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2014.09.30

水口先生から教えてもらった「たったひとつ真実」 30 Sep 2014

140930a 「ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学」 (中公新書 1992年8月刊)には、哺乳類の心臓は一生の間に15億回打つとのでハツカネズミの寿命は2−3年でインドゾウは70年近くは生きるけど、心拍数を時間の単位として考えるなら、ゾウもネズミもまったく同じ長さだけ生きて死ぬことになると書いてあります。
 時間と体重との関係を考えてみると体重が重くなるにつれ、だいたいその4分の1(0.25)乗に比例して時間が長くなるということらしいのです。これでゾウとネズミを比べるとゾウはネズミの18倍ゆっくりだということになるのだそうです。

 世の中は同じ時間で動いていないということが面白いなと当時感じたことを思い出しました。もっとシンプルですが、一辺の長さがn倍になると、表面積はnの2乗、体積はnの3乗になります。

 企業でいえば、表面積が顧客との接点だとすると
 辺1 = 表面積1 = 体積1
 辺2 = 表面積4 = 体積8
 辺3 = 表面積9 = 体積27
 辺10 = 表面積100 = 体積1000
 になります。

 表面積が顧客との接点だとすると体積は人の数です。企業が大きくなりにくいのは、人の中で顧客と接する割合が減ってくるからという理由はもっともな気がします。そのうえ時間感覚も小さな会社よりスローになります。顧客接点比率が小さくなり、感じる時間が長くなりつつある中で安定的な大きさに成長していくのは簡単なことではないことは理解できます。

 簡単でないからこそ、成長は有意義だと思います。ネズミの寿命を望むのか、ゾウの寿命を望むのか。
 「企業はゴーイングコンサーン」を是とすれば、私ならゾウの寿命を目指します。

 突破する鍵は生存に対する危機意識が浸透しているかなのでしょう。
 かつて水口健次先生から教えていただいた「たったひとつの真実」

 「全コストの負担者である顧客は自由な選択をする、顧客が負担しないコストがではじめた会社は潰れる」

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2014.09.29

クロスボーダーは香港から 29 Sep 2014

140929a_2    http://rehomeguide.com.hk/

 SHIP香港が事業のひとつとして内装仲介サイトを運営していますが、仲介も決まりだし、アクセス数と問い合わせ数、成約数の関連もわかってきました。業務として試行錯誤中でもあり、まだまだ発展途上ですが面白いところまで来ました。

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 先週の出張時に日本で3年間働いて香港に戻るというタイプの採用で、2人目になりますが11月に入社する人と3人目になる来年4月に入社する人と現在の香港女性メンバーと食事をしました。技術を深堀していくと同時にクロスボーダーをはかっていくための長期戦略です。

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    http://shipinc.asia/weblesson/

 またSHIP香港では日本語の流暢な中国語ネイティブな先生による中国語レッスン、販促資料の翻訳、中国語・英語対応ホームページ作成(あるいは翻訳)を業務に加えております。

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    http://www.shipinc.co.jp/hktdc

 その一環として、10月29日から11月1日まで香港で開催されるHKTDC香港国際建築資材展http://hkbdh.hktdc.com/dm/2014/lapsed/index_jp.html視察を企画しました。きっかけは「来年ここに出展したいので今年は視察したい」というニーズがあったので、SHIP香港では会期中、通訳や商談サポートを行います。出展を検討したい方には現地スタッフが日本語ですべて説明させていただきます。昨年は94ヶ国・地域から10,940名を超えるトレード・バイヤーが来場(前年比6%増)、世界中から158ブース出展されたということです。

 将来を見据えて海外市場を模索する方法はいく通りもあると思いますが、私の意見はクロスボーダーのハブの中心は香港ではないかということです。

140929c

 今年は和僑世界大会も香港で開催されます。この写真は先月オープンした香港和教会オフィスです。とても家賃の高い香港で40坪くらいのオフィスを借りて、会員の寄付でまかなっています。成功された先人の次代に託す志を感じます。
 和僑世界大会は11月23日です。 http://tinyurl.com/nyebcq3

 私は何人かと参加しますが、興味のある人は連絡をください。

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2014.09.28

先憂後楽 28 Sep 2014

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 27日(土)あるところで外装建材施工店向けの講演の機会をいただきました。対象の外装建材施工店は主として新築住宅の下請工事を主業務とされてらっしゃる会社です。

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 内容としては
1)新築住宅が減る理由
2)消費税増税で住宅投資が減る事実、来年もそうなる予定
3)住宅建築の市場規模の割合が変わること
  現  在)新築:リフォーム=7:3
  10年後)新築:リフォーム=6:4
  新築は10年後3分の2になるのに対し、リフォームは横ばい

 したがって下請施工店がやらなければならないことはリフォーム需要への対応であり、リフォームは元請施工店としての仕組みを作ることだということで、最近のSHIPの支援先の具体的な取り組みと結果を紹介させていただきました。
 やったことはシンプルに想定するお客様の方を向いて、お客様が見つけやすく、お客様が知りたいことが知ることができるようにして、お客様が享受する安心感とメリットを伝えられるようにしたことです。そのことによって、リフォームの元請の年商が6千万円から倍の1.2億円になりました。

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 終わってから事例として紹介させていただいた小川製瓦所の小川社長とランチのときに次のようなことを話されていたことが印象的でした。

 「我々にとって下請仕事はなくせないけど、次に消費税が上がったらきっと条件を落とされる。そんなときに合わない仕事を断れる実力をつけておかないとね。断れる根拠が元請のリフォームをどれだけ安定させられるかってことだよね。うちがリフォームを始めたときも冷やかな目で見られたし、去年ホームページを新しくしたときも、なんだコイツ、みたいな態度だった人がいざ仕事が冷え込んでくると、「仕事ないですかね?」って来るんだけど、悪くなってからじゃ遅いよね」

 経営者の重要な責任のひとつは先憂後楽、『転ばぬ先の杖』を常に用意しておくことです。 

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