこに行くべきかは分からない。しかし、分かっていることもある。適切な人がバスに乗り、適切な人がそれぞれふさわしい席につき、不適切な人がバスから降りれば、素晴らしい場所に行く方法を決められるはずだ」

飛躍を導いた指導者は、三つの単純な真実を理解している。第一に、「何をすべきか」ではなく「だれを選ぶか」からはじめれば、環境の変化に適応しやすくなる。人びとがバスに乗ったのは目的地が気に入ったからであれば、十キロほど走ったところで行く先を変えなければならなくなったとき、どうなるだろうか。当然、問題が起こる。だが、人びとがバスに乗ったのは同乗者が気に入ったからであれば、行く先を変えるのははるかに簡単だ。「このバスに乗ったのは、素晴らしい人たちが乗っているからだ。行く先を変える方がうまくいくんだったら、そうしよう」
===

 「先に人ありき」なわけです。普通は事業計画が先でそれにふさわしい人を集めようという発想になると思います。ここだけを初めて聞いて納得できる人は少ないかもしれませんが、さらに続く次の文章とセットだとガツンと頭にインプットされます。

===
第二に、適切な人たちがバスに乗っているのであれば、動機付けの問題や管理の問題はほぼなくなる。適切な人材なら厳しく管理する必要はないし、やる気を引き出す必要もない。最高の実績を生み出そうとし、偉大なものを築き上げる動きにくわわろうとする意欲を各人が持っている。第三に、不適切な人たちばかりであれば、正しい方向が分かり、正しい方針が分かっても、偉大な企業にはなれない。偉大な人材が揃っていなければ、偉大なビジョンがあっても意味はない。
===

 管理されて伸びるパフォーマンスは、あったとしてもルーティンワークレベルの仕事でしょう。その企業が定めた「偉大な企業」に向かう真に創造的な仕事は、偉大な人材の自発的な仕事によってなされるということなのだと思います。

 年が改まって気持ちもリセットされた1月に読む本かな思います。


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2011.01.08

「千と千尋の神隠し」の名シーンに思う 8 Jan 2011

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 昨晩帰宅したら「千と千尋の神隠し」を家族がテレビでみていました。
 龍になって千尋を乗せて飛んでいるハクが、自分の名前ニギハヤミコハクヌシ(饒速水琥珀主)を思い出して、ウロコを飛ばして元の姿に戻って千尋と手をたずさえて空から舞い降りる名シーンには再度感動しました。

 名前を忘れている状態は何か地に足がつかないような無意識な不安に囚われているように見えます。名前を思い出し、自分は誰であるかをしっかりと認識できると生きていることに自信がつきます。ハクが名前を思い出すきっかけは、他人である千尋でした。人は誰かと認識しあって誇りを持って生きていけるのです。

110108b  「2010年の自殺者は3万1,560人 13年連続で3万人超え」というニュースが警察庁から発表されました。ちょうど帰りの電車で「日本国民に告ぐ―誇りなき国家は、滅亡する 小室 直樹」を読んでいる最中でしたので、現代の政治・教育が生み出しているアノミー(無連帯という社会的病気)と結びつけて考える機会になりました。

 アノミー(無連帯)により、相互に名前を忘れかけた人間は精神的にとても脆(もろ)くなります。3年前、そんな危機意識と、未来への責任感でHaLA(HappyLifeAlliance)を発想したことを、この本を読みながら思い出しました。

 2月7日(月)、HaLA2011が始まります。通算すると第10回目のHaLAフォーラムです。社会全体がアノミー化しつつある中で、会社というのは連帯(絆)を育む場だと思います。今回は社員満足度調査No.1の「生活の木】重永社長をお呼びしているのですが、おそらく社員の連帯(絆)も大事にされているんだろうなと、当日勉強させていただくのが楽しみです。

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 経営者は会社からアノミー(無連帯)を追い出すことが義務のひとつだと改めて思いました。


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2011.01.06

さかなクンが凄い、2011年の生き方 6 Jan 2011

110106b 調べてみたら2005年6月の出版でしたがブルーオーシャン戦略という本が出てから、「ブルーオーシャン」と「レッドオーシャン」という言葉で、競争優位な市場と競合にまみれ利益の出ない市場を一言で表現できるようになりました。これら二つの市場をイメージすると誰もが「ブルーオーシャン」を自らの市場にしたくなるはずですが、実際はなかなかそうはなりません。それは企業のみならず個人にも言えます。

 なぜ「レッドオーシャン」に入ってしまうのか? あるいは頭ではわかっているんだけど「レッドオーシャン」にいつの間にか入り込んでしまってそのことに気づきもしないのは何故なのか? そこを自覚しないと、延々と「レッドオーシャン」住まいです。

 一言でいえば、周りに振り回されてしまうのがその原因だと思います。お客様の評価は大事ですが、「お客様からこう言われた」ことの切り貼りになってしまうことが真面目な人が陥りやすいレッドオーシャンへの道だと思います。

 そうはならないための「ブルーオーシャン戦略」は、この本を何時間かかけて読んでいただくのが良いと思います。私からはその代わり年末年始休暇の間に見た二人の典型的なブルーオーシャン住人を紹介したいと思います。

 ひとりは紅白歌合戦の桑田佳祐さん。食道癌を克服しての紅白出場というシチュエーションでの出場でしたが、見事に事前期待を裏切って歌舞いてました。染まらない存在感は意志力によるものでもあると思いますが

110106a_2  もうひとりは さかなクン。(さかなクンが呼称なので さかなクンさん と呼ぶべしという意見もあると思いますが、さかなクンでいきます。)
 秋田県の田沢湖で絶滅したと言われていたクニマスを山梨県の西湖で発見し、天皇陛下からも「さかなクン」と固有名詞を挙げてもらって賞賛されていました。このニュースで彼が東京海洋大学客員准教授でもあることを知った人は多いと思います。
 この人はお笑い芸人でもタレントでもなくて、絵を描くのが好きで魚好きな研究者なんですね。TVチャンピオンの「全国魚通選手権」に5連覇して、あまりにも魚に詳しいので「さかなクン」と呼ばれるようになったらしいのですが、ただひたすら「好き」を追求していたら、ニッチトップとして不動の地位に立ってしまったということなのだと思います。

 「意志」か「好き」か。道は他にもあるかもしれません。しかし何となく感じるのは、2011年はそれぞれの会社・個人が、ブルーオーシャンを創っていかないと後がない年なのかもしれないということです。そのためには企業も個人も理念立脚です。年頭のスタートにあたって理念を頭のてっぺんにおいて行きましょう。


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2010.12.12

組織において人はおのおのその無能レベルまで昇進する 12 Dec 2010

101212a  最近の本ではありませんが『ピーターの法則』を書店で見つけて再読しました。著者は自らを階層社会学者といい、この世が無能に溢れている現実とその仕組みを軽やかに解き明かしてくれます。

 「人は、有能な間は昇進を続けて、昇進して仕事が変化した結果、無能になると昇進がとまる。だから、階層社会の上の方には、無能な人であふれ返ってしまうのだ」

 優秀な営業マンが優秀な営業管理者になれるわけではないし、それは技術者でも同様です。しかし企業では多くの場合、仕事で優秀な結果を残すと本人も周りも昇進して組織のリーダーになっていくことを疑いません。組織のリーダーに階層があって、現場をOJTで回していく段階から企業のブランディングやマーケティング全体を動かしていく段階など、様々な階層がありますが、人はその人の「無能領域」に達するまで昇進するということです。

 これは優秀な大学を卒業した学生が優秀な社会人になるかどうかとは関係ないことにもあてはまりますし、100人の会社の経営者が1000人の会社の経営者として優秀かどうかとも関係ないことにもあてはまります。

 成長とは「無能領域」を少しでも上に追いやっていくことなのかもしれません。


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2010.12.04

基本に忠実な組織を「愚直」に作っていけば、会社は元気になる 4 Dec 2010

101204a_2    「V字回復の経営」(三枝匡著)。このビジネス書の名著は著者の体験に基づいて、長らく低迷に陥って、誰も抜本的な対策を講じてこなかった事業部門を、顧客視点からのフォーメーションを貫くことによって、V字回復させるというドラマを描いています。重要なのはV字回復の底は、鳴物入りの改革がスタートした後に訪れるということです。

 巻末に「不振事業の症状50」と「改革を成功に導くための要諦50」がまとめられており、著者が現場経験と慧眼がこの数ページだけでもうかがい知れるし、経営のヒントという観点からも素晴らしいのですが、そのなかからひとつ紹介します。

 要諦26
 基本に忠実な組織を「愚直」に作っていけば、会社は元気になる


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2010.11.08

夢を語ってきます。人生が変わりそう、そう感じていただけるまで 8 Nov 2010

101024a   以前、ご紹介させていただいた「フローカンパニー」の中に、バレボールの植田監督がチームに向けて「◯◯に勝つぞ」とか「 オリンピックに出るぞ」という結果エントリーではなく、「人生を変えよう」と選手に言い続けたことに静かな感動を覚えました。「いま自分たちが、必死にがんばっているのは、他でもない、自分の人生を変えるためなんだ」、生命の歯車にがっちりと喰い込む感じがします。

 この逸話を言ったわけではありませんが、今日、素晴らしい結果を出したある人からもメールを読んで感動しました。

> 小松さんから会議中にいただきました言葉が、僕の力になりました。
>
> 自分を信じて、信じ切って、夢いっぱいでなければ、
> 御社を支援しますっていう言葉は、伝わらないと思います。
>
> 明日も、精一杯、夢を語ってきます。
>
> 人生が変わりそう、
> そう感じていただけるまで。
>
> 社外にも、そして、社内にも。

 この会社はSHIPではありません。まだまだ立ち上げたばかりの会社です。理屈とか実績とかではなく、目の前のお客様に対して120%の力でお役立ちをすることだけを考えて、行動でそれを証明することに全力を上げる時期の会社です。

 SHIPでも今日、様々な改善の打ち合わせをしました。でもスタート地点をこれくらいの温度にすることを怠っていたような気がします。初心に戻る学びの日でした。ありがとうございます。


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2010.11.07

世界一の会社をつくった男 7 Nov 2010

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 グレコブランドなどで世界シェア40%を達成し世界No.1のギターメーカーになったフジゲンの横内祐一郎氏の「世界一の教え」が本になった『成功したけrば目標はたてるな』(後藤勇人著)は感動的なエピソードで一杯です。『世界一の会社をつくった男』(後藤勇人著)と合わせて一気に読んでしまいました。

 この本を買ったきっかけは下記のエピソードを知ったからでした。

 横内氏が、今から40年以上も前にまったく英語が話せない中、単身ニューヨークに乗り込み、ギターの営業をして回ったものの、英語が話せないので、誰にも相手にされず、外貨制限の中持ってきた所持金500ドルが底をつき、精神的にも肉体的にも追い込まれたある日、最後の気力を振り絞って営業に出かけたもののやっぱり相手にされず、空腹と衰弱で辿り着いたセントラルパークで流れる悔し涙を抑えきれず、死を覚悟して泣き続けました。
 「かあちゃ~ん、助けておくれや~、わ~」
 
 涙が枯れるほど泣いたときに目の前に現れた老紳士が「何故泣いている?」かと聞きました。横内氏は「ビジネスができない、英語がしゃべれない」と訴えると、老紳士は「私の妻が英語を教えてあげよう」と言ってくれて、2週間後「ユー トライ ア ビジネス」と送り出してくれたそうです。必要な英語を習得した、その時からアメリカでの怒涛の営業が始まり、全米で1万本、金額にして20万ドルの注文を取りました。40年も前の話しです。

 このエピソードは有名だそうですが私は初めて知りました。

 2冊の本を読了してもっとも染み入ったのは、「すべてを自分のせいにする」という章です。仕事はひとりでは出来ないので常に誰かと一緒にやっているわけですが、失策があったときに、原因を他人や環境においてしまうことがよくあります。でもこれでは何も問題は解決しません。何度も同じ問題が繰り返されるだけです。「自分が源」として自分の改善点を思いめぐらし、探しだし、解決策を実行することに向かわないと進化はないんだとあらためて思いました。


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2010.10.24

フローカンパニー 24 Oct 2010

101024b 101024a>  昨日、新潟から秋田への移動中に2冊本を読みました。「フローカンパニー」と「スラムダンク勝利学」、どちらもスポーツドクターの辻秀一さんの著作です。

 スポーツでは、優勝と準優勝の差はその後の評価やギャランティなどの面で、天国と地獄ほどあるので、優勝(あるいは1番)が欲しいのですが、結果から入ってそのプレッシャーだけで到達しようとしてもまず無理なのだそうです。一方で優勝してしまうチームあるいは人はどのような状態にいるのかというと、私たちもよく今までも見かけていますが、勝利者インタビューで「家族やコーチ、応援してくださる皆さんのお陰で勝つことが出来ました。感謝しています。ありがとうございました」といえる人だそうです。

 逆に結果を残せない人は、外部の要因で「今日最悪」とか「モチベーション下がった」とかわざわざ「チッ」と舌打ちしているような人だということです。何となくわかります。

 前者のような「揺らがず」「とらわれず」の心の状態を「FLOW」と呼び、FLOWな人を「FLOWER=華」と呼んでいます。そういえば今、女子の賞金世界女王の宮里藍選手は「目の前の一打に集中します」しか言いませんし、イチロー選手もヒットを打って、一塁でエルボーガードをはずした瞬間にヒットを打ったことを忘れるという話を聞いたことがあります。常に「今」の集中している心の状態を保っているのですね。

 ビジネスにおいて、会社も個人もFLOWであるためには、結果から入るのではなく、心から入る、つまり「今日もよい心の状態でいこう」と念じて仕事に入ることなのだと言います。一日の中でFLOWな時間を多く持っている人が良い結果を残すと言います。

 言葉に関することはなるほど共感しました。

===

 四つの中で私が特に重要と考えているのが言葉だ。
 「口に入れる食べ物で身体ができるように、耳に入れる言葉で心ができる」
 (中略)
 ジャンクフードが徐々に身体を蝕むように、ジャンクワードも徐々に心を蝕む。
 (中略)
 ポジティブワードの代表格は「ありがとう!」だ。

===

 FLOWを実践して、FLOWERの集団にしていきたいと想いました。


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2010.10.11

学問のすすめ 11 Oct 2010

101011a  休日バージョンですが、昨日、NHKでサンデル教授の東京大学での講義を放映していました。ネットでは取り上げていた内容「戦争責任」に関しての批判が多いようですが、僕は「大事なことは自分で考えることを、議論すること」というところに共感しました。
 
 「最高の授業とは、自分自身で考えることであり、反論し、質問を投げかけることだ。その、反論する相手は、偉大な哲学者なのだ」

 サンデル本が売れて、サンデルブームのようになっているのは知っていましたが、本も読んだことはありませんでした。しかし1時間ほど講義の風景をテレビで見ていていると、なるほど売れている理由が少しわかったような気がします。見失われつつある学問の目的を示しているからではないでしょうか。

101011b  今学問する者は何を目的として学問をしているのだろう。
 「何者にも束縛されない独立」という大義を求め、自由自主の権利を回復する、というのが目的だろう。

 明治5年から明治9年にかけて書かれた「学問のすすめ」(口語訳)からの引用です。これに続く文章は

 さて、「自由独立」ということには、その中にすでに義務の考え方が入っていなければいけない。(中略)これは日本国にあって日本人の名をはずかしめず、国中の人と共に力を尽くして、この日本国をして自由独立の地位を得させて、はじめて内外共に義務を果たしたと言えるのだ。

 すでに僕の学生時代ですら、「日本国の自由独立」を学問の目的として語る先生はいませんでした。いわんや子供たちの時代をや、です。しかし本当はこの目的に帰ってもいいのではないかとも思います。当然、福沢翁のイメージとは違う形になるのですが。

 11月25日、26日、中国で活躍している日本人、台湾経営者、と一緒に沖縄に集まり、HaLAフォーラムを開催します。アジアの熱気を感じて、「学問のすすめ」から130年経った今、新しい「自由独立」の感覚をつかんで行きたいと思います。


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2010.09.26

ストーリーとしての競争戦略 26 Sep 2010

 昔話ですが、CSKの故大川社長が「経営はアートやで」と言っていたのを何度か聞きました。

 100926a_2   ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books) 楠木 建 (著)の第一章・戦略は「ストーリー」から引用します。

===
 第一に経営の問題の多くは、大きな事象を構成要素に分解し、そのうえで一つのひとつの要素を別個に吟味しようとするアナリシスの発想に基づいている。だから企業の組織デザインにしても、マーケティング、アカウンティング、ファイナンスといった構成要素に分解される。第二に、しかし、戦略の真髄はシンセシス(綜合)にあるい、アナリシス(分析)の発想と相いれない。だから、戦略に対応する部署は企業の中に見つからない。第三に、戦略は部署でなくて人が担う。サイエンスの本質が「人によらない」ことにあるとすれば、戦略はサイエンスよりもアートに近い。
===

 上記の見解と同じですから、私自身、実績のある経営者の著書あるいは自叙伝は良く読みますが、経営学者の著作はほとんど読むことはありませんでした。私のブログを読んでいただいている方も同じなのではないかと思います。

 著者はこのように謙遜しています。

===
 自分でやったこともなければ、成果も示すことができない私が、実務家に向かってこの種の主張を文字とおり口にしたとすれば、黙殺されるか冷笑されるか、殴られるかのいずれかでしょう。
===

 この本を読んで業績がすぐに良くなることはないかもしれません。しかし、この本を読んだ後には「戦略」という言葉を自社で使うのに慎重になると思います。「戦略」とは練り上げられて、話込まれて、社員や顧客、取引先、株主にいたるまで共有される「ストーリー」になりえるもではないと充分でないということは理解できます。そして優れた企業が「戦略」を持っていることもまた事実であることを読後には解読できるようになると思います。

 アマゾンアフィリエイトを長いことやっていますが、新書はよく売れますが、この手の骨太(というか厚い本)の本は売れません(笑)。しかし、この本はお勧めだなぁといらぬ後書きまで書いて終わります(笑)。


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2010.08.16

民の見えざる手 デフレ不況時代の新・国富論 16 Aug 2010

 今年一番の猛暑日。「ジョギングも命がけ」かもしれません。走ると身体が重いなと感じていましたが、体重計に乗ったら、なるほど重いわけだ、と数字の真実を目の前に突きつけられました(笑)。

100816a  今日は、大前 研一氏の「民の見えざる手 デフレ不況時代の新・国富論」を紹介します。この人は、著作や講演などで自説を述べる評論家にとどまらず、ビジネスブレークスルーというビジネススクールも経営し、アジアの何カ国かの政策コンサルタントも歴任してきました。個人的には1995年 東京都知事選に立候補したときが印象的でした。このようなタイプの人は 政治家に立候補などしないものだと思っていました。結果は青島幸男に敗れましたが、私は東京都民の一票として、大前氏に投票したことを覚えています。

 さて内容ですが、日本は短期的に破綻するような状況ではないという見解から、今の日本経済の「心理経済学」的に消費が進まない状態だと見なし、企業には 価格と価値を混同したあげく 値下げに走る愚に苦言を呈し、マーケットの伸長に合わせた提案を促し、その先に アジアとりわけ拡大する中国市場への進出を強く提言しています。

 この本の最終章は そして個人は「グッドライフ」を求めよ ですが、本編全体として 個人の幸福 に行き着きます。その前の段階としては 地方分権、地方の成長は 地方に委ねよと言います。インターネットによって、実際は すっかり個人にパワーが移動できるのにも関わらず 中央集権、お上頼みをしている事自体を打破しないと 次の時代は来ないという迫力に満ちています。

 たまには大前研一氏のような構想力に触れて、国の舵取りという観点で頭を動かしてみるのもいいかもしれません。


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2010.08.07

大阪交流会とモチベーション3.0 7 Aug 2010

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 昨日は大阪でのSHIPリフォームセミナーの後、場所を変えて懇親会(情報交換会)を開催しました。18:30からだったので最終の新幹線(21:20新大阪発)で東京に帰る予定だったのですが、21時ころになってもお開きの空気にはならず、予定を変えて泊まることになりました。

 ひさしぶりに朝は涼しく静かなホテルでゆっくりと休めたので、最近の体調を考えるとかえって良かったかなと 肯定的に(笑)思いました。

100807c  東京に向かう新幹線で読んだのが「モチベーション3.0」(ダニエル・ピンク著 大前研一訳)。

 「本書のテーマはモチベーションである。モチベーションについて信じられていることの大半が、とてもではないが真実とは言えない。」(P17)のショッキングな事例は、1995年に企画された二つの百科事典。

 ひとつめは当時既にパソコンOSを牛耳っていたマイクロソフト社が資金を出してプロのライターや編集者をマネジメントして作ろうしたエンカルタ、ふたつめはインターネットを通じて、何十万人の人がお金の報酬を得ずに自分の楽しみのために執筆・編集するウィキペディア。全社は販売を目的とし、後者はすべて無料で公開されます。

 従来の常識でいえば、前者が後者をはるかにしのぐ品質を達成し、電子的百科事典の市場を獲得するはずでした。しかし、現在、結果は誰もが知っているように、エンカルタは既にこの世になく、ウィキペディアは世界中270の言語で1300万を超える項目を擁する百科事典になっています。

 いわゆる「アメとムチ」が以前のモチベーション促進の仕掛け(モチベーション2.0)だとしたら、モチベーション3.0を構成するのは、「自律性」「熟達」「目的」とまとめられています。自分から、もっとよい生き方を求めて、包括的な成果を求めるとでも言ったら良いのでしょうか。194Pから引用します。

 「成功の定義の見直しを図り、根本的に『再ミックスした』報酬を進んで受け入れている」。どちらの世代も、金銭をもっとも重要な報酬とはみなしていない。代わりに、金銭以外のさまざまな要因-「素晴らしいチームと仕事ができる」から「仕事を通じて社会に還元できる」までの”混合薬”-を選択する。

 私たちは歴史の中で考えると、経済的にすでに相当豊かになったし、未来は 我々の行動を改めないと 相当危険だと気がついていると思います。モチベーションのOSの入れ替えは その意味でも再早に必要なのだと思います。 


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2010.08.01

「特捜神話の終焉」を読む。 1 Aug 2010

100801a  「特捜神話の終焉」を読む。マスコミの建前論でもなく、ネット界の陰謀論でもない、「正義の検察」の行動文法が何となくわかった。 
 下記の佐藤優氏の言葉も表面的な意味以上のものがあるのだろうが、マスコミとネットの間にあった「何か」を埋めてくれている。
 
===(P263~P264から引用)
(郷原)
 そういう意味での国策捜査であれば、最近、横行していると思います。

(佐藤)
 そうなんです。誰の意思で行われるかというのなら、それは官邸なんかではなく国民です。国民の意思をメディアを通して検察が忖度するんです。基本的に検察は国民と会わないから、メディアを通して忖度して、こういうのが国民の意思だから、実現しないといけないと。だから検察官の正義感とは、今は基本的に週刊誌、ワイドショーが出所なんですよ。新聞は社会部の建前論になっていて国民の意識から離れている。
 つまりポピュリズムの中で、検察はやっぱり生きているということなんです。 
===

 元検察官(特捜部も含む)の郷原氏が、「特捜検事が捜査の対象とし、有罪判決を受けた三人」(ライブドア事件堀江氏、キャッツ事件細谷氏、外務省事件佐藤氏)との対談という形で、あぶりだしている検察の姿は、出来の良い映画を見ているように、新しい認識層を僕の脳の中に作ってくれた。


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2010.07.31

プライド イン ブルーを観る 31 July 2010

100731a  月末もみんな忙しいのはわかっていて、どうしようか少し迷ったけど、結局昨日の午前中の1時間半の時間を使ってSHIP社員のみんなに観てもらったのが「プライド イン ブルー」。2006年のドイツで開催されたもうひとつのワールドカップ(知的障がい者サッカー)を記録した映画だ。

 知的障がい者は、知的障がい者と認定されてしまうところから、自信や誇りを失っていく。親や兄弟も巻き込まれる。そんな人たちのごく一部ではあるだろうが、サッカーにめぐりあって、「誇り=プライド」を取り戻し、それぞれに未来に向かっていく。

 スターリィマンのはせがわファミリーからの呼びかけで、夢のきずな募金に協力させてはもらったが、みんなに募金を勧めたわけではない。ただ、このようなことがあるということを知っていた方が SHIPらしい言動ができるだろうと思った。

 映画の最後に、知的障がい者だけでなく、聾者や電動車椅子サッカーなども映し出された。話によると 目の見えない人のサッカーもあるらしい。

 しかし、これらの活動を国をはじめとする公共が支えきれなくなっていくのは自明で、続けていくためには、草の根的な幅広い民間の協力が必要であろうと思う。

 まず一人でも多くの人に知ってもらって、その人がふと思い出したときに、家族や友人や知人に伝えてもらって、一人でも多くの人が知ることによって、草の根ネットワークが広がっていく。

 知るが先で、行動はじわじわと広がる。


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2010.07.25

トイレの神様 25 July 2010

100725a  情熱大陸で 「トイレの神様」 の植村花菜さんが特集されていました。四人兄弟の末っ子で生まれて、小学校三年生からひとりだけおばあちゃんと隣の家で暮らすことになった少女時代。健気にお手伝いもよくしていた彼女でも、なかなか出来なかったトイレ掃除。

 おばあちゃんに「トイレには、とてもきれいな女神さんが住んでいて、 トイレを毎日きれいしていたら、 女神さんみたいにベッピンさんにしてもらえるで」と言われ、「べっぴんさんになるんや」とトイレ掃除をするようになりました。

 少女が成長するにつれて、おばあちゃんとの関係性にも微妙な変化が起こってくることも歌の中で語られます。そして亡くなる間際、まるで自分が来るのを待っていたかのように永眠します。

 日本では「泣ける歌」として有名になっていますが、上海万博では字幕付きで歌って、文化の違う中国人のテーンエイジャーが涙を流しているシーンが放映されていました。
 誰もが持っている子供のときの「何故?」、そしてその「何故?」を埋めてくれる存在。これが国境を超えて人の心を打つんだろうなと思います。


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2010.07.15

no more spray and pray 15 July 2010

 今日は名古屋でSHIPリフォームセミナーでした。業種特化の定期セミナーで毎月開催できるというのは本当にありがたいと思いますが、今日もたくさんの新しい出会いがありました。

100715a  大阪への移動のときに買った週刊ダイヤモンド、今週の特集は「ツィッターマーケティング入門」でした。セミナーでもほんの少しツィッターについて触れていますが、さすがにこのような雑誌にはいろんな業界でのマーケティングでのツイッター事例が掲載されていて、とても参考になりました。今日のブログタイトルに利用させていただいた「 no more spray and pray 」もこの雑誌から引用させていただきました。これはコカコーラがツィッターなどのソーシャルメディア向けにマーケティングを始めたときの理由が「4大媒体に広告をばらまいて(SPRAY)、あとは売れるように祈るだけ(PRAY)、そんなのはもうやめよう」というメッセージからとっています。

===(49Pから引用)===

 今おきている変化とは、ソーシャルメディアの隆盛で、これまでの「企業と名もない個人」という関係から、1対1の人間同志としてのコミュニケーションが可能になったということなのである

===

 弊社のセミナーで自社ホームページの重要性は、興味を持った見込み客(潜在客)に、充分納得できる情報量を提供できる媒体だからだ、とお伝えしていますが、ソーシャルメディアは「充分、興味を持った見込み客に親和性のある人間環境を構築できる媒体だからだ、とお伝えすればいいかもしれません。

 いずれにせよ、これからは企業にとって、ソーシャルメディアでのコミュニケーションが必須になってくるだろうということは確信できます。


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2010.07.04

鍵は日本国民 4 July 2010

 来週の日曜日は参議院選挙だけど自分の考えが決まらない。比例区は個人に投票できるということで、多くの人から投票依頼(?)的なメールや資料が届くけど、今回はまだ投票先を決めきれないでいる。

 9党首の討論ということでNHKの日曜討論を見る。野党は当然与党批判になるわけだが、自民・公明はもちろん他の党首も自民党から出ているのでいわば政治発停滞の当事者だ。菅総理はそこを落ち着いてカウンターを入れる。個人的感想だが、何とも面白くない討論だった。

 問題は出尽くしているのに、何故解決は実行されないでいるんだろう?
 しかも日本のトップクラスの優秀な人たちなのに、、、

100704a  このあたりがモヤモヤの原因かなと思う。そんな気持ちも持ちながら、夕方からは 「さらば日米同盟」(天木直人氏) を読む。天木氏はレバノン特命全権大使だったとき、イラク戦争が起こった。

===
 米国はイラクを破壊することはできても統治することはできない。イラクは混乱し、中東情勢は悪化する、と。
 そんな米国のイラク攻撃を日本は許してはいけない。たとえ止められなくても、日本は米国を支持してはいけない。私はそう確信し、そのことを川口順子外務大臣と小泉純一郎首相に諫言した。(中略)その結果、私は辞任を迫られた。事実上の解雇である。
===

 第二次世界大戦に敗戦してから今日までの米国と日本の関係、その縮図といえる沖縄の基地問題、悲劇が繰り返されるおパレスチナ問題、安定しない東アジア、すべてが同じ原因だということが解説されている。

 この本の主題である憲法9条による「自主防衛政策」は誰かと議論してみたいなと思うが僕がこの本を紹介する理由はそこではない。次の一節のためだ。

===
 ルース大使の関心は民主党政権の行方と普天間基地の移設、そして日米安保条約の将来にあった、と。
 これは注目すべき情報だ。米国政府は日米安保体制の将来を本気で心配している。日米安保体制の将来の鍵を握るのは日本政府ではない。日本国民だ。 237P
===

 一人ひとりが諦めないで言葉にならない言葉を発していくことで、きっと何かが変わっていく、そんな気持ちにさせてくれた本だ。選挙に希望を持てない人にはお奨めする。


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2010.07.02

20歳のときに知っておきたかったこと-スタンフォード大学集中講義 2 July 2010

100702a  「20歳のときに知っておきたかったこと-スタンフォード大学集中講義

 長いこと積んでおいた本ですが、もし20歳のときに出会っていたらどうなったんだろうとは少し考えました(笑)。理解できなかったかもしれないし、理解できても実践する力はなかったのかもしれません。確かにタイトル通りに、幸いにして20歳に近い人だったら必ず読んだ方がいい本だと思うと、49歳の私は推薦します。内容を書き出すとキリがないので目次を書きます。

第1章 スタンフォードの学生売ります
─自分の殻を破ろう
第2章 常識破りのサーカス
─ みんなの悩みをチャンスに変えろ
第3章 ビキニを着るか、さもなくば死か
─ルールは破られるためにある
第4章 財布を取り出してください
─機が熟すことなどない
第5章 シリコンバレーの強さの秘密
─早く、何度も失敗せよ
第6章 絶対いやだ!工学なんて女がするもんだ
─無用なキャリア・アドバイス
第7章 レモネードがヘリコプターに化ける
─幸運は自分で呼び込むもの
第8章 矢の周りに的を描く
─自己流から脱け出そう
第9章 これ、試験に出ますか?
─及第点ではなく最高を目指せ
第10章 実験的な作品
─新しい目で世界を見つめてみよう

 1章から3章はと何もなくても価値を生み出す魔法のような自由な発想という宝物が誰にも与えられていることが描かれています。

 「できないことなどない、と呑んでかかることで、決まりきった枠からはみ出よう」(ラリー・ペイジ Google創業者)

 30歳だったら? 40歳だったら?

 多かれ少なかれ浮き沈みを経験したであろうこの年代の人にとっては、5章でしょうか。ステーブジョブスはちょっとビッグすぎるのでこちらの事例で、

 「キャリアの進歩は、二次元の梯子ではなく、三次元のピラミッドを登るようなものと見るべきだ。ピラミッドの端を横に動くことで経験という土台を作ることができます。ぐずぐずしているように見えるかもしれませんが、この間に習得したスキルや経験が、後々いかに貴重であるかがわかってきます」(キャロル・バーツ Yahoo CEO) 

 それにしても、こんな講義があるんですね。昨日受講したセミナーでは、今日本の大学で教えている中国の学校を卒業した先生の話しが印象的でした。

 「中国ではディスカッションとディベートが中心。これで徹底的に鍛えられる。日本では教師から生徒への一方通行で質問を投げかけても返ってこない。私は日本の将来が実は心配だ」

 価値を生む自由な発想、ディスカッションとディベート、このあたりを企業は入社時から意識して鍛えていかないといけないのだと思います。


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2010.06.27

「新書がベスト」(小飼弾 著) 27 Jun 2010

 岡山から東京に新幹線で移動中、天気は曇り、時々青空が見えることもある。昨晩はバックパッカーだったという安藤さんの結婚式だったが、僕もそうだった。30年前のことだがあの頃はジャカルタでもチェンマイでも台北でもボブマレーやプリンス、QUEENなどのミュージックテープを100円くらいで買って、天井を這うカナヘビを眺めながらWalkmanで聞いていた。だから今朝のBGMはそんな曲たち。少しだるい身体にちょうど良い。

100627a  読んだ本は「新書がベスト」(小飼弾 著)。

 新卒採用で面接をしていてだいたいわかるのは学生さんの読書量だ。読書量の多い人が仕事ができるかどうかはまた別の話しだが、読書量の多い学生さんが僕の好みではある。

 学生さんからの質問で「どんな本を読んだらいいですか?」という言われることがある。困った質問の典型だけど、小飼さんのいう「本より先に本棚を買ってください」そして「新書を選ばず適当にまとめ買いしてください」、その量は「最終的には300冊揃えてください」はFAQに加えさせてもらおうと思う。新品だと本棚と合わせて30万円弱くらいの金額は人によっては厳しいかもしれないが、自分自身への投資だ。
 
 なぜ読書をした方がいいか?

 「ITをはじめとする技術が進歩することで従来なら人間が行っていた作業を機械で置き換えられるように」なった結果、人間が価値を生み出すためには「今は誰もが知的アウトプットを求められる時代」になった、そのためには「知の体系」をそれぞれが持っていないと困難であり、「現時点において読書は間違いなく知的レベルをあげるのに最もてっとり早い方法」。

 書籍の中でも「新書が最も中身を問われる形態」であり「教養を高めるためには、やはり様々な分野の本を読むべき」で「新書の場合、ひとつのレーベルの中に政治・経済から、歴史、科学、芸術などなど、幅広いタイトルが収められて」いるし、だからこそそれらを「広く浅く」読み込むことは「セレンディピティ」を起こしやすい、というあたりは納得だ。

 「狭く浅く」になりかけていた読書を見直すきっかけになった。


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2010.06.06

おせん 真っ当を受け継ぎ繋ぐ。 6 Jun 2010

100606b  改訂版というか新装というか「おせん」が面白い。サブタイトルは「真っ当を受け継ぎ繋ぐ」、この命名の気持ちがわかる人はあまり多くないだろう。

 「俺は真っ当か?」
 「あなたは真っ当か?」
 「彼は真っ当か?」

 会社経営の理念にしても漫画のコンセプトにしてもそれぞれの「真っ当」を貫き通す覚悟を表明するのが第一歩だ。

 漫画は完結した作品だから手にとって読んでいただくしかないが、隠し子のいる息子のお見合いで骨董商が告白するセリフまわしとこの絵から、きくち正太氏の「真っ当」を共有したい。もっともっとたくさんの人に読んで欲しい漫画だ。

100606a


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2010.05.30

東京スマートドライバー 30 May 2010

100530a_2  HaLAフォーラムで日本愛妻家協会の山名さんにいただいた本が「社会を動かす企画術」。この中に東京スマートドラバーというプロジェクトが紹介されています。

===
それから僕はよく、池波正太郎さんの話を例に出すんですが、彼はタクシーに乗ると必ず100円のチップをドライバーに渡していたそうです。チップをもらったドライバーは気分良く、次の乗客に丁寧にサービスする。すると、その乗客も気持ちよく車内の時間を過ごすことができる…。このように最初の100円が、次の人の幸せへ連鎖するという考えから、そうされていたわけですが、まさにその“幸せの連鎖”がこのプロジェクトのテーマ。僕自身も道を譲るたびに、普段忘れがちな“やさしい自分”に気づくんです。

道に対して優しくなれると、ドライバーとしての優しさも生まれます。例えば道を譲ったとき、譲られた相手も気持ち良くなって、また次の思いやりにつながる。すると、事故削減のキャンペーンであると同時に、首都高の質そのものを高めるさせるブランド向上の要素も加わってきます。このように、単なる公共施設である道路を“人の感情を動かす装置”として機能させる、みんなに感情移入してもらうというのが、このプロジェクトの根っこにある考えです。
===

 「幸せの連鎖」を起こして首都高の事故を減らして行く、という発想がとても素敵です。ホメパトというホメるパトカーの発想も面白いです。普通であればパトカーに止められるのは嫌なものですが、止めたパトカーが「Good Drive!」とか言って褒めてくれたら気分もよくなるわけです。

 HappyLifeAllianceも動機はまったく同じだなと思います。仕事を通じて、幸せの連鎖を創っていく、そうすると仕事の意味も変わっていきます。


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2010.05.08

負けない技術 8 May 2010

100508a  「雀鬼」桜井章一氏の「負けない技術」を読む。桜井氏は麻雀の代打ちとして20年間負けなしの伝説的人物で様々な小説・劇画・映画のモデルにもなっている。

 随所に凄みのあるのだが、一般に目指される「勝ち」とか「成功」とかではない本質的な考察が刺激的だ。

===
 私は、仕事でも人生でも、「負ける」という行為の99%は「自滅」だと言っていいと思っている。(中略)
 簡単に言ってしまえば、「勝ち」を求める人は、その動機や行動に自滅の要素を孕んでいる。しかし、「負けない」ことの意味を理解し、「負けない」ための思考と行動をとることができれば、少なくとも自滅は避けられる。(P38~39)

===

 勝負氏として勝負に挑んで負けない本質を記載しているところでは、字面では追えてもとてもわかったとはいえないのだが、これくらい長く生きていると「そういえば、、、」といえる場面は少しだけ思い出せる。
 
===
 実は勝負に負けない秘訣は、”目”ではなく、”耳”にある。相手や全体の流れを目で見るように追うのではなくて、耳を澄ませるようにして感じるのである。(P176)
===

 ぞっとするほど凄い本です。


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2010.05.04

高尾山、幸福度世界一のデンマーク  4 May 2010

 5月の新緑が好きだ。色も香りも、五感を超えて感じられる萌える生命力のようなものも。去年を除いてゴールデンウィークには毎年自宅(国立)からもそれほど遠くない高尾山に行っている。ミシュラン三星獲得以来、確かに混んでいるし外国人も多くなっている。良いことだと思う。

100504a

  「平らな国デンマーク~『幸福度』世界一の社会から」(高田ケラー有子著) を読む。国民幸福度1位のデンマーク関連の本を何冊か読んだがわかったようでわからないことが多い。おそらく僕の旧い意識がついていけていない。この本の内容もそうなのだが、次の一節をベースにすれば何とか本質に近づけそうな気もする。

 「地球は親から譲り受けたものではなく、子どもたちから借りているもの」ということわざを、デンマーク人はよく使います。アメリカ原住民の古いことわざだということですが、この言葉の意味をデンマーク人はよく心得ていると痛感します。
 だからこそ、子どもたちを大切にし、また地球を大切にすることができる。子供たちから借りている地球を壊さない、汚さない。子どもたちが大人になってもその美しさが変わらないように守るのが大人の役目。

 新緑を堪能してデンマーク本を読んで、未来は美しいと信じて今日は休みます。


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2010.05.03

座学と仕事の一体化 3 May 2010

 経営変革プロフェッショナル入門(松岡史朗著)を読み返す。とてもよく知った方なのでそうでない方よりも深読みできる恵みに感謝しつつ、何を確かめたかったかを少しメモ書きしてみる。

 この本は実際の「10年間のTOTO経営スクール」の運営が題材になっているのでリアルなのだが、参加している社員がWHAT(到達したいコンセプト)にやっとのことで至っても、HOW(どのようにして実現に向かうか)の壁を乗り越えられない事実が何例もでてくる。大小問わず多くの企業でこのような壁を乗り越えられる人間を育成したいと思っているがどうしてうまく行かないのかの洞察がいくつか展開されている。

 興味深い指摘は、経営スクールの参加者と講師の持っているステップの違いだ。

 参加者の変化
 「スキルを学びたい」⇒「スキルだけ学んでも問題は解決できない」⇒「危機意識が必要」

 講師の指摘
 「危機意識が必要」⇒「しかし現実を整理できない」⇒「スキルを学ぶ」

 著者はいう
 研修であれ仕事であれ。お客さま価値と繋がっていないものは「内部の人間が内部の論理のためだけにやっている無価値な仕事である」という不気味な真実である。

 社内で、HOWをめぐって出口のない議論に迷い込み、疲弊とともに散会し、問題解決が一向に進まないということがよくある。これは決定的に「顧客起点での危機意識が共有されていないこと」と「FACTに基づくLOGIC(問題仮説と解決仮説)=経営リテラシー」が足りないことから起こる。著者はGE会長のジャック・ウェルチ氏が企業内大学で人材育成に40%の時間を割いた事実からも「座学と仕事の一体化」にその解決を導き出す。

 終章の一節は肝に銘じうよう。

 組織は学ぶ環境を用意するだけである。一生学び続ける個人のみが、これから生き残っていく。一生学び続ける環境が組織の中で出現しないかぎり、もう個人も組織も生き残れない。(194P)


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2010.05.02

五十棲さんの「人の10倍の仕事量をこなす技術」 2 May 2010

 100502a_2  私も創業時にお世話になった船井総研の五十棲さんの「人の10倍の仕事量をこなす技術」を読んだ。立ち読みかわりに本書の「はじめに」の一部を下記に抜粋する。

 だが、誤解しないでいただきたいのは、本書で説くのは「人の10倍の量の書類を作る技術」でもなければ「人の10倍のお客さまにアポイントを取る技術」でもないということだ。 
 仕事というものは、あくまでもその成果で測るべきものだと思う。だとしたら、人の10倍の書類を作ったところで、それによって得られる成果が一ならば、それは一の仕事でしかない。
 だったらその10分の一の書類で、同じ成果を得られないか。あるいはその書類で、10倍の成果をあげられないか。そう考えるところから、「人の10倍の仕事量をこなす技術」はスタートする。

 これにピンときたらぜひご一読をお奨めする。

 実際にお世話になった経験からすると、本書に書いてあることはまさしく五十棲さんが実践されていることだ。まだ仕事にネガティブなイメージをもっている人はまずは106Pに書いてある状態が自分にも実現する可能性があるのだということを認識するだけでずいぶんと目の前が明るくなるようにも思える。

 好きな仕事だけで自分のスケジュールを埋めることができるようにするためには、何度も繰返すが、たった一つでいいから、誰にも負けない圧倒的な長所を創ることが一番である。自分の存在感を感じられ、お客様に対しても自分の存在感を発揮できる強みを磨くことが大事だ。
 そして誰にも負けない圧倒的な長所を確立したら、その長所をお客さまにしっかりとアピールすることも大切になる。「私はこういうことが得意です。ですからこんな課題を抱えているお客さまに対してなら、私しか持っていない付加価値を提供することが可能です」と明確にお客さまに伝えるのだ。これは「自分のやりたいことや得意なこと」と「お客さまから自分に対して求めるもの」とのギャップを少しでも埋めるためである。

 また140Pの察知力に関するところは伸び悩んでいる人にとってはガツンとくるであろう。昨日のブログの「顧客に聞け」のひとつの注意事項でもある。

 なぜ察知力が大切なのかというと、今の時代、どんな商品やサービスを求めているのか、実はお客さま自身がわかっていないことが多いからだ。

 新書版は片手で電車でも読める、その手軽さも良いですね。


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2010.05.01

貢献に焦点を合せ結果に責任を持つ 1 May 2010

 昨日の全社会議で忌引きで欠席した間接部門の部門長を代行したスタッフがこんな挨拶をした。

 「お金を生まない間接部門にこれだけの人数を割いていただいたことを重く受け止めて良いサービスをしていきたいです」

 この正常な感覚には頭が下がる。

 こんなこともあった。
 「様々な研修会でお客様が集まるのだから、研修会を担当する人はそこでHaLAなどのイベントもひとこと紹介した方がいい」
 という指摘に
 「我々も手一杯だからその準備を担当部門でしてくれるなら、、、」
 と発言した。至極当然。
 その発言に反応して社歴の長いスタッフが
 「まずは接点を活かすということを決めようよ。接点を担当する部門で紹介するようにして、HaLA担当部門はそれを当然サポートする。それでいいんじゃないの」
 
 自分の利益を小さく捉えると「免責」のロジックになるし、自分の利益を大きく捉えると「貢献」のロジックになる。社内で議論の末、「貢献」ロジックで動き出すのは頼もしい。社風がこの方向に動いてきた。

100501a  ドラッカーの「経営者の条件」の一節を思い出した。(以下ダイヤモンド社刊上田惇生訳から転載。)

 「いかに肩書や地位が高くとも、努力に焦点を合わせたり、下に向けての権限を重視する者は、ほかの人間の部下であるにすぎない。これに対し、いかに若い新入りであろうとも、貢献に焦点を合わせ、結果に責任を持つ者は、最も厳格な意味において、トップマネジメントである。組織全体の業績に責任をもとうとしているからである。」


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2010.04.24

強い者は生き残れない 24 Apr 2010

100424a  父の一周忌で秋田に移動です。鳥海山の上空を横切るとき、ちょうど夕陽が雲の彼方に沈みゆくところでした。上空から見たのは初めてです。うっとりしすぎて写真を撮影するタイミングがずれてしまいましたがとても良いものを見せてもらったという感じで嬉しいです。

 今日移動中読んでいた本は 「強い者は生き残れない」(吉村仁 著)、本屋の棚としてはダーウィンの進化論研究書のジャンルに置かれるのでしょうが、私が読むとビジネス書でした。あらゆる生物は「生き残る」ために環境適応を繰り返していて、蛾もライチョウもエスキモーも私たちもトヨタも三井住友銀行も根本においては同じことを行っているといえます。

 先月末にある講師を招いて行なった研修会でも、企業行動の最上位概念が「存続」でした。私は企業が存続するための価値創造の源泉が「人」だと思っています。一方で社員採用に消極的な意見が最近多くなってきたように思います。「人がすべて」、そう思ってこの本を読んでいくと、進化論的には正しい方向だと自信を持てました(自己流解釈ですが)。

 この本を読んで語り合いたいですね。そんな意味で私の知り合いにはお奨めします。


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2010.03.15

FREE 15 Mar 2010

 http://news.livedoor.com/article/detail/4632392/
 Twitterで歌詞をつぶやくとJASRACの利用料が発生する

 こんなニュースが3月初めころ Twitter を賑わしていましたが、「FREE」で冒頭に紹介されているモンティ・パイソンがYouTubeを積極的に利用してDVDの販売を230倍した例や後半に出てくるブラジルのカリプソが海賊版CDの販売を露天商に認めて彼らを「先乗り宣伝チーム」として興行を盛り上げていることなどを知ると JASRAC という もともとは著作権者の利益を守る団体が、いつの間にか 逆に著作権者の利益を損なう団体に成りかねなくなってしまう可能性があることが面白いと思いました。

100314a_4      先日、ビジネス誌でも特集を組んでいた FREE〈無料〉からお金を生み出す新戦略 をやっと読みました。これは関心していて済む問題ではなく、自社のビジネスモデルにどう組み込んで行くかという試行錯誤を少しでも早く持つ必要があると思いました。

 少し前まで中国をコピー天国と揶揄していましたが、この本にもあるようにこれからは フリービジネスの最先端と捉えられるようになていくのかもしれません。


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2010.01.20

田中優さん「ダムは水よりカネを貯める」 20 Jan 2010

 新宿のロフトといえば私たちが若い頃からあるライブハウスの老舗です。先月に引き続き新宿Naked Loft  2010年環境問題プロジェクトに希望した社員さんと一緒に参加しました。タイトルは「ダムは水よりカネを貯める」。

 田中優さんのブログから。
 
 ダムの最後を知ってるだろうか。
 土砂が上まで貯まっていつの間にか地図から消される。
 利益と長年の被害を秤にかけたら、ダムは全然得に ならない。

 上記に関する具体的な情報が、田中優さんとまさのあつこさんからどんどん発せられます。ただただ環境を破壊するだけのダムがあまりにも多い。それを聞いていると「なんでダムが作られているのだろう??」と疑問がわいてきます。

100120a

 ダムは一時的には雇用を生み出し地域に金を生み出すと思います。しかしダムにより破壊された環境は、自然の恵を生み出さなくなります。長いスパンで考えたとき、どちらが住民にとって本当の利益なんだろう、では誰の利益のためにこんなことが続いているのだろうと考えさせられました。

 朴保さんの歌は始めてでしたが、心底に迫る温かさと激しさがありました。素晴らしいイベントでした。


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2010.01.10

世界一幸福な国 デンマークの暮らし方 10 Jan 2010

 Twitterで自民党の小池百合子さんhttps://twitter.com/ecoyuriのつぶやき、

 「親鸞」の五木寛之氏の言葉。「日本は登山から、下山の段階に入った。この時期にこそ、成熟した文化を極めるべき」。なるほど。
 12:26 PM Jan 9th webで
 小池百合子

 私たちがHaLA(ハッピーライフ・アライアンス)を発想したときも、そんなことを思いました。レスター大学が行った国を対象とした幸福度調査(2006年)で1位はデンマーク、日本は90位でした。ワールドバリューサーベイが個人を対象とした幸福度調査(2008年)でも1位はデンマーク、日本は43位でした。

10010a_2  「世界一幸福な国 デンマークの暮らし方」の著者は

 「幸せな国」とは「生活しやすくて住みやすいこと」と述べ、下記のような整理をしています。

 幸せな国=住みよい国=生活大国
 =ゆりかごから墓場まで保障している国
 =民主主義の国

 「下山」の時期に、仮にデンマークから学ぼうとすると具体的にはたくさんの制度があると思いますが、その本質を端的にいえば下記のような違いをまずは認識することなのだと思います。

  デンマーク人にはできて、日本人にはできないものとは何でしょう。
 それは、社会の相互保証です。
 一人は個人。二人以上になると社会になります。デンマークでは、二人いれば二人が相互に保障し合うことでしょう。(中略)
 日本人は二人以上いても、二人で助け合うことを考えません。市町村や国がやってくれないとき、自分で自分を保障しようとします。(中略)
 しかし、個人で自分の生活を保障できる人ばかりではないのです。国としての幸福度は90位で個人としての幸福度は43位とランクが上なのは、残念ながら、しかるべき「富(収入)の再配分」が行われていない国、貧富の差がある国であることを示していると思います。

 国民、個人そして「企業人」としても、この本質を勉強しなければならないと思います。


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2010.01.09

サプライズは「つながる」ための手段のひとつ 9 Jan 2010

100109a  酒のうえでの話でありますが、今週会食した人から「うちの社員を少しの間預かって、おもてなしの心を研修させてもらえないか」といわれました。お客様から誕生日のサプライズんどを本当に感動の面持ちで感謝されることもありますので、SHIPのイメージのひとつでもあるのですが、今日、おくりびとの脚本家でもある小山薫堂氏の「人を喜ばせるということ だからサプライズがやめられない」を読んで、自分の程度(?)の低さにショックを受けました。最近反省というか自分ダメ出しが多いのですが、もろもろ初心に戻ってやり直さないといけないなと思います。

 どんな本かという新書ですし誰にでも軽く読めるしアマゾンが送料無料キャンペーン中なのでぜひとも買って読んでいただければいいと思います。私からは著者のあとがきの一部を紹介します。

 読んでくださったた方には、ぜひともサプライズにトライしてみて欲しいと思います。やったあとに、得もいわれぬ連帯感のようなものを感じるはずです。
 サプライズに関わった人たちにひとつの連帯感が生まれる。このときの人と人がつながった感じは気持ちがいいはずです。「つながる」という感覚は、今この時代に何より必要でしょう。サプライズは「つながる」ための手段のひとつだとも、いっていいかもしれません。


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2010.01.02

大人げない大人になれ 2 Jan 2010

100102a  2010年最初の本の紹介です。

 「30代前半までは、給料の7割が本代、あとの2割がパソコン関係、最後の1割が生活費という具合であった。(164P)」という元マイクロソフト株式会社社長の成毛さんの著作「大人げない大人になれ」は誰に取ってもそれぞれに心地よい刺激を受けられる本だと思います。

 下記が新年の私の思考と一致した章と一部抜粋、 

 もしどうしても目標を立てたいのであれば、ほとんど実現不可能なくらいの大きな目標を持つべきだろう。
しかし、これ自体はその達成方法を考えるのに役には立だない。
自分が持つ可能性を大事にしたいのであれば、目の前のことだけに没入し、何かしらの変化を察知するにつけ、次のベストを探すというスタンスを保持することが重要である。
(目標をもってはいけない 110P)

 個人でも会社でも、最も効果的なマーケティングの方法は、神話をつくることである。神話というと少し仰々しいかもしれないが、人が人に話したくなるような面白い話だと理解してくれればいい。自分が言っては、ただの自慢話にしかならないようなことも、他人に語ってもらえば神話になるのである。
(神話をつくろう 170P)

 読書において重要なことは、本の内容を頭の中に入れることではない。
大事なことは記憶することではなく、本を読むことで衝撃を受け、自分の内部に精神的な組み換えを発生させることだ。
これは、単なる記憶以上に、自分の考えや行動に影響を及ぼすのである。
本の内容を覚えているかどうかは大した問題ではない。
(子供のように読書をしよう 175P)

 書店でまえがきにあたる「はじめに」を立ち読みして、気になったら購入すればいいと思います。


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2009.12.28

敵のパットを「入れ」と願ったタイガー・ウッズ 28 Dec 2009

 昨晩の女子フィギアスケートの日本選手権は世界的にもレベルも高いということとオリンピック代表選考も兼ねているということで白熱していましたがほとんど大きなミスのない勝負は本当にハラハラしました。

091228a  こんなとき選手は何を考えているだろうかと思ったときにふと思い出したのが、苫米地英人著『テレビは見てはいけない』で読んだタイガー・ウッズの逸話です。タイガーは勝負している相手がパットを入れる瞬間に「入れ、入れ」と祈るのだそうです。当然はずす方が自分にとっては有利なわけですが「外せ」ではなく「入れ」と祈るという話が印象的でした。

 我々のビジネスも同じだと思います。仲間はもちろんのこと、ときにライバル視されている相手にも「良いことが起こるように」毎回祈ることができるようになることですね。

 2009年ももう4日、カウントダウンですがSHIPは今日全体会議、仲間に「良いことが起こるように」関わっていく日です。良い締めくくりを。


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2009.12.13

風俗的視点を持つこと 13 Dec 2009

 敬愛する勝見洋一氏の書籍からの長い引用です。

====
091213a  コック志望者は、自分のやりたい料理の特徴をまずおおづかみに把握すべきなのだと思う。(中略)
 まず、「この国の料理の特徴は何か」ではなく「ほかの国の料理とどう違うか」という視点だろう。前者は学問であり後者は風俗探求の視点だ。
 だから、風俗的な見方なら、料理が自然や街とどうかかわっているかということがわかる。しかし、そうでない学問派は、フランス料理を作っても、いかにもフランスらしい味がいつまで経っても出てこない。まして料理から、パリの街の賑わいの雰囲気が感じられるわけがない。同じくイタリア料理を作っても、イタリアの田舎の光景がみえないし自然がまったく感じられない。イタリア料理からあの自然を剥ぎ取ったら、それはイタリア料理ではない。
====

 コック志望者をどの職種に替えても本質は通じるのだと思います。

 「自社(あるいは商品)の特徴は何か」ではなく「ほかの会社(あるいは商品)とどう違うか」という風俗的視点を持つことで顧客や町とどう関わっているかが際立ち、絆軸が見えてきます。


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2009.12.02

日本一の感動リフォーム会社になる節目 2 Dec 2009

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 本日12月2日が「日本一の感動リフォーム会社になる」とビジョンをかかげるリフォームプロさんの創業記念日です。リフォームプロさんは2005年12月2日に登記していますので、今日で丸4年、数え年では5歳ということになります。昨晩はたいへん名誉なことに私と湯沢がこの記念すべき日の祝宴にご招待いただきました。

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 どんな会だったかというと「日本一の感動リフォーム会社になる」ために、まずは自分たちがありったけ感謝・感動・感涙する時間でした。

 段取りは私が阿倍社長をレストラン・カシータに誘うというところから始まりました。阿倍社長は「創業記念日だからいつも社員のみんなと食事に行くからなぁ」と思っていると、なぜか社員の皆さんはそくさくと早く帰ったりそっけない感じです。阿部社長と合流して、カシータのテーブルに通されるとそこにリフォームプロの皆さんが勢ぞろい、阿倍社長がびっくり!という幕開けです。

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 社員の皆さんからは「阿倍社長、リフォームプロを創ってくれてありがとう。本当にお客様のために仕事ができる環境で嬉しい、ありがたい」というようなメッセージ、さらに親友から披露された昔話、お客様からの励ましの言葉、そしてお母さんからの手紙、さらに、、、、、、。感動しました。

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 ちょうど福島正伸さんの「理想の会社」を読んだところでしたが、リフォームプロさんに「理想の会社」をみているようでした。

091202e  「理想の会社」133ページから引用します
 ==
 社員同士が強い絆でつながっている。
 みんなが信頼し合っている。
 そのような環境にいる時、人はどんな苦しみにも耐えることができるだけなく、勇気がわき起こってきます。
 人は、一人ではとても弱い存在かもしれません。しかし、本当に心からお互いが受け入れ、許し合っている関係の中では、人は無限に強くなることができるのです。
 ==

 リフォームプロの皆さん、日本一の感動リフォーム会社になってください。微力ながら精一杯応援します。


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2009.10.25

【自由】沈まぬ太陽 25 Oct 2009

 「なあ、行天。会社って一体何なんだ? 俺たちは会社のため、仲間のために闘ってきたんじゃないのか?」、この理不尽さへの怒りは、遺族の悲しみへの畏敬に変わり、最後にはアフリカの大地をもやす沈まぬ太陽への畏怖に昇華していきます。

 

 「沈まぬ太陽」を観ました。普段、映画をブログに書くことはないですが今日はこの映画のことを書いておかないといけないような気がしています。1985年8月12日の日航機事故は行方不明になったとの報道もリアルタイムでテレビで見ていました。翌日、墜落現場の映像が映し出され、4人の生存者が奇跡的に救出されたことも覚えています。

 その後私は社会人として会社あるいは組織というものを知り、自らがその立場でもある経験もしてきました。そして今、日本航空の記事が毎日新聞の一面を飾っていてその行く末がどうなるか個人的にも関心がありますし、出張が多い私はこの航空会社の乗客になることもまれではないことから関心が向きます。  

 過去、現在そして未来、すべてこの事故との関連で自分の人生を振り返るような経験をし、同時に亡くなった方々とご家族の心境に同化し胸がしめつけられました。  

 この映画をみて航空会社は安全に乗客を運ぶことという基本価値に全力を集中しなければならない、そこからはずれるから間違いが起こる、と誰でも思うように思ったのですが、自分のことはどうなんだ?との自問も浮かびます。  

 SHIPは顧客である住宅リフォーム会社様に信頼をいただき、共に「人々が幸せになる住まいと暮らしの文化を創造する」ことを追求していかなければならない、そういうことだとあらためて思います。  

 それぞれに想いが広がり自分とつなる映画だと思います。


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2009.10.18

ザガズー―じんせいってびっくりつづき  18 Oct 2009

 妻に促されて隣の家でやっていた「大人のための絵本の読み聞かせ」に行ってきました。なるほど絵本は子供のものでもないし、何かの代用でもないし、絵本というジャンルなのですね。初めて体感しました。

 90分ほどで6~7冊の絵本の朗読を観たのですが、読み方によって言葉に表情につきます。そうすると自然と絵も立体的に感じます。子供のころはこんな風に絵本を読んでいたのかもしれないなと思いました。

091018a  ザガズーという絵本を紹介します。
 
 ジョージとベラという幸せなカップルにある日かわいいザガズーという名の赤ちゃんが届きます。二人はザガズーを放り投げて抱きとめあったりして喜び合います。そんなかわいいザガズーでしたが、ある朝突然「キイキキごえでなく、はげたか」になって二人は驚き悲しみます。するとまたある朝「てがつけられない、やんちゃな子ぞう」に変身して、これならはげたかの方がよかったと思います。翌朝は「どろだらけの、いぼいのしし」になってそこらをかけまわり、またあある朝には「おこりっぽい、火を吐く竜」に変身して、そのたびびっくりしてこれなら前の方がまだましだったといいます。するとそのうち、コミュニケーションがとれない「けぶかい、いきもの」になってしまいます。
 でも、成長すると、「おぎょうぎのいい、わかもの」になって一安心。わかものは彼女を連れて両親に挨拶に来ます。そのとき、、、、。

 驚きの結末までは書きませんがまさしく人生そのものです。若いカップルへのプレゼントにしようと思いました。

 訳者は谷川俊太郎さんですが、学生時代に谷川さん訳のマザーグースを読んで絵本の世界観が変わりました。興味が沸いたら手にとって絵と文字を味わってみてはいかがでしょうか。


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2009.10.11

【自由】企業の立ち位置「第5の競争軸」(ピーター・D・ピーダーゼン) 11 Oct 2009

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 冬になると我が家から富士山が見えるのですが、今年は台風一過の翌朝から見えるようになりました。空気が澄んできたのでしょうね。

 テレビではオバマ大統領のノーベル平和賞受賞の話題が多いですが、ノーベル平和賞がノーベル(スウェーデン)の遺言により隣国ノルウェイの選考委員会(ノルウェイ・ノーベル委員会)に選考がゆだねられているというのは今回初めて知りました。この仕組みを前提に考えると、この決定の背後にある企画心・演出心は感嘆ものだと思います。

 今朝の日経朝刊「エディオン、太陽光発電設備を本格販売 年5000件受注目指す」、つい先日、太陽光発電の訪問販売の被害が報道されたばかりでしたが、信用面で勝負すればエディオンのような上場企業で知名度のある企業が有利でしょうね。

 仕組みは従来のまま、販売する商品だけが変わっているという現象がイメージされます。

 SHIP的思考になりますが、中小企業がそんな企業戦略に勝つためにはどうするか? 

091011a  例えば「第5の競争軸」(ピーター・D・ピーダーゼン)にそのヒントはあると思います。同書23ページから引用します。

==(以下引用)

 これまで、企業が高い競争力を持ち得るか否かの決め手だった四つの競争軸-「自己変革力」「マーケットシェア」「価格」「品質」-に加え、二一世紀市場では生存・発展するために、新たなる「第5の競争軸」の理解と行動への落とし込みが必要不可欠となる。(中略)一言でいえば、それは「環境革新(グリーン・イノベーション)」と「持続可能性(サスティナビリティ)の追求」というものである。これらはもはや「慈善感覚」(メセナ活動)や「企業の社会的責任」(CSR)という観点から取り組みものに留まらず、企業の存続そのものを大きく左右する決定的に重要な新しい市場原理となりつつある。

==(ここまで)

 選択される仕組みそのものが変わって行くことを意識して、自らを「環境革新(グリーン・イノベーション)」と「持続可能性(サスティナビリティ)の追求」の中心に置くというイメージを私は持っています。自社の立ち位置の決定が戦略そのものだと思います。

 11月17日のHaLAフォーラム2009でもその具体策について業種を問わず取り組める材料を提供します。みんなで取り組めればいいなと思っております。


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2009.08.19

居酒屋甲子園で感動 19 Aug 2009

 曜日のテーマとしては【住まいの試着】なのですが、今日は居酒屋甲子園で感動しまくってしまったので、そちらを書くことにします。
 先日のHaLAフォーラムで熱い講演をしていただいたてっぺんの大島さんたちが立ち上げた「居酒屋から日本を元気にする」ことを目的とした居酒屋甲子園は今回が第4回目だそうです。角田先生にお誘いいただき初めて参加してきました。

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 飲食店は昨年は14万件開業し、17万件が廃業する業態だそうです。その中で居酒屋は一般論では不況に強い業態ではありません。景気の波が直撃し、通常であれば、今頃は萎んでいる店が多いのだと思いますが、居酒屋甲子園に集まる人たちの店はなるほど繁盛するだろうなと感じさせられます。居酒屋という業態を、外食産業ではなく、人を元気にする産業と定義しなおしているからかもしれません。

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 今回、一次予選参加者1,103店中、優勝した 創作和洋ダイニング OHANA 刈谷店さんのプレゼンですが、想いが熱いです。プレゼンされたすべてのお店に共通ですが、いつも想いを語っているのが伝わってきます。

 今日、学べたことは
 ○店の従業員とお客の関係から人と人の関係に変わるとき
 ○お客様に「すいません」とあやまらせているのはおかしい??
 ○形から入るのはいいが、心を込めるところまでやらないと通じない
 ○アルバイトでも任せてみる、人は任せてみることで成長する

 業態は違っても、すべてに通じるのは「仕事に熱心なだけではなく、お客様に熱心であれ」ということなんだなと角田先生の受け売りもありますが(笑)、あらためて思いました。

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 てっぺん女道場のプレゼンも涙がでました。そして大島社長「可能性のない人なんかいない、人が輝く店の手本になっていく」という熱い語り。

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 当日会場にいた5000人の参加者による投票で優勝が決まった瞬間です。本当に甲子園の優勝決定のようでした。

 たくさんの学びとインスピレーションをいただいたイベントでした。ありがとうございました。


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2009.07.19

【自由】儲かる会社経営「2:8」の新ルール 角田識之著 19 Jul 2009

090709c  角田先生の「儲かる会社経営「2:8」の新ルール」を読みました。アマゾンキャンペーンということで以前も紹介しましたがそのときは中身は読んでいませんでした。読後の今は実に深い内容に感銘を受けています。本もいいですがプロジェクトXのような映像にも向いている内容だと思います。

 「2:8」の法則は経営者・幹部クラスでしたら多くの人が知っていると思います。「結果の80%は原因の20%から生まれる」ということで、従業員も、顧客も、20%をより厚遇することで生産性を上げていくという結論に持っていく法則です。また、さらに分解すると「2:6:2」も法則化されていて、20%は極めて生産性が低い赤字ファクターなのでそこにはメスを入れる必要があるということも合わせて語られることが多いと思います。

 しかし、角田先生のこの著作の「2:8」は同じ言葉を使っていても、会社改善の方向性がまったく違います。
 そこには次の観点があります。(以下、青字が引用文です)

 すべての産業がサービス業としての側面を持つ中、「サービス業とは掛け算評価」であるとよく言われている。
 旅館業を例にあげると、予約、フロントでの受付、客室サービス、レストラン対応からお見送りまで各種の業務がある。チェックアウトまではとてもいい対応ができていたとしても、最後のフロント清算でミスをしてしまうと、それまでのサービスの努力が全くゼロ、もしくはマイナス評価になってしまう。だから、サービス業は足し算ではなくて掛け算で評価されるというわけだ。

 会社が短期間黒字化すればいいということではなく、会社がお客様に感動していただきつづけるには、顧客接点の各プロセスが顧客感動を目指した連携が必須であり、そうなると会社は否応なしに黒字化する、という観点があるということです。

 単なる生産性の高い20%ではなく、理念に共感した度合の強い20%から価値共感性を高めていって、それを全社に広めていって「掛け算」での顧客評価を勝ち取るというイメージが展開され、その実話としてアシザワファインテックさんが取り上げられています。

 サービス業における掛け算とは、実は価値観の掛け算なのだ。
 何を優先すべきか、あるいはこの場合にはどう対処することが正しいことかという価値観にばらつきがあると、そのばらつきのところから顧客満足のバトンが落ちていく。価値観のバリアフリー集団であることが重要だ。

 「価値観のバリアフリー集団」とは素敵なイメージです。

 結果として、社内では次のようなことが起こってきます。
 
 百年委員会のメンバーに、この3年間の中での一番の変化は何かと聞いたところ、次のような答えが返ってきた。
 「一番変わったのは従業員の態度だと思う。
  以前は、定時がくると、横の部署は何やっているようだけど、とりあえず自分の部署は仕事が終わったのだから帰ろう、となっていた。今はたいへんそうだから何を手伝ってみようかと声をかけてくれる。これが一番のわかりやすい変化ではないでしょうか」と。

 お客様の立場で「掛け算」であることが身体にしみこむと上記のようなことが起こるのだと思います。

 角田先生はタイトルである「儲かる会社経営「2:8」の新ルール」を下記のようにまとめていらっしゃいます。

 ルール1)革新波動は中心の一点から始まる
 ルール2)火種を持った20%を使命感集団に変えよ
 ルール3)20%が仕掛け人になって全員を革新の当事者に変えよ
 ルール4)革新の成果がでるまで1)~3)のルールをやり続けよ

 スタートは「中心の一点」、つまり

 「一、我が社には、トップが心中してもいいと惚れ込めるだけの「本物の理念」があるだろうか?
  二、我が社では、「理念と心中するトップの覚悟」が、万が一にでも薄れてきてはいないだろうか?」

 から始まるということをあらためて知らされた本でした。皆様にぜひ精読をお薦めします。


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2009.07.12

【自由】秋田の初夏と梅の不作 12 Jul 2009

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090712c  秋田に来ています。4月からは月に2回ほどは来ていますので、30年ぶりにこの地の季節の移り変わりを感じています。稲は青々として、8月の開花の時期に備えています。今日は、籠いっぱいに梅の収穫をしました。夜に姉や従兄の話を聞いていると秋田でも梅が不作だそうです。蜜蜂がいなくなる現象(ネオニコチノイドの影響)との関連が話題になっていましたがいよいよ信憑性がある話だと思います。船瀬俊介さんの「悪魔の新農薬 ネオニコチノイド」を読んでみてください。

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 さて、今日はテーマは自由なのですが、9日の夜に吉川社長にご案内いただいた名古屋の寅衛門http://www.draemon.net/、は面白かったですね。私たちは3人で客単価5千円だったのですが、それで「ここまでやるか!」を感じました。人のよっては2千円とかいうこともあるでしょうが、生活者のレベルでは確実に体験するサービスの質が上がっているのだと思います。気を引き締めて、私たちも自分らしさに立脚したサービスレベルをあげていかないといけないと思います。


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2009.07.09

【HaLA】アマゾンキャンペーン「社長!2割を変えましょうよ!儲かる会社経営2:8の新ルール」

090709c  HaLAプレジデントスクールの校長でもある角田識之さんの新刊「社長!2割を変えましょうよ!儲かる会社経営2:8の新ルール」が出ました。今日から11日までアマゾンキャンペーンです。HaLAなどで角田さんの感動、共感されたことのある人は一緒に、アマゾンで今すぐご注文ください。

 内容を角田さんのメールから抜粋します。

==
「生涯顧客が生まれる101のマジック」(明日香出版)、「普通の人が成功する絶対法則」(大和書房)に次ぐ第三弾の本書は、角田識之がこれまでのコンサルタント人生において得た全ての新創業支援のノウハウを、ここまで公開してもいいのか、と編集者に言わしめたほどの迫力で筆を進めた力作です。

「2:6:2」の全ての人材を活かして120%の成果を上げるのが「日本式経営の王道」と考え、「2:8の新ルール」の実践で、奇跡のV字回復を実現した中小製造業メーカーの事例を軸に、オーナー経営の無限の可能性を世に問う本となっています。
==

 コンサルタントの顧問先での実話とノウハウが詰まっている本なのだと想像できます。

 アマゾンキャンペーンの内容は以下のとおりです。カシータのディナーペア券欲しいですね(笑)。

 注意点は、10冊買われる人は、小分けに10回買ってください、ということのようです。

   注文はこちらから ↓↓

   「社長!2割を変えましょうよ!儲かる会社経営2:8の新ルール」

==
●アマゾンキャンペーンへのご協力依頼

【7月9~11日ご発注者さま対象のプレゼント付き新刊キャンペーン】のお知らせです!

ご存知のように、ネット書籍販売の「アマゾン」では毎日トップセラー(注文冊数のベストテン)が表記されています。メルマガ読者の皆さまと、ゲームズマン感覚で一位獲得に挑戦してみたいと思っています。アマゾンでのご発注という形で共闘(共遊)いただければ、とってもうれしいです。結果は、出来るだけタイムリーにお知らせいたします。

■ご注意

なお、発注冊数は1冊でも100冊でも、一カウントの集計になりますのでご注意ください。お手数でも、一冊、一冊、小分けの形でご発注いただければ、助かります。

■ご発注サイト

→ http://janp.biz/2964

■ご応募方法

アマゾンでご注文頂きますと、アマゾンより「確認メール」が届きますので、「確認ナンバー」を臥龍までご転送ください。
転送先⇒ garyu@e-garyu.com 

■対象期間

このプレゼントは、7月9~11日の間でアマゾンにてご発注いただいた方が対象となります。

■プレゼント

1.もれなく全員にプレゼント

繰り返し読むだけで元気になる「オリジナル・ポエム(超ビタミンG)」をプレゼント!このプレゼントは、「ワード」文書でご送付させていただく予定ですので、予めご了承ください。

2.抽選でプレゼント

 ・青山カシータディナーペア券 1名様
 ・臥龍の海外お楽しみ土産    3名様
 ・臥龍の直筆色紙       6名様

7月23日の出版記念講演会(東京)にて、キャンペーン参加者を対象とした公開抽選会を行い、当選者を決定させていただきます。
(注)一回のご発注に対して、一回のチャンスですので、もしかすると同じ方が抽選に当たる可能性もございます。予め、ご了承ください。

★良いものは売れて当たり前は当然のことですが、このネット時代、アマゾンでの“売れ行き情報”が、全国の購買状況を大きく左右することも事実です。

一人でも多くの読者さまと出会うために、どうか皆さまのお力をお貸しください!

よろしくお願い申し上げます! 臥龍こと角田識之 拝


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2009.06.28

【自由】大自然の夢 28 Jun 2009

 仙台から秋田の実家に来ています。昨晩ふと書棚で目にした「大自然の夢」(芹沢光治良著)を10数年ぶりに再読しました。芹沢氏晩年の著作集には、天理教の教祖中山ミキ(存命の親さん)が青年に降りてきて教えを語る場面が何度もでてきますが、この本では、存命の親さんの言葉を「敢て、一部分書きうつ」しています。

 「親神さんは、この世の陽気暮らしを、楽しみたいとおぼしめして、陽気暮らしという、大きな夢を持って、この世界をはじめかけられました。親神さんの、大きな夢の中に、我々の世界がある。まさに、親神さんの、懐の中に、生かされている。人間の一生も、また、大きな夢。国家も大きな夢。
 (中略)
 すべて、心という思いが、心という大きなものを、夢みている。自分はお金持ちになったと、大きな顔をしている者でも、心がにぶれば、いつかは、そのお金も、逃げてしまう。まさに、これも夢や。人間の地位や権力など、一時の夢。みな、大きな夢を、神さんに見せてもろうているのや。余りに、大仰に、高慢に、生きていれば、神さんがその夢を、奪い去ってしまう。起こされてしまう。起きて、自分の力量が、分かってくる。まさに、この世は、借りものや。(後略)」

 また、別のページから転載します。

 「何億年前か、何十億年前か、-無限の昔、この宇宙は死の世界のようだったとか。ただ、大自然の力-エネルギーだけが、存在していたとか。その大自然の力によって、宇宙全体が、自然に、刻々、拡張していたとか。
 そうした状態が、何億年続いたか、大自然の力は、孤独のなかに、ふと、慰めを求められたとか。その時、可愛い地球が目に入ったとか。よく見ると、表面を水でおおわれた、巨大な丸い球だったとか。水の中に生きて動くものが見えたとか-
 (中略)
 地球で泳いでいたうおとみを、根にして、何億年もかかって、ようやく、一尺八寸の背丈の人間を、創造したとか。
 一尺八寸の人間を、現在の人間にするまで、どれほどの年限、大自然の力は、苦労と努力を重ねられたか。地球上の、住まわせる場所に適する肌の色を選んで、白人にしたり、黒人にしたり、黄色人にしたり・・・住む場所に適した言葉を与えて、知恵を授けたり・・・
 これでよしと、最後になっても、大自然の力は、さすがに親神で、人間各自に、わが魂を分けて、わけみたまとして、授け、本当に親子の証にしているが、その親の、愛の偉大なこと-」

 創世記伝説は世界各地にあります。確実に共通しているのは、途方もなく昔の話であることと、世界を創ったのは人間ではなく、サムシンググレートと呼ぶしかない力ということですが、著者はそれを「大自然」、創った世界を「大自然の夢」と呼んでいます。

 杉の木立に囲まれた家で、風や鳥の声を聞きながら、この本を読んでいると、ここ数日のハードワークに疲れた身体が、癒されていくのを実感しました。

 明日からまた頑張って行きます。


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2009.06.21

【自由】グリーン革命 21 Jun 2009

 「エコって嫌い」という人がいます。根がまじめな人に多いと思います。

 ベストセラー「フラット化する世界」の著者トマス・フリードマン氏の「グリーン革命」第9章〔地球を救う二○五の簡単な方法〕には、様々な本や雑誌などに見られる〔地球を救う二○五の簡単な方法〕のようなタイトルが並べられています。「地球を助けられる二○の簡単な方法」「地球を救う365の方法」などなど。エコ嫌いな人はこんな軽薄なコピーが耐えられないのだと思います。

 著者はこのように書いています。
 「だれも傷つかない革命というのを見たことがありますか?(中略)これは革命とはいえない。パーティだ。」

090621a  「グリーン革命」の原題は”Hot,Flat,and Crowded”、「温暖化し、フラット化し、そして人口過密化する世界」、未来はそこに向かっています。何も起こっていないかのように〔地球を救う二○五の簡単な方法〕をたまに行いながら暮らすか、温暖化そのものを否定して暮らすか、「温暖化し、フラット化し、そして人口過密化する世界」に立ち向かうことを決心して暮らすか、三番目の選択肢がまさしく「グリーン革命」なのです。

090621b  第2章のタイトルにもなっていますが〔エネルギー気候紀元〕という言葉が最初はなかなか頭に入ってくれませんでしたが、すべて読みとおしたときには、私たちは〔エネルギー気候紀元〕に暮らしているのだということが理解できました。第10章〔エネルギー・インターネット〕では、従来型の化石燃料消費エネルギーと再生可能エネルギーをあたかもひとつの生態系のな中で自動的にやりくりされるビジョンが描かれています。これが正解かどうかは別として、私たちは〔エネルギー気候紀元〕において、このような想像力を求められているのだと思います。

 SHIPのカーボンオフセットハウス・ネットワーク(COHN)研修会に参加した材木卸の人が「国産の杉を使う意義も意味もわかったけど、うちは今、北米材で商売が成り立っているから」とおっしゃっていました。私たちも同じような発想をしょっちゅうしていると思います。だから、未来からの発想をしていかないといけないと思います。


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2009.06.07

【自由】ネットワーク指数 なぜ、あの人のまわりには「素敵な人」が集まるのか 7 Jun 2009

090607a  曜日ごとにテーマを決めることにしました。日曜日は【自由】に。

 面白い本を読みました。「NQ ネットワーク指数」(マイケル・ダルワース 著)です。

 作者は冒頭、「成功の方程式」を公開しています。
 IQ(知能指数)+EQ(心の知能指数)+NQ(ネットワーク指数)=成功
 そして
 「急激な変化をもたらす最大の可能性があるのはNQだ」と書き添えます。

 本書の要点がまとめられている箇所があります。
 
 ●成功するネットワークづくりの10則●
 1 ネットワークづくりは、毎日最優先でやるべきことと位置付けること
 2 何よりもまず、ネットワークにいるほかの人の手助けをすること
 3 自分のキャリアと人生を支援する「マイ役員会」をつくること
 4 きちんと整理をすること-あなたにとって最も効果的なやり方でよい
 5 現在のネットワークをマッピングしてみる。おそらく思ったよりいいはず!
 6 自分が直接知っている範囲で、ネットワークに入ってもらえそうな人を考えること
 7 人に関心を持ち、たくさんの質問をすること。ネットワークは個人的なつながりを通じて築かれるものであって、どこで誰とつながるかわからない
 8 量よりも質を求めること
 9 多様性、多様性、多様性!バラエティに富めば富むほどよい
10 自分自身のブランドを確立すること

 私が初めて会った要素としては、「3 自分のキャリアと人生を支援する「マイ役員会」をつくること」というところが新鮮でした。

 マイ役員会メンバーを選ぶ(205P)

 あなたの役員会は、しっかりと耳を傾け、あなたと勇気のある会話ができる、信頼のおける人々からなっている。メンバーに共通するものは一つだけ-それはあなただ-かもしれないが、全員以下の基準を満たしている。
 興味をもっている(「興味深い」のではなく) 中略
 じっくりと耳を傾ける 中略
 すばらしい質問をする 中略
 勇気ある会話をする 中略

 など、これに続くマイ役員会に関する面白い提言があります。

 ネットワークづくりでしてはならないことをはじめ多くのネットワークづくりのノウハウや考え方が提供されていますが、その根幹は

 「あなたはなたが与えたものを得る」と言うが、これはネットワークにおいては二重の意味で正しい。

 ここに表されていると思います。

 訳者は「不都合な真実」の翻訳などで有名な枝廣淳子さん、帯が彼女の写真付きで大きいです。彼女もまさしくNQで世界を広げてきた人だということが訳者あとがきなどでわかります。


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2009.06.04

新装ライフプランコンシェルジュサービス 4 May 2009

 昨晩はある有名な方のご依頼で住宅に関する相談を受けていました。10年も温め改定されてきたプランはあります。その夢を語るお姿はまさに幸せそうでした。

 「でもね、土地も高いのか安いのかわからないし、営業マンもやる気があるんだかないんだか、、、」

 その方は土地探しと資金計画という実際の家づくりの初期の段階でつまづいていました。多くの人が同じ経験をしていると思います。

 ・土地の探し方、見極め方
 ・資金計画(ローンの選び方、審査の通し方)
 ・建築設計の相談相手
 ・施工会社の探し方、見極め方
 などなど、初めてのことだらけで、憂鬱になって、少し強引な営業マンに押し切られて任せてしまいたい、そんな衝動にもかられます。

 少し強引でも知識やノウハウがある人であればまだいいのですが、不動産のプロと思っていた人が、先月まで牛丼屋の店長だったりすることも実際にあります。こんな人の場合、押し切って契約したところで仕事は終わります。ちょっと背筋が寒くなる話です。

 リフォーム会社・工務店でもすべてのわたって知識を備えている人は少ないと思います。

 そんなとき、家づくりのパートナーがいてくれれば、生活者にとってはもちろんですが、リフォーム会社・工務店にとってもメリットが大きいです。

 「ライフプランコンシェルジュサービス」のパートナーであるスタイルオブ東京社がサービスを拡充しました。
 下記の絵をクリックして「movie」と「interview」をご覧ください。

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 こんな内容お一部を含めて、新生「ライフプランコンシェルジュサービス」研修会が6月22日10時から17時まで開催されます。
 住宅営業における発想の大転換を経験できます。申込はまだできませんが、予定を入れておいてください。新会員は関東地区限定になります。


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2009.05.23

新型インフルエンザ完全予防ハンドブック

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 羽田空港の本屋さんの店頭に「新型インフルエンザ完全予防ハンドブック」が平積みにされていました。最近よくテレビにでている(らしい)国立感染症研究所研究員岡田晴恵さんの著作です。有名人らしくGoogleで検索すると様々な情報があります。

 5月9日に日本人感染者が発見されましたが、それから2週間、感染者数は「新型インフルエンザの流行状況について(第22報(5月23日付け)) 」によると下記のとおりです。
==
2009年5月23日午後3時(日本時間)現在、感染が確認された旨政府当局またはWHOが発表した国は以下のとおりです。メキシコ、米国、カナダ及びコスタリカを除き、各国とも死亡者はありません。

(1)WHOが同時点で公表している感染状況
感染が確認された国 41か国、感染者数 11,168人
 メキシコ
  感染者数  3,892人(うち 75人死亡)
 米国
  感染者数  5,764人(うち  9人死亡)
 カナダ
  感染者数   719人(うち  1人死亡)
 コスタリカ
  感染者数    20人(うち  1人死亡)
 日本
  感染者数   294人(我が国厚生労働省によれば合計314人の感染確認)
==

 死亡者が発生しているのは、上記の日本の上に書いた国だけのようです。

 社員が感染したら?
 家族が感染したら?
 
 どちらも自分も含めてですが、休んで医師に相談する。人との接触をできるだけ避ける。マスクをする。ということなのでしょう。

 予防はどうする?

 休養を増やす。粘膜からの感染だから手洗いをして手を経由しての感染をふせぐ、なのかなと思います。マスクは予防には効果が確認されていないというのは、最近報道されているとおりだと思います。(岡田さんの本の内容とは異なりますが、最終判断は自分でするしかない思います)

 いずれにせよ、冒頭に紹介した本などで情報を集めて、自分なりの対策を講じることは必要だと思います。


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2009.05.12

達人の順番、初心者の順番 12 May 2009

 相場に絶対性があるとすれば〔あしたの相場は誰もわからない〕ことである。
 相場の相場たるゆえんは、意外性にある。
 市場は常識の枠を破った動きにはじめて相場の魔人の存在を知る。
 相場師とは〔進む〕を知り〔退く〕を知るのは当然であるが、〔天を知り〕、〔時を知り〕、〔待ちを知り〕、〔機を知る〕心がけも肝要であろう。
 要するに、それらを一口でいえば〔足るを知る〕。〔難を知る〕である。

090512a  これは「相場の張り方」(鏑木繁 著)からの引用です。相場の本ですが、全編、哲学の本のようであります。

 下記は出版社(パンローリング社)の紹介サイトからの引用です。
 
 相場の世界に入ったばかりの人は「魚(儲かる銘柄)」を欲しがる。相場がわかってきた人たちは「釣り方(儲けるノウハウ)」を知りたがる。そして、相場の達人の領域にまでたどり着いた人たちは「釣りをするときの心構え(心のコントロール)」を手に入れたいと思うようになる、ようだ。達人の領域に近づけば近づくほど「心構え→ノウハウ→銘柄」の優先順位になる。初心者の優先順位が「銘柄→ノウハウ→心構え」であるのとは対照的だ。
 “鏑木本”はこの「達人たちが痛感している心構えの重要性」についてを、エピソードを交えながら紹介している。しかも、机上の話ではなく実践している者の話として、耳に痛くなく、それでいてときには手厳しい示唆を込めて紹介している。ここに、ベテランに受ける理由があるのだろう。

 達人の順番 「心構え→ノウハウ→銘柄」

 初心者の順番「銘柄→ノウハウ→心構え」

 まさしくすべてに通じる本質だと思います。


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2009.04.19

雪絵ちゃんの願い 19 Apr 2009

090419a  昨日は、午後から出社していたのですが、アクティブ感動引越センターの猪股社長、渡邊さんと私の自宅近くの国立で打ち合わせでした。
 打ち合わせが終わって食事の席でいただいた冊子が、「雪絵ちゃんの願い」です。読むのが早い人なら10分ほどで読みきれる内容です。しかしそのうち5分間は涙が溢れていることでしょう。私がそうでした。

 この冊子は「1/4の奇跡」という映画の監督でもある山元加津子さんが書いたものです。

 「1/4の奇跡」の1/4とは、アフリカのある村でマラリアが村が絶滅するかもしれないほど大流行したときに、村人の採血調査をした科学者が発見したことに由来します。赤血球の中に鎌状赤血球を持っている人はマラリアに罹患しなかったことがわかり、鎌状赤血球を持っている兄弟を調べると、1/4は鎌状赤血球を持っていて障害を持っていて、2/4は鎌状赤血球を持っていても障害はなく、1/4は鎌状赤血球をもっておらず、マラリアに罹患して亡くなってしまったそうです。
 この村を救ったのは、鎌状赤血球を持っていて障害のない2/4の人たちですが、この人たちが存在するためには1/4の障害を持っている人たちが存在しなければ、2/4の人たちは存在し得なかったのです。障害を持っている人はいらないんだと切り捨てていたら、2/4の人たちは生まれていなかったので、「しいていえば、この村を救ったのは、この1/4の障害を持った人である」、これが「1/4」の意味です。

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 山元さんが雪絵ちゃんにお願いごとを託されたシーンを引用します。

 「かっこちゃん、前にね、障害とか病気とかとっても大切なんだよ。科学的にも証明されているって言ったよねって。「言ったよ」って私が言うと、「人は障害があるとかないとか、そんなことじゃなくって、誰もがみんな大切だっていうことも科学的に証明されているって言ったよね」
 「言ったよ」
 「じゃあ、それがね、世界中の人が知っている世界にかっこちゃんがして」って雪絵ちゃんがそう言いました。
 「なんでそんなこと私ができるの?」って私すぐに言おうと思いました。
 そしたら、雪絵ちゃんが「言わないで」って止めるんです。
 「何も言っちゃだめ」って。

 映画「1/4の奇跡」今度観にいこうと思います


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2009.04.05

玄関にスターリィマン 5 Mar 2009

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 彩りあざやかになりました。

 先月25日に会社にお届けいただいたスターリィマンの「未来に届ける日本の輝き」をさきほど我が家の玄関に飾った第一印象です。

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 スターリィマンはサンタクロースほど有名ではありませんが、サンタクロースのように誰でも知っている存在になればいいなと思って応援しています。

 クリスマスのサンタクロースがどこからやってきたのかは諸説あってどれが本当なのかはわからずじまいですが、以前も書きましたが、私が納得したのは「脳と仮想」(茂木健一郎・新潮社) で紹介されている話です。

「子供にとって、サンタクロースが切実なのは、それがこの地上のどこにも存在しない仮想だからである。子供だって、サンタクロースが、実際にはいないことなど知っている(中略)子供は、無償の愛を与えてくれる存在にすがってしか生きてはいけない。サンタクロースは、父や、母といった、身近な保護者とは別の世界に住む、それでも自分を思ってくれる人である」

「私たちの心の中の、サンタクロースとうう仮想の現れ方、その私たちの現実の生活への作用の仕方の中にこそ、人間が限りある人生を生きる中で忘れてはならないなにものかがある」 

 誰でも夢を持てば、夢を叶える9つの風船を持ったスターリィマンがその人の前に現われて、夢を叶えるために必要な「愛」「友情」「勇気」「幸せ」「元気」「信頼」「夢」「希望」「未来」のいずれか、あるいはいくつかの風船を手渡して応援してくれる。

 そんな存在がサンタクロースのようになれば、世の中がもっと明るくなっていくと思います。

 詳細はこちらのホームページをご覧ください。


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2009.03.21

森は海の恋人 21 Mar 2009

090321d  今から20年前、気仙沼湾で赤潮の影響で牡蠣の身が赤く染まってしまう現象が起きたそうです。栄養とか衛生上は問題はないのですが、市場ではひきとってもらえません。牡蠣養殖業者としては大事件です。
 こうした海の問題を海だけの問題としないで、川の影響、さらには川に水を供給する森の問題としてとらえて、漁師たちが森の植林を始めたのが「森は海の恋人」運動です。

 今日は、牡蠣養殖業者で「森は海の恋人」運動の推進者である畠山重篤さんの講演を聞きに、岩手県北上市に行ってきました。

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 「森は海の恋人運動とは何か?」という問題が大学入試でも出たそうです。愛媛大学農学部や熊本大学工学部です。私もやっと答えが書けそうです。
 植物の三大栄養素は、窒素とリン酸とカリウムですが、これは植物プラントンが食物連鎖の基礎になっている海でも同じです。しかし、こうした栄養素が揃っても、かならずしも豊かでないことがあるそうです。その秘密は「鉄」。鉄が吸収されやすい形で海に流れ込んできているところは豊かな漁場になるそうです。三大栄養素も森の産物なら、吸収されやすいフルボ酸鉄も森の恵みです。森から川に入って、川を豊かにして海に恵みをもたらしします。

 畠山さんはこのような見解のもと、1989年から、延べ5万本の植樹を行い、子供たちへの体験学習の参加人数が延べ1万人を超えたそうです。こうした活動が縦割りの研究の世界を超えるものとして注目され、2009年から京都大学「森里海連環学」を担当する非常勤講師にもなっています。

 最後は、日本の海岸線1Kmに昆布などの海藻を植えることで、海の森を創って、それが二酸化炭素減少・温暖化防止にもなり、バイオエネルギーにもなり、食用にもなり、現代の大きな問題を解決に導くというビジョンで締めくくりました。

 最新刊「鉄が地球温暖化を防ぐ」、牡蠣好きな私にはとても面白く読めた「牡蠣礼賛」も紹介しておきます。HaLA会員さんやカーボンオフセットハウスネットワーク会員さんには、ぜったいお勧めです。

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2009.03.13

大阪での一日 13 Mar 2009

 午前中、お客様と事業とシステムの打ち合わせ。考え方次第で事業の可能性が格段と広がるのはインターネットというインフラのおかげ。やはりワクワク感が大事だと思います。

 午後からSHIPリフォームセミナー、久し振りにお会いしたユーザー様から「原点に還った」との感想を熱く語っていただきました。そういえば、先週の東京セミナーでも、もう長いお付き合いのユーザー様の女性スタッフ様のアンケートにも「原点に還った」という記載をいただきました。SHIPの原点そのものが「絆と感動」ですので、私たち自身もお叱りを受けるときは その期待値を満たせない時です。謙虚に原点に還らないといけないと、今日も思いました。

090313a  帰りの新幹線で読んだ本は「ハチはなぜ大量死したのか」(ローワン・ジェイコブセン著)、原題は"Fruitless Fall"、原題のニュアンスからはレイチェル・カーソン女史の「沈黙の春」="Silent Spring"(1962)が連想されます。

 2007年からアメリカで女王蜂と幼虫を残して働きバチが失踪して、コロニーが全滅する現象が頻出しました。その結果、北半球から四分の一の蜂が消えました。原因は様々推測されています。携帯電話の電磁波やウィルス、農薬、、などなど。

 現代のアメリカの養蜂家は蜂蜜を採取するビジネスではなく、果樹園や野菜畑に対する受粉業なのだそうです。効率重視に単一品種が植えられたプランテーションの畑で蜜蜂は蜜を採取し同時に受粉を促します。このとき、「単一」の栄養と噴霧された農薬を食べ続けます。このことが働き蜂の突然の失踪の原因と示唆されています。

 "Fruitless Fall"「実りなき秋」は、冷暖房完備の住宅やオフィスで暮らし、効率重視で作られた添加物漬けの食品を食べている現代人の未来を暗喩したタイトルです。

 5月のHaLAフォーラムの南清貴さんのお話に通じる話でもあります。


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2009.03.03

キミが働く理由 3 Mar 2009

090303b  「キミが働く理由」、福島正伸さんの新刊です。
 
 講演を聞いたことのある人なら、定番の逸話が続きます。知っている話であるにも関わらず、涙がこみ上げそうになりました。このブログに訪問いただいたすべての人にぜひとも読んでいただきたい本です。

 駐車場の管理人の話があります。駐車場の管理人という仕事はやりがいのある仕事とか夢をかなえる仕事とは思われていません。しかし、満車の駐車場の入口で、入ろうとする車一台一台に頭を下げて謝っている管理人をみて最初は「何やっているんだろう、あんなことしなくてもいいのに、みんなエアコンの効いた部屋で休んでいるんじゃないか」と著者は思います。その管理人さんが都合でやめることになりました。世話になったと思った著者は、辞める日に菓子折りをもって管理人室に行きました。そのときに、うず高くお土産や花束が積まれた光景を目にして思います。(以下、70Pからの引用です)

 その光景を見たときに、私にとってのはじめての夢が見つかりました。
 「駐車場の管理人になろう!こんな素晴らしい仕事が世の中にあったんだ」
 おじさんは教えてくれたのです。「この仕事が面白いかどうかではない。この仕事を自分が面白くできるんだよ」と。

 実はおじさんの仕事は、駐車場管理人という仕事ではありません。
 管理人という仕事を通して、おじさんはみんなに喜んでもらうこと、笑顔になってもらうことを仕事にしていたのです。

 「キミが働く理由」、読むだけで世界が良くなる本です。


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2009.02.24

おめでとう!アカデミー賞 24 Feb 2009

 早朝から、仙台から博多に移動でしたが、手に取る新聞の一面はすべて「おくりびと」が第81回米国アカデミー賞で外国語映画賞、「つみきのいえ」が短編アニメ映画賞を受賞したというニュースでした。嬉しいですね。

090224b_2 090224c_2  「おくりびと」はもうすぐDVDが発売されます。現在アマゾンで予約販売をしていますが、29%オフの2,846円です。飛行機を待っている間に思わず買ってしまいました。ついでに主演の本木雅弘さんが読んで感激して原作者である納棺師に電話をかけて会いに行ったという「納棺夫日記」、こちらも注文してしまいました。

 映画の中で本木さん演ずる納棺師は元チェロ演奏家で、オーケストラでベートーベンの第九を演奏する場面がありますが、そこで指揮者役を演じたのは、東京交響楽団正指揮者であり山形交響楽団常任指揮者でもある 飯森範親さん です。ブログに受賞の喜びがつづられています。

 さて、その飯森さんですが、11月17日のHaLAフォーラムに登場します。いまからどんな講演になるか楽しみです。


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2009.02.21

奇跡の営業所 21 Feb 2009

 友人のITブレークスルーの森川さんの本を紹介します。森川さんは京都大学文学部卒業後、システムインテグレーター会社でSE(システムエンジニア)として、もう少し正確にいえばプロジェクトマネージャーとして各種プロジェクトを経験した後、独立しています。業界をご存じない人には意外かもしれませんが、SEは文系の人が割と多いのです。ブログも開設していますのでお人柄はそちらでお楽しみください。

 この本は、営業の本です。

 またしても意外ですね。なぜSEが営業の話を書くのか?? おそらくこの分野が森川さんのユニークなところだと思います。しかも「営業は科学だ!」とか「営業は統計学だ!」とかいう方向ではなく、むしろスピリチュアルな方を向いている感じもまたユニークです。29ページから引用します。アポ取りの上手な営業が鏡を机の前において電話をして、すごい勢いでアポが取れていく場面で話しているセリフです。

 「なんだかんだ言って、こちらの表情って電話越しでも相手にわかるんです。逆に、表情を作れば感情もコントロールできる。だから、鏡を見ながら満面の笑みを作ることにしたんです。それから切れることもなくなったし、クレームの対応もスムーズになったんです」

 こういうフレーズが書ける人です。

 タイトルの「奇跡の営業所」の意味を知りたくありませんか?

 営業に関わる人であれば、ぜひ買って読んでください

 「誰も知らない泣ける歌」が好きな人も、ぜひ買って読んでください。

 泣けます。


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2009.01.24

昼間の星 24 Jan 2009 

081224a  今日は大石会計事務所の大石所長の「経営以前の社長の教科書出版記念講演会&APRA多摩ブロック発足記念」イベントに参加しました。基本的には顧問先向けのイベントですので、顧問先企業とAPRA幹部ですぐに満席になったのですが、実は無理に参加させていただいたと書く方が正確です。
 
 大石所長は、感動企業を増やすこと自体をミッションに掲げています。感動企業は、売上に占めるリピートと紹介顧客比率が50%、それにより収益が安定し、広告費などの販促費が半減します。

 感動会計事務所宣言が読み上げられました。すごいですね。会計事務所が「感動」の宣教師になるわけです。
 □3年後多摩地区NO.1に
 □基本価値(税務会計)のブラッシュアップ
 □感動経営の実践モデル

 共感したのは、「基本価値のブラッシュアップ」が2番目にあることです。私たちも試行錯誤しながら気付いてきたことですが、「基本価値なくして付加価値なし」です。これが当初から真中に据えられていることに感銘を受けました。

 臥龍さんの講演は何度聞いても心が揺さぶられますが、最も印象的だったのは「昼間の星」の話でした。

090124a  太平洋戦争で零戦で敵機64機を撃墜し、自らは一機たりとも損壊させなかった「大空のサムライ」坂井三郎さんの勝利の秘訣は『敵よりも早く敵を発見し、有利な態勢から先制攻撃をしかけること』であり、そのために昼間に星を見る訓練を行っていたそうです。

 この逸話から、中小企業は、昼間の星になろう、つまり昼間でも見えるほど一点キラリと光ろうと呼びかけたのでした。

 大企業・大資本は太陽かもしれません。太陽が沈んで夜になると星は見えますが太陽が出ると星は見えなくなります。太陽がでていても一点キラリと輝く光を放つ存在は、私たちが目指す企業イメージにぴったりです。

 それぞれの経営理念を基軸に、昼間の星を目指しましょう。 


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2009.01.17

戦略PR 17 Jan 2009

090117a  昨晩、大阪からの帰り、「戦略PR」(本田哲也著)を読みました。

 この10年で消費者が受け取る情報は総務省によると637倍になったそうです。このような情報洪水の中で広告(ラブレター)が受け取られなくなっているので、ラブレターが際立つような枠組みをあらかじめ創っておいて(PR)、広告(ラブレター)を打つ戦略が注目されています。

 戦略PRとは、その商品(サービス)を買いたくなる「空気」をつくること、著者はこの空気を「カジュアル世論」という言葉に置き換えていますが、「おおやけの」世論であり、「ばったりと出会う」カジュアル情報であり、そこに「おすみつき」の要素を加味することで、商品(サービス)が売れるための枠組みが創出されます。

 本書によると、オバマ新大統領の選挙キャンペーンはこれまでの大統領選の中でも「もっとも戦略的だった」と評されるそうです。オバマ陣営の選挙キャンペーンスタッフは4000人、その中心はたった9人のプロフェッショナル集団、その一人が戦略PRプランナーであり、その役割はアメリカ国民の関心や興味を調査しそこにどんな世論を喚起してどんなメッセージを発信すればオバマ支持につながるかという戦略をつくり実行することでした。
 調査の結果「多くの人々がアメリカ国民としての誇りは失っていないが自信を失っている」という状況分析を導き出し、「自信を取り戻すには何かを変えなきゃ」という空気「変化が必要」という世論を喚起し、オバマを「その変革ができる人」と位置づけ、ここから「Change」というキャッチフレーズが生まれました。

 こんな大きな話からできる営業マンの話まで網羅されています。197ページから引用します。

 営業マンでもセンスがある人は、商品の説明は6割で、あとはカジュアル世論的な話をする。仕事は商品を売り込むことなのだけれど、説明の仕方が洗練されている感じとでもいおうか。こうしたアプローチを、営業マンの属人的な力量やセンスに頼らず、セールスフォースとして標準化させることにも、カジュアル世論は使えるのだ。

 637倍の情報洪水は私たちのお客様でも同じです。いかに「空気」を醸し出していくか、そんなことを考えるきっかけになる本だと思います。


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2009.01.12

今日からできる 上手な話し方 12 Jan 2009

090112a  昨年HaLAフォーラムでも登場いただいた 元マネーの虎 臼井由妃さんが新刊を出しました。2008年だけでも13冊目だそうです。すごいですね。タイトルは『今日からできる 上手な話し方』。

 私は臼井さんの話を聞くと、常に場の空気を読んだ話し方に、彼女の心づかいや人柄がにじみ出て素敵だなと思っていましたし、それは天性のものかなとも思っていました。

 この本で知ったのは、臼井さんは小さいころ、連帯保証人になったお父さんへ、毎日のように詰め寄ってくる借金の取立てに恐れをなしたことがきっかけで吃音症になり、社会人になってからも数ヶ月で正社員の仕事を辞めざるをえなかったほど話をするのが苦手だったのだそうです。
 そんな臼井さんが、あんなに上手に話が出来るようになったいきさつや、臼井さんの努力がまとめられています。

 1月14日と15日にアマゾンキャンペーンが行われるそうです。この機会に臼井さんの書籍に触れてみてください。

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=== 以下、臼井さんからの連絡です===

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臼井由妃の新刊、

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ご応募お待ちしております!

本書には、話し方の先生でもアナウンサーでもない吃音症の私でもできた「話し方のコツ」が具体例とともに網羅されています。
17年かけて私が会得した心を動かす話し方です。
いつの間にか「いいこと」がいっぱい起こり始め、たくさんの幸運が手に入る。
人生を変える「本当に上手な話し方」を本書で知ってください。


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2009.01.11

美しい国 11 Jan 2009

 我が家から見た富士山、朝と夕。美しいです。

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 今日は水天宮の事務所リフォーム工事の最終日。写真の掲載は引き渡し時にさせていただこうかと思いますが、感想は「(施主さんが)うらやましい、、、」ですね。

090111b  電車の行き帰りに読んだ本は9日に藤田さんにいただいた「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」(町山智浩著)。

 タイトルの内容は比喩ではなく事実で、イラクもアフガニスタンも当然知らない人の方が圧倒的に多く、しかもこんなジョークが紹介されています。

 「アメリカが外国に戦争をしかけるのは地理の勉強をするためだ」

 アメリカ人に優越感を持つための本ではありません。年明けに紹介させていただいた五木寛之氏の「人間の覚悟」と合わせて読むといいと思います。私たち日本人が何を目指して、何に気をつけて生きていかなければならないか、そんなことが示唆されています。

 アメリカを舞台とした小説より奇な話を読みながら、日本もすでにそうなりつつあることを感じ、それに対抗し美しい国を守っていくには、HaLAの5つのキーワード「感動、絆、夢、未来、地域」をビジネスの力を使って、少しでも早く世の中に広めていかなければならないことを私は確信しました。


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2009.01.09

淘汰の原則 9 Jan 2009

 東京に初雪が降りました。

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 夜は八丁堀のマルイケダコーポレーションの加藤専務の計らいで、藤田さん、新建新聞の三浦編集長ととても楽しい時間を過ごさせていただきました。

 リボスなど建築自然素材販売のイケダコーポレーションさんは、この不況の影響はまったく受けていないばかりか増収が続いているそうです。こんなときでも家を建てる人は、素材もホンモノにこだわる人なのかもしれません。
 SHIPのはからモダン物語はどうなのかというと、10月11月は落ちましたが、12月は復活しました。たくさん購入いただいている工務店・リフォーム会社さんは、業績の落ち込みはないようですし、やはりここからも、淘汰の原則が導き出せそうな気がします。

 今だけクレームが来ないから、コストが安いから、施工がしやすいから、という現在基準から、お客様の健康と地球環境への影響とライフサイクルコストの低減に配慮した未来基準の工務店・リフォーム会社が残るのだと思います。

 三浦編集長の「住宅産業大予測2009」は住宅のプロにかかわる人は必読です。私も早速買いました。 
 目次はこんな感じです。
090109b  第1章 2009年はどうなる ~30の変化を読み解く~
 巻頭言 変化対応の基本
 1 法制度の変化
   法制度ロードマップ 住宅瑕疵担保履行法
   長期優良住宅普及促進法 
   超長期住宅先導的モデル事業
   改正省エネ法 改正建築士法 補助・助成制度
 2 経済・社会の変化
   日本経済 経済対策 政治 税制 金利 地価 
   資源価格 社会情勢 注目ビジネス インターネット
 3 業界の変化
   住宅着工 中古住宅 リフォーム 工務店 大工
   住宅ネットワーク ハウスメーカー パワービルダー
   業界再編 建材設備 国産材 省エネ
   太陽エネルギー
 4 まとめ 2009年はこうなる
 第2章 経営×マーケティングの原理原則
 第3章 消費者の実像×ホンネ
   巻頭言 住宅市場概論
   独自消費者調査にみる消費者の実像×ホンネ10


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2009.01.04

覚悟と再生 4 Jan 2009

090104b  いままでは「くるぞ、くるぞ」であったのが、今度は「本当に来てしまった」。紙一重のようでこの違いは大きい。この国は平和で裕福で、この先もそうだろうという幻想はもはや捨てなければならないと気がきた。

 五木寛之著「人間の覚悟」の20ページからの引用です。何のことかというと自殺者が平成10年に3万人を超えて今さらに増えてくることを言っていますが、文脈的にはもっと広く不都合な変化がすでにきていることを指しています。

 生き物の予感、民衆の察知力というのはじつはすごいものがあります。間もなく地獄がやってくるという予感が、野ネズミの感覚のように、人間のあいだに広がっているのかもしれません。それが社会全体に満ちてきて、その中でも特に敏感な小動物が発狂するように、自損行為や他損行為が激増しているのではないか。

 そんな世の中を見据えて作者は言います。

 ただ、自分自身が「覚悟」することはできるのではないか。消極的で受け身の姿勢と思われるかもしれませんが、人の世とはこういうものだ。人間とはそういうものだ、そう覚悟することは、誰にでも可能だと思うのです。

 かっこ付きの「覚悟」という言葉の意味は下記のように語られます。

 「覚悟」という言葉は(中略)「あきらめること、観念すること」(中略)あきらめるという言葉は私の意見では、「明らかに究める」こと。物事をはっきりと究め、現実とはこうなのだと覚悟することなのでしょう。

 作者は今までは「躁」の時代だったと言います。今はすでに「鬱」の時代だともいいます。時代のモードが明らかに変わってしまったのです。私は現実の変化を受け入れる「覚悟」の向こうに再生があると感じています。昨年後半世の中はどんどん悪くなっているのに「不思議と不安はないですね」とか「忙しくってたいへんです」というSHIPユーザーはこの変化を早く受け入れた人たちです。

 HappyLifeAlliance(HaLA)も「覚悟」を理解しないと、何でこんなたいへんなときに学校の先生や異業種の人の話を聞かないといけないのということになると思います。私も「覚悟」して進みます。一緒に「覚悟」の向こうに再生を見つけて行きましょう。


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2008.12.19

デスパレード 19 Dec 2008

081219a  中小企業の経営者の今の気持ちを表す言葉は日本語では微妙でよくわからないですが、理解の足らない英語でいえば「desperate=がけっぷち」かなと思います。イーグルスの名曲desperado は、日本語では「ならず者」と訳されていますが、その大本のdesparateはニュアンスとしては「希望をなくした人(でも助けを求めている人)」みたいな感じだと思います。

 昨日もお二人のdesperateな経営者が見えられましたが、まさしく身につまされます。役に立ったかどうかはわからないですが正直な見解として
 1)お金を払う順番を間違えないこと
 2)目の前のお客様に喜んでもらうこと
 3)今までのお客様とのご縁をつなぐこと
 
 こんなことを申し上げました。

 HaLA(ハッピーライフアライアンス)で「感動」ということが強調されています。そこを通俗的だというニュアンスで指摘されることがありますが、SHIP自身の経営も含め、私は流行りでやっているのではありません。それがいちばんお金をかけずにお客様に喜んでもらえる道だから、中小企業には合っているのだと思うから自分でも実行しているし、お客様にお勧めしているわけです。

 昨日、夕食を共にした近江八幡のマツイホウム様は、私たちがホームページ制作上の必要性で強制して、それまでのお客様にインタビューに行ってもらっています。そしたら一昨日などはお客様が3時間もビデオの前で「あんたとこはええ」と語ってくれたそうです。何よりの宝です。

 そんなお客様との絆を太くしていくこと。そこに関心を集中すれば、デスパレートは忘れますし、そのうち本当に崖が遠くに行ってしまうと思います。

 HaLA2009でその空気にふれてくださればいいと思います。

 2月4日のフォーラム、西原先生のプロフィールなど追加しました。


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2008.12.16

栗田正樹さんを紹介します 16 Dec 2008

 HaLAフォーラム2009のご案内が始まりました。

 急に寒くなりました。北国生まれのくせに寒がりの私はダウンコートを着ての通勤です。

 さて、札幌在住の友人で 栗田正樹さん という方がいます。私より少し年上で、画家であり、一級建築士であり、北海道工業大学の非常勤講師(芸術論)でもあります。ずいぶん昔の話になりますが、知り合って間もなく、「ただものではない!」という直観があり、私の方からハウスメーカーのDハウスの仕事をプレゼンソフトのデザインの話を持ちかけました。結果は、首尾よく進んで、お客様にも喜んでもらいましたが、それからプライベートでも絵を描いてもらったり、東京に来たときには立ちよられたりと交流が続いています。

081216a  そんな栗田さんですが本人は色弱です。彼の描く絵からは私は想像できませんでしたが。

 「色弱の子を持つすべての人へ―20人にひとりの遺伝子 (単行本)」という本が先月刊行されました。私も以前、彼の色弱に関するミニ講義を受けたことがありましたが、色弱の人の視界から見ると、現在の環境は危険に満ちていることがわかりました。要するに健常者に対する「危険」というアラームが色弱者には認知できないことがとても多いのです。

 リフォームに関わる人もこの本をぜひご一読いただきたいと思います。もし、お客様に色弱の方がいらっしゃったら、色選びも変わってくると思いますし、結果として、本当に喜ばれる提案ができると思います。

 もうひとつのお知らせが「絵」です。
 
 彼の絵は、無理してジャンル分けすると「波動画」です。
 
 私も以前私自身の波動を描いてもらって、今は寝室に飾っています。
 (この2行はワケがわからない、という反応があると思います(笑))

 あとは彼のブログから転載します。私はあるリクエストをして一枚描いてもらうことにしました。

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http://d.hatena.ne.jp/kuribo-sapporo/20081125/1227613526
クリスマスの絵 栗田正樹
20:45

12/15更新

「クリスマスの絵」を販売します。

この度は完全に宇宙にお任せです。直観をできるだけ素直にそのまま実行しています。

144枚を描きますのでそのうちの番号をご指定ください。

大きさA-4 売価8,400円 消費税込。送料別。額縁などはつきません。緑か赤の紙に金と銀のペンで一枚ずつ手描き。

プログラムは「テレポーテーション」「必要な方に必要な情報が届きますように」

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2008.12.09

自分の中の宝物 9 Dec 2008

081209a

 近江八幡からはいからモダン物語研修にご参加の松井社長とミーティング。10月のセミナーに参加されて、自分ランディングに基づくホームページの開設を決められました。もうすぐオープンです。

081209b  「答えはすべてあなたの中にある
 ジェームズアレンさんも言っているように、ないものねだりしている間はリッチになれません。
 少し視点を変えてみると自分の中に宝物があります。自分のまわりにも、自分の歴史にもそれはあります。それは想いであり、お客様であり、実績のことです。

 FCなど「外部」に大金をはたいて参加するよりも、お金をかけないで「内部」の自分の宝を表面化させていきましょうという提案に共感されて取り組んでいらっしゃいます。

 ハッピーライフアライアンス(HaLA)も同じ考え方です。
 自分の中に、自分のまわりに、自分の歴史に宝物があり、それを活かしていきましょうという活動です。


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2008.12.03

夢に人が集まる時代になった 3 Dec 2008

081203a  今日はアントレプレナーセンターの福島先生との打ち合わせでした。
 
 本題よりも周辺の話題の多い打ち合わせで、印象に残ったのは「夢に人が集まる時代になった」という言葉。
 1万円のお金を払って他人の夢を聞きに行くドリームプラン・プレゼンテーションが広告もなしでチケットが完売になっていることや、その舞台裏でプレゼンを応援しているのはプロのコンサルタントもいるけど全員がボランティア、ここまで夢を応援する時代はいままでなかった、「今日も朝から感動して泣いてからきました」というようなことをおっしゃっていました。

 午後からは三重からお客様。名古屋セミナーにご出席の社長様でした。お打ち合わせのときには少し尖った表現でしかわからなかったのですが、食事をご一緒にするころには心の底にある「夢」が理解できました。この方も自分も会社も世の中もハッピーライフ基準に変わって、手をつないで行けば良いと思ってらっしゃる方でした。最近、出会うのはこんな人ばっかりのような気がします。

 世の中、新聞には書いていない変化の真っ最中だと思います。


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2008.12.02

「成功」と「失敗」の法則 2 Dec 2008

081202a  こんな時こそ読む本だと思いました。
 京セラ名誉会長の稲盛和夫氏の「成功」と「失敗」の法則
 
 冒頭はこんな書き出しです。 

 試練を、絶好の成長の機会としてとらえることのできる人、さらには、人生とは心を高めるために与えられた期間であり、魂を磨くための修養の場であると考えられる人-。そういう人こそが、限りある人生を、豊かで実り多いものとし、周囲にも素晴らしい幸福をもたらすことができるのです。

 社会人になった20代の頃も、初めて社長になった30代に頃も、起業した40代のはじめもこういう考え方に触れてきました。

 自分は成長しているのか?

 たぶん、全然成長できていません。読んだことはあっても、わかっていない、できていない、そんなことばかりです。

 1,050円、経営者にも若い人にも、最高の買い物だと思います。


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2008.11.04

自立と絆 4 Oct 2008

081104a  組織というものは、それ自身のために存在するのではない。それは手段である。それぞれ社会的な課題を担う社会のための機関である。生き物のように、自らの生存そのものを至上の目的とすることはできない。

イノベーターの条件-社会の絆をいかに創造するか」より

  ピーター.F.ドラッカー

 「企業活動はお客様を創造すること」と定義したドラッカー博士が、組織を社会との関連で存在意義を書いた本からの抜粋した一文です。  

私ごときもときどき経営者として「企業が為すべきこととは?」という自問自答します。今の答えは下記の3点です。  

1)変化適応   

 環境の変化に適応すること、持続すること  

2)理念深耕   

  固有の価値を深堀すること  

3)自立と絆   

  個々が自立して、利害関係者との絆レベルのネットワークを組んで目的を達成すること  

 冒頭のドラッカー博士の言葉は、3)を定義する助けになりました。 企業が病むのは「組織というものは、それ自身のために存在する」という組織トップの考え方が原因なのでしょうね。常時自戒しなくてはなりません。


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2008.11.02

ディープエコノミーのことなど 2 Nov 2008

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 最近の朝は、ダイニングの窓を開けてウッドデッキにでて、にわか仕込みの菜園で、シソの葉と実を摘み、小松菜か大根菜を数本引き抜くことから始まります。沖縄のハンダマも寒い東京の空の下でなんとか育っています。

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 シソは納豆の薬味にして、葉物はおひたしか炒め物。玄米と味噌汁で朝食です。年のせいか最近はこういう食事が御馳走だなと思います。

081102d  今朝はどうもくしゃみが止まらないので、無駄な抵抗しないで、枕もとに本を並べて寝ていることにしました。夏休みにもここで紹介させていただいた「ディープエコノミー」はやはり深い本だと思いました。著者は自分の生命の直観で世界中に起こっている兆しを取材しています。金融バブルがメルトダウンした現在こそ、読まれる本なのかもしれません。

 LBAの分科会で笑顔つなげての曽根原さんも農村にボランティアにくる女性をみていて「若い女性のライフスタイルの変革の欲求が確かに強くなっている」というようなことをおっしゃっていましたが、時代は本質的なハッピーライフを求める流れに急激に傾いているのかもしれません。

081102c  また副島隆彦著「恐慌前夜」、「リーマン破たんが預言された書」として宣伝されていますが、著者の分析と論理は一貫しています。昨年の確か9月頃講演会にも行きましたが、そのときすでにここに書かれていることは言っていました。金融という私たちにはわかりにくい世界の大きな流れをつかむには格好の書だと思います。


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2008.10.10

サラブレッドと野ネズミ 10 Oct 2008

081010a 土光敏夫氏の「経営の行動指針」の91番

91 サラブレッドは生活力に劣るが、野ネズミは知恵が発達している
(中略)
そこで私は、サラブレッドから生まれ変わって野ネズミになって欲しいと訴えた。野ネズミはいつでも悪い環境や不利な条件の中にすんでいる。餌は自分でさがさねばならない。周りは外敵ばかりで、誰も保護してくれない。野生を失えば死を意味する。だから生きていくための知恵が身につくのだ。
===

 ここから数年の事態の中でこの指針は心しておかないといけないと思います。企業が「持続」するための糧は、野ネズミになって得ていくことを決心しないと、気がつくとどこにも見えなくなってしまう危険の最中にあります。

 サラブレッドになくて、野ネズミにあるものは何でしょうか?

 私は洞察力(インサイト)だと思います。顧客洞察力、環境洞察力、小さいものほどこれが発達しています。

 選ぶのはお客様です。経営者も社員も、野ネズミの群れとなって、あきらめないで、知恵を集結して走り回って、絆をつなぐ時代がきたと感じています。

 話は変わりますが、今日の大阪でのSHIPリフォームセミナーには、普段から私が尊敬している経営者の方が来られていました。この状況の中で売上も利益も最高益を更新しているそうです。モノを見る視点も行動もまったく違っています。
 尊敬する人と会うと元気になります。


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2008.09.07

凄い事実と凄い本 7 Sep 2008

 080304a  今年、最も感銘を受け、影響を受け、養分もありったけいただいている本、「なぜハーレーだけが売れるのか」(水口健次 著)。また読み直しています。56ページから引用します。

== 引用 ==

 結論からいきます。
 奥井戦略は五つの要素から構成されていることがわかりました。
 1 絆をつくっている 
 2 ライフスタイル・マーケティングを志向している
 3 イベント戦略を展開している
 4 絆の全アクションをデータベースで追求している
 5 すべてを顧客満足の向上に集約している
 
== 引用終わり ==

 この事実は凄すぎます。この事実を解説したこの本も凄すぎます。

 市場縮小時代と言われています。23年間で二輪市場が3分の1になる中で、ハーレーは新規販売台数を15倍にしています。今はホンダやヤマハを抜いて販売台数でトップです。二輪市場が縮小しても、ハーレー市場は拡大してきたのです。

 この事実を徹底的に学んで、市場縮小時代のリフォーム業を始めとする生活サービス業に翻訳して行きます。今日はこの打ち合わせがありますが、何となく楽しくてしょうがないな、そんな感じです。


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2008.08.12

市場縮小時代、「ディープエコロジー」を読む 12 Aug 2008

 北島選手、おめでとう!最高のレース。感動しました!

 さて今日も本の紹介。
080812a  地球温暖化問題を早くから警告してきた環境ジャーナリスト ビル・マッキベン氏の「ディープエコノミー 生命を育む経済へ ビル・マッキベン (著), 大槻敦子 (翻訳) 」は、富の増大にひたすら向かってきた経済(エコノミー)が、人の幸福も地球そのものを破壊しようとしている現実の事例をいくつもとりあげて、次のような問題提起をしています。

 「ひと昔前、多くの環境保護論者が「ディープエコロジー」を主張した。これは、生態系における一生物としての人間の役割を、深く問うように促したものだ。今、私たちは「経済」についても同様の問いに迫られている。「誰のための、何のための経済なのか」と。」

 経済成長、所得増大と幸福との関連性は下記のように過去が把握されています。

 「一般的に一人当たりの収入がおよそ1万ドルまでなら、一貫して幸福はお金で買うことができるがそれを超えると相関関係はなくなるという研究者の報告がある」

 「人類がひとつの種として犯した数ある過ちの中で、これはかなり上位に位置すると思われる。ひたすら富の増大だけを重要視したことが、自分たちを幸福にすることなく、地球上の生態系を破壊寸前にまで追い込んでいる。どうしてこんな大失敗をしたのだろう。

 答えは一目瞭然だ。限界点を超えてもやめなかったのである。昔は収入とともに幸福度も上がっただから、今後もそうだと思いこんでしまったのだ。私たちは何度も繰り返しこういった間違いを犯す。ビール二杯で気持ちよくなったのだから、10杯飲めば五倍は気持ちよくなると。」P60

 市場縮小時代、日本は今後、確実に経済が縮小します。しかし、縮小だけを悲観的に捉えることは正しい態度ではないはずです。市場縮小時代、人の幸福にフォーカスした事業転換が求められていると思います。その意味で参考になる夏休みの一冊です。


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2008.08.11

コア事業進化論―成長が終わらない企業の条件 11 Aug 2008

 オリンピックはつい見てしまいます。内柴選手、若いパパ、格好いいですね。金メダルおめでとうございます。オグシオペア、ハラハラしてテレビから離れられませんでしたが、まずは勝ちましたね。おめでとうございます。今日は北島選手のレース、これは見逃せません。

080811a  さて本の紹介です。たぶん夏休みに読むのにはちょうどいい本です。コア事業進化論―成長が終わらない企業の条件。事例が大手企業ばかりなので、中小企業の経営者の方の多くは「うちとは違う」という第一印象を持ってしまってなかなか手にとられにくいと思いますが、案外そうではありません

 私は今、Webサイト刷新のタイミングで企業のブランディング作戦の立案を依頼されることが多いですが、この本を読んで、自分の手法に自信を持つとともに、すっきりと頭が整理されました。

 今までは何となくやれてきたけど、これからはまずいよな、、、と感じている経営者の方には正しい道筋が書いている本です。2200円(+税)は安い買い物です。

 原題が「Unstoppable」、「止まらない(成長)」する企業、みたいな意味なのでしょうが、そのために行うことは、

 コア事業への集中
   ↓
 コア事業の拡大
   ↓
 コア事業の再定義

 これが繰り返されるわけですが、問題は企業が大きかろうが小さかろうが、世の中の変化は激しいので、「コア事業の再定義」の頻度が高まっていて、その出来如何によって、将来が明るくなったり、絶望的になったりするということで、たくさんの失敗事例の共通点も列挙されています。大概は現在のコア事業からの無謀な逸脱です。

 そして成功事例に多くみられるパターンは、現在のコア事業の中に、未活用の次期の成長要因があるということです。

 「顧客セグメント(分類)」ですら、違った角度からまとめなおせば、まったく新たな価値になります。私はある地方都市の会社に、その周辺のある「村」出身者向けのWebサイトデザインを提案したことがありましたが、これは狙い通りの成功を収めました。これなども顧客セグメントの見直しの一例です。

 読みどころ満載ですが、これ以上の解説はブログには不向きですのであとは購入してお読み下さい。

080806a

 8月のまどりむオープンフォーラムは、住宅生産性研究所の戸谷理事長に『等価交換の家 ~建てた家を買い戻せる工務店の仕組み作り~』というタイトルで2時間たっぷり講演をしていただきます。プロの方でも知らなかった情報が盛りだくさんです。ぜひこのチャンスをお見逃しなく。


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2008.07.29

ロハスビジネス 29 July 2008

 昨日、銀行の部長さんと話をしていたら、「最近は貸し渋りとか貸しはがしとかいう言葉が久しぶりにでてきました」とおっしゃっていました。WBSを見ていたら、年収200万円以下の人が労働者の20%、1000万人を超えてきたとか、35歳から40歳の人の年収がもっとも減少しているとか、経済という点からいえばまさしく市場縮小時代になっています。

080729a  3日連続して本の紹介ですが、ロハスビジネスアライアンスでもお世話になっている大和田順子さんと水津陽子さんの共著の「ロハスビジネス」。

 全体の経済は縮小していますが、拡大している分野もあります。それが「ロハスビジネス」だと思います。大和田さんはこのことを「不可逆的トレンド」と表現しています。そしてロハスビジネスを4つのタイプに分けています。

 1)経営戦略型 ・・ 不可逆的トレンドだから経営戦略として取り組んでいるタイプ。大半の大企業の取り組みのタイプ。

 2)ミッション型 ・・ ロハスの考え方にインスパイアされて地球環境の大切さや持続可能性のある社会の実現に意義を感じ、自らビジネスを通してその目標実現に貢献しようとしているタイプ。

 3)フロンティア型 ・・ ロハスという概念が生まれていなかった時代からロハス的な価値感をビジネスの種に育ててきたタイプ。 

 4)起業型 ・・ ミッション型から派生して使命感に燃えて新しいビジネス分野を開拓しようとしているタイプ。 

 なるほどこのように分けるとわかりやすいです。

 SHIPのカーボンオフセットハウスネットワークは、経営戦略型とミッション型の混合タイプといえると思います。着想自体は「おせん」と同じでおじいちゃん、おばあちゃんの知恵が生きていた時代、つまりほんの40年くらい前の日本の生活をいいものがあったんじゃないの、というノスタルジー型という変種要素も入っているかな(笑)。

 いずれにせよ、市場縮小時代、不可逆的なトレンドを経営に織り込んでいきましょう。


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2008.07.28

SHIPのホームページ製作と「ブランド再生工場」 28 July 2008

 SHIPで今もっとも多くいただいている仕事は、ホームページ製作です。
 ホームページ業者は実にたくさんありますし、経営者であれば、営業も受けているだろうし知り合いや親戚にもそのような業者さんが必ずいらっしゃると思います。それなのに何故SHIPに依頼されるかといえば、2つあると思います。

 1)ローコスト集客を目的とし、集客数とコストとWebで計測される数字に法則性がある

 2)ブランディング(固有価値の認識と発信)の機会になる

 この2点が中小工務店・リフォーム会社のホームページ製作にもっとも大切なものではないかと私は思っています。業界的な言い方をすれば、Webマーケティング・サポートを行っているといえます。

 特に後者に関しては手間もかかるしノウハウもないので、多くのホームページ業者さんではやっていません。そればかりか、社名さえ変えればどこの会社にでもあてはまるようなホームページが少なくないと思います。

080728a  バーゲン用のチョコだった キットカット を、受験の「応援してくれる御守り」ブランドにプロデュースされた関橋英作氏の「ブランド再生工場」には、ブランドとブランディングが明快に示されています。

 最も共感したのは、お客様との「コミュニケーションはいかにリアルであるか」が求められているという点、また「ブランドゴールを設定する」という点。
 ホームページは「一発当てる」ツールではありません。その発展性によってその会社のブランド価値が決まって行く媒体です。基本はリアルなコミュニケーション、そして芯になるのは「ゴール」の設定です。

 SHIP社員も必読の書です。


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2008.07.27

最後の授業 27 July 2008

 心の底から尊敬している人がいます。その人は会うたびに推薦図書リストを見せてくれます。23日にお会いしたときに、そのリストの中にいつもと違う感じのものがはいっていました。昨晩amazonから届いたその本を一気に読みました。

080727a  「最後の授業」。カーネギーメロン大学教授のランディ・パウシュ氏が母校で行った学生向けの「最後の授業」を中心に書き加えたものです。彼は46歳(1960年生まれですので私と同じです)ですい臓がんのため「あと3カ月から半年」と宣告され、それから決意した「最後の授業」でした。この講義はYoutubeなどにもアップされ、全米で約600万人の人が見ることになったそうです。

 講義のタイトルは『子供のころからの夢を本当に実現するために』。

 「夢を叶える道のりに障害が立ちはだかったとき、僕はいつも自分にこう言い聞かせてきた。レンガの壁は、僕の行く手を阻むためにあるんじゃない。その壁の向こうにある何かを自分がどれほど真剣に望んでいるか、証明するチャンスを与えているんだ」

 話の締めくくりはこうです。

 「夢をどのように実現させるかという話をしたのではありません。人生をどのように生きるかという話をしたのです。人生を正しく生きれば、運命は自分で動き出します。夢の方から、君たちのところにやってくるのです。」

 そして最後に

 「この部屋にいるみなさんだけのために話したのではありません。「僕の子供たちのためなんです」

 涙が溢れました。
 そしてその方がこの本をとりあげられたことにも。


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2008.07.26

"I'm staring at a scary new mortgage." 26 July 2008

 「怖い住宅ローンをじっと見つめて」、とでも訳すのでしょうか。アメリカの連邦住宅庁(FHA)が作成した、住宅購入を考えている人向けの小冊子の題名です。サブプライムローン破綻で住宅ローンの形容詞に「scary 怖い」がつくのが今現在のメッセージなのでしょう。副題は「新しく住宅を購入する人のための100のQ&A」です。文字通り、100問100答の形式になっています。

 住宅生産性研究所の戸谷理事長が今年のNAHB(全米ビルダー協会)の住宅都市開発庁(HUD)のブースで「(サブプライムローン問題に対する)アメリカ政府の取り組み」を質問したのに対して、回答として差し出されたのがFHA作成のこの冊子だったそうです。

 今日は朝からこの冊子を読んでいますが、アメリカの現在の住宅に関する疑問と回答を通じて、サブプライム後に住宅政策がどのように転換されているかが私でもおぼろげながらわかります。

 要するに「住宅ローンは借金だ。資産価値を担保とした借金しか成立しない。ここに戻ろう」ということではないかと思います。

 私はこのFHA版「新しく住宅を購入する人のための100のQ&A」を使って、米国の住宅事情と住宅政策それにともなう住宅営業を学ぶ機会があってもいいのではないかと思っています。業績向上にすぐに役に立つものではないですがきちんとした見識を持つためには、知っておいた方がいいのではないかと考えます。

 また生活者の視点では、日本版「新しく住宅を購入する人のための100のQ&A」があればいいなと思います。

 上記2点、実現に向けて考えていきます。


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2008.07.07

営業教科書第4号お申込をどうぞ 7 July 2008

 営業教科書第4号ができました。SHIPユーザー様にはいち早くお送りいたします。

080707a

 お申込はこちらから になります。また今月からのSHIPリフォームセミナーの公式テキストにもなっております。
 
 HPの目次をもう少し詳しくするとこんな感じです。

【カテゴリ1】時流と変化を読む
Lesson1 住宅関連法改正と政策不況
       □姉歯事件を契機に、官による規制強化は続く
       □フローからストックへ 住宅政策の転換
       □京都議定書により、住宅でも環境対応が進む

Lesson2 人口減少と高齢化そして独り世帯の増加
       □人口減少が進む
       □少子高齢化が進む
       □世帯数は2015年がピーク、独居世帯が増える

Lesson3 所得の二極化と消費行動の変化
       □年収300万円未満と2000万円以上が増えている事実
       □株安による逆資産効果でにわか富裕層の消費意欲が減退
       □かつてのボリュームゾーンが谷になる

Lesson4 エコとCSRとSCR
       □エコは社会運動からファッションに
       □カーボンオフセットの認知度が高まる
       □社会的責任消費(SCR)と企業の社会的責任行動(CSR)

Lesson5 ブランドが付加価値になる、モノは安くなる
       □世界的なブランド囲い込み
       □付加価値はブランドにある、モノにはない
       □中小企業こそ、ブランド化に取り組む時期

Lesson6 リフォーム世代のインターネット利用者数の増加
       □ホームページだけで集客できているリフォーム会社が増えている
       □50代以上のリフォーム世代のインターネット利用者数が最も増加
       □50代以上でもほぼ毎日インターネットを使う人が半数以上

Lesson7 「クルマも試着して欲しい」、体験マーケティングに注目
       □売れない時代の体験マーケティング
       □潜在化している新しい需要開拓も体験で行う
       □リフォームの潜在需要の顕在化に「体験」は有効か?

【カテゴリ2】変化を超えた経営
Lesson8 縮小市場での成長戦略
       □絆ファミリーで顧客満足に向かう
       □バイクではなく「楽しみ方」ライフスタイルを売る
       □イベントとCRMでファミリーに巻き込む

Lesson9 コスト上昇時代のローコスト集客      
       □ローコスト集客は「等価交換の家」を実現
       □インターネット集客の秘訣はオンリーワン
       □誰に向かって発信するのか?が決まると毎日更新が始まる

Lesson10 価格競争時代の感動経営  
       □引越しではなく、ハッピーライフのプレリュードの演出
       □ここまでやるか!を徹底する
       □スタッフ(キャスト)に感謝の手紙が来る会社

【カテゴリ3】2008年の課題を解決するヒント集/
Lesson11  ブランド構築法 その1「お客様の環境意識を守る」
       □エコを提案する前に、自分がエコになる
       □エコこそ、今、最高の自己アピールにつながる
       □提案するのは、「カーボンオフセットな暮らし」

Lesson12   ブランド構築法 その2「お客様の健康を守る」
       □自分たちにしかできないことは何だ?
       □自分たちが守るものは「お客様の健康(命)だ」
       □徹底的にこだわることでインターネット集客が可能になる

Lesson13  ブランド構築法 その3「お客様の財産を守る」
       □リフォームの予算っていくらが正しいの? 支払いが現金なの?
       □ライフプランでリフォーム予算を逆算すれば、良い家が手に入る
       □お金のことはお金の専門家が解決するのがいちばん良い
Lesson14  ホームページをローコスト集客装置にする方法
       □尖ることで、お客様に刺さる
       □検索性・再訪性・アクション誘導性
       □数値で測定して、成長を確認していく

Lesson15   住まいの試着でリフォームの感動事前体験
       □服を試着しない人はいない、家も試着せずにはいられない
       □試着はお客様にとって、感動体験になる
       □住まいの試着は成功法則の徹底実践から
Lesson16   大手の「提案書」に負けない簡単提案書 
Lesson17  住宅履歴書をお客様と共有する
Lesson18  お引渡しを感動で彩る 生涯顧客化の始まり
       □ここまでやるか! でファン創り
       □感動セレモニーで生涯顧客化のスタート
       □家の修繕という価値ではなく、新生活の始まりの演出を価値にする


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2008.06.06

一食入魂、一期一会 6 Jun 2008

 今週はお客様や先生、同士と会食続き。一食一食に気合が入ります。
 月曜日 リッツカールトン東京(仏)
 火曜日 アグネスアンドアパートメント(仏)
 水曜日 ソナム(韓国料理)
 木曜日 北新地の串揚げ屋さん
 そして名古屋セミナーの本日、金曜日は会食というわけではないですが、江川さんとあんかけスパゲッティのヨコイ。

080606a  生物と無生物のあいだ(福岡伸一著) でもわかりやすく解説されていますが、身体を構成している原子・分子は絶えず入れ替わっています。食べることは、栄養を取ることでもあるのですが、身体を創ることでもあります。ある一定期間で生物のすべての細胞は入れ替わり、その元となるのは食物なのです。生命システムの秩序は川の流れのようです。絶え間なく入れ替わっていきます。

 これは肉体的なことですが、考え方や精神的なことも同じだと思います。触れ合う人、お付き合いする人が変わって来る中で、考え方も変わって来ます。順番は逆かもしれませんが。今週は食事と同時に、志や目標、今の困難を乗り越える術など、それぞれとても濃い時間を持つことができました。

 一食入魂、一期一会。

 最後においしい顔を(笑)。

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2008.05.05

こどもの日 5 May 2008

  毎年恒例の友人たちと きくち正太 宅で家飲み会。今年は「おせん」がテレビ放映されたので、その祝賀会にもなるかなと思っていたのですが、、、、。難しいですね。現実は。

 クリエイターはやはり実に繊細であります。メディアはコンテンツがなければ成立し得ないはずなのですが、メディアはメディア自身の目的の達成に直線的に進むあまり、コンテンツ作者であるクリエイターの繊細さをふみにじることがあるようです。

 もしテレビを観て、面白いなと思われたら、コミックがでていますので、ぜひご購入して読んでいただければウレシイなと思います。作者の主張が一話ごとにきちんと深みをもって表現されています。ロハス的な食も、茅葺屋根の建物も、人情を通わす人たちも、彼にとってはトレンドでも何でもなく、こどものころの美しい体験であり、表現したい根っこのようなものです。

 そんなことを思うこどもの日になりました。


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2008.04.09

結果を変えるために行動を変える 9 Apr 2008

 SHIPでは4月1日から新しい期が始まっています。事業計画は中長期を含めた大枠が示されており、これから各部門と詳細を詰めていきます。

080403a  先日お会いした鶴岡秀子さんから著書が3冊贈っていただきました。とても面白く3冊とも続けて読みました。何箇所も脳が刺激を受けるところがあります。今日は特に「天国体質になる」の174P~175P。

==
友人はこう言いました。
「鶴岡さん、昨日と同じことをして昨日より成果をあげようとするのはおかしな考え方ですよ」
「えっ、それってどういうこと?」
私は、そのキーワードがあまりに衝撃的だったので、聞きなおしました。
「たとえばですね、昨日と同じ時間に起きて、昨日と同じ電車に乗り、昨日と同じマンバーとお昼を食べて、昨日tぽ同じような仕事ぶりで仕事をして、昨日よりも今日の成果を1.5倍にしよとするのは、おかしな考え方だと思いませんか?
==

 まるで今期のSHIPのために書いていただいたような一節です。前期が終わったばかりで、つい行動は延長線で考えようとしてしまいます。しかしそれでは今期のハードルは超えられません。

 事業計画策定時に。「そこまでやるか!」を考え抜かないといけません。


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2008.04.03

天国体質になる! 3 Apr 2008

 小松信幸47歳、今までそれなりに頑張ってきたつもりでしたが、「つもり」だったのかもしれないと思ってしまいました。もう少し正確にいえば、自分を信じる力がまだまだ足りていなかったかなということでしょうか。実はとても元気がでてきたので、忘れないうちに書いておきます。

 今晩は、感動引越しセンター猪股社長のご紹介で、レジェンドホテル(伝説のホテル)を開業準備中の鶴岡秀子社長(通称 つるちゃん)と会食させていただきました。

 彼女は「伝説によって運営されるホテル」を創っている最中です。「伝説」は過去ではなく、未来を信じる力なんだということを初めて知りました。知って始めて伝説の秘密がわかりました。

 2年前に「伝説のホテル」を創りたいという想いから、たくさんの優秀な人たちを巻き込んで、徒手空拳から始めてもうロケーションもプランもあります。もちろんまだまだ課題山積みでしょうが、ここまでの来た根拠が「伝説」であれば、ここまで来たことも既に「伝説」です。

080403a  彼女が「私は逆境とか不幸に鈍感なんですよ」とおしゃいました。たぶん境遇というのは、100人いれば100人それほど変わらないのだと思います。それを「今自分は地獄の苦しみの中にいる」と思うか「自分は進化途上の天国にいる」と思うかは、本人次第です。

 どっちがいいでしょうか?

 天国体質になってしまった方が、いいのだと思います。人生は悩んでいるほど長くありません。

 私もまだ読んでいませんが、鶴岡社長の「天国体質になる!」を今日は紹介させていただきます。

 以下、アマゾンからの抜粋
===
内容紹介
仕事に悩む、すべての人へ。

夢を実現するヒント
仕事が充実しない、現状を打破したい人へ――。
視点、発想をすこし変えるだけで、深刻な悩みのように見えていた問題が、一気に解決することがあります。

そのコツを、教えます。

●がんばっているのに、成果が出ない時
●あり得ない失敗をした時
●成長している気がしない時
●どうしてもやる気が出ない時
●解決策が見つからない時
●自分は何が得意か見えない時
●どんな会社で働くべきか迷った時
●自分だけが、がんばっている気分になった時
●たくさんの決断に迫られた時
●どうしても嫌いな人がいる時
●人の成功がうらやましい時
●助けてもらいたいと思った時
●時間が足りないと思う時
●どうしても一歩踏み出せない時
●どこに向かえばよいか分からない時
●自分は運が悪いと思った時
●人脈が広がらないと思った時
●人に信用されたい時
●どうやって夢を実現すればよいか見当も付かない時
●居心地が悪いと感じる時


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2008.03.27

iPodをつくった男 27 Mar 2008

080327a  書店でみかけて、即買い、即読み。副題は「スティーブ・ジョブスの現場介入型ビジネス」です。彼が仔細なところまで製品の仕上がりを譲らないという話は聞いたことがありました。それがどのように行われているかというところに興味がありました。

 スタートはここです。54Pからジョブスの言葉を引用します。
 「ユーザー調査を通じて製品をデザインしていくことには、大きな困難が伴う。たいていの場合、消費者は、具体的な形にして見せてもらうまで、自分でも何が欲しいのかわからないものだからだ

 SHIPの住まいの試着にも通じる考え方ですが、私もずっとそう思っています。

 もうひとつ。著者はレオナルド・ダ・ヴィンチの言葉を引用します。

 「単純であること、これすなわち最高の洗練

 またアインシュタインの言葉「ものごとは、ただ単純化するのではなく、それ以上できないところまで単純化すべきである

 1,000 Songs in your pocket.

 iPod登場時のきわめてシンプルなキャッチコピーですが、これが槍玉にあがりました。154Pから引用します。

 ジョブズは、iPodの登場によって、ユーザーが自分の音楽コレクションのすべてを気軽に身に着けて持ち運べるようになったことを誇らしげに説明したのだが、大半のメディアの論調は「自分の音楽コレクションをすべて持ち歩きたいと思う人間などいない」ということで一致していた。

 iPodの大ヒットによりこの論調は覆されるのですがその根底にあるのは次の下りに表現されています。155Pから、

 人々はiPodを技術的に優れた最先端の製品として購入するのではなく、喜怒哀楽の感情や、自分の人生にまつわる記憶を呼び起こしてくれる音楽に最も簡単にアクセスできる手段として見ているからである。

 マッキントッシュとiPodは同じ世界にあります。機能だとか最先端だとかいうことではなく、シンプルに人生を楽しむことだけを考えると余計なものが消えていって、実にシンプルな製品ができていきます。ジョブズ氏はただただ音楽やアートのようなシンプルさを司るものとして、神が宿る細部まで現場に介入せざるを得ないのだと思います。


2008 03 27 [小松おすすめの一冊] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2008.03.16

今週読んだ本 16 Mar 2008

080316a  下流社会という言葉で時代の深層を切り拓いた三浦展氏の新刊は「日本溶解論」、三浦氏による世代論です。Z世代と名づけられた世代は、新人類世代の子供、新人類世代は1963年前後生まれ世代、つまり私の子供の世代のことを指しています。読後感はなんだかがっくりと力が抜けました。三浦氏のあとがきからもそれはうかがえます。
==
-もしかすると私にとってこのジェネレーションZ論が、若者論としては最後の世代論になるのではないかという予感がするのだ。
おそらく、若い世代はこれ以上不可解になることに対して、あるいは、これからもっと不可解な若者を生み出し続けるであろう社会の溶解、液状化に対して私には抵抗があるのだと思う。
(P202より)
==

 自ら収集した統計数字に基づく事実から分析された社会学です。私と同世代の人はぜひ読んでみてください。

080316b  もう一冊は小宮一慶さんの「1秒!」で財務諸表を読む方法
 
 1秒で読むのは「つぶれそうな会社の見分け方」、流動比率を見ます。つまり「流動資産」と「流動負債」、流動負債をまかなう流動資産があると、当面は大丈夫という一般論が成り立ちます。

 しかし、これもキャッシュのサイクルが短い業種と長い業種とでは、安全(危険)と判断できる比率は変わってきます。

 今、日経新聞の私の履歴書にトステムの潮田会長が載っていますが、会社が黒字になってからセミナーなどに通って財務のことなどを一所懸命勉強されたと書いています。まわりの受講者は大企業の部長クラス、自分は経営者、同じことを聞いて、同じ時間を使っても、自分の方が何倍も仕事に活かせると思ったというようなことを書いていました。

 財務諸表を読むコツをつかむことは経営の目標と管理のためにも必要なことです。私のブログにこられる中小企業の経営者の方は読んでみたらいかがでしょうか。


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2008.03.09

アメリカ車はなぜ日本で売れないのか 9 Mar 2008

080309a  まどりむマーケティングフォーラムでハーレーのマーケティングに興味を持たれた人は、「ハレーだけがなぜ売れるのか」に加えて、ハーレーダビッドソンジャパン奥井社長が書いた「アメリカ車はなぜ日本で売れないのか」を併せて読まれると理解もさらに進むと思います。
 私も覚えていますが、1997年に世界一の自動車会社GMがサターンで日本市場に大々的に乗り込みますが、2001年に撤退しています。そのときにすでに日本市場で成功した米国資本の自動車会社としてハーレーの奥井社長は巨人GMにアドバイスを求められる立場だったのですが、GMは結局は失敗しました。その背景となっている文化的背景とマーケティングの本質をわかりやすく書かれた本です。
 
 この本の250Pから引用します。

 他のメーカーが、性能の良し悪しで競争し、結局ヨーロッパや日本のメーカーに敗れたのに対して、ハーレーは「ハーレーにあって競合他社にないものは、歴史であり、文化であり、ライフスタイルである」というマーケティングの原点を守って今も成長を続けている。その美しいLOOK、心地よいSOUND、アメリカを感じるFEEL。そしてその差異を商品だけでなく、マーケティング戦略としても打ち出して唯一生き残った。
 「誰もオートバイを必要(need)していない。必要ではなく、オートバイは欲しい(want)ものなのだ。ハーレーの製品を購入することは感情(emotional)による決定だ」という考えは徹底的にコモディティ化を拒否するブランド戦略につながる。

(ここまで)

 この考えは、GMも理解してマーケティングを始めたわけですが、巨人GMに染み込んだ「TEACH型」文化が日本の消費者への浸透を阻みます。奥井社長は、日本の車のオーナーがお正月には物質の塊の車にお飾りをすることは「TEACH型」文化では絶対に理解できないと書いています。文化はひたすら「LEARN」しなければならないものなのです。

 また、ハーレーにはHOG(ハーレー・オーナーズ・グループ)というハーレーオーナーのコミュニティがあります。これはHDJが厳密に管理する3万5千人を擁する公式クラブ組織です。GMサターンが興味と関心を示したのもこのHOGだったそうです。しかし、うまくはいきませんでした。261Pから引用します。

 サターンは結局こうした組織を形成するに至らないまま、撤退という事態になってしまった。クラブ組織は顧客と長期的な関係性を構築する、地道な努力の積み重ねなのである。急いで成果fruitだけを真似しようと思っても無理な世界である。(ここまで)

 1)固有の価値
 2)たゆまぬ「LEARN」
 3)地道な努力

 奇抜なことはないのです、基本ですね。


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2008.03.04

なぜハーレーだけが売れるのか 4 Mar 2008

080304a_2  出ましたね「なぜハーレーだけが売れるのか 理論を超えた現場マーケティング」、6日のまどりむマーケティングフォーラム参加者の方には、3000円の参加費で、この本もお付けします。

 この本が出ることは12月のSHIPマーケティング戦略塾で著者の水口先生から教えてもらいました。
 ずっと縮小してきた二輪市場で、ホンダやヤマハやカワサキの販売店になれなかった会社を販売店にして、20数年間ずっと売上を伸ばしてきたのが、ハーレーです。市場のせいにしない経営をやってきたのです。その秘訣は、おおまかにいえば、ひとつはハーレーのある生活というライフスタイルを売っていること、ふたつめはそうやって顧客とのコミュニティを作っていること、みっつめは数字をベースにしたマネジメントです。

 昨年12月といえば、住宅業界の不況が顕在化してきたときです。これからますます悪くなることは容易に予想できました。
 私は水口先生にこの内容をリフォーム会社さん・工務店さんに伝えていただけないか、それも最もコストを抑えてやりたいとお伝えしていました。そして快諾いただいて、あさって6日の出版記念講演会をかねた まどりむマーケティングフォーラムになりました。

080217b_2

 この企画はもう私では二度とできないです。まだ少し席があるようですので、機会を逃さないでご参加ください。

 私からは、私にもっとも問い合わせの多い「カーボンオフセットな暮らし提案」の新ブランドのご紹介をさせていただきます。これもカーボンオフセットな暮らし、つまり省エネルギーで地球環境に貢献する暮らしというライフスタイルを売る仕掛けですし、コミュニティを作っていく仕掛けです。

 懇親会もにぎやかになりそうで、今から楽しみです。


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2008.03.02

金融資本家とワイナリー経営者 2 Mar 2008

080302a  「ロスチャイルド家と最高のワイン―名門金融一族の権力、富、歴史」、この本の結びの文を引用します。

 「いずれにせよロスチャイルド家の人々は確かな痕跡を残してきた。金融資本家としても、葡萄園の所有者としても。」

 1743年(あるいは44年)、ドイツフランクフルトのユダヤ人街生まれのマイヤー・アムシェルに端を発するロスチャイルド(独語読み:ロートシルト)家の「金融資本家」としての姿には、私などが想像しようもない壮麗な実績と検証しようもない様々な噂や逸話があります。GoogleやYahooで「ロスチャイルド」と入れてみるだけのその一端に触れることができますが、その情報の真偽はわかりません。

 私たちが自分の五感で体感して理解できるのはともにプルミエクリュ(格付け一級)「葡萄園の所有者」が、その家名を冠した、シャトーラフィット・ロートシルトとシャトームートン・ロートシルトを飲んだときの確かな至福の感覚です。それなりの手続きを経ていることが最低条件ですが、そそがれたグラスからワインを飲むだけで誰でもこれが特別な飲み物であることはわかります。

 ロスチャイルド家の歴史とボルドー五大シャトーのうちの二つのワイナリーの歴史、これらの二つのドラマが交錯するこの著作は、
 1)ユダヤ商法のさわり
 2)ワインビジネスの歴史
 3)ソフト(ワイン)ビジネスの付加価値増大仕組み
 そして、歴史は常に変化していることを勉強させてくれます。


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2008.02.25

思わぬ長旅と効率が10倍アップする新・知的生産術 25 Feb 2008

 長いこと出張移動していますが、予約した飛行機が欠航したのは初めての経験でした。大雪のため、何便か欠航して昨日の午後に札幌に到着しました。自然の力にはかないません。今日は札幌でSHIPリフォームセミナーです。

 地方に行くと特に感じますが、一層経済が停滞していることを感じます。そんな中で、私どもへの期待も「ローコスト集客」に集中しています。ホームページをローコストの集客装置にすることをまだ多少余裕のあるうちに準備をしていて欲しいと本当に思います。
 単価1万円程度で有効な集客ができれば、契約率50%で100万円の平均単価でも、2%の集客コストです。これくらいの効率を第一段階では目指して、ホームページを集客装置にしていきます。

080225a  家を出たのが5時頃、札幌駅に着いたのが18時過ぎ、待ち時間ばかりの13時間という長時間移動に、初めて勝間和代さんの本を読みました。うん、なるほどカッコいいです、この女性。きっかけはやたら目立った週刊ダイヤモンド「Google化 知的生産革命」、そこでこんなサマリーをみて、『効率が10倍アップする新・知的生産術 自分をGoogle化する方法』を買いました。

 1%の本質を見極める6つの技術
 (残りの99%の情報は「ゴミの山」
 1.「フレームワーク力」をつける
 2.「ディープスマート力」をつける
 3.「失敗力」をつける
 4.ベストプラクティスを学ぶ
 5.「捨てる力」をつける
 6.「本代」をケチらない(ネットに依存しない)

 タイトルだけだとわかりにくいと思いますのでぜひ買って読んでください。安すぎると思います。

 ホームページを集客装置にしていくのも、これと同じ技術を用います。


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2008.02.10

ジュセリーノ氏の予言とまどりむエコフォーラム 10 Feb 2008

080210a  「もはや神には何も願ってはなりません。ただただ地球へ感謝するのみです。私たち一人ひとりに命を与えてくださり、この地球と大自然を与えてくださった、偉大なる創造主に感謝する以外ありません。精神的に結ばれた見返りのない愛、そして普遍的な愛によるただしい倫理と謙虚さによってこそ、私たちは”新しい地球”を子孫に残すことができるのです。」 - ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルース

 ブラジルに通信費以外の報酬を受け取らない預言者がいます。ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルース氏、彼の予知夢による予言の的中率は90%といわれています。はずれて欲しいですが、2008年の日本の地震予知に関して次のような情報があります。
 ・2008年2月15日~28日 川崎
 ・2008年4月または5月14日 千葉
 ・2008年8月6日 東京
 ・2008年9月13日 東海(日本でなく中国である可能性もある)

 このように地震や飛行機の墜落やローマ法王の選挙のことなど、彼の予言の範囲は広いですが、最も多くの言及は自然災害に割かれていて、温暖化ガスがもたらす環境破壊を中心テーマにしています。

==79Pから==
 地球の環境を改善するためにだれもができること/すべきこと

 ・水を節約すること
 ・汚染をこれ以上引き起こさず、植林をおこなうこと
 ・ゴミの分別をきちんと行い、川を汚さないこと
 ・むやみに金もうけに邁進しないこと(地球を犠牲にしてまで金を稼ぐ意味はない)
===

 私たちも環境を経営の主テーマにするべきだと思います。

080129a

 2月21日、エコをリフォーム経営に活かす手段をお伝えします。まどりむエコフォーラム、変革のチャンスです。


2008 02 10 [SHIPオリジナルセミナーのご案内・ご報告, 小松おすすめの一冊] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2008.02.01

怖い話 1 Feb 2008

 今日から2月ですね。ここのところどこのチャンネルをまわしても中国産の殺虫剤入り餃子事件を報道しています。身近ですから、取り上げやすいのでしょうね。建築材料にも毒性のあるものが含まれていると聞くと、普通の人だと「!!」という感じになりますが、日本中で毒入り建材は使われています。そんなの嫌だな~と思って、2年半前、普通に作っても健康に配慮した住まいができる「はいからモダン物語」を企画して会員募集を始めました。今では100社を超えるネットワークに成長しました。

080201a  さて、昨日から読み始めたのは「普通の家族がいちばん怖い-破滅する日本の食卓」水口健次先生からご紹介いただいた本でもありましたが、中国産の冷凍食品どころではなくて、「普通の家族がいちばん怖い」ですから、なかなかすごい内容です。

 なるほど「怖い話」がたくさん載っています。35Pから(以前も紹介した話ですが)

 正月に夫婦いずれかの実家に行ったとき手伝いをさせられるようなことがあると、現代の主婦たちはそれを当然のこととは受け止めない。
 たとえば正月二日の日、昼食は主婦自身の実家、夕食は夫の実家で、それぞれ新年会を兼ねて「ご馳走になった主婦はこう言う。「夫の実家ではたくさんの食器を義姉とかみんなで手洗いするんですよ。今の時代は使い捨ての紙皿もあるし、洗うなら私たちお客様がいなくなってからにすればいいのに、私にも手伝わせるんです。すごく強制的だと思いませんか」(38歳)と。自分の実家では「料理を並べるだけは少し手伝った」が、後片付けなどは無論していない。「お正月はのんびりテレビを見て、出される食事をゆっくり食べたいのがホンネだから」それが当然だと彼女は考えているのだ。

 この調子で具体的な怖い話が延々と続くのですが、これらが「事実」です。中には自分にもあてあまる話もあります。またアマゾンに寄せられたレビューも興味深いです。こんなにレビューを読んだのは初めてです。

 水口先生はこの本の帯にこんなメッセージを寄せています・

 「思い込みを捨てよ、教養を捨てよ。われわれは、ここからスタートするほかはない」


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2007.12.24

ウェブ時代をゆく 24 Dec 2007

 クリスマスイブで休日、日本中賑わっています。私は北陸から関西へ移動、りんくうタウンを訪問です。

071224a 移動の時間に、ウェブ進化論の著者が書いた「ウェブ進化論」と対になった「その時代に生まれる新しい生き方の可能性」をテーマにした本「ウェブ時代をゆく」を読みました。著者を通じて、今という時代のスリリングさを皮膚感覚で感じ取れます。

 215ページから引用します。
==
 米「ニューヨークタイムズ」誌の「セックス、ドラッグ、そしてブログを更新すること」(2007年5月13日)という長文記事は、新時代のあてリストの「生計の立て方、スモールビジネスの在りよう」について、ニューヨーク在住のジョナサン・コールトン(36歳)というミュー自社を詳細に報告した。(中略)

 コールトンの職業はプログラマーだった。しかし彼はフルタイムのミュージシャンとして生きたいという夢を持っていた。一念発起して彼は仕事を辞めて夢の実現に挑戦することにした。曲を週にひとつ必ず書いてレコーディングしブログにアップすることにした。(無償で誰もがダウンロード可能、リスナーがお金を払いたければそれも可能)。少しづつ口コミでトラフィックが笛、誘われて行うライブにも以前より人が集まる手応えを感じた。コツコツと地道な活動を続けた結果、現在はブログの日々の訪問者3000人、人気の曲のダウンロードは累計50万、月収はコンスタントに3000ドルから5000ドルとなり、生計が立つようになった。(中略)
 月収の大半は、無償でも手に入る曲にファンが自発的にお金を払うことに依存している。
==

 これが今という時代が可能にしたビジネスの在りようです。コールトン氏は「ファン(特に若い世代)はアーティストと友達になりたいのだという重要な発見をし」(216P)、「24時間ステージに立ってファンと接しているような充実感を抱きつつ、毎日何時間もネットに向かい、フルタイムのミュージシャンとして生きている」(217P)。

 インターネットがコミュニティ創りと運営を容易にしたのです。

 あとがきの著者の素敵な執筆意図を紹介して終わります。

==
 ウェブは『志』をもって能動的に対峙したときに、まったく異なる相貌を私たちに見せるものである。『志』さえ持てば、ウェブは「人生のインフラ」として「個」を大いに助けてくれる。私はそのことを、できるだけ多くの人に伝えたいと思い、適切な言葉を探し続けた。(241p)


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2007.11.21

走れ!オヤジ! 21 Nov 2007

071121b  昨日11月20日は、パリ~ダカール・ラリー優勝ドライバー篠塚建次郎さんの59回目の誕生日でした。90年代初め、三菱パジェロを爆発的にヒットさせたのも、日本人ドライバーとして、世界でも最も過酷なラリーに上位入賞していた篠塚さんに投影された日本人の男の夢だったのだと思います。97年には遂に日本人で初めてパリダカで総合優勝しました。

 その篠塚さんが来年もパリダカに出場します。22年連続出場という世界的記録を更新中です。

071120d  感動引越しセンターの猪股社長からのご招待で誕生会に出席させていただきましたが、ご挨拶を聞いて感動したのは、以前はTOPを取るために走っていた。今は完走するために走っている。そうすると、ラリーで勝つということではなく、ラリーで走るという過程が楽しいということに気づいたとおっしゃったことです。

071121a  篠塚さんの著書「ラリーバカ一代」から引用します。

 「30数年かけて、ぼくはラリーのスタート地点に戻ったような気がする。人生のスタート地点に戻った気がする」

 素敵な言葉だなと思います。

 ラリーでは華々しい実績を飾っている篠塚さんは実は最近までサラリーマンでした。まさしく団塊のサラリーマンです。いろいろとサラリーマンの苦労もされてきています。自殺者が毎年3万人、世界最悪の自殺国である日本ですが、その中心は苦労多き中高年の男性です。

 私も含めた中高年の男性の元気を掻き立てるためにも、篠塚さんに一緒にエールを送りましょう。

 走れ!オヤジ!

071121c


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2007.11.04

例外のない成功法則 4 Nov 2007

 先週のある夜、食事に誘われた正健プランニングの鈴木社長からいただいた本に、「これは例外がない成功法則」だなと納得したことをみつけました。せっかくですから紹介します。

==
 重役になる確かな方法が一つある。その会社に入ったら、「いい会社にである」と両親に言い、友達にも言う。それを終始一貫続ければ、やがてきみ自身にもそういう信念が生まれ、得意先も無限に増えていく。そういう徹底した人を重役にせずして誰を重役にするか、と私は考えている。(松下幸之助発言集 第八巻 P10)
==

 これは松下幸之助翁がどこかの会社の入社式でおっしゃったことだそうです。「重役」を「夢をかなえる」というように読み替えると多くの人も納得するのではないでしょうか。私は新卒で入社した会社で最年少グループ会社社長になりましたが、確かにやっていたのはこんなことです。

 この姿勢でいれば、不備な点をみつけても前向きな意見がでてきます。みんなが自分の応援団になります。目の前のことに一所懸命になれます。

 世界一になったレッドソックスの松坂投手のことを東尾前監督が「あいつは目の前のバッターに対戦していると大丈夫だが、つい先のことを考えると乱れる」というような意味のことをいってました。こんなレベルの高いところでさえそうですから、凡人は何をかいわんやです。

 目の前のことに本気で取り組もう。


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2007.10.20

「狂いのすすめ」 20 Oct 2007

071020a  人生に意味なんてありません
 「生き甲斐」なんてペテンです

 ひろさちや氏のベストセラー「狂いのすすめ」からです。

 私は成功法則に言われるようなことはあまりピンときません。成功法則とは、毎日目標を紙に書いて潜在意識に落とし込むというようなことを書いている類のものです。
 でも目標達成のノウハウは少しは持っているつもりです。結果から逆算したプランを動くことです。要するに目の前のことに具体的に当たること、あとは修正・実行の繰り返しです。

 高校生の頃、「遊戯三昧(ゆげざんまい)」という言葉に出会いました。人生経験のなかった頃でしたが、直感的にすごく素敵だと思いました。

 「狂いのすすめ」の173Pから「遊戯」を引用します。
 -仏・菩薩の自由自在で何ものにもとらわれないことをいう(岩波・仏教辞典)-

 何ものにもとらわれず、ただ目の前のことに全力を尽くす。心配とも反省とも無縁、感性に従って、目の前のことにあたることでしょう。それが命を使うということ、使命をまっとうするということなのだと思います。


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2007.09.18

スターバックスに学べ 18 Sep 2007

070918a 実にシンプルな本です。 『スターバックスに学べ』

売上をアップさせる方法は3つ(50P)
①新規顧客を獲得する
②既存の顧客にもっと多く、もっと頻繁に購入してもらう
③価格を高めに設定する

この3点を同時達成するために、日夜努力を惜しまないのがスターバックスであり、永続的に成長している企業なのだろうと思いました。

 通底している考え方は「スターバックス体験」
 顧客一人一人のスターバックス体験に、経営がフォーカスされていることを感じます。

『顧客はイベントを求めている日常の探険家である』(138P)

 成長企業は、常に市場飽和に怯えています。本書にもその議論がスターバックス内で何度も出ていることを教えてくれます。しかし、スターバックス自身がその壁を軽々とクリアしてきました。
 その理由は次のハワード・ビーハー元役員の言葉に表されていますと私は思います。

『私たちは
 コーヒービジネスを通じて 
 人に奉仕している会社ではない。
 人を相手にしたビジネスとして
 コーヒーを出しているのだ』(142P)

 私もスターバックスを利用しています。
 
『スターバックスの熱狂的なファンを生み出した重要な要素は、CRMアプリケーションでもコーヒーでもない。なんと、親切なバリスタと清潔な店舗である。』(117P)
 
 全国で頻繁に利用すると、たまには「?」ということもありますが、顧客も従業員も、向かっている方向がわかる会社というのはいいものだなと思います。


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2007.09.14

カーボンニュートラルな国ニッポン 22 Sep 2007

0709122a  今月の「ソトコト」は、カーボンニュートラルな国ニッポンです。恥ずかしながら、カーボンニュートラルという単語は、7月にロハスビジネスアライアンスで知りましたが、それから私のビジネス上の関心のプライオリティの上位になっています。
 知ってみると観念的も断片的にもよく聞いていたことでした。しかし、あらためて、こうした雑誌でアウトラインを理解するのがいいです。ずいぶんと整理されました。

本書で坂本龍一氏が寄せている文章の一部です。
「削減の方法は、実際に削減するか森林を増やすか、2つにひとつです。人間が排出しているCO2の量は年間72億トン。ところが地球が1年間に吸収できるCO2の量は、海が17億トン、陸が14億トン、計31億トン。この二つの数値はどんどん乖離していく一方です。(中略)出すものを減らすことと、吸収量を増やすことと、2つしかやることはありません」

 以前も書きましたが建築業に関わるものとして、廃棄物の問題は避けて通れません。一人の人間としては生きているだけでCO2は当然排出します。

 公私の両面で、「出すものを減らすことと、吸収量を増やすこと」を提案・実践していこうと思います。


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2007.09.13

数字王選手権 13 Sep 2007

070913a  今月のプレジデントは買った方がいいと思います。(アマゾンでも買えます)ビジネス書よりも役に立ちそうです。ビジネス感覚とは「数字と心理学」だと思いますが、それを具体的に勉強させてくれます。タイトルは数字王選手権。

 吉野家では、なぜ、牛丼用「おたま」の穴は47個なのか?
 これは店員一人当たりがさばくお客様の数から今の形になりました。「ひとすくい」で具と汁が盛れる形状だそうです。
 牛丼を400円から280円に値下げしたとき、11人/人/時の人時客数を一挙に14人に引き上げたそうです。

 マクドナルドでは、210円のハンバーガーを100円に値下げしたときの、ハンバーガー一個当たりのコストと利益が図解されています。原材料費は同じなのに、210円時代の利益は一個当たり12.9円、100円のときは利益が34.7円に上がります。
 「10人から10円ずつもらうのではなく、100人から1円ずつもらうのが、うちのビジネスのあり方。年間延べ14億人のお客様がマクドナルドに来店するが、1人から1円ずつ利益が増えれば、年間14億円の増益になる。」

セブンイレブンでは、「いくら暑くても、冷やし中華が続けば飽きます。一方、途中から、、、冷やしラーメンに品揃えを切り替えていった店は売り上げを落とさずにすみました」と売る側と顧客側の心理の違いに注目します。
 「セブンイレブンのあらゆる活動は顧客のロイヤルティを高めるためにある。高い収益はその結果に過ぎない」、、、簡単に買ってもらえない時代には、顧客の財布(ワレット)の中で自分たちがどれだけシェアを持てるか、「ワレットシェア」の数字を高める努力こそが重要である、、、

 出来る人の会話には、常に過去実績に基づいた数字とお客様の気持で未来の仮説を構成していることがわかります。それが身につかないうちは、そのときどきの運不運だし、なかなか実力の蓄積ができません。私も勉強しなおします。


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2007.08.10

王子とニートの時代 10 Aug 2007

 どなたと話をしていても風向きが変わったというようなニュアンスのことをおっしゃいます。私も思います。どれくらい思うかというと、一年早くこの風向きが変わっていたら、わが社はもたなかったかもしれないというくらいの変化で、昨日お会いした人にそれを言ったらまったく異業種なのに、「うちもまったく同じです」、これには驚きました。

070810b_2  過去を振り返ると時代の境い目ははっきりと見えます。 「団塊の世代の戦後史」(三浦展)には私もリアルタイムに体感していた境い目がいくつもでてきます。
 1972年吉田拓郎の「結婚しようよ」

 僕の髪が肩まで伸びて 
 君と同じになったら
 約束どおり 街の教会で 
 結婚しようよ
 古いギターをポロンと鳴らそう 
 白いチャペルが見えたら
 仲間を呼んで 花をもらおう 
 結婚しようよ

このシーンは

「アンアン」「ノンノ」が創刊した時代にふさわしい、新しいライフスタイルを提案する歌だった。(同書 P110)
  
070810c  三浦氏の面白い指摘はこの歌が収録された 「人間なんて」 というアルバムには、こんな歌もあったということです。

「思いのままにならないまでも 好きにやりたい 勝手にさせてよ 気ままに行きたい 俺の人生 何が暮らしだ2LDK それでも幸せか いやだ このままで いやだよ 死ぬなんて」(笑え さとりし人ヨ)

 境い目がリアルに見えます。

070810a  そういえば今週の日経ビジネスは久しぶりに読み込んでしまいました。
 「王子とニート」、これも風向きの変化を如実に捉えた記事でした。
 
 王子ともてはやすのも、ニートと蔑むのもどちらも消費でしかありません。かつて若者をこのような形で消費した時代はなかったでしょう。これは持続可能な社会とは逆行しています。これに対しては抵抗勢力であろうと思います。


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2007.08.01

「アトムからビットへ」から12年 1 Aug 2007

 今日から8月ですね。弊社では13日から18日までを夏季休暇とさせていただきます。実質前後の土日を含めますので、特にはいからモダン物語の注文に関しては、ご連絡させていただきますのでよろしくお願いします。

070801a  昨日若い社員に「ビットからグリーンへ」を話しました。若い世代の記憶の範囲外にあるのですがIT系の世界に15年くらいいる人であれば、1995年出版の「アトムからビットへ」(MITメディアラボ創設者ニコラス・ネグロポンテ氏)が思い出されることでしょう。これは「モノ=アトム(原子)」から「情報=ビット」に価値の中心がシフトするということを書いた本です。今では「ビーイング・デジタル - ビットの時代」という書名で再出版されています。

 1995年といえば、インターネットブラウザのネットスケープ社上場の年(95年8月9日)、12月8日にはマイクロソフトのビル・ゲイツ会長が全社員に向けて、いままでインターネットの将来を見誤っていた、これからすべての製品をインターネット対応させていくという「インターネット宣言」を行った年でもあります。

 あれから10年あまり、時代は「ビット」が主役でした。これから少なくても10年以上は、グリーンが主役になることでしょう。


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2007.07.27

「不都合な真実」を乗り越える 27 Jul 2007

070727b  変化をコントロールすることはできないが、できるのは先頭に立つことである。 (P.F.ドラッカー)

070727c  元アメリカ副大統領のアル・ゴア氏の「不都合な真実」が話題になりました。環境破壊が進む時代にどんなライフスタイルを選択するかという緊急性は誰にも影響のある大きな問題です。不都合が真実は止まらないのです。その中で私たちはどう受け止めて行動するかが問われているのです。

070727a  日本のビジネス界の「不都合な真実」は、やはりひとつめは環境破壊問題、そして少子高齢化・人口減少、成熟化社会・格差社会の進展、インターネットによる情報のオープン化だと思います。これらも誰にも止められません。これは変化の先頭に立つことしかありません。

 今、顧客満足度調査の中間報告が上がってきていますが、私たちに求められている大きな役割は「変化の先頭に立つこと」なんだなと感じさせられます。

 実は昨晩読んだ大好きな江副創業者の 「リクルートのDNA」 からの孫引きですが(汗;)、ドラッカー博士の言葉を思い起こした朝でした。


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2007.06.10

Ashes and Snow 10 Jun 2007

070610a

地方出身者で、かつ年中、東京を離れることの多い私が、東京の無二の魅力だと思うのは、アートイベントと江戸前寿司。今日はノマデック美術館に写真家グレゴリー・コルベール氏による「写真作品、映像、美術装置、手紙形式の小説が一体となった」 Ashes and Snow という名のイベントにでかけました。美術装置とは建築家板茂氏が創った写真の152個のコンテナから成る会場そのものも入るのでしょう。「ノマド」とは「遊牧民」の意味ですがそういえば2月にフロリダに行ったときに「ノマド」という社名の方とご一緒でした。

 Ashes and Snow とは、、、やめとこ、、

070610b  感動のお土産に写真集を買ったら、DVDとポスター差し上げますと言われました。事前期待がなかった分嬉しかったですね。境界なんてないんだのテーマのような出来事、ちょっと違うか(笑)。この詩を面白いと思われる方は楽しめると思います。まだ2週間くらいやっています。

 この世のはじめには大空いっぱいに空飛ぶゾウがいた
 重い体を翼で支えきれず木の間から墜落してはほかの動物達をあわてふためかせることもあった
 灰色の空飛ぶゾウたちは皆、ガンジス川のふもとに移り住んだ
 そして翼を捨てて地上で暮らすことにした
 ゾウたちが翼を脱ぐと無数の翼は地上に落ち、雪がその上をおおいヒマラヤ山脈が生まれた
 青いゾウは海に降り、翼はヒレになった。ゾウ達はクジラになったのだ、
 大海原に棲む鼻のないゾウに。
 ・・・
 夜空に見える星は、眠っているゾウたちの瞬きをしない目。
 ぼくたちのことをできるだけ見守ってやろうと、片目を開けて眠っているゾウたちの。


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2007.05.20

サービス・ストラテジー 20 May 2007

070520a_1  水口健次先生のマーケティング戦略塾は6月12日、13日ですが、先週の月曜日に打ち合わせにいったときに、先生から「今までのところ、今年一番の本や」とお奨めいただいたのが、 「サービス・ストラテジー」(ジェームズ・トゥボール著)です。

 「サービス、サービスといってもなんだかんだと今まではメーカーのモノの視点でしかマーケティングの本が書かれてこなかった。それではあんたんとこ(SHIP)は語れない。モノとサービスに境界がなくなったっていう本や、読んどいた方がええで」

 なるほど、マーケティングの4Sは本書では次のように変化しています。
 【サービス・ミックス】
  製品(Product)、価格(Price)、販売促進(Promotion)、場所(Place)、
  +プロセス(Process)、人(People)

 サービスは顧客なしに存在しないし、顧客が求めるときにしか意味をなしません。
 「サービスは、顧客の求めに応じてその場で生み出すものであるため、所有や収集ができず、生み出されるそばから消費するほかない。顧客に提供されるまさにその場所以外には存在しようが無い。」

 サービスを実現するのは最前線のスタッフでしかありません。したがって
 「サービスの販促には従業員の尽力が欠かせない。したがって、サービスの提供に携わる人材にそのサービスの素晴らしさを説く必要がある。これが社内マーケティングである。これにはメーカーが流通網に傾けるのと同じくらい注意を払うべきである。」

 本の帯にも書いていますが、これはモノとサービスの境界はなくなったということです。
 「顧客を引きつけるのは性能だが、購入を決定付けるのはサービスである。」

 SHIPという BtoBtoCサービス企業は、SHIPの顧客に対してのふるまいはもちろんですが、SHIPの顧客がその顧客にモノを販売するときにどうあらねばならないかの見識を提案にこめないといけません。本書を読んで「方向性は合っているな、でもまだまだだな」と改善課題がいくつもでてきます。いいタイミングでこの本に会いました。


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2007.05.10

娘に贈る12の言葉 10 May 2007

070510a  憧れの人が何人かいます。3人だけ挙げてみると、アップルのスティーブ・ジョブス氏、バージンのリチャード・ブランソン氏、そして投資家のジムロジャーズ氏。ジム・ロジャース氏が60歳で授かった娘に贈るメッセージを読者の目も意識しながら書いたのが「人生と投資で成功するために 娘に贈る12の言葉」。

 いつもは一部を引用するのですが、下記の12のタイトル全体が厚みがあって重く、しかも暖かく感じますのでそのまま掲載します。
 1.他社に流されてはいけない
 2.大好きなことに情熱のすべてを注ぎなさい
 3.常識はそれほど常識ではない
 4.世界を自分で見ておいで
 5.哲学を、つまり「考える」ということを学びなさい
 6.中国の時代、中国語を身につけて欲しい
 7.歴史を勉強しなさい
 8.汝自身を知ること 
 9.変化をとらえ、そして受け入れなさい
 10.未来をみつめなさい
 11.大衆に逆らいなさい
 12.幸運の女神は努力を続けたものに微笑む

 投資の成功と人生の成功は同じだと説きます。私も失敗の経験を積み重ねた分、とても心に染み入る内容です。


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2007.05.05

甦る水 5 May 2007

070505a

 我が家から少し北側へ行くと玉川上水が流れていて、ゴールデンウィークの新緑の季節は散策にうってつけの場所になります。気持ちがいいのはそこに浄水施設があって、浄水されたばかりの水が谷川のせせらぎのように匂いたっているからです。

070505b

 魚も放流されていて、いろんな人が餌をあげに来ています。

070505c

 玉川上水は羽村から新宿まで流れる人口の堰で、大都市江戸を支えた水源でした。

070505d  「タウトが撮ったニッポン」をパラパラとめくっています。これは建築家ブルーノタウトが撮影した1930年代の日本が収められている写真集です。建築史に興味のない人でも当代一の建築家の目を通して切り取られた日本の風景はひときわ美しいです。お奨めですし、東京に用事のある方はワタリウムで展示もしているようですので足をのばされていかがでしょうか。


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2007.03.24

商品から商品生態系へ 24 Mar 2007

070324a  かつて、市場において「商品」と「商品」が戦う時代がありました。(中略)しかしそうした「商品」同士が戦う時代は終わったのです。
 では、どのような戦いがやってきたのか。

 「商品生態系」同士が戦う時代が始まったのです。

 では、「商品生態系」とは何か。
 一言で言えば、「顧客の特定のニーズを中心に互いに結びついた様々な商品やサービス」のことです。

 以上は田坂広志氏の「これから何が起こるのか」からの引用です。何年か前に講演を聞かせていただいたときにも印象に残っていた商品生態系というところが、まさに今我々のテーマだと感じました。

 「顧客の特定のニーズ」を中心にすえて、コンソーシアムをどのように組んでいけるかがソリューション企業としてのトッププライオリティなのだと思います。


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2007.03.18

アドボカシー・マーケティング 18 Mar 2007

070318a  昨日、とても見識の高い経営者の方と打ち合わせをさせていただきましたが、「取引先を支援することが取引を維持して増やしていくことだ」というようなことを実例をもっていくつもされていらっしゃる企業でした。今日はそんな経営方針の正しさを裏付けるような本を読みました。

 アドボカシー・マーケティング グレン・アーバン著
 原題 Don't Just Relate ,  Adovocate !
 英語の弱い私にはニュアンスがつかみにくいのですが、Adovocateとは支持する、支援する、Relate は関係するとか、話すとかです。お客様とのRelationshipのRelateですから、Relate自体は重要なはずです。「お客さまとの単なるよい関係だけではなく、お客様を支援していけ」という感じなのでしょうか。

 内容はインターネットによって企業と顧客の立場はまったく変化したこと、その一例として、かつてはカーディーラーにおいて顧客としては弱者だった女性がショールームでは、希望の値引きは無理だと言われたが、インターネットでそのカーディーラーのインターネット部門では希望の価格で車が売られていたので、彼女は希望通りに車を手に入れた話が引用されています。力関係とは、情報格差だったのです。その情報がインターネットによって、顧客に広く知られるようになったので、力関係が逆転していくのです。これがあらゆるところで起こっていっています。

 著者は、移行期をふまえつつ、下記のように企業が変わっていくことを示唆しています。本書233Pより。

 結局はすべての社員が次のような考え方をもつことが必要である。
●我々はカスタマ-パワーの時代に生きている
●「顧客主権」を信じ、顧客に忠誠を尽くす
●情報wありのまま公開し、顧客に秘密をもたない
●顧客の権利を守るために戦う
●我々の将来を決めるのは顧客からの信頼である
●「よい関係」で満足するな、顧客を支援せよ
●顧客は我々が考える以上に賢い
●顧客のデザインによる製品はわが社の製品よりも優れている
●競合製品に劣る製品を売りつけても買うわけはない
●最高の製品が市場に存在しなければわが社で作る
●我々はアドボカシーピラミッドの頂点を目指す
●わが社の社員の一人ひとりに顧客との信頼を築く責任がある
●顧客を無心に支援すれば、いつかは必ず報われる


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2007.03.14

感性のズレ 14 Mar 2007

070314a  営業成績が落ちてくると売れない理由を自ら考えるようになってきます。そこに羅列されるのはたいていは外的要因です。売れない原因評論家が跋扈し始めます。

 小阪祐司さんの「感性のマーケティング」には、そんなときの感性のズレがわかりやすく分析されています。

 ズレ1=原因と結果を取り違えてしまう
 ~(略)~日本酒の場合、最近は売上が不振で「日本酒離れ」ということが取りざたされている(中略)日本酒が売れない原因は「日本酒離れ」であるらしいのだが、これは本当に「原因」だろうか。
 (中略)
 「日本酒離れ」とは「原因」ではなく「結果」だ。日本酒を買わなくなってしまった、つまり
日本酒を買う」という行動を取らなくなってしまったので、結果的に「日本酒離れ」という現象がおきてしまっているというのが本質だ。

 買う側の気持を先回りする感性、それをチーム力で膨らませて、顧客から製造・商品企画まで一気通貫することで強い営業組織ができます。

 SHIPのクレド
 先手で、そこまでやるか! お客様に感動を。


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2007.01.06

皆さん歴史を読みましょう 6 Jan 2007

 日経ビジネス誌上の 「ローマ人の物語」 の塩野七生さんとの対談で日産自動車のカルロスゴーン社長が「皆さん歴史を読みましょう」と勧めています。本人も当然ながらすごい読書家であることが対談からもわかります。
 とても味のある言葉なので誤解がないように、抜き書きします。

===
 歴史が好きな人間は、直線的な人生などないと知っています。成功したり、失敗したり。または成功が失敗につながったり、その逆だったりと紆余曲折があるわけです。けれども、それはみんなわかっている。歴史がそれを伝えていますから。最後にこういいます、
 「皆さん歴史を読みましょう」
 日経ビジネス 2006.12.25-2007.1.1合併号 P11
===
 
 経営書の古典といったらなんでしょうか? 論語とか孫氏の兵法とかもそうでしょうが、マキャべリの君主論ではないでしょうか。

 今日久しぶりに読んだのは「社長のためのマキャベリズム」(鹿島茂)、今では070106a 古典は荷が重い私のようなタイプの人向けの君主論。すばらしい。お勧め。


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2007.01.05

なければ私がてがけよう 5 Jan 2007

061209_1  以前も紹介した 「デザインエクセレントな経営者たち」 を読んでいて、今日は久しぶりに「何故働くのか?」を思い出す機会になりました。

 二期リゾートの北山社長の違和感は次のように表現されています。

 「例えば、和風の旅館に泊まったとき。朝起きたばかりで食欲もないのに、どうしてあんなたくさんの朝ごはんが出てくるんでしょう。朝はシンプルにそして少しぜいたくな朝食であれば十分。ゆっくり朝寝坊したいのに、チェックアウトは午前10時なのでのんびりもできないとか、大型ホテルへ行けば、どうもちょっと色気がなくて寂しい。二期倶楽部は、まさにそうした私自身の不満をすべて解決しただけなのですよ」

 最近では旅館も変わってきたなと思いますが以前は確かにそうでした。

 「なければ私がてがけよう」

 私たちも同じです。
 
 違和感と理想を描いてみて、その理想があるかどうか探してみます。そして
 「なければ私が手がけよう」


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2006.12.27

「家をつくる」ということ 27 Dec 2006

061225b  久しぶりに 「家をつくる」ということ(藤原智美 著) を読み返してみました。10年前に引いた赤線や丸印に当時の関心を思い起こしつつ。

 その中に93年の国民性全国調査の結果に関するくだりがあります。

・・・「あなたにとって一番大切なものは?」という質問がある。
 回答の一位は「家族」で42%である。これに対して「仕事・信用」はたったの4%しかない。しかも、注目すべきことは「家族が一番」と答えたマイホームパパの数がこの30年間で30%も増えていることだ。反比例して「仕事が一番」という会社人間は半分に減っている。つまりこれだとマイホームパパが増えて会社人間は減っているということになる。・・

これに作者は違和感を感じます

・・・ここには何か「意識のカラクリ」のようなものが隠されているような気がする。・・
中略
・・・家族より仕事が大切と答えられた時代の方が家族はずっと安定していたのだ。・・

この後、劇作家の別役実氏の考察を引用します。

・・・「家族は特にそれが解体への過程を歩み始めた時、意識して大切にしようとすると逆効果になり、更に解体の速度を早めるということがある。なぜならば家族というものは、常に無意識の所産であったからである」・・・

 10年前もここに関心があったらしく、赤線引きまくりでした。子供の頃、アメリカから来た野球選手が「家族のため」と言って帰国するほど家族思いなのに、離婚がやたら多いのは何故だろうと思っていたからだったと思います。

さて、国民性全国調査はその後も続けられており、最新は2003年のものです。

061225a

 下記が解説文です。そのまま引用します。
==
‘一番大切なもの’

 自分にとって一番大切なものはなにかを自由に答えてもらう質問で,1968年まではわずか13%に過ぎなかった“家族”が,1970年代以降増えつづけ,今回は45%に達しました。金・財産,愛情・精神など,他の全ての回答が停滞もしくは減少する中で見られた非常に特徴的な現象で,回答は“家族”に,いわば一極集中を続けています。

 二番目に大切なものとして挙げた人も合わせると,“家族”は,ほぼ3人に2人,64%の人が挙げていることになり, この質問に限れば,価値観は多様化にではなく,一様化に向かっていると言えるのかも知れません。
==

 別役実氏の逆説的な考察に従えば、家族はますます解体に向かっていることになります。この傾向を食い止めるために、住宅の果たす役割は小さくないと思います。  


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2006.12.12

カスタマーハピネス(顧客幸福) 12 Dec 2006

061212a  あっ買っちゃった。 松本朋子著

 著者は1996年から2004年にかけて女性たちの日常の買い物行動を知るために「レシート公開レポート」という独自調査を行い、買い物行動の中で買った理由の多くが「買ってしまった」であることに注目します。

「買ってしまった」って何なんでしょう?
「買ってしまった」じゃなくて、ふつうに「買った」でいいはずなのに。(P19)

 「買ってしまった」を仕掛けるマーケティングを提唱している本です。

 一言でいえば「カスタマーハピネス」、買ってしまう瞬間の「期待による幸福」と買ってしまった後の「浸る幸福」を仕組むコツを解説しています。

 「浸る幸福」がどんな気持ちよさかを押さえれば「期待による幸福」が創りだせる。(P168)

 直接的には消費財のマーケティングノウハウですが、本質的には住宅・リフォーム業にも十分参考になる本だと思います。 


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2006.12.09

デザインエクセレントな経営者たち 9 Dec 2006

 デザインエクセレントな経営者たち

061209  デザインエクセレントとは、モノのデザインというよりも、ビジネスのデザインが秀逸だという意味です。この本で紹介されている事例は参考になります。

 弊社が創業以来言っている「生活者の視点」なんだなと思いました。

 「自分だったらこうして欲しい」
 「自分だったらこんなの欲しい」

 ご一読をお勧めします。  

 来年以降のビジネスデザインを書き直しているタイミングで、実は内容よりも、このタイトルというか言葉がすんごく気に入りました。

 


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2006.11.26

99人のデザイナーとつくる未来の本 26 Nov 2006

 携帯電話とか文房具みたいな身近なものに「んっ」というようなものを見かけるときに何か潮流のようなものを感じます。20年前もありましたけど、最近は加速していますし、「デザイナー」という職種が様々な分野で立ち上がっているようです。
 
061126a  我が家から歩いて5分、毎日の通勤途中でもあり、息子の幼稚園の途中でもある つくし文具店 はそんな時代の面白空間です。息子はここに立ち寄るのが大好きで、いつもHUMAN BLOCKで遊ばせてもらっています。

061126d  店主の萩原修さんが取りまとめた 「99人のデザイナーとつくる未来の本」 を買いました。とても素敵な本です。99人のデザイナーが、インテリアやプロダクトなどそれぞれの分野で活躍しているのがわかります。日本がこんなだったら捨てたもんじゃないし、自分は関係ないんだけどちょっとだけ誇らしげな感じがします。こんな本を1人でも多くの人が手に取るようになればいいなと思って今日はブログを書きました。


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2006.11.01

みんなの意見は案外正しい 1 Nov 2006

 今日から11月です。2006年もあと2ヶ月、速いですね。

 僕らの勘違いの頻度で一番高いのは、自分の意見が社員さんよりも正しいと思い込むことではないでしょうか。正しいこともあるでしょうが、そうでない場合も少なからずあるし、また別の視点ではこの会社で目指している姿は「自分が入社したい会社」ですから、その意味でどんどん自分が決めることを捨てていってもいいと思います。

061101a  当社では人事考課に僕の判断を一切入れないことにしてから約2年ですが、社員相互考課は軌道にのってきた感じがします。今回も感じるのは「みんなの意見は案外正しい」です。

 新入社員まで参加するので、一人一人の考課の結果は、他者判断のスキルが不足しているかなと感じることもありますが、全員合計するとたぶん誰もが納得のいく結果に収まります。

 いろんなところで「みんなの意見は案外正しい」を使ってみたいと思います。

 連絡ですが、メルマガ改定中です。
 Html形式はスパムメールと見做されて問題が多いようです。テキストにすると形式を変えないといけません。来週新装オープンします。


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2006.08.19

何かにつけ、チャンスだと思い込む人 19 Aug 2006

 いろいろと影響があるかもしれないということでブログで父の入院のことを発信しておいたのですが、当初の予定よりもずっと早く退院できました。励まし、お気遣いのお言葉本当にありがとうございました。

060819a  秋田市で同級会をやって友人宅にそのまま泊まり、そこから今日東京に帰ってきました。車中読んだ本 「華僑 大資本家の成功法則」は面白かったです。小方さんというベンチャー経営者が、脱サラして中国に留学している時に知り合った華僑の大資本家から学んだエッセンスをとても読みやすく物語仕立てにして紹介してくれています。

 それぞれがシンプルであり核心をついています。

 例えば、人の採用に関するポイント
 「それでも、相手に対して決心最後に聞き忘れてならないことは『ところで、君はこの仕事が好きですか?』と質問することなんだ。笑いながら徹夜するような人間には、どんなエリートでもかなわないんだよ。P162」

 中国投資で成功した人のポイント
 「一貫して得をした人たちは、最初から楽観もしていなければ悲観もしていないのだ。直接、自分の目で確かめて、自分自身の頭で考え、きちんと自分で判断していたのだよ。P168」

 チャンスについて
 「成功する人はチャンスに気がつく人だと思われがちだが、実は何かにつけ、チャンスだと思い込む人なのだ。大したチャンスじゃなくても、本人がそう思い込むことで本当のチャンスになってしまうことがあるんだ。P116」

 社員さんにも呼んで欲しい本です。


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2006.08.17

慮る力 17 Aug 2006

 相手が望んでいることや
 自分でも考えていなかったようなことを
 望んでいる以上の出来栄えや
 予期していない方法や
 「自分には過分である」と思っているくらいのグレードで
 ドンピシャリのタイミングで提供することができれば
 かなり高い顧客満足度を達成できる(P114)

060817a  私たちが普段、感動のサービスと呼んでいることの、根底にある人の力を 「慮るカ」 と言ってます。サービス・マインドなどのような言い方よりも日本語の方が日本人にはじわっとわかるような気がします。
 著者はこの 「慮る力」 を、リッツ・カールトンホテルなどの10あまりのサービスの現場にインタビューをして「慮る力」の構造を明らかにしようとしています。
 
 ネットワーク社会での「慮る力」の生かし方はどうなるのでしょうか

 誰でも提供できるコア・サービスより、親密な応対や雰囲気といった情緒的で付加価値的な部分の方が相手の心に強く響く(P114)

 上記は、コア・サービスの価値を低く見ているのではなく、「親密な応対や雰囲気といった情緒的で付加価値的な部分」により注力すべきだといってます。だとすると、コア・サービスはある一定以上のレベルで労力をかけずに提供されなければなりません。つまりそんなシステムを作っていかないと、ハイタッチな領域に力をかけることができません。
 上記が次にSHIPが提案させていただく時代対応システムのコンセプトでもあります。


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2006.07.31

パートナーシップ・マネジメント 31 July 2006

 SHIP高橋のブログで紹介されているリホープスタイルさん作成のLifeStyleCADのパースいいですね。

 さて、本題。今週の日経ビジネスにアルビン・トフラー教授が寄稿しています。タイトルのコピーは「新しい富は個人から生まれる」です。教授は業績が上がったなどの表層的な情報より、その根底にあるファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)に目を向けなさい、その3つとは「時間」「空間」「知識」だと言っています。時間も空間も知識も情報化の進化の中で万人に対して同じ価値ではなくなりました。活用の差が大きくでます。そして資本経済の大変革として5つにサマリーします。
 1.お金を取らない無償の経済活動が貨幣経済を脅かす
 2.消費者と生産者が融合した「プロシューマー」が増える
 3.24時間サービスの増加で時間までもカスタマイズされる
 4.物理的、電子的に個人が到達できる空間は劇的に拡大する
 5.知識は蓄積されお互いに結びつくことで富は倍増する

 「個人がプロシューマー(生産者兼消費者)となり、貨幣ではない形の富を築き始めたのです」、この流れは意識しておかないといけないと思います。

060731a  この流れを勉強するには既に大ベストセラーの観のある「Web進化論」はもちろんですが、「パートナーシップマネジメント」が面白かったです。
 会社法の改正後、LLC(合同会社)をすることができるようになりました。これは一言でいえば「日本においても正式にパートナーシップが組織として認められることになった(p104)」ということです。では米国ではどいうかというと、「米国で年間に創業される企業は20万社程度であるが、そのうち株式会社が10万社、LLCが8万社と新規事業の実に4割はLLC(p42)」だそうです。

 この本の中で働く人の価値観の変化を表すキーワードを3つあげています。
 ○「組織」から「個」へ
 ○「ヒエラルキー」から「ネットワーク」へ
 ○「デット(Debt)から「エクイティ(Equity)」へ

 個の時代はSOHOが増えるわけではありません。たぶん外見は今と変わらなくみえる組織においても、意識が「パートナーシップ」的に変わるという示唆です。具体的な事例もたくさん挙げられています。たとえばパタゴニア社。アウトドア用品の製造販売の会社ですが、「パタゴニアブランドは消費者から極めて高く評価されているが、それは製品の品質だけによるものではない。同社の企業としての哲学が多くの消費者をひきつけほかのメーカーの製品に対してより高い金額を払わせるのだ。(中略)「信頼プレミアム」と呼ぶべきものだ。(中略)同社の社員はすべて同社のもつ独特の価値観に引かれて後待ってきている。(p175)」と社員食堂でのベジタリアンメニュー、充実した託児所、ランチタイムにサーフィンを楽しむ社員も紹介されています。

 「同社においては、マネジメントと社員の関係だけがパートナーシップなのではない。サプライヤーとマネジメントの関係、マネジメントと顧客の関係もまた、見事なまでに同じ価値観でつながったパートナーシップなのである。(P175)」

 SHIPとしては理想の企業像です。今既に起こっている変化をこの本で考えることが出来ます。


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2006.07.19

危機管理術 19 July 2006

060719a  パイロットが空から学んだ危機管理術 は、ひやっとさせられる本です。まず第一に、普段安全に対してほとんど疑問を持たずに乗っている飛行機はパイロットの気象やメカや燃料に対する判断にすごく頼る部分が多いんだということです。私はほぼ自動で飛んでいるもんだと思っていました。当然本論はこのことではありません。飛行機という動き出したら人間が制御できないエネルギー量を持ち、かつ多くの人命をのせる物体で事故がしょっちゅうあってはたまりません。したがって幾重にも危機を避けるノウハウが運行管理上盛り込まれていますが、これは通常のビジネスにおいても適用できるノウハウだということで「現場リスク編」「中間管理職編」「トップマネジメント編」と立場と状況を変えて示唆をされています。

 現場リスク編でなるほどと思ったのはいくつもありますが「危機の排除は仕組みで行う」「判断に感情を持ち込んではいけない」「内なるマッチョに抵抗しよう」など、多くのリスクは悪意ではない、人間の感情から出てくるんだなということがわかります。当社でもミスの多くはまさしくそこです。ルール化や仕組み化が後戻りのない業務プロセスを作ります。

 内容はすべてきわめて具体的ですが、中間管理職編は仕組み化の中での変化や臨機応変の必要性が目立ち、トップマネジメント編には、「決意」が主要な内容になっています、主観ですが。

 この本を読みながら、自社の危機管理を考えつつ、本日は京都に向かいます。


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2006.06.30

コヴィー博士の第8の習慣 30 Jun 2006

Q 私たちは主に自然(遺伝子)の産物なのか、それとも養育(生い立ちと環境的条件)の産物なのだろうか?

A このような質問はそもそも誤った前提にたっている。(中略)私たちは自然の産物でもなければ養育の産物でもない。刺激と反応の間には必ずスペース-選択の余地-がある。だから私たちは自分自身の選択の産物なのである。その原則に基づいて賢明な選択をするという能力を生かしていくうちに、選択の余地はますます広がる。(中略)人は「私とは、私自身がそうであろうとする存在である」「今の私は自分のおかげで選び取った自分だ」と率直に責任を認めてはじめて、「いや、私は違う道を選ぶ」と自由に選択することができるのである。(P103) 060629b

====

 「第8の習慣(スティーブン・R・コヴィー著)」の一節です。自分のメモのためにもこのブログに書き残しておきます。コヴィー博士はこんな図解をしています。

060629a  刺激と反応の間にはスペースがある。
 そのスペースの中に、反応を選択する私たちの自由と能力がある。
 そしてその選択の中に、私たちの成長と幸福がある。(P78)

 刺激と反応の間に選択の余地があることに気付かずにいると、みずからを変革する能力が失われる。(中略)精神医学者ロナルド・ディビッド・レインはこのことを次のように表現した。

 私たちの思考や行為は、私たちが気付いていることではなく。気付かずにいることによって制約されている。そして私たちは気付かずにいるというそのことに気付かずにいる。このため状況を変えることは難しい。私たちが気付かずにいるということこそ私たちの思考や行為を決定するものだというこの事実に気がつかない限りは。(P79)

 さて明日から東京リフォームフェアです。ご来場の方は、「目からウロコ」グループブースにぜひお立ち寄りください。


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2006.06.22

ハイコンセプト 22 Jun 2006

 癒し工房アクアライフ谷本さん、社長就任おめでとうございます。

060622b  さて、昨年池田コーポレーションさん主催のエコバウツアーで一緒だった赤坂建設赤坂社長・加藤所長がご来社。今もっとも手に入りにくい人気お土産「 じゃがポックル」を二個もいただきました。ありがとうございました。

060622a  久しぶりに本の紹介をします。ここで紹介させていただく本は今までは私自身が「目からウロコ」レベルで感動したものが多かったですが、「ハイコンセプト」(ダニエル・ピンク著 大前研一訳)は、『おぉ、これだよ』という感じでSHIPのバックボーンを確認したかのような本でした。

 「私たちの経済や社会は、情報化の時代のロジカルで直線的でまるでコンピューターのような能力を基盤に築かれたものだった。だがこれからは、創意や共感、そして総括的展望を持つことによって社会や経済が築かれる時代、すなわち「コンセプトの時代」になる」(P27)

 この前提のもとで具体的に「重要な資質」として、左脳よりも右脳的なもの、「六つのセンス」が具体的に示されます。「六つのセンス」とは、デザイン・物語・調和・共感・遊び・生きがいのことです。

 ひとつ紹介すると、コロンビア大学の医学部では科学の授業に加えて物語医学の授業があるそうです。「物語だけで病気を治すことはできない。だが、物語が現代のテクノロジーと結びついたとき素晴らしい癒しのパワーを発揮することができるのだ」(P190)、「同感!」「これはもらった!」と読んでいてアイデアがバンバンでてくるとても楽しい本でした。


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2006.05.30

グーグル明解検索術 30 May 2006

060530a  GoogleやYahooなどのインターネット検索で毎日のように様々な調べものをしますが、特に誰からも調べ方・探し方を習ったわけではないので、効率的な検索の方法は案外知らないのではないでしょうか。かくいう私がそうのなのですが、日曜日に書店でみかけた「グーグル明解検索術」は早速役に立ちました。

 お店の「ドン・キホーテ」ではなく、名作の「ドン・キホーテ」を調べたい

 これに似たような経験があります。たくさんの「ドン・キホーテ」のリストの中から、それらしいページを開いていくということをしてきました。

 ドン・キホーテ -店舗

 と入力すればいいんですね。名作「ドン・キホーテ」を売っている店舗のページ情報もマイナスされてしまうかもしれませんがそれはそれで別用途でしょう。

 このように知っておけば便利な検索方法が70~80くらい紹介されています。

 自分のホームページやブログが外部からどれくらいリンクが張られているか気になることはありませんか?
 実際サーチエンジンで検索したとき、上位に表示されるためには外部からのリンク数が重要です。

 例えば株式会社シップのホームページにどれくらい外部リンクされているか知るためには、検索窓に

 link:www.shipinc.co.jp

 と入力すると件数と、リンク元が表示されます。こんな小技もたくさん紹介されています。

 地球の歩き方みたいな便利な本ですね。インターネットの歩き方みたいな。


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2006.05.25

「人生の岐路」でネットの役割増大 25 May 2006

0605025a  コールドリーディングの本がすごい売れ行きだそうです。電車の広告でも「なぜ、占い師は信用されるのか?」のコピーを最近よく見ます。人は誰かを信頼したい性向を持っているのですよね。

 人生の岐路で相談する人が占い師である人は少なくないようです。昨晩も名古屋でそんな話を聞きました(笑)。アメリカのある調査によると、人生の岐路となる決断を下す上でネットが助けになったと45%が回答しているそうです。特に「ほかの誰かの闘病を手助けする上でインターネットが大きな役割を果たしたという回答で、54%増加。自分の闘病の手助けも40%増加した。」とありますが、情報がブラックボックス化されている分野はネットのクチコミ情報を頼りにするのでしょう。気持ちがわかります。

 生活者にとって、ネットは恐山のいたこ(霊が憑依して霊のコトバを話す人)になりつつあるのかもしれません。


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2006.05.22

通販に学ぶ 22 May 2006

0605021a_3    昨日息子と奥多摩に釣りに出かけました。釣りの仕掛けも、フライ、ルアーなど様々ですが、川辺のレジャーも昔は登山とバーベキューとキャンプくらいしかなかったような気がしますが、今は、マウンテンバイク、カヌー、ロッククライミングと実に多様 だなぁと実感しました。

0605022b_1  夜は久しぶりに「なぜ通販で買うのですか」(斎藤駿 著)を再々々読。著者は「通販生活」を始めた人でカタログハウス社の社長です。

 「通信販売の本質は一にも二にも実演販売である、と私は確信している」(p146)
 
 「私が訴求対象の肉体化や使用体験にこだわるのは、通信販売という広告は消費者の内にある経験と連動しないかぎり信用してもられないからだ。
  <人は経験を媒介として理論を信用する>」(p144)

 「なぜ売り手の説明コトバよりも、実際に使っている購入者の経験コトバの方ほうがはるかに読む人の心に届くのか。 
 理論(売り手の説明)は未知であり、経験は既知だからだ。」

 「カタログの服売り場では、あらゆる服はモデルが着た状態でで陳列されている。 カタログにおけるモデルとは消費者の代理人だった。自分の代理人であるモデルが自分の代わって試着してくれて、いちいち服の使用価値を伝えてくれるのがカタログの服売り場なのだった」(P136)
 
 「『いかに消費者が抱く生理的不安をとりのぞけるか』が売れる商品のバロメーターになっていく。」(p132)

 「商品ごとに、『買う人』のイメージを具体的に特定して販売する」(P123)

 上記の「通信販売」を自分の商売の名称と言い換えても、ほとんどの場合、まったくぴったりくると思います。読んでいるうちに、この本に救われました。

【27日盛岡】

盛岡リフォームフェアに来られる予定の東北の方にお知らせです。27日の夜、盛岡で懇親会をやろうと思っています。17時で会場は終わりですので、17:30くらいから市内で。来れる人はご連絡いただけますか?。 


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2006.05.08

極意 8 May 2006

 連休最終日は妻と4歳の息子と水族館。
 2回目のせいもありますが、息子は驚くほど目的がはっきりしていて、アシカショーとイルカショーに熱中するも、他はほとんど通りすぎるだけ。確かに見事な芸でした。誰が最初にアシカやイルカにこんな芸事を覚えさせたんだとその発想に勝手に脱帽です。

060508a  連休最後の夜は「ウォーレン・バフェット」、豊富な彼自身の発言集ですのでストレートにバフェットを味わえます。ビルゲイツと並ぶ個人資産を誇るこの投資家の話はやはりここに締めくくられると思います。

 「株式投資の極意とは、いい銘柄を見つけて、いいタイミングで買い、いい会社であり限りそれを持ち続けること、これに尽きます

 ある意味アシカやイルカよりも制御不可能な株式投資で成功を収めるこの原則は、あらゆる「制御不可能に見える困難」を治めることに通じるコツなのかもしれません。


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2006.05.07

ディープ・インパクト 7 May 2006

 この1年で初めてお会いした人の中で最もインパクトを受けた人は、オーパスの澤田さん、今日が誕生日だと思っていたのですが、ブログ見ると違うな、、、(^_^;)、はずしてごめんなさい。
 誕生日おめでとうございます。ますますの桁外れのご活躍を

060507a  さて、この1年ほどで最もインパクトを受けた本が「Web進化論」(梅田望夫著)、読んだ直後は少々取り乱してしまいました。この文章も取り乱しているのでしょう、ショッキングなのは、本そのものではなくて、本に見事に描かれたWeb2.0の世界です。社内でも本は紹介するけど普段は「読んで!」とは言わないのですが、今回ばかりは違いました。

 私がコンピューター業界に入ってからの一番目の革新はダウンサイジングによりパソコンが主役になったことであり、ヒーローはマイクロソフトのビルゲイツ氏でありました。頭の進化はそこで止まっていた、「かなりヤバイ!」ということを感づかされました。ゲイツ氏は50歳、かつて「コンピューターの私有」の破壊性に熱狂した世代。
 これを読むとIBM社がパソコン事業を中国のレノボ(聯想)グループ社に売却した時代の流れがはっきりと理解できます。手元のパソコン(こちら側)からネットの向こう側(あちら側)にパワーシフトしているのです。

 「あちら側」の主役はGoogle、本の解説でもないので多言を費やすまい。昔、「アカシックレコードとアクセスできる超能力者」の存在に興奮したことがありましたが、そのアカシックレコードそのものを創造している民間企業。Googleのミッションは「世界中の情報を組織化し、それをあまねく誰からでもアクセスできるようにすること」とありますが、検索エンジンのときは「使いやすい検索」程度の実感しかなかった人でも、Googleアースで衛星写真で自分の知っている場所の詳細まで見られることを発見したときに、只者ではない存在感に驚いたと思います。もっとすごいのは、この画像の公開はGoogleにとっては「挨拶代わりにどうぞ」というレベルだということです。

 足元が進化していくことに適応して、当社でも4月1日からチームの枠組みを変え、電子メールも最小限、社内コミニュケーション方法も変えました。組織原理から変えていかねばと思いからだったですが、1ヶ月経って、新しい秩序に馴染んできたことを実感しています。


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2006.05.06

生きてきたすべての時間があなたを作る 6 May 2006

 初めてご出席された方のためにと思ってはじめた研修まとめでしたが、本を読み返したりして、私自身がいちばん勉強になりました。

 水口先生マーケティング戦略塾まとめの最後は「愛」です。

 「この給料はお客様からもらっている、我々は生かしてもらっている、ここだぞ、最終のお客様の『ワースゴイ、ウレシイ、アリガトウ』の声を聞け」

 今回の出席者は、新たに業態転換を含めたスタートをしようとされている人が多かったと思います。そこを「新創業」と位置づけました。

 「新創業は会社が成り立っている要素の全部を理解することから始めるんだ。新創業は理念だぞ、何のために存在するか、自分の都合だけでは弱い、お客さんが喜んでくれるのは何だ? 二店目を出すかどうか迷っている人がいたな、それでお客さんが喜びそうなら出せ、ただの競争になりそうだったらやめろ、世の中に二つとない会社になれ」

 自分のまわりにすべてに対する愛。

 「商圏に対する愛があるか? どれだけ商圏の生活に根ざしているか? どれだけ町のことを考えているか? お客さんの側からこうしてくれとはよういわん、プロの洞察力でそれを見極めて、テスト導入して、その提案への反応をみていく」

 「メンバー・パートナーへの愛はあるか? 数字で褒めてはダメだよ 何故その数字がうまれたか、数字となったアクションを評価しないといけない。また報告に対して、『何故?』を5回言え、何故を言うことで物事がはっきりしてくる、『ということは?』を5回言え、問題の本質に近づいてくる。話題を方向で止めるな、キィアクション、固有名詞と日付、手段と活動までブレイクダウンする」

 冒頭、感慨深げに言っていたことが印象的でした。

 「アジアの若い奴の言うことを聞いていると、人のため、家族のため、国のため、と話が続く。日本ではとんと聞かなくなった」

 これからは、モノではなくお客様の問題解決、つまりソリューションの力が大事であり、ソリューションは独りではなく、ベストプラクティス(成功事例)を共有してネットワークで解決してしていく時代といいます。お客様の側を向いてネットワークを相互に構築・活用していく関係を作って行きましょう。

 最後にこの言葉で今回の研修をまとめます。

 「逃げなければソリューションネットワークは自然に大きくなる。生きてきたすべての時間があなたを作る。」

060506a 【お奨めブック】

“売る力”を2倍にする「戦略ガイド」  水口 健次 (著)


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2006.05.05

お客様の声で運営し始めたら会社の中はエゴが消える 5 May 2006

 子供の日ですね。息子のためにおじいちゃんが買ってくれた5月人形を飾りました。さて、マーケティング戦略塾まとめのつづき。「展開」です。
 
「自分は特定の誰(お客様)のために存在するのか?」
それを決めたら、お客様に対するキィアクションの計画を立てる。

 生活者は自分の生活がよくなることしか考えていない、あなたが何をどれくらい売りたいかとか昨晩遅くまで働いたとかいうこととには関心がない。

 リッツという美容院では、業務プロセスを次のように分類している。すべてはお客様にとっての「記憶に残るサービスのため」に仕組まれている。また常時ひとつひとつ改善される。「いつまでに?」「誰が?」と。

①リッツを知る 
  知ってもらうために、雑誌などの取材を受ける
  友人のクチコミにのることを意識する

②予約 
  リザベーションシステムがある
  予約と同時に、担当者のプロファイルと料金を送る

③入店 
  「ヘェー、ロッカールームも あるんだ」とサプライズ

④カウンセリング/施術 
  タレントの例をあげてどんな風にしたいかをイメージさせる

⑤パーマ・カラー待ち 
  苦痛の50分をできるだけ快適にすごすためのバルセロナチェア 
  その人のお気に入り雑誌(最新)と似たような雑誌3冊用意
  
⑥仕上がり 
  家に帰ってからのケア方法を伝授する

⑦会計 
  料金 予約時にあらかじめ聞いていた料金

⑧ほめられる 
  友達にほめらるコツを伝授
  お客様に成功させる

⑨DM 
  今回のパーマは 22ミリロッド・7トーンの赤などのスペックを知らせる

 リッツのように具体的に「展開」すること。

 また、「地域密着と簡単に言うな!」とおっしゃいます。「今年の地域密着は何だ?」と問います。
 
 「セブンイレブンは全国で展開しているが、全国おでんのダシの味が違う。地域に根ざすとは、その街で暮らす人の生活サイクルを先取りすること、セブンイレブンでクリスマスケーキを一番売っているのは北海道のある店だが、消費者の生活を知り抜いているからできること。
 こんな地域密着と戦わないといけない、PTAになれ、家庭訪問しろ。どんな暮らしの誰のお手伝いをするか?を決めてアクションに落とし込まないと、最終消費者(生活者)は、口には出さないし、意識もしていないけど、近くのセブンイレブンと比べて物足りなさを感じてしまう」

 「事実を明らかにすること、お客様の事実を知ること、それには固有名詞で語り合うこと、経営が苦しくなると同業・競合の話ばかりになってくる、そこからは戦略も誇りも生まれない、ひたすらお客様の事実を固有名詞で語り、SWOTで見つける強みをお客様の願望に出会うためのキィアクションを、何月何日レベルでひとつひとつ落とし込んでいくこと」

 さて、このキィアクションが戦略の展開なのですが、一発で正確に展開されることはありません。

○最初の指示では大きなばらつきがでます、約10倍の差
○そこで、ばらつきの要因分析を行います(ギャップフィリング)
○新しい指示は最も成功した事例(ベストプラクティス)に基づき修正、これで約2倍の差まで縮まる

 こうしたことも含めて「戦略は展開されてはじめて戦略」といい、またこうしたことを進めるときに行き当たる組織上の障害も「お客様の声で運営し始めたら会社の中はエゴが消える(方向に向かう)」と示唆されています。

060505a 【お奨めブック】

マーケティング戦略の実際 水口 健次 (著)


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2006.05.04

具体的に「顧客集団」を特定すること 4 May 2006

 SHIPは暦通りですので5連休の二日目です。先日の水口先生のマーケティング戦略塾のまとめをしていますが、一般論としてリフォーム会社の課題を最初にこんな風に列挙していました。

1.ブランド力が小さい

 お客様の「選択のてがかり」「信頼の根拠」になっていない。

2.スキルが自己流

 リフォームは出身事業が様々だが、その出身事業によって体系が広範になっている。

3.担当者によってバラツキが大きい
 
 企業の体質ではなく、個人のスキルに依拠している。
 お客様からみるとわかりにくい、紹介なども個人レベルでしか発生しない。

4.プレゼンの準備が弱い
 
 お客様の側になった見られ方を意識していない、うまくいった事例(ベストプラクティス)を共有していない。

5.顧客の不安を解消できない

 上記のことを含めて、お客様はいまだに『どこに頼んでいいのかな』の中をうろついている。

 そのうえで、上記を解決していくにあたって、各社のSWOT分析(強み・弱み・機会・脅威)を聞き終えた後で、マーケティング・システム構築の第一歩として、おっしゃっていたのは下記のことでした。

1)自分が何者か説明していないので、山ほどあるリフォーム業者の中で「ここだ!」になっていない、説明のツールがない、顧客から見えない

2)理念・経営計画を示さずに、現象をおっかけているから、小言経営者になっている、まだまだ語る用意ができていない

3)特定の顧客集団にとって、他のものによっては得られない「特別の価値」になっていない、具体的に「顧客集団」を特定すること

 ここが第一歩ですね。昨日紹介した「最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと」のリーダーの仕事もこのことでした。

 私たちもあらためて第一歩に立ち返ります。研修参加者の皆様、SWOTのまとめの資料を一昨日発送させていただきました。一緒に歩みだしましょう。

060504a 【お奨めブック】

通念への反論-顧客、ブランド、価値営業の新しい真実がある- 水口 健次 (著)


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2006.05.03

最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと 3 May 2006

 素晴らしいリーダー、オクタの山本社長もブログを始められたんですね。
 
060503a  ゴールンデンウィークに最初に読んだのは「最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと」(マーカス バッキンガム)。終盤にエッセンスがまとめられています。(P304)

 すぐれたマネージャーは、一人ひとりの部下の個性を拡大し、強調し、活用することで勝利を収める。すぐれたリーダーは、核となる尺度、いますぐとれる行動について結論を出し、明確さだけを念頭におき、思考と会話から他のすべてを追い出す。継続的に有能な個人は、障害となるものをキャリアからきびしく排除し、同じようにアンバランスなやり方でまわりの世界に取り組む。

 アンバランスという言葉がわかりにくいかもしれません。278Pから抜粋します。

 あなたが本当に好きなことをして過ごしているのは、一日のうち何パーセントか? (中略)ベストバイでもっとも継続的に成功を収めている店長10人がこの質問を受けていた。彼らの答えは、いちばん低い人で70%、高い人で95%だった。(中略)大きな成功を収めている人は、バランスを欠くほど多くの時間を好きなことをして過ごせるように、自分の仕事を彫り刻んでいる。

 マネージャーとリーダーを区別し、それらの仕事の本質を選り分けています。そのうえで継続的に成功するための具体的な秘訣を指南してくれます。ビジネスマン必読の書かもね。


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2006.03.31

LifeStyleCADにも形態形成場ができた 31 Mar 2006

060330k  ルパート・シェルドレイク博士の形態形成場の仮説(遠隔地に同じ現象が物理的な手段を介さないで伝播していくことを解説した仮説)は、日本では百匹目の猿現象で知られていると思います。最近リフォーム業界でLifeStyleCADの習熟スピードがぐんぐん上がっている現象を見ていて、それぞれの会社のスタッフは交流もあるはずもないのに、何故なんだろうと、この仮説を思い出してしまいました。

 先日導入講習を紹介させていただいた総合建築職人会さん もあっという間にLifeStyleCADがフル稼働です。清水君からの報告です。

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 センスのあるスケッチとディテールにこだわるカラーパースライフスタイルCADの導入して約2週間、驚くべきスピードで素晴らしいアウトプットを出しているのが総合建築職人会の担当の山田さんと河津社長。

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 お打ち合わせでのお客さまの要望をとりいれきっちっと絵に落とし込み、お客さまの想像を超えた提案をしています。

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「お客さまの反応はどうですか?」
「いや~いいですよ」
「今度のプランも最終的なところで変更があって、それを見せたくって作ったんですよ」
「印刷して持っていったんですね?」
「そうそう、もともと着工日が決まっていたので、最終打ち合わせで使いました」

060330i 060330j

とのお言葉、さっとこんなスケッチやパースが出てきたら

「これがいいわ!」

ってなっちゃいますよね。

060330a 060330b もうひとつは他の物件。
「まだ出来上がってないから・・・」

と担当の山田さん。でも見てみると・・・

雨どいが出来てる。ディテールもこだわってます。
毎日のように質問のお電話をいただき、永吉君も精力的に対応させていただいています。

 ありがとうございました。


2006 03 31 [LifeStyleCAD~スケッチで膨らむ住まいの夢~, 小松おすすめの一冊] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2006.03.13

ググッときました 13 Mar 2006

  今、採用活動の真っ最中オセロ滝川さんが、納品講習で経営者の熱い想いにふれてググっときてしまったというレポートです。こうした日々の感動が人を成長させるのだと思います。河津社長、ありがとうございました。

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社長へ

060313c 8日に総合建築職人会さん の納品講習に行ってきました!
目の前が公園という、すてきな環境にある事務所♪

河津社長と山田さん(なんと20歳☆)が迎えてくださりました。
今日はライブ@インテリアの講習だったのですが...

お二人は、先んじてLifeStyleCADの講習を受けていただけあって
初めて触るとは思えないくらい、サクサクッと操作をされていました!

実際に、作っていただいた画像がこちら!
実際現在進行中の新築の物件みたいです(^^)

060313a 060313b

さ~て、プロセス設計図をおさらいして、
ではではそろそろロープレにまいりましょう!!

という時に、社長様からこんなお話が。

「自分は、ずっと営業として自分の信念を持ってやってきた。
 僕にとって、価格よりも何よりも先に『あなたに決めた!』
 と自分を選んでもらうのは、当たり前のこと。
 こういっちゃ失礼だが、僕はこういったツールを使わなくても、
 お客様を幸せにできる自信はある。

 様々な経験をしてきたから、お客様の“ありがとう”の嬉しさが
 心から分かる。

 だからこそ、うちのスタッフにも同じ気持ちを味わわせたい。
 ライブ@インテリアを使うことで。」

ググッときました。

建築の「け」の字も分からない私が、シップに入ってイベントのお手伝いに行かせていただいたり、プレゼンソフトやはいからモダン物語を通じてたくさんの人と良い出会いをさせていただいた。

お客さんに喜んでいただけた時、なんだかとっても嬉しかった。

そんなことを思い出しつつ、河津社長のそんな熱い思いにとてもググッときました!!

現在、スタジオの建設準備も進行中とのこと。
期待のeリフォームプレゼンターさんです(^^)

滝川

===

060313d  さて、ラフィーヌ財務総研鬼定代表のブログで「号泣」本と紹介されていたあの「牛角」を展開するレックスホールディングスの西山社長の「想い 三茶の焼肉、世界をめざす」も熱い本でした。一気に読みました。こみあげてくる箇所はいくつもありますが、あえて終盤の二行を紹介します。

人生は限りあるものなのだ。

精一杯生きよう-。


2006 03 13 [ライブ@インテリア~「そう!そう!こんな感じ!!」~, 小松おすすめの一冊] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2006.03.08

SHIPプロデュース 8 Mar 2006

060308a

060308c  ガーデン・プレゼンテーション講座は開始4ヶ月目ですが、認知されてきたのでしょうか、サンシャイン増田さんファミエル丸山さん も含めたくさんの方に勉強していただきました。060308e また今日は9ヶ月目のはいからモダン物語基礎研修会でもありましたが、こちらも20名以上の方がご出席。これから発表する企画も含めてSHIPプロデュースには共通点があります。それは「生活者の視点」、自分の大切な人が喜ぶだろうなと思う価値の提案ということです。

060308b  今朝通勤電車で読んできた元伊勢丹のカリスマバイヤーの「藤巻のたのしく商売する法則」の巻末に、面白い法則が列挙されています。3つだけ紹介します。

(壱) 売れているからより売ってみたいが商売

(弐) 明確なるコンセプトがブランドになる

(参) 作り手と売り手の夢が重なって感動が生まれる

 SHIPは「あの人の笑顔が見たい」という「生活者の視点」が新しいキライキラしたネットワークを紡ぎだしていきます。

060308d  あっそうだ! はいからモダン物語のWebサイトで清水くんがブログを開始しました。寄っていってください。会員ブログと題材はかぶることが多いと思いますが、こちらはオープン版です。


2006 03 08 [SHIPオリジナルセミナーのご案内・ご報告, 小松おすすめの一冊] | 固定リンク | コメント (6) | トラックバック

2006.03.04

どこを切ってもすごい本 4 Mar 2006

060304a  すごい本に出会いました。武術家佐川幸義氏の語録を中心に構成されている「透明な力」。「現代の五輪の書」とあったのに興味をもって買ってみました。五輪の書とは剣豪宮本武蔵が著した剣の真髄の書ですが、なるほど佐川総師範は90歳を超えてもなお柔道や剣道や様々な武術の猛者をまったく寄せつけなかったそうです。その証言もぞくぞくするような迫力があります。本書の著者は作り話をしても一銭の得にもならない筑波大学の数学教授です。

キィワードを自分で拾ってみると、執念、基本、身体を鍛える、頭を使う、理、実戦、、。内容の一部を紹介します。

強くなろうと気ばかりあせってそれに伴う自分の練習をしなければ強くはならないよ。誰かが強くしてくれる訳ではない。自分がやるしかないのだ。 162P

私はごまかさないでなぜできないかどうしたら良いかを徹底的に追求したよ 172P

ただ同じ事を何回繰り返してもうまくならない。まちがった事をいくら繰り返してもだめだ。言われた事を守りなぜ効かないか、どこがまずいかを反省して変えていくことが大切なのだ。だからただ沢山稽古すれば良いとはいかない。しかしうまくなる人はみな回数が多い。165P

天才と言われている人間の方が努力しているよ。私だって陰の努力はすさまじい。それを表面だけみてすごいといったりちょっとやってできないからと言ってあきらめてしまう、みな簡単に考えている。 175P

うまくやろうという邪心を持つから変になってしまう。素直にそのまま出て行けばよいのにうまくやってやろうと思って力を入れてしまう 185P


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2006.03.02

わかりゃいいんだよ。 2 Mar 2006

060302c  サラリーマン時代、グループ会社に巨大なゲーム会社がありました。私が印象に残っているゲームは2つあるのですがひとつは体感ゲーム「ハングオン」、レーシングゲームですが実際にバイクにまたがって運転します。身体の傾け方が足りなければ曲がりきれずにアウトになります。80年代半ばですがあの会社の飛躍のきっかけになったゲームです。

060302a  もうひとつがシーマン。人を食ったような人面魚がテレビ画面にでてきて、プレイヤーの音声に反応して、動きや返事をしていくペット飼育ゲームです。私は当時どんどん精巧になっていくゲームには興味をもてなかったのですがシーマンはとても好きでした。

 060302b このシーマンの作者が書いた本にはゲームクリエイターならではの「発見する視点」がたくさん散りばめられています。面白かったことのひとつはシーマンは決して「音声認識技術を駆使した云々」とかいう技術の話をせずに、シーラカンスのような生きた化石がみつかったという物語を徹頭徹尾プロモーションして、シーマンそのものを丸ごと受け入れさせたということです。もうひとつは音声認識技術はまだまだ発展途上だったので試作機ができたときは、人が問いかけても「何?もう一回言ってくれ」とシーマンは繰り返したそうです。遊んでいる人は「こんなバカ魚とつきあってられない」と評判が悪かったそうです。そこでこのゲームクリエーターがとった手段が面白いです。認識できない音声に対し、シーマンの方が「お前の言葉、何回聞いてもわかんねぇよ つまんないから帰るわ バイバイ」と不愉快そうに言って水槽の奥に去ってしまうという仕様にしたそうです。その結果、プレイヤー側が
「ごめんよ シーマン」
「お~い お話しようよ」
「こっちおいでよ~」
とまるで赤子をあやすように、人はわかりやすい言葉でゆっくりと話すようになったそうです。シーマンはそれに対してこんな風に反応します。

「・・・わかりゃいいんだよ。俺だって好きでお前に飼われているんじゃないんだからな、しっかり話してくれよ・・・」そう愚痴を言いながらしぶしぶとシーマンは戻ってくる・・・。

ほんとは紹介したくないくらい知恵のつまった本です。


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2006.02.02

本郷猛を鍛えてはいけない 2 Jan 2006

 ワイキューブ安田社長の新ベストセラー「千円札は拾うな」 で、ほとほと感心したのがこのフレーズ「本郷猛を鍛えてはいけない」。

 本郷猛とは仮面ライダーに変身する前の姿で、そこそこ強いですが当然人間であるから限界があります。文中では「ショッカーには勝てても怪人を倒すことはできない」。本郷猛を鍛えて、ミクロの進歩に自己満足するのではなく、仮面ライダーに変身させることを意図せよ、というようなことです。

 以前の著作物では「カツノリは絶対に古田になれない、古田は最初から古田」(野球に興味ない人にはわからないかもしれませんが)というフレーズが印象に残っていますが、さらに上をいっているような気がします。

0601027e  中小企業は本郷猛を採用して、仮面ライダーに変身させる環境とシステムを作ることで飛躍的に成長するのでしょう、たぶん。

 「そこまでやっていないもんな、まだ」と深くうなづいてしまった本、2回目のお奨め⇒


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2006.01.30

新築のにおい 30 Jan 2006

 はいからモダン物語を始めて半年ほどになりました。会員さんは43社、クチコミになる語るブランド・共感のブランドが予想通り静かにじわじわと広がっています。
 この間私がいちばん勉強させてもらったのは、「におい」のことです。具体的にいうと、「においを話題にすることの効果」です。

 「新築のにおいってあるじゃないですか? なんかこう新しいぞ!みたいな、新しい畳なんか青さが強くてにおいも強いですよね」
 「うんうん、そうね、」
 「あれって○○のにおいなんですよね。△△さんからお聞きだと思いますが」
 「えっ、、、」

 におい(香り)の話題は相手にその経験があれば想起されるイメージが極めて強く、かつ具体的です。私のように記憶力が若干やばくなっている人だとますますそれを感じます(笑)。視覚など他の感覚は大脳皮質を経由して大脳辺縁系に伝えられますが嗅覚は直接大脳辺縁系に伝わります。つまり理性のフィルターを通さずに感情の層に達します。(食物と空気の話に似ています)においとむすびついて記憶されたものは、長く記憶されやすいし、直接感情を何度も動かすわけです。

 嗅覚の話題がいちばん得意なコメット星さんの現場が引き渡し。父母子3人・築35年・平屋。

「思い入れのあるこのお家を何とか残したまま足の良くないご両親と快適に暮らせないものか」と親孝行な息子さんからのご相談で、当初「当然3・4社の相見積もりは取る。」と警戒されていたお客様に、「はいからモダン物語」で嗅覚刺激・視覚刺激・触覚刺激。

「コメットさんお願いするので契約に来てください」とのご連絡。写真の居室のみならず屋根全葺き替え、水周り交換・キッチン、UB、化粧台、までご契約。

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お客様のご感想は

「においが不快でない、ほとんどしない。(住みながらでも気持ち悪くならない)」

051011h 「この床(無垢の床と自然塗料)だと朝からヒヤッとしないんです。」

「間仕切りを開け放っておいてもストーブ一つで十分!です」

 今週の日経ビジネスに紹介されていた五感刺激のブランド戦略に書いてあるようなことを、はいからモダン物語ではすでに実践しています。


2006 01 30 [はいからモダン物語~安心建材で家族を守る~, 小松おすすめの一冊] | 固定リンク | コメント (5) | トラックバック

2006.01.27

順番 27 Jan 2006

 「ガイヤの夜明け」にも登場するワイキューブさんとのジョイントセミナーを六本木ヒルズに隣接するグランドハイアットでやらせていただきました。さすがワイキューブさん、ハコ(会場)選びからして違います。

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 SHIPの主役は新人江川佳穂、昨晩は眠れなかったそうですが、終わったときにはお客様からの自然発生の拍手ををいただいたプレゼンでした。
 
0601027a  事業基盤が不安定な中小零細企業が新卒採用を行うのはなかなかハードルが高いと思います。しかし、SHIPは会社設立とほぼ同時にワイキューブさんのサポートをいただき新卒採用を開始し、その新卒社員を中心に組織を作ってきました。4月から4期生が入社しますし、来月から5期生の採用活動が始まります。新人を毎年採用し続けると決めると経営者には既存事業の活性化と新規事業をスタートというプレッシャーが常にかかってきます。この順番は逆ではないと思います。

 リフォーム事業を行うのにお客様に喜んでいただきたいと思ったら、まずはSHIPのeリフォーム・プレゼンを営業プロセスに埋め込むことから始めることだと思います。契約率も契約単価も上がる方向に動き、結果として人が育ちます。これもこの順番の逆ではないと思います。

 この10年以内に社会人になった人には信じられないかもしれませんが、12~3年前には「オフィスにLANを導入すべきかどうか?」という議論がありました。そんなテーマのパネルディスカッションを以前在籍していた会社で催したことがあるのですが、当時のマイクロソフト成毛社長は「まずLANを導入すること、そうすると需要は出てくる、効果もコストを上回っていく」というようなことを言ってました。実際この順番は逆ではありませんでしたし、今LAN敷設の議論をする人はほとんどいません。

 さて、江川さんがお願いして中川副社長および素敵なスタッフの方々と記念写真。実は六本木ヒルズも初めて歩いたので記念写真。ありがとうございました。

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0601027e  あっそうだ!リレー推薦のお達しが。私は言われてないけど出しときます。発想の順番を変えてみたいのならこれに勝る参考書はないかもしれません。 「千円札は拾うな」 安田 佳生(ワイキューブ代表取締役社長) 著。


2006 01 27 [SHIPオリジナルセミナーのご案内・ご報告, 小松おすすめの一冊] | 固定リンク | コメント (3) | トラックバック

2006.01.17

好き、関心、成功 17 Jan 2006

0601017b  昨日は「はいからモダン物語」特別コース、基礎コースは知識情報のインプット・変革コースはロールプレイングによるアウトプットですが、特別コースはアトピッコハウス後藤社長の10年間の集積によるデープな健康配慮住宅に関する講義です。話題は建材におさまりません。人の存在に関わる全体性の感覚が身につくとのご評価です。環境や健康への関心が自分の中でも相当に高まることで、毎日触れる情報から自分の話題が紡ぎ出されていくのだと思います。

 最近、株を始める人が増えているようですが、ビギナーズラックは別として、株で成功するためにも必要なのは、同じように「好きなものへの自分らしい関心」なのだと思います。さっき電車でサラリーマン同士が「上がる下がる」だけの話題をするのを隣で聞いて、「いつか来た道」感を持ちました。株式投資も本人の生き方の投影だと思います。

 さて、大和ハウス工業でトップクラスの成績を続け本社でも活躍していた営業マンが突然起業をしました。誰もが驚きました(私も驚きました)が、その独立から3年、今では多数のクライアントに頼りにされる営業コンサルタントになりました。リフォーム業界もハウスメーカーのように来店型に移行する中で、昨年毎回満席だった SHIP「来店型営業研修」の講師をやっていただいていたダーウィンシステム笹沢竜市さんです。この人は「営業という仕事」が本当に好きなんですよね。だからますます「営業力」がパワーアップします。
0601017a  その笹沢さんがプル型営業に関する本を出版しました。タイトルは『集めたお客を逃がさない「集客型営業」の極意』、SHIPも題材として登場しています。特に講義に参加された人はご購入をお奨めします。セミナーを聞いた講師の本はとても染込みやすいものです。


2006 01 17 [はいからモダン物語~安心建材で家族を守る~, 小松おすすめの一冊] | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック

2006.01.16

こどもプロジェクト 16 Jan 2006

 100円で、内モンゴルのホルチン砂漠に植えるポプラの苗木が10本買えます。水を与え、大切に育てれば、それはやがて10mのポプラ並木へと変ります。

あなたのアクションの入り口 ⇒ 緑化ネットワーク

0601016a 「世界を変えるお金の使い方」にはこんな例がたくさん載っています。100円で、300円で、あるいは3万円で、「募金する気はあるけど、どんな団体があるのか分からない」(P42)の人はこの本を手に取ってみると良いと思います。

 500円で、西半球の最貧国、ハイチ共和国の診療所で不足しているお医者さんをひとり雇うことができます。

あなたのアクションの入り口 ⇒ NPOハンガー・フリー・ワールド

 日本的なお布施の感覚であってもいいと思います。そんな話題もビジネスの合間にいかがでしょうか。

 もう一年以上前ですが、この本のことを最初に最初に話したのが 福田恵美さん でした。彼女はご自身のお子さんの病気の介護の経験から、介護する家族をサポートする体制が日本にはないことを痛感し、現在 NPO法人こどもプロジェクトを立ち上げて、難病を持つ家族の支援やこどもに関する様々な問題に取り組んでいます。彼女のブログはこちら。

0601016c 0601016b  このたびオセロの滝川さんが福田さんのホームページのお手伝いをしました。講演の御礼です。滝川さんの生まれて初めてのホームページのTopデザインもさることながら、こどもプロジェクトに関心をもっていただいた方は直接福田さんに連絡していただけるといいと思います。倫理法人会の講演などでも、経験と使命の重みに感銘を受ける人がたくさんいらっしゃいました。誰にでも関係のあるテーマです。

 そういえば 一児の母でもある村上彩子嬢 も 感慨深げでした。


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2006.01.07

いい日 7 Jan 2006

小さな女の子が言いました。

昨日転んだところでまた転びそうになった時、

「また転ばないように気をつけなきゃ。今日はいい日にするんだ」

こんな小さいのに「いい日」というのは、自分の手でつくれるということを知っています。

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・・・

「感動力」(感動プロデューサー平野秀典著) からの引用です。

 感動を創造するのに、まず必要なことは、「自分が感動をもらう側ではなく、創る側にまわる」という「発想」の転換です。(37P)

 年末年始は4歳の息子と過ごしました。起きている間中、ずっと何かに熱中して、「遊ぼう」と人に絡みつき、ずっと笑い、跳びはね、時には泣いていました。小さな子供が持つ大きなエネルギーに圧倒されていました。

 「感動力」が、もともとあったチカラだという仮説を前提にすれば、大人になった今でも感動力を刺激することで、潜在していた「能力」や「才能」が発現するのではないか? (中略)

 「感動とは探すものでも発見するものではなく、思い出すもの」(22P)

 あの長者番付日本一の銀座まるかんの斎藤一人さんが、はじめて推薦文を寄せた本でもあります。素敵な文章ですね。

 人に感動を与えることが自分で感動することなんですね  ひとり

 感動の聖書かもしれません。ただし本屋さんで買うと感動が薄れます。ポチっと ここをクリック して感動に浸ってください。


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2005.12.29

突如 29 Dec 2005

051229a 051229b     帰省することになりました。

 予想はしていましたが故郷はすごいことになっています。昭和48年以来の豪雪ということですが、その年は雪のため、休校になるようなこともあったような気がします。

051229c  その頃と違うのは幹線道路ばかりでなく支線までわりと除雪が行き届いていることです。このコストたるやいかばかりかと思いますが、交通・物流が正常に流れることが今は最優先です。

051229d  移動の間に読んだ本、 「不動産投資の破壊的成功法」(金森重樹)が面白かったです。まだ半分ほどですが。

 ・・・年収など、その気になれば休息に、かつ際限さく増加させることができます (中略) 単純な話、「年収はお金で買ってしまえばいい」んです。(2P)

 ・・・コントロールされた10億円の不動産投資よりも、5000万円の住宅ローンのほうがよっぽど危険なのです。住宅購入などの消費活動のために、借金してはなりません。危険な借金なのです。(35P)

 ・・・世の中には、汗水たらして働いたお金をせっとと貯金して、やっとの思いで外車を買う人たちと、節税のためにしょうがないから買う人たちがいます。 物事の順番を入れ替えるだけで、こんなにも違った世界と違ったものの見方が出てくるのです。(41P)

 このあたりがプロローグ的なところですが、不動産投資をする気のない人でもビジネス書としてお奨めです。


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2005.12.25

インデックス化 25 Dec 2005

 アナリストでも学者でもない人でもウォッチしておくことをお奨めする企業は Google。検索エンジンのシェアの高さやその高収益性故ではなく、世界を根底から変えるインパクトをもっているからです。

0512025a   先月発刊された 「ザ・サーチ」 にはこんな見出しがあります。
 「〔世界で最も注目される企業〕 Google とそのライバルたちは、ビジネスのルールを、メディアを、我々の文化を、どのように書き換えてしまったのか?」

 もともとは膨大なWebサイトの情報を検索できるように インデックス化 するのが検索技術の根幹です。インデックス化されることによって、検索ページの 小窓 に キィワード を打ち込むことで、誰もが即座に容易に 探している要素をもったページのリストに出会うことができます。
 この インデックス化が それぞれのハードデスク内あるいは日々やりとりされるメールそしてコンピューターを越えた電子機器にまで進んでくると、世界は一変していくことでしょう。それはすでに進行中の事態です。Googleのインパクトはここにあります。

 ビジネスとしてのアドバンテージは365ページのこの文章に集約されます。
 「ここにウェブのOSが介入する。マイクロソフトはすべてのコンピュータにウィンドウズを取り付けて、デスクトップのコンピュータを稼動させた。ここに成功の鍵がある コンピュータがさらに進歩した次のステップは、すべてのコンピュータが互いに接続され、これはインターネットと呼ばれた。
 (中略)ウェブが次世代のコンピューティングプラットフォームとなり、マイクロソフトのウィンドウズの後を継ぐだろう。そしてウェブがデスクトップコンピュータ、携帯電話、自動車、暗号解読用の鍵の束など、すべてを接続しようとしている。そうだとすれば、ウェブのプラットフォーム上で大規模なサービスを展開できる企業こそ、勝利することになる。その時には検索エンジンが勝利を収める」

050325a  さて、Googleにため息をついてもしようがありません。私たちでも参考にできる普遍的なノウハウは インデックス化 です。生活者の 誰もが即座に容易に 欲しい情報にたどりつけるような情報の整理を進めて行きましょう。
 「したい生活探しませんか」 のために、それぞれが提供できる「したい生活」をインデックス化したものが優位になるということです。

 「ザ・サーチ」、年末年始のお休みの読書によろしいかと思います。


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2005.12.09

サプライズって繰り返すとサプライズにならなくなるんじゃないの? 9 Dec 2005

 昨日はご来社いただいた多くの方々とお話をさせていただきましたが、このブログの週初めに誕生日の記事(大津さん江川さん)が続いたため、この話題になることが多かったです。懇親会では最近のサプライズ企画の一連を披露しました。

 聞きたい人の疑問はサマリーすると「サプライズって繰り返すとサプライズにならなくなるんじゃないの?」ということだと思います。

 私が紹介したのは 江川さんの誕生日の感想

 「正直、SHIPに入社してから自分の誕生日が待ち遠しくて、
  何してもらえるんだろう、って思っていましたが、
  思っていた以上のサプライズでした!」

 どうでしょうか?

051209a  このことに関して「あっそうか」と思った本があります。最初は書評でみつけたのですが紹介させていただきます。 「脳と仮想」(茂木健一郎・新潮社) 、脳科学者が書いた心をテーマにしたお話です。

「子供にとって、サンタクロースが切実なのは、それがこの地上のどこにも存在しない仮想だからである。子供だって、サンタクロースが、実際にはいないことなど知っている(中略)子供は、無償の愛を与えてくれる存在にすがってしか生きてはいけない。サンタクロースは、父や、母といった、身近な保護者とは別の世界に住む、それでも自分を思ってくれる人である」

「私たちの心の中の、サンタクロースとうう仮想の現れ方、その私たちの現実の生活への作用の仕方の中にこそ、人間が限りある人生を生きる中で忘れてはならないなにものかがある」 


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2005.11.09

下流社会の出現 9 Nov 2005

 昨日、LifeStyleCADの講習にいらしていたリホープの高木部長と大高さん、SHIPリフォームセミナーにご出席された日本リフォームセンターの岡崎社長を食事にお誘いしました。正健プランニングの鈴木社長もかけつけられて楽しい夜になりました。リホープさんは、商品を個性化させて、お客様に選ばれるようにされている会社です。正健さんの新築のお客さんは、川崎病というキィワードで正健さんを知って、鈴木社長のブログを読まれて、相見積もりなしで正健さんに決められたそうです。まさしくAISASモデルです。また岡崎社長はインターネットでSHIPを知って、ブログも読まれていて、本日即決契約でSHIPのネットワークの仲間になりました。これもAISAS的です。

051109a  話題は多岐にわたったのですが、鈴木社長が三浦展さんの「下流社会」の話をされていましたが、よく本を読んでいるなぁと思います。私は水口健次先生から三浦展さんを教えてもらって「かまやつ女」以来のファンですが、この本「下流社会」を読むとダイエーが左前になった背景がわかりますし、私たちはどんなお客様に向かってビジネスをしていいかがわかります。

 日本は総中流社会から、上流・中流・下流が分離した社会になりました。「誰の方に向いて、旗を立てて見つけてもらうか?」、このスタート地点でほぼ決まる世の中になってきたのではないかと思います。

【三浦展さんの本】

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2005.10.16

生活者の社会史から学ぶ 16 Oct 2005

051016A  「はいからモダン物語」のイメージを創っているときに、大正から昭和の生活者の社会史の資料はないもんかと探して何冊か読みました。その中の一冊ですが、日本の少し前のことを知るのでしたら「暮らしの世相史」がお奨めです。

 大正14年、最も進歩的な銀座を歩く人たちの服装は、男性の67%が背広にコートという洋装で羽織がけの和装は33%、女性の99%は和装だったという調査が紹介されています。別の調査では昭2年銀座でのの洋装の比率は男性は69%、女性が4%、これらから何がわかるかといえば、明治以来男性はおどろくべき組織化に巻き込まれたということであり、そのシンボルが洋装でした。次第に学校の制服が洋装になってきて今日に至るまで人々の服装が変ってきます。

 家屋について面白いのは、昔は家の中に家財道具がほとんどなかったということです。昭和3年から11年まで東京に滞在していたキャサリン・サンソムは『東京に暮らす』の中で「日本の家で暮らしのに必要なものは意外に少ないのです」と書いています。戦後「アメリカ的生活様式」に基づいて、就寝の空間と食事の空間を分離する考え方は「住宅公団の設計」で方向が決められそこから一気に今の姿になっていったそうですが、一番大きな変化は家の中にところ狭しと運び込まれた「家財」に全然交換価値がなくなったこと、そのせいで質屋という商売がほとんどなくなったことをあげています。物持ちが資産家でなくなったのです。

 行商人文化についての記述はまた面白いです。
 「それぞれの商売は服装や持ち物に工夫を凝らし、一目を引くようにしていることに気がつく。薬売りは筒袖に袴をはき、帽子をかぶってカバンを肩にかけたハイカラ風俗。風鈴売りはおおきな藁づとに風車をいっぱい刺してそれを持ち歩く。ゆで出しうどん売りは天秤棒に前後それぞれ三段重ねの箱にうどん玉を入れ、てぬぐいでほうかぶりをだし、「上等パン」屋はシルクハットにタキシード、そして胸の前にぶら下げた太鼓をたたいている。(中略)その頃の都市住民は自宅の前を通り過ぎる行商人たちのパレードを毎日見物していたようなものであって、、」
 
051011h  水口健次先生から勧められた「五感刺激のブランド戦略」で取り上げられているような世界です。五感を刺激して消費者の心にいかにリーチしていくか。事例として、ダイムラークライスラーが創った「ドアの開け閉めの音についてのみ研究する部署」、車の性能やデザインではなく、ドアの開閉の感覚と内装で車が選ばれていることを根拠にした部署です。我が家でも子供達がわりと好きなケロッグのシリアル、その差別化ポイントは「パリパリと噛み砕かれる音」、視覚のみならず聴覚、嗅覚、触覚など感覚刺激を経験として刷り込むことの重要性が豊富な事例で紹介されています。

 話は「暮らしの世相史」の行商人に戻りますが、行商人のある一部は世間士と呼ばれていたそうです。移動する民なので文字通り世間を知っていたのです。したがって、「年頃の男女の紹介」や「耕作技術の伝播」など、クライアントの困っていることを解決する役割も担っていたそうです。これはSHIPが目指しているソリューション・サービスの原型ですね。

 世界は常時変化します。変化するもの、変化してはまた一回転して元に戻るもの、「歴史」という大きなくくりも大事ですが、身近な社会史のページをめくってみるのもたまには良いかもしれません。最新のブランド理論を体現しているものが80年前の日本にあったりするのですから。


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2005.10.11

時代の主役への道 11 Oct 2005

051011a  10月10日、昨年に引き続き水口健次先生による合同研修会を開催しました。私自身は直接の講義を聞く機会は5回目、著作を含めて何度も反芻してきたことでありましたが、今回はとてもうちのめされました。ご主張されていることの概要は何度もこのブログでも書きましたが、、、

 「私は何でこんなことに気がつかなかったんだろう、、、」と。
 まだまだSHIPのスタイルプレゼンが顧客であるリフォーム会社さんのソリューション(問題解決法)としてなくてはならないものとして組み込まれていない。というか組みこまれ方が、生活者の視点からすれば足りない。このブログでもしょっちゅう紹介しているように成功事例は多い、しかし生活者はそんなもの(スタイルプレゼン)があることを知らない人ばかり、私は自分が決めた使命に届いていない、SHIPはまだまだ狭い、「小さくしているのは誰だ?」との問いに「自分だ」と答えざるを得ない。悔しさがじさじわとしみてきて力が沸いてくる。

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051011g 【水口先生のメッセージ】 モノからソリューションの時代に移っている、消費を動かしている層が変化している、顧客を知り尽くさないといけない、そしてそのうえで顧客から選ばれるようになるためには、オリジナリティが必要、オリジナリティへのアプローチは「強さを強く」深堀すること、そこがブランド化につながっていく、毎日毎日、自分を超えていかないと顧客に届かないぞ、例外とか異常ののようにしか見えない実践事例に着目しなさい、真実の瞬間だぞ、それが自分や会社を超えるきっかけになるんだぞ、そして商売の基本はお役立ちだよ、愛だよ、もっともっと喜んでもらうことを探すこと、商圏に対する愛が仕組みとして提供されていないとそこでは選ばれないよ、小さくなるぞ、小さくしているのは誰だ?、経営者が勉強してしっかりと仕組みを作っていかないと社員は不幸だぜ、その家族は不幸だぜ、勉強しろよ、大きくなれよ、君達は時代の主役になるんだよ、面白くなっていくよ。時代の主役になっていくんだ。(文責:小松)

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051011f  今回もお世話になった東陶機器経営スクール松岡塾長。「若い人にどんどん水口先生の話を聞いてもらって、刺激を受けて、若い人が水口先生にぶつかっていけるようになればいい。そうすると自然に会社はよくなるよ」とそんなお話から発展して、SHIPのお客様にもたいへんエキサイティングな経験となった合同研修会、これからの経営の高質な定点観測の場として、皆様にご紹介していけるように尽力しようと決めました。

関連ブログ: ㈱ヒライ 平井専務 連休も「学び」!

                                 ㈱リニュアル 西脇社長 水口健次先生

              (有)プラスワン 神田社長 合同研修会にて。

                               (有)アンビアンス 堂脇社長 今、想う事!

《水口健次先生推薦本》
1.ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する W・チャン・キム (著)051011i

 リニュアル西脇社長の無競争戦略へのアドバイスとして推薦された本、著者のチャン・キムは韓国のサムスンなどのコンサルタントとして有名、アマゾンの書評からの抜粋では以下「血みどろの戦いが繰り広げられる既存の市場〈レッド・オーシャン(赤い海)〉を抜け出し、競争自体を無意味なものにする未開拓の市場〈ブルー・オーシャン(青い海)〉を創造すること――これこそが、熾烈な競争環境を生きる企業が繁栄しつづけるための唯一の方法である」

2.五感刺激のブランド戦略 マーチン・リンストローム (著)051011h

 研修での主テーマのひとつがブランド化でした。「この本はええぞ!」と出席者に声高に紹介された本、マーケティング界の大御所フィリップ・コトラー氏推薦「この本は、あなたのブランドに新しい命を与えてくれる、アイデアの宝庫だ」(フィリップ・コトラー)


2005 10 11 [小松おすすめの一冊, 小松の足跡~未来を見据えて~] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック

2005.09.26

おすすめブック 26 Sep 2005

 9月に読んだ本で人に勧めたくなったものを三冊紹介します。

0509018b 「プロ経営者の条件」 グッドウィル・グループ会長 折口雅博氏著(徳間書店)

 折口会長が防衛大学卒というのは何となく知っていましたが、父親の事業の失敗とそれを起因とする経済的な事情だったとは知りませんでした。
 経営学というのは、売上最大・経費最小の目的に向かっての様々なオペレーションを教えてくれますが、経営学者が企業家にはなれません。企業家とは「事業の本質」を見抜いて、そこからお客様を創るシステムを構築する人です。「事業の本質」のことを折口会長は、ボーリングで例えると「センターピンを取る」と言っています。センターピンをはずしてストライクを取ることはできませんので、それがわからない人はプロ経営者ではないということでしょう。

【センターピン】
 ジュリアナを成功させたのは、ディスコにとってのセンターピンが、他のディスコがやっきになって宣伝していた有名デザイナーが手がけたとか有名シェフの料理があるとか音楽のセンスがいいとかではなく、

”いつも大勢の人がいて、毎日盛り上がっていること”、すなわち「常に満員であること」

 であることを見抜いていたからだといいます。だから無料招待券を配りまくって、メディアに露出を増やして、平日も満員にしたことが勝った理由でした。
 
 では今もっとも目立っている介護事業のセンターピンは何か? 他の会社では「技術力」だといいます。しかし、介護を受ける人の立場に立てば「居心地の良さ」、思い入れ、ホスピタリティです。「技術」はひとりよがりになる傾向があります。あくまでもサービス業なのです。

【理念経営】
グッドウィルとコムスンには経営理念があり、様々なオペレーションはこの経営理念に従っています。前述のセンターピンのことも「物事の本質を見抜け、雑音に動じるな」と律しています。

グッドウィルグループ十訓
一、お客様の立場にたて、究極の満足を与えよ
一、夢と志を持ち、常にチャレンジせよ
一、困難の先に栄光がある、逆境を乗り越えよ
一、物事の本質を見抜け、雑音に動じるな
一、原因があるから結果がある、公正に判断せよ
一、積極果敢に攻めよ、守りは負けの始まりなり
一、スピードは力なり、変化をチャンスと思え
一、自身を持て、謙虚さと思いやりを持て
一、笑顔と共に明るくあれ
一、正しくないことをするな、常に正しいほうを選べ

介護事業のセンターピンは「尊厳と自立を守る」、これも「コムスンの誓い」に表現されています

コムスンの誓い
●私たちは、一人でも多くの高齢者の尊厳と自立を守り、お客様第一主義に徹します
●私たちは、明るい笑顔、愛する心、感謝の気持ちを大切にします
●私たちは、常にサービスマインドを心がけ、真心をこめて介護を行います
●私たちは、責任を持ってお客様のプライバシーを守ります

 読後感は元気になる本だと思います。「可能性」に対して、自分も普段からポジティブな方ですが、次元のとても高いポジティブさに感銘を受けました。

0509018a 「好き嫌いで人事」松井証券 代表取締役 松井 道夫著、日本実業出版社

 松井証券の一人当たり経常利益額は1億5千万円なんだそうです。一昔前までは証券業界のブービーポジションだったそうですが「顧客から認められないコストを徹底的に省いた真の意味でのリストラクチャリング」を断行した結果、外交セールスを廃止し、株式委託手数料を大幅に引き下げ、インターネットに特化して今に至っているといいます。
 この本は東証一部上場した松井証券をさらに成長軌道にのせる決意で書かれたものだと思いますが、私たち社外の人間が読んでも、バッサバッサと自分のぬるさや甘さを伐られるような感じがします。

【C to B to C、顧客中心主義】
 いまビジネスの世界はIT革命により、集団から個へのパラダイム転換期にある。よく「BtoB」「BtoC」と言う。私に言わせれば、これは企業側の論理でしかない。正しくは「CtoBtoC」であり。起点も終点も、企業ではなく顧客の側にある。顧客が中心に存在する。本来は「CtoC」であればよく、企業はその間の存在するだけ。すなわち顧客同士の橋渡しをするところに企業の存在意義が生まれる。(前書きより)

 この宇宙観がこれからどんなビジネスをしていくにしても共通して大事だと思います。この本は顧客中心主義経営のケーススタディですね。

【商人】
 新時代のキーワードのひとつは「商人(アキンド)」だと思う。会社を構成する社員一人ひとりが、「商人」という意識をもたなければならないと思う。(83P)

 別のページで「給料をもらって働く」ではなく「働いて給料をもらう」とあります。「プロ」しか必要でない時代になっていくのです。

 これからの経営環境をすべての知りたい人にお勧めです。

0509018c 人生の旋律 死の直前、老賢人は何を教えたのか? 神田 昌典 (著)

前2冊で長くなりすぎたこともありますが(笑)、感想だけ書きます。「感動した!」コイズミ流。

葬式を盛大にやってくれという人、あるいは故人を偲んで盛大な葬式になる人もいます。この小説の実在の主人公は死の直前、友人たちに集まってもらって「フェアウェル アンド サンキューパーティ」を開催します。最後のスピーチは、、、。

生きる勇気が湧く本です。

 これを含めて、ドイツ往復時、チキンシートの狭さを忘れるために面白そうな本を10冊持っていきました。苦痛を忘れるには快楽に没頭するしかありませんがそのことには成功しました(汗)。


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2005.07.10

業種欄に何を書くか 10 July 2005

 取引先名簿など会社を登録する用紙が配られ、そこに内容を記載しなければならない機会がいろいろありますが、SHIPを設立した当時から迷っていたのは、業種欄にどう書くか、でした。迷ったわりには「ソフトウェア開発業」「コンピューターソフト業」などと普通に書くことが多かったと思います。最近では「サービス業」とシンプルに書きます。セミナーのアンケートなどのように相手の顔が見える場合には、「顧客接点メーカー」とか書くこともあります。

0507010b 0507010a  福井県小浜市の㈱ヒライの平井専務さんのブログに「何屋さん?」というタイトルで当社のことを紹介いただきましたが、お客様に喜んでいただくという一点にフォーカスして努力している最中のことでたいへん嬉しい激励でした。ありがとうございました。

 さてそのお客様に喜んでいただくことは、「販売促進策」なんだと言い切っている方がいます。「サービスを考える」という熱海後楽園の社長だった岡武秀さんの本から抜粋です。

0507010c  サービス業のサービス 第一節 サービスの基本 ( 「サービスを考える」 42Pより)
「第一に、サービスはすべて販売促進策である、と割り切るべきである。
 私達がお客様を神様として大切にするのは、もう一度来店してもらうためにはどの様なサービスをすべきかがすべての基本である。一見打算的にみえるが、お客が気分よく過ごす事ができれば何度でも足を運んでくれる。私たちの商売のコツは如何に一人でも多くの常連客を持つことができるかに尽きる。」

 だとすると、「サービス業」とは、本業と販売促進策が一体化した業種といえます。『もう一度来店してもらうためにはどの様なサービスをすべきかがすべての基本』とは、5日に伺ったカシータのクレドにもあったことです。
 
 「第二は、客はこうしてあげれば満足する筈だと、一方的に決め付けないことである。」とお客様の立場からの思いやりを説き、「第三に、サービスは一人で行うものでなく、チームワークで行うものである。」と買い手優先で、嫌な思いをした店には二度と足を運んでくれないことを認識するべしとあります。

 さらに続けて
「一口に「サービス」といってもいろいろ特質を持っている。大別すると
 (一)物質的サービス
 (二)環境整備
 (三)人的サービス
 理想を言えばすべてが満足できる状態にすることだがなかなか難しい。しかし、何かが欠けると全てが駄目になることを忘れてはならない。」

 カシータのクレドのひとつ「サービスは All or Nothing」と一致しています。
 
 業種欄に「サービス業」と書く私達が、先週からスタートさせて、まだまだおぼつかない「名前を呼ぶ」についても、第二章第一節にこのようにあります。やはりここなんだなと思います。
「特にサービス業において名前がどれほど大切かは毎日体験しているところである。銀座のクラブのナンバー1ホステスは、年齢でも美しさでもない。より多くのお客様の名前と特徴を覚えている人が獲得している。」

 SHIPのみんな 今度の挑戦は このあたりだね!


2005 07 10 [小松おすすめの一冊, 小松の足跡~未来を見据えて~] | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック

2005.06.12

手段としての株式公開 12 Jun 2005

0506012a  11日和みリフォームスタジオ杉並井荻店がオープンでした。リニュアルの西脇社長から誘われて二人で訪問しました。井荻駅から「どこだっけ」と言って歩いていくと、ほどなく巨大看板が見えました。

0506012f  看板もさることながら、ガラス張りの店内に60インチを超える大型テレビがあって、道行く人が足をとめて「ここは何なんだ?」というような顔をして覗き込んで行きます。
 0506012d デザインファクトリーのキッチンや家具もふんだんにディスプレイされています。

 閉店してから食事をしながらいろんな話を聞かせていただきました。小川社長はお会いするたびに、明らかに物事が進んでいます。7月か8月にはまた次の店舗がオープン、資金や人財の確保にも余念がありません。何よりも他の会社と異なっているのは、標準化と横展開を常に念頭においているところです。
 一言で言えば「素人でもプロ並の営業ができる」仕組みです。それを、ライブ@インテリアをツールの中心に据えて、さらに常識とは逆張りの鉄則を加えて、作っています。

0506012b リフォーム会社のように資金が回りやすい業態では株式公開は意味がないという人もいます。小川社長は「私は一度もリフォーム会社をやるとは言ってない。」と言います。「一生涯輝き続けることが人生の基本行為である」という理念にしたがった新しいサービス業を確立するにあたり、加速するための手段として株式公開を位置づけています。

0506012e  ところでここ半年ほど、リフォーム会社の経営者からIPO(株式公開)の話題を聞くことが多くなりました。そんな方にお勧めする入門書「成長するための株式公開入門―ベンチャー・キャピタリストがすすめる」です。「よくわからないな」という段階の方であれば、読後、「手段としての株式公開」についてはずいぶん頭が整理されると思います。


2005 06 12 [小松おすすめの一冊, 小松の足跡~未来を見据えて~] | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック

2005.05.31

リフォームメジャーへの道 31 May 2005

050531a  人口3万人余りの福井県小浜市。そこでリフォーム業を営む株式会社ヒライ 賢専務の日記です。「田舎でも絶対やれる!」を旗印に悪戦苦闘の毎日が続きます。

 リフォームメジャーへの道というタイトルでブログを昨日から開始されたのは、平井賢さん、「おじいさんの時計ぃ~♪」の方です(笑)。本当は マサルさんと読みます。

SHIP小松社長様

いつもお世話になりありがとうございます。
ついこの前まで「寒い寒い」と言っていたのが嘘のような陽気になりましたね!
さて、本日からブログを始めました。
最近色んな方との出会いが多く、いい感化を受けています。
今後ともよろしくお願いいたします。

株式会社ヒライ
専務取締役 平井 賢

 講習に来られたとき、リフォームの鬼さんと3人で隣のスパ・ラクーアに食事に行きました。この業界では珍しく同い歳の3人でした。

 SHIPに担当の高橋君には平井専務からこの前、うれしいお知らせも入っていました。良かったですね。

> 一番最初にライブ@インテリアでプレゼンした、
> キッチン改造のお客様ですが、
> 完成間際に浴室改造の追加契約となり、
> 合計で400万円位の工事になりました。
> ありがとうございました。

 ヒライさんで毎月発行の情報誌「きよひら通信VOL8」に、早速ライフスタイルCADを用いたプレゼンデータが掲載されました。「梁のある家」には、私も日本海側の出身ですが、なんとなく郷愁を誘われます。

050531ab 050531c

050531d

【ブログで本の紹介・販売ランキング】
本ブログで頻繁ではないですが本を紹介させていただいています。
バックナンバーに「小松のお勧めの一冊」でまとめました。
この1年間でブログを通じてもっとも売れたベスト5調べてみました。

1.ポストモダン・マーケティング―「顧客志向」は捨ててしまえ!
 お客様に追従する営業方針は社員さんを疲れさせ、経営者が疲弊させ、結果としてお客様を失望させます。悪循環ですね。私も何度も読み直して楽しんでいます。チラシ作成で迷っている方などには良いヒントがたくさんあると思います。

2.売上2億円の会社を10億円にする方法 業績アップの「設計図」、教えます。
 ビフォーアフター社長日記の読者なら、もう買ってしまっているんだろうなというくらいの時期に紹介させていただきましたが、買いそびれていた人が買ったという感じでしょうか。経営者でなくても、経営のことがわかりやすく書いています。人生の先の展望を考える方にはお勧めです。

3.見えない若者市場より見えている団塊市場を狙え!―発想を切り換えればおもしろいほど売れる
 著者の井徳さんは博報堂のヒットメーカー(日清ラ王、植物物語など)、時代を先読みするのはプロ中のプロです。昨年から今年にかけて2度ほど会食させていただきましたが、お人柄が謙虚ですばらしい方ですね。来年から人口減少時代です。その先を読みたい人はどうぞ。

4.また一歩、お客さまのニーズに近づく―会社がみるみる強くなる
 小売業のプロの視点からの提言、ビジネスのすべての基本はプラン・ドゥ・チェック・アクションの精度の高い実行とすばやい繰り返しだということが本当によくわかります。経営とか営業の基本を具体的ケースで勉強したい人にはお勧め。

5.ゆるすということ―もう、過去にはとらわれない
 この本絶版だったんじゃなかったんでしょうか? 詩を載せたこともあるでしょうが、何か「ゆるすということ」のニュアンスに共感される方が多かったんでしょうね こんなに売れるとは思っていませんでした。実はとってもうれしいです。


2005 05 31 [LifeStyleCAD~スケッチで膨らむ住まいの夢~, ライブ@インテリア~「そう!そう!こんな感じ!!」~, 小松おすすめの一冊] | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック

2005.05.24

知ることで意識が広がり上を目指せる 24 May 2005

 19日の大阪でのSHIPリフォームセミナーの後、オールウインサポートの小浪会長と食事をさせていただきました。その時、オールウィンサポートの研修会で日本創造教育研究所の講師の方が講義の中でおっしゃった人事考課の5段階評価の話が印象深かったです。
 その評価は5段階で下記のような判別をするということです。(少々うろおぼえですが)

1  指示された仕事ができない

2 指示された仕事はできる

3 指示されなくても自発的に仕事ができる

4 自発的に仕事ができるうえ、常に成果が出せる

5 常に成果が出せるうえ、部門や会社の文化を創り出せる

 こうした指標を常に示しておくことで、組織の中での意識が変わるのだと思います。人によっては、1と2の基準しかない人がいると思います。それほど明確な基準がない会社であっても、「2」の人が上位の評価を得ることはあまりないと思います。しかし本人にとっては、1と2のうちの2なのですから「なぜ自分の評価が低いんだ」と不満の原因になっていることが起こるのだと思います。
 5までの段階を理解したうえで、4とか5を意識して、そこ目指す人の集団になることで、個人と会社の目標は一致して、みんなのやりがいも出てくるのだと思います。

050524a  さて、経営者の評価軸ですが、『ビジョナリー・カンパニー』にまとめられている経営者の水準も5段階です。

1 有能な個人
  才能、知識、スキル、勤勉さによって生産的な仕事をする

2 組織に寄与する個人
  組織目標の達成のために自分の能力を発揮し、組織のなかで他の人たちとうまく協力する

3 有能な管理者
  人と資源を組織化し、決められた目標を効率的に効果的に追求する

4 有能な経営者
  明確で説得力のあるビジョンへの支持と、ビジョンの実現に向けた努力を生み出し、これまでより高い水準の業績を達成するよう組織に刺激を与える

5 第五水準の経営者
  個人としての謙虚と職業人としての意思の強さという矛盾した性格の組み合わせによって、偉大さを持続できる企業を作り上げる

 自覚のためにこのランク表を本ブログに記しておきます。


2005 05 24 [SHIPオリジナルセミナーのご案内・ご報告, 小松おすすめの一冊, 小松の足跡~未来を見据えて~] | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック

2005.05.11

「こんな風に一緒に考えて欲しかったのよ」、クチコミの始まりをスタイルプレゼンで 11 May 2005

0505011c 昨日のブログを書いていて、「あっ」と気がついたことがありました。打ち合わせをしているお客様のお言葉を転載しているときでした。

 お客様は「今日は来た甲斐があったわ! だんなも来れればよかった。こんな風に私と一緒にプランを作ってくれたのははじめてよ。『どれがいいですか?』っていわれてもわからないのよ。こんな風に一緒に考えてほしかっ
たのよ」と率直なご感想。

 「こんな風に一緒に考えて欲しかったのよ」

 5月9日は妻の誕生日ですが、私はその日、ハー・ストーリーの日野社長のセミナーに出席しました。「クチコミだけでお客様が100倍増えた!」出版記念講演です。昼食時の出席者挨拶でセミナー参加動機を「ただいま、女性問題に悩んでおりまして、、」と申し上げました。色っぽい話ではなく、女性の感性がわからないということです。

 日野社長は小気味良いテンポで、日常の様々な場面における女性と男性の違いをふんだんなエピソードを交えて教えてくれます。

 「女性は『今日、こんなことあって、あったまきちゃったんだけど、ねぇどう思う?、、、、来週の土曜日はうちにいるの? ところでさ、、、』というような話方をします。男性は「おいおい、それで結論は何なんだ、オレは何をすればいいの」と戸惑いますよね。男性は『おれは何かを解決してあげなければならない』と思ってしまうのに対して、女性は『聞いてよ』と言っているのです。」 

 我が家の会話そのものです。「でっ結論は何なの?」と以前は言いました。今は心の中で「でっ結論は何なんだろう、、、」とつぶやいています。ステレオタイプ(そもそも男性的)ですが、男性は直線的思考、女性はWeb的思考とでもいうことなのでしょう。

0505011a クチコミュニティ・マーケティングの法則2「クチコミは男性よりも女性の方が得意である」より(14ページ)

 「男性がクチコミの対象にならないということではありません。ただ、男性は女性のように情報をすぐにほかの人に伝えませんから、男性を対象としたクチコミは難易度が高くなるわけです。それに比べて、女性はおしゃべリ好きでネットワークも多いので、伝達力が大きくなります」

 女性は「感覚的でプロセス重視」、そして「伝達力が大きい」となると、5月8日にリフォームスタジオ縁さんに来られたお客様も今頃クチコミが始まっているかもしれません。

 「あそこに何かいい雰囲気のリフォームのお店あるじゃない、今ね、そこでリフォームの打ち合わせしてんだけどさ、すっごくいい感じ、何と言うかね、つまり、一緒に考えてくれるだよね。大きなテレビで、リフォームしたらどうなるか中を歩きながら見せてくれんだよ、希望をいえばその場で変えて見せてくれて、アドバイスしてくれるの、とにかく一緒に考えてくれるんだよ」

 この話言葉は地域的にも感性的には相当ずれていますが(^_^;)、クチコミが発生しているのは間違いなさそうです!

 日野社長のセミナー、とてもよかったですよ。私が受講したセミナーは、この後は5月16日の広島会場だけのようですね。ご都合の合う方はご出席されたらいかがでしょうか。特に男性経営者あるいは中期的にインターネットによる創客戦略を立てようとされている方。

0505011b 昨晩、一気読みした新著「ファンサイトマーケティング」から一言抜粋 「もともとWebサイトというのは、そのことに興味があり、詳しい情報を得たい訪問者が自発的に集まってくる場である、ということがすべての柱です」(52ページ)

 ここにピンと来る方はご購読お奨めします。


2005 05 11 [ライブ@インテリア~「そう!そう!こんな感じ!!」~, 小松おすすめの一冊, 小松の足跡~未来を見据えて~] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.05.05

ゆるすということ 5 May 2005

050505a 050505b 今日は子供の日ですが、こんな日に子供にも大人にも学生さんにも社員さんにも共通にお薦めしたい本が「ゆるすということ」(ジェラルド・G・ジャンポルスキー著)です。 最初に書いておきますが、簡単なことではありません。しかし、やることはとてもシンプルです。私もこの5年の間、何度も手にとり読み返していての実感です。
 増刷されていないようなので取り寄せに時間がかかりそうですが、同じ著者の「愛と怖れ―愛は怖れをサバ折りにする」もほぼ同じ趣旨のようです。(こちらは私は読んでいません)

 人は他人・家族に対して、所属する会社・団体に対して、世間・社会に対して、あるいは自分自身に対して、たくさんの「ゆるせない」を持っています。「ゆるせない」が公憤であれば人の共感を呼びますが私憤であれば、同情がせいぜいでしょう。一般論ですが、私憤で自らを苦しめている人が私も含めてほとんだと思います。

 この本から引用します。

 エゴは繰り返し、「世の中は不公平だ」と文句をいいます。だから、いつも警戒していないとひどい目に遭うというわけです。(中略)「犠牲者としてふるまい、守りを固めないと、もっと傷つくよ」とエゴはいいます。(38ページより)

 おそらく私たちは肉体をもって生きているかぎり、「裁きたい」とか「ゆるしたくない」という誘惑にかられ続けることでしょう。

 とも書いています。感情が支配する領域ですので簡単なことではないですが、心の曇りを取り除くために行うべきことは実はとてもシンプルなようです。

 機会がありましたら、ご一読をお勧めします。

050504a『ゆるすということ』(136ページ~ より引用)

ゆるすことは
幸せになるための処方箋

ゆるさないことは
苦しむための処方箋

苦しみの原因が何であれ
苦しみはすべて
「ゆるさない」
という種が
宿っていないだろうか?

復讐の念を燃やしつづけ
愛や共感を出し惜しみすれば
健康を害し
免疫が低下することは
まちがいない

当然だと思われるような怒りでも
こだわりつづけていれば
神の安らぎを味わえなくなる

ゆるしとは
その行為をよしとすることではない
残虐な行動を
見逃すことではない

ゆるしとは
怖れに満ちた過去に
こだわりつづけるのをやめること

ゆるしとは
古傷を引っかいて
血を流しつづけるのをやめること

ゆるしとは
過去の影に惑わされることなく
いまこの瞬間に
百パーセント生き
百パーセント愛すること

ゆるしとは
怒りからの解放であり
攻撃的な思いにさよならすること

ゆるしとは
誰に対しても
愛を拒まないこと

ゆるしとは
ゆるさないという思いから生じた
心の空洞を癒すこと

ゆるしとは
過去に何をした人でも
すべての人のなかに
神の光を見ること

ゆるしとは、相手のためだけでなく
自分自身のためであり
自分が犯したまちがいのためであり
くすぶりつづけている罪悪感と
自分を恥じる気持ちのためである

最も深い意味でのゆるしとは
愛に満ちた神から自らを
切り離してしまった自分を、ゆるすこと

ゆるしとは
神をゆるすことであり
神は自分を見捨てたという
おそらくはまちがっている考えを
ゆるすこと

いまこの瞬間にゆるすということは
もう先延ばしせずに
ただゆるすこと

ゆるしは心の扉を開け
感情のスピリットと一体にし
すべての人と一体にし
すべての人を神と一体にする

ゆるすのに
早すぎることはない
遅すぎることもない

ゆるすにはどれだけの時間が
必要だろうか?

それはあなたの価値観しだい

絶対に無理だと信じるなら
絶対に起こらない

半年かかると信じるなら
半年かかる

一秒ですむと信じるなら
一秒ですむ

私は心から信じている
一人ひとりが
自分も含めてすべての人を
完全にゆるせるようになったとき
世界は本当に平和になるということを


2005 05 05 [チームSHIPイズム~理念、教育、採用など~, 小松おすすめの一冊] | 固定リンク | コメント (6) | トラックバック

2005.05.04

SHIP流褒賞、海外研修について(休日バージョンだけど) 4 May 2005

希臘(ギリシャ)は私の眷恋の地である。
飛行機がイオニヤ海からコリント運河の上空に達した時、日没は希臘の山々に映え、西空に黄金にかがやく希臘の冑のような夕雲を見た。
私は希臓の名を呼んだ。

 1952年のクリスマスに横浜港を出航した三島由紀夫氏の紀行のクライマックスになった希臘(キリシャ)に到着した場面を『アポロの杯』から引用したものです。このブログ上では珍しくまったく個人的な話ですが、20数年前、20歳ちょっとの私をヨーロッパにかりたてたのは、この『アポロの杯』でしたし、東南アジアに引き寄せたのは金子光晴氏の『マレー蘭印紀行』でした。

 「仏像は、アレキサンダー大王の東征によって、インドにもたらされた。畏れの対象である神々を人間の理想の形象として視覚化したことで信仰は宗教として大きな変貌をとげていく。」とその頃初めて知って、「えっ」と急激にいろんなものの発生に興味がわいてきた頃でもありました。異文化がぶつかり合うことで、新しいものが生まれることへの興奮のようなものを追求していきたい欲求というのは、今の自分にも連綿と引き継がれていることです。

 日本の仏像は中国・朝鮮半島経由、例えば東大寺大仏像のモデルは、中国洛陽の龍門奉先寺の大毘盧遮那仏です。
 休み日の今日、『武士道』を読んでしまった自分としては、この後書いてしまうのは、仏像の歴史でも最近の中韓の話題でもなく、日露戦争のことです。2006年のNHKの大河ドラマは「坂の上の雲」、著者の司馬遼太郎氏的な歴史の見方を司馬史観というらしいですが、それによると日本は日露戦争をはさんでその後は良くない方向に進んでいるというものです(間違っていたらすいませんです)。

 日露戦争は20世紀初頭の帝国主義列強の中での国際戦争ですが、その勝敗を決するのは、戦争の現場だけではなく、ロシア側にドイツとフランスが、日本側にイギリスがポジションしている状況の中、アメリカがどちらにつくかが最大のポイントでした。
050504b 当時、アメリカ大統領に就任したセオドア・ルーズベルト氏をハーバード大学で同窓だった金子堅太郎氏が訪問します。目的はもちろんアメリカに日本側につくように説得するためです。その時日本を知ってもらう資料として手渡したのが新渡戸稲造氏が英語で著した『武士道』でした。『武士道』に感激したルーズベルト大統領は、この本を30冊買い求めて、自身の5人の子供と有力な議員にもこの本を読むようにすすめたそうです。結果としてアメリカは日露講和条約を提案し、(いろいろ議論はあると思いますが)日本の戦勝に結びついていったということです。
(この話は今年の倫理研究所の新春講演会でニューヨーク市立大学の霍見芳浩教授の講演で知りました)

 これなどはクリスチャンになってしまっていたほどに西洋文化に感激感化した新渡戸稲造氏が西洋的な騎士道・キリスト教の教養を背景として、その視点から逆に日本文化の益荒男(ますらお)の真髄を書き表したことが、アメリカ大統領の心をも動かすほどのことになったという事件です。

 5月2日、SHIPでは社員相互考課による高得点獲得者と社長特別賞のあわせて4名に海外研修を副賞として進呈しました(一人は先行実施済み)。社会人になると、一週間の海外旅行は新婚旅行を除くとなかなか実行するのが難しくなります。しかし、ビジネスマンとしての視点を持ってから、ビジネスとも関係のある場所も含めて様々な異邦の地を訪問するのは、自分の経験を考えても本当にプラスになります。異文化を強いインパクトで受け止める感性で行ってきてください。

 いってらっしゃい!  


2005 05 04 [チームSHIPイズム~理念、教育、採用など~, 小松おすすめの一冊, 小松の足跡~未来を見据えて~] | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック

2005.05.01

経営者の頭と時代の間に生じるギャップが最大のコスト 1 May 2005

 日経ビジネスの4月11日号にマイクロソフトのビル・ゲイツ氏が一切の外との連絡を絶って一人で思索にふける(実際はレポートを読みまくる)「考える週(Think Week)」についての記事がありました。

「7日間山荘にこもってテクノロジーの未来に考えを巡らせ、思考の産物をマイクロソフト全体に伝播するのだ。年に2度の恒例行事は、マイクロソフトの将来、そしてハイテク業界の将来を左右する。」

050501a さっき、何度も読んでいるはずの「3分間社長塾」(高井伸夫著)の203ページを読んでいて、上記の日経ビジネスの記事を思い出しました。そのページの内容とは「会社を倒産させる社長には大きく分けて二つのタイプがある。」と二つのタイプの経営者を示します。

a)たまたま運良く会社が成功したが、本当は何も考えていないタイプ。(中略)このタイプの社長は時流が変わるとすぐにダメになる。
 
b)成功を重ねて自信に満ち溢れている~タイプはリーダーシップも自分の経営哲学もきちんと持っている。(中略)このタイプは自分の成功体験が強烈すぎるがゆえに、時代が変わっても自分のやり方を貫き通してしまうのだ。

 a) はともかくとしても b) はありゃっていう感じですよね。

 要するに、「時流が変わる、時代が変わる」を肌で感じてそこに常に自分をリフレッシュさせて新しい環境に謙虚に適合させていく経営者の姿勢がもっとも大事なことであるということですね。

 松井証券の松井社長は自社ホームページ上にご自身の見解を開陳しています。とても感銘を受けたのが「経営者の頭と時代の間に生じるギャップが最大のコスト」、とおっしゃっていることですがまさしくそうですね。

 「ビジネスでは、さまざまなコストが生じます。中でも最大のものは「経営者の頭の中」だと思います。時代と自分の間に生じるギャップが最大のコストで、それをいかに縮小するかが社長の使命だと考えます。」

 以上肝に銘じていきます。

 明日は連休の中日ですが、会社としてはいろんな意味で区切りの日、楽しみです。


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2005.04.09

女の直感が男社会を覆す 9 Apr 2005

昨晩、東陶さんの東富士研修所で水口健次先生に聞かれました。
「こまっちゃん 今年 新入社員何人採りはった?」
「二人です」
「女性か?」
「はい 二人とも女性です」
水口先生は、にこっと笑って、「これからは女性の力やで」とおっしゃいました。

 先生の隣には、松岡塾長から「本当に清水さんのプレゼンはすごい、入社丸2年とは思えないね」とほめられたばかりのSHIPの清水くんとSHIPの第4四半期MVPの特典で水口先生の講義を聞きにきた湯沢くんが座っていました(笑)。

 情報化社会においては情報の収集は容易になりますが量も質も膨大になるため、その取捨選択は逆にますます困難になってきます。そしたら大事なのは直感なのでしょう。

050409a050409b 以前、水口先生に薦めていただいた本「女の直感が男社会を覆す(原題:The First Sex)」(ヘレン・E・フィッシャー)、(下巻) は下記のような趣旨で論旨が展開されます。

「なぜ女性の方が鋭い直感が養われたか? 推測に難くない。原始時代の女性はいつも言葉を使えない無力な子供のニーズを解読しなければならなかったのである」

 キィワードは「Web(網の目)」という本書に何度も登場する言葉です。同時に複数のことに関心を向けられる才能とでもいえばいいのでしょうか、そうすると私のような男性は単線的なのかもしれません。いずれにしても、チームは男性と女性の組あわせなのですが、組み合わせ方の発想を換えてみろという示唆かもしれません。

 太古より女性が出産し子育てをして培ってきた女性力のDNAを意識していきたいと思います。ちょうど来週から2006年の採用活動も山場を迎えますが、社員さんのみならず未来の仲間たちの女性力にももっと注目していきたいと思います。


2005 04 09 [小松おすすめの一冊, 小松の足跡~未来を見据えて~, SHIPマン&SHIPウーマン] | 固定リンク | コメント (2) |