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2015.03.25

企業にとって第一の責任は、存続することである 情報誌SHIP VOL.3 25 Mar 2015

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企業にとって第一の責任は、存続することである。
言い換えるならば、企業経済学の指導原理は利益の最大化ではない。損失の回避である。企業は事業に伴うリスクに備えるために、余剰を生み出さなければならない。余剰の源泉はひとつしかない。利益である。(P.F.ドラッカー 『現代の経営』)

 情報誌SHIPのVol.3ができました。(お申し込みは → http://shipinc.co.jp/infomagazine_ship/) 今回はリフォーム業界としては企業規模の大きな会社のインタビューが中心になっています。テーマとしては、上記のドラッカー博士の提起する「企業にとって第一の責任は、存続することである。」ですので、その目的達成のため規模の成長を志すということは必要なことではないか思っています。

 「TKC経営指標」の業種区分の中に住宅リフォームはありませんが、塗装工事業、内装工事業、木造建築工事業、建築リフォーム工事業などが住宅リフォームを担う会社が含まれています。TKC会員のクライアントのうち、平成26年8月決算~平成26年10月決算の会社ですが、黒字会社数とその比率は塗装工事業(189社、51.6%)、内装工事業(204社、45.8%)、木造建築工事業(350社、42.8%)、建築リフォーム工事業(54社、36.2%)となっており、黒字会社の平均の売上高と経常利益額、従業員数は塗装工事業(202,094千円、9,016千円、10.6人)、内装工事業(211,852千円、7,184千円、6.5人)、木造建築工事業(305,003千円、9,759千円、7.8人)、建築リフォーム工事業(224,020千円、6,069千円、7.4人)となっております。1人当たり売上高は30百万円から35百万円に7~8人を乗じたくらいが黒字経営している住宅リフォーム企業の平均像といえそうです。

 この平均像は弊社のお客様と一致していますが、今回の情報誌では10億、30億、50億を超えた会社、つまり業界の平均増からすると突出した会社の経営者インタビューを掲載しています。インタビューを読んでいただくとわかりますが、成長には何が必要かというと、ビジネスモデルを乗り換えていくということと組織体制を進化させて人の採用育成と権限委譲を進めていくということが必須です。つまり成長のためには、現在の形を壊していくリスクがつきもので、その分経営者のリスク感覚はおそらくさらに磨かれていきます。このリスク感覚こそが存続のために最も必要な要因ではないかと思うのです。

 今回、株式公開を目指すという経営者も2名いらっしゃいます。リフォーム業界が30社くらい上場企業がでてくると株式欄に「リフォーム」ができるかもしれません。そうすると優秀な人がどんどん入ってくる業界になってきます。そうなれば良いなという願いをこめての情報誌Vol.3です。

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2015.03.19

検索から始まる外装リフォーム差別化戦略 19 Mar 2015

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 外装リフォームというジャンルは、工事のイメージが内装リフォームと比較すると明確であるためにネットでの営業活動がもっとも早くから進みました。今ではPPC広告の広告費もリフォーム関連のワードの中ではもっともクリック単価が高い分野のひとつになりました。

 ビジネスの基本は想定した顧客のニーズに基づいたメリットを他社との差別化ポイントとして明確に打ち出していくことですが、外装リフォームの場合はそのひとつが「シミュレーション」のニーズです。外から見えるからこそ、塗装した後はどうなるんだろうという期待と不安が常にあります。色が同じだったらそれは少ないので通常は同じ色の塗料での提案が無難になるのですが、色も様々な選択の可能性がありますし、それをテレビ画面やipadやスマートフォンでも自分でゲームのような操作でシミュレーションして、気に入ったものを選べますよ! と提案してみたらお客様はどうお感じいただけるでしょう。

 SHIPでは創業以来、住まいの試着というコンセプトでリフォーム後のシミュレーションをサポートしてきましたが、今一番盛り上がっているのは、外装リフォームです。それもネットの検索から「シミュレーション」のニーズを拾って、ホームページに誘導して「シミュレーション」の申し込みをいただきます。

 シミュレーションはご来社いただいて大型ディスプレイで行ったり、訪問してipadで行ったりしてきましたが、スマートフォンでもできるようになりました。我々も普段はスマートフォンで用事を済ませることが多くなりましたが、お客様にもURLをお伝えすることでスマートフォンでご確認いただくことができます。PCやipadでもインターネット環境があれば同じようにできます。

 外装リフォームのプレゼン支援の仕組みを「外壁突破口」というシリーズにしました。ニーズにあわせて様々な組み合わせができます。ぜひお声がけください。

2015 03 19 [住まいの試着] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2015.03.15

マーケット感覚を身につけよう 15 Mar 2015

東洋経済オンラインの記事ですが、
http://toyokeizai.net/articles/-/33145?page=2
最難関資格のひとつである弁護士は資格を取っても経済的な自立はなかなか大変らしいです。

以下記事の一部です。
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大手事務所に入れなくとも、せめて中小事務所の軒先を借りる「ノキ弁」になれないかと就職活動をしても、すげなく断られる若手が多く、そのため、何のスキルも実務経験もないのに、自宅でケータイひとつで即、開業せざるをえない通称「ソクドク(即、独立)のケー弁(ケータイ弁護士)」が続出しています。

仕事もないのに奨学金の返済はしなくてはいけませんから、彼らの最初の仕事は「自分の自己破産処理」なんてブラックユーモアがささやかれるほど。実際、5人に1人の弁護士の年収は、年間所得が100万円以下と、生活保護受給レベルにまで落ち込んでいます。

それでも、「3~4年前までは、状況はまだマシだった」と多くの弁護士は口をそろえます。なぜか??経験のない若手弁護士にも「消費者金融への過払い金返還請求や債務整理」の仕事があったからです。
(中略)
弁護士よりより安い報酬で、140万円以下の過払い金返還請求を代行することにより、弁護士の仕事を次々に奪っていきました。
こうして、過払い金返還請求の仕事をメインにやっていた若手弁護士の多くは、仕事を失ったといいます。
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このようなことはビジネスの世界にはよくあることです。
とても頭の良い人たちがまじめに研究をして、他社にはないほど高度な技術を高めていったとしても、その会社の売上が上がることとは関係ありません。一方で技術はそれほどでなくても売上を伸ばす会社もあります。その違いが市場における価値を理解する能力なのかもしれません。

ちきりんさんの新刊ではこの能力は『マーケット感覚』と名付けられています。世の中で交換される価値を理解する能力は学校では教えてくれませんし、資格もないので身につけるには、マーケット感覚のある環境にいるか、感覚のある人につくか、独学で試行錯誤するしかないんだろうなと思います。

マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法

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私がもっとも共感したのが若い人の貯蓄に触れた部分です。85Pから引用します。

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特に若い人は、むやみに貯金ばかりしていては、将来に向けて必要な経験が得られません。今年100万円分の貯金が増えたと喜んでいる人は、自分はもしかしてこの1年で、100万円分の貴重な経験を逃してしまったのではないかと、振り返ってみるべきです。「老後には何千万円かかる!」と不安を煽る記事を書いている人は、あなたの老後の心配をしてくれているわけではなく、単に貯蓄市場の広報係に過ぎないのです。
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マーケット感覚を身につけよう、ですね。

2015 03 15 [小松おすすめの一冊] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2015.03.13

会社説明会始まる 13 Mar 2015

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2016年4月入社生の第1回目の会社説明会を行いました。

30年前、自分が新卒の時、何を考えてどんな選択をして、その後その選択によって人生がどうなったのかを思い出しながら伝えました。私の入社当時、そこはベンチャースピリッツにあふれ、成長すること、頭角を現していくことに何の遠慮もいらない環境でした。シップも成長し頭角を現したい人にとっては障害のない会社です。

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だから今年のシップの採用コンセプトは『デルクイ=出る杭』求む!です。

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我々の大局観も道筋も使命も、SHIPWAYとして共有されています。そのルールブックを守れば、あとは好きなだけ成長を志して行けば良いのです。探しても探しても自分を守ってくれる会社なんかないと思います。自分を守ってくれるのは成長した自分だけです。だとしたら、自ら「デルクイ=出る杭」になっていくしかありません。

あなたの手の中には既に当たりの宝クジが握られています。それに気づいて換金する環境を選べばいいのです。

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2015.03.10

サイトをモバイルフレンドリーにすること 10 Mar 2015 

 昨日の夜、オペラのチケットを取ることを頼まれて、その場でiphoneで検索をして公演を探して、空き席があることを確認しました。先に窓口で1枚買っていて、2枚目のチケットだったので席が空いていたら隣か近い方がいいということで、そこまで調べるのはパソコンか電話かなと思っていたところ、席の詳細までスマートフォンで確認できるのですね。隣は空いていなかったものの近くの席を取って、クレジットカードで決済して、発行される番号をセブンイレブンで伝えるとチケットが発券されるという仕組みです。番号が入ったメールを依頼された人に転送して私の仕事は終わりました。

 考えてみるとどんどんパソコンに触る時間が減ってきて、スマートフォンで用が足りるようになってきました。ググこの傾向を裏付けるリサーチデータはたくさん検索されます。実際にPPC広告(全般)もスマホシフトが進んでいます。

 YouTube視聴はスマホ利用がPCの1.6倍。ニールセン調査(2015/2/24 13:22)
 http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20150224_689722.html

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 動画もスマホですね。
 当然ながらこれから花開く動画マーケティングもスマホを舞台にしたものになります。

 Googleのモバイルフレンドリーアルゴリズムが話題になっています。
 要するに スマホ(モバイル)対応しているサイトとしていないサイトを明確に区分して、モバイル環境での検索では対応しているサイトを優先して表示するということで、これに対する対策は

 サイトをモバイル対応をする

 ということです。モバイル対応されているか否かは、モバイルフレンドリーテストツールでチェックすればすぐに結果がでます。

 2015年の住宅リフォームのWebマーケティング戦略の根幹のひとつは、自社サイトがモバイルフレンドリーであること、だと断言できます。

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2015.03.08

効率的な働き方を進めるための制度改革 8 Mar 2015

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働き方改革・健康増進を促進するための人事制度改正
ということでSCSK社の取り組みが日経新聞に取り上げられていました

https://www.scsk.jp/news/2015/press/other/20150306.html
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2015年7月よりインセンティブ制度を廃止し、全正社員に残業時間の有無に関わらず34時間または20時間の残業手当相当額を手当として、従来の所定月額給与に一律上乗せ支給します。このことにより、残業手当の減少を意識することなく、一層効率的な働き方を追求していきます。

※1: 裁量労働制が適用されない社員については、34時間または20時間相当を上回る所定外勤務があった場合は、法令に従い割増手当を支給します。

「残業手当」「時間外手当」の名称を廃止し、「健康手当(仮称)」※2に改めます。
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労働基準法という法律はれっきとしてありますので、それを遵守しながらも、知的労働化して「時間=労働」ではなくなっている現場で、いかに真の公平感を出して生産性を上げていくかがどの会社にとっても大きなテーマです。

それにしても手当も名称でイメージが変わりますね。案外大事なことかもしれません。

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2015.03.03

デルクイ採用始まります 3 Mar 2015

2016年4月生の新卒採用のNaviがオープンしました。

リクナビ

https://job.rikunabi.com/2016/company/top/r495230078/

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マイナビ

http://job.mynavi.jp/16/pc/search/corp68029/outline.html

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「デルクイ=出る杭」採用というメッセージが本年度方針を表しています。

初志貫徹で今年は挑戦していきます。

2015 03 03 [SHIPマン&SHIPウーマン] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2015.03.02

空家等対策の推進に関する特別措置法 2 Mar 2015

 世界最速で人口が減少していく日本では、当然のことながら住む人のいなくなった家、つまり空き家が増えていく。現在は全住宅戸数に対し、13.5%が空き家だという。空き家を放置しておくと、建物の毀損が進み、安全上も問題が出るし、犯罪の温床になる可能性もある。また景観上のネガティブな要因にもなりやすい。

 平成27年2月26日に施行となった「空家等対策の推進に関する特別措置法」では、空き家対策を持ち主が自主的に進めることを目的に、従来は空き家であっても更地に比べると6分の1だった固定資産税を更地と同様にする、つまり6倍の税率アップを行うことにした。
 6倍になるのは、5月末をめどに地方自治体による調査があり、そこで「特定空き家」に認定され、その際利用や解体や改修などの指導を受けるのですが、指導に従わなかった、あるいは従えなかった場合、固定資産税の優遇措置がなくなるという制度です。

 「特定空き家」にならないようにするには
 ・住む
  →持ち主が住む
  →人に貸して住んでもらう、あるいは利用してもらう
 ・売却する
 ・解体する

 地域のリフォーム会社はここにどのようなビジネスの関わり方があるでしょうか?

 もともとが従来からの住民が人が住まなくなったことから始まった問題ですから、建物の活用を地方自治体と連携して進めていくことだと思います。

 地域内での住宅事情のある人向けの「住む」活用、
 地域内での住む以外の活用、
 地域外からの住宅事情のある人向けの「住む」活用、
 地域外からの住む以外の活用、
 空き家の維持管理

 活用するのであれば、建物の必要な改修やその前の調査やその後のメンテナンスも必要になります。それ自体が大きな仕事になることはあまりないかもしれませんが、「活用」をキーワードに試行錯誤をしていくと、以前は地元の長老や名士が担ったポジションを取れるかもしれません。空き家の維持管理や仏壇の保管などもすでに手がけている人がいますが、空き家になる前から、維持管理をサービス化して、面のビジネスにしていけば面白いかもしれません。

 人が幸せになる住まいと暮らしの文化

 そんな視点で考えてみたらいかがでしょうか。

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