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2014.05.27

環境循環型住宅むくむくはうす 27 May 2014

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 このままの勢いで地下資源をはじめとしたモノの消費が進むと、自然の回復力が追いつきません。私達の暮らしを支えるためにはもうひとつ地球が必要になりそうです。実際は2個目の地球は存在しませんので私達のライフスタイルそのものを見直す必要があります。だから「返せる以上に取らない」資源の使い方をしていきましょう、太陽の力で再生していく「地上のもの」をできるだけ使い、使ったものはまた返せるようにしましょう。

 そんなメッセージが「地球一個分の暮らし」、むくむくはうすが提唱する環境循環型住宅です。

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 神奈川県川崎市のリフォームプロ社が4年前から取り組み始めた「むくむくはうす」の普及をSHIPはご支援しています。その一環で5月27日第2回サステナブルフォーラムをスウェーデン大使館で開催しました。

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 応援にかけつけてくれたのはスウェーデンの環境建設コンサルタント会社WSPのローベルト・アブ・ヴェッテルステット氏。氏はスウェーデンのエコロジー建設の第一人者としてストックホルムのエコビレッジ、
エコロジー都市開発など大小様々なプロジェクトを成功させてきました。講演では、建設を環境を含め統合的にとらえる考え方、その具体策として世界のエコラベル認定制度の進展、そしてローベルト氏自身が世界で展開しているエコ建築の具体例の紹介という内容でした。

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 活発な質疑応答もあり、中には電磁波と健康への影響という建築以外に踏み込んだ悩み事の相談のようなものもありました。

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 明確なのは「目標」を立て「それを満たす基準」を造り、基準を順守しながらハードルを上げていくという進め方でした。

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 ローベルト氏の講演とむくむくはうすの阿部氏の講演の間で、両者をつないだのはペオ・エクべり氏でした。

 参加者の印象に強く残ったのはスウェーデン人は「暮らしに我慢しない」というメッセージだったと思います。日本から見るとより冬が寒いスウェーデンはさぞかし我慢強い民族だと思うかもしれませんが、「私達は我慢しません。日本で暮らして冬が寒く、夏が暑く我慢がしないといけない暮らしに驚いた」ということです。

 ペオさんによると、冬の防寒対策として日本では人を温める、スウェーデンでは家を温めると言いました。「我慢」という観点から暮らしを見つめてみると住まいの需要は多く見つかるのだと気付かされました。

 我慢せずに下記の4つの「R」を仕組み化していく、
 Reduce → Reuse → Recycle → Return

 そこに社会に求められるチャンスがあります。

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 最後にこのたび環境循環型住宅の普及促進のために設立した一般社団法人環境循環型住宅推進協議会の理事長として登壇された阿部氏による「むくむくはうす」の取り組みと今後のむくむくはうすネットワークの取り組みの話しがありました。

 一般社団法人としては300社くらいの会員が居て、エコラベルや仕様やマテリアルなどを議論しあって、むくむくはうすを建築していく仲間は日本全国で100社くらいが活動しているという規模になっていくと「人々が幸せになる住まいと暮らしの文化」にもなっていくと思います。

 引き続きこの活動を支援していきます。

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2014.05.11

「稼ぐ力」で救う未来 11 May 2014 

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 「2040年には全国1800市区町村の半分の存続が難しくなる」という警鐘はインパクトがあります。「少子高齢化」では伝わらない深刻さが浮き彫りにされています。

日本創成会議・人口減少問題検討分科会による

 成長を続ける21世紀のために「ストップ少子化・地方元気戦略」   http://www.policycouncil.jp/pdf/prop03/prop03.pdf

 ここに日本の課題が列挙されています。
 頭の良い人は、課題のまとめと解決の方向性は出仕方がうまいです。次は実行ですが、この中でも触れられています年金の繰り下げ支給についても、当然のことのように「反発」がでて、このアイデア案を推し進められるのかどうかはわかりません。

 私がこのよくできたレポートを読んで思った日本の課題の解決策は、私たちが「稼ぐ力」のある人になることであり、企業としては「稼ぐ力」のある企業になることであり、「稼ぐ力」のある人を育てることなのではないかということです。避けられない国際化の枠組みの中での「稼ぐ力」を増すことに取り組むことによって、自律的に現場で解決されていくことが多くなると思います。年金の支給を遅らせ、年金の負担を延長するとか、取れるところから取る、それに対して逃げるとか、小さくなるパイの分け方を考えていてもきっとラチはあきません。

 今すぐということであれば、ちょっと前になりますが、東京大学名誉教授の上野千鶴子さんのWOMANTYPEに書かれていた「女子力を磨くより、稼ぐ力を身に付けなさい!」が男女問わず、考え方を変えるヒントになると思います。

 http://womantype.jp/mag/archives/25053 後ろの方です。

それに、「給料が安くて子どもが産めない」と言うけれど、年収300万円の男女が結婚すれば、世帯年収は600万円になります。今の平均世帯年収の400万円台を軽く超えますし、子どもに高等教育を受けさせるにも十分な額です。ですから、女性は年収300万円を確保しつつ、年収300万円の男性と結婚して、出産後も仕事を辞めずに働き続ければいい。「年収800万円の男をゲットして、仕事は辞めて専業主婦になろう」なんて考えないことです。望んでも実現できる確率は非常に低いですから。
今後は結婚だって誰もができるわけじゃない。今の30代男性は、3人に1人、女性は5人に1人が生涯結婚しない「非婚者」になると予測されています。女の分断の第1段階が「正規と非正規」だったとすれば、第2段階は「非婚と既婚」になるでしょう。少ない年収だって持ち寄れば倍になる。カップルとシングルの所得格差が拡大します。
ちなみにヨーロッパでは、男性が結婚相手を選ぶ際、稼得能力の高い女性を選ぶという傾向がはっきりと出ています。日本でも男性の平均所得は減少していますから、結婚相手に「キミは働かなくていいよ」なんて言わなくなるはずです。つまり、稼げない女は、結婚相手としても選ばれなくなる可能性が高い。
「女子力を磨くより、自分に投資をして稼ぐ力をつけなさい」
これが私から若い女性たちに送る、これからの時代を生き抜くためのアドバイスです。

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2014.05.06

「人口50年後に1億人維持」は「選択する未来」 6 May 2014

 先日、昨年10月に出産し現在産休中の女性社員が生後半年の息子さんと一緒に会社に遊びに来てくれました。たいへんそうですが充実した育児生活をおくっているようでした。彼女のような東京で働く女性にとっての障害は認可保育園です。社会保障費の配分が高齢者の方に高止まりしているために育児支援にはなかなか回らないというような話はよく聞きます。

 日曜日の日経新聞の記事です。

 人口50年後に1億人維持 政府が初の目標、少子化に対応 予算、子育て世代に

 政府が「50年後(2060年代)に人口1億人程度を維持する」との中長期の国家目標を設けることが3日明らかになった。日本の人口はこのままでは60年に約8600万人まで減る見通しのため、20年ごろまでに集中的に対策を進め、人口減少に歯止めをかける。高齢者に手厚い予算配分を現役の子育て世代に移し、経済・社会改革を進められるかが課題になる。(中略)

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 提言は日本経済の課題に「人口急減と超高齢化」を挙げ、50年後に人口1億人を維持することを目標に掲げる。1人の女性が生涯に産む子供の数を示す合計特殊出生率は12年で1.41。60年に同2.07以上に引き上げ、人口1億545万人程度にすることを目指す。

 出生率の改善のため、国費ベースで3兆円規模の出産・子育て支援の倍増を目指す。「資源配分は高齢者から子どもへ大胆に移す」「費用は現在世代で負担」と明記し、国債発行を前提に高齢者に厚く配分している社会保障予算を見直す考え。

 労働力人口の減少に備え「年齢、性別に関わらず働ける制度を構築する」として女性や高齢者の労働参加も進める。出産・育児と仕事を両立させ、働く高齢者を後押しする政策を今後検討する。

 労働力に関する現行の統計とは別に新たな指標もつくる。20歳以上70歳未満を「新生産年齢人口」と定義し、雇用制度などの社会保障政策を設計していく考えを示す。

 経済改革では「ヒト、モノ、カネ、情報が集積する経済を目指す」と指摘。「起業・廃業の新陳代謝で産業の若返りを進める」として産業構造の変更を迫る大胆な規制改革の必要性を打ち出す。外国人材の活用に関しては「移民政策としてではなく、外国人材を戦略的に受け入れる」とする。

 人口減少で約1800の地方自治体は「40年に523が消滅する可能性が高い」と指摘。市町村の「集約・活性化」を掲げ、東京圏への一極集中も抑制するとしている。

 「20年ごろを節目に経済社会システムを大きく変える」と明記。一連の改革は今後5年程度で集中的に具体策を検討し、実施する方針を示す。

 提言は13年に1億2730万人の人口がこのままでは60年に8674万人になると推計。経済・社会の抜本改革をしなければ、国際的な地位や国民生活の水準が低下し、財政破綻を招くと警鐘を鳴らしている。
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 この提言は「選択する未来」委員会というところが行っています。
 http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/future/index.html

 中身はえ~と、
 1)このままでは50年後8600万人に減る人口を1億545万人にするための施策を実施
 2)出産・子育て支援に3兆円(期間が不明ですが)分国債を発行してでも予算化して取り組む
 ということですね。

 このテーマばかりではなくこの記事にはたくさんのことが書いています。
 3)20歳以上70歳未満を「新生産年齢人口」と定義し、雇用制度などの社会保障政策を設計していく
 現在は15歳から64歳を生産年齢人口と定義していますが、実態からいえば下は20歳でいいんでしょうね。上を70歳にするということはそこまで高齢者が働く前提で年金などの制度も変えていくということなのでしょう。

 
 4)「起業・廃業の新陳代謝で産業の若返りを進める」として産業構造の変更を迫る大胆な規制改革の必要性を打ち出す
 これは先日報道された年収500万円を保障する起業なども含んでいるのでしょうね。新陳代謝の「弱者側」からの声を拡声する勢力との拮抗がありそうです。

 5)外国人材の活用に関しては「移民政策としてではなく、外国人材を戦略的に受け入れる」とする。
 この短い文章ではわかりませんが、「戦略的」の意味というか戦略自体は何でしょうか。相手が優秀であればあるほど選択する権利がありますし、モチベーションをどこに持ってくるのかで私達の仕事にも関係ありそうです。

 6)人口減少で約1800の地方自治体は「40年に523が消滅する可能性が高い」
 実際、このことを真剣に受け止めている人は少ないなと思います。地方自治体が率先して、地方の魅力をどんどん打ち出していくようになっていくのでしょうか。そうなると日本の会社も本社所在地がどんどん東京から分散化していくかもしれません。

 ともかく、企業も国の一員としてこの問題に前向きに取り組んでいかないと「1人の女性が生涯に産む子供の数を示す合計特殊出生率は12年で1.41。60年に同2.07以上に引き上げ」にはなっていかないですね。これも「選択する未来」だということです。

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2014.05.05

IKEA立川オープン 5 May 2014

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 私の生活圏である立川にIKEAがオープンしました。昨日はじめて行ってきましたが凄い人でした。4月のオープン時に1日3万人が来場したそうですが、おそらくゴールデンウィーク中も同じくらいの人が詰めかけていたと思います。

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  店舗面積は約40,000㎡、この広さは東京ドームと同じくらいだそうですがいままでの日本の店舗と同じくらいです。今までと違うところは駅からの近いこともあり、駐車場が有料(1000円)だということです。公共交通機関のICカード使用で配送料の半額分がギフトカードで還元されるというお知らせもありました。

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 私が最初にIKEAを知ったのは2003年アメリカの西海岸に視察に行ったときでした。そのとき最もインパクトがあったのは、具体的な部屋の用途や大きさに合わせて家具をデザイン的にレイアウトして展示していることでした。その頃はまだ日本の家具屋さんはベッドや机をただ並べて売っているのが普通でした。

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 スウェーデンらしく節水水栓が大きく展示されていましたね。

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 軽食のビュッフェもあり、スウェーデン名物のミートボールなどがリーズナブルな価格で食べられるようになっていました。このくらいの価格と味であれば、ファミレス替りに使えると思います。平日はコーヒーなどの飲み物は無料だそうです。

 

 香港のIKEAに行ったとき、ここはデートコースになっているなと思いましたが、立川のIKEAも私が行った日は子供つれの家族の遊び場のようでした。平日はカップルのデートコースになるのかもしれません。こうやって来るだけで楽しい場所を作っていくことが戦略なのでしょうね。IKEAジャパンは現在の7店舗をさらに年内に仙台、来年以降に広島市、前橋市、愛知県長久手市などに2020年までに14店舗出店するそうです。

 

 変わりますね。いろいろと。

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2014.05.04

Eco Cycle Housing & Renovation むくむくはうすが始まります 4 May 2014

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 昨年に引き続きご案内しておりますスウェーデンツアー(6/18-25)は申し込み期限の4月末時点で参加者が予定人数を超えて18名になりました。持続可能な社会の仕組みであったり、デザインであったり、エコビレッジや建築であったり、参加者それぞれがフォーカスされているところは違うかと思いますが、ビジネス面も含めて良い学びの機会になることと思います。

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 5月27(火)はスウェーデン大使館で第二回サステナブル住宅フォーラムを開催します。今回はストックホルムのエコビレッジhttp://ship.cocolog-nifty.com/ship/2013/06/24-jun-2013-567.html の建築にも関わったエコロジー建築家ローベルト・アブ・ヴェッテルスルトテット氏もスウェーデンから来日して講演されますし、翌日には人数は限定されますが、エコロジー建築のワークショップも行われる予定です。希少な機会ですのでぜひご利用ください。   ( ↓ をクリックしてください)

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 このフォーラムは勉強や情報収集というよりもより具体的に住宅ビジネスを案内していくものです。ローベルト氏の言うようなスウェーデンの建築の考え方に基づき営業されている環境循環型住宅「むくむくはうす」のネットワークメンバー募集の正式発表が予定されています。次の住宅ビジネスとくにリノベーションのビジネスチャンスを探しに来られる方にピッタリだと思います。

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 環境循環型住宅むくむくはうすは川崎市麻生区のリフォームプロ社が4年前から取り組んでいる業態です。この業態のイメージを伝えるのはなかなか難しいです。もしかしたら日本語よりも英語の方が狙いを明らかにできるかもしれません。

 Eco Cycle Housing & Renovation

 いかがでしょうか?

  環境循環型ビジネスにおいても地球資源を使うことには変わりはありませんが、資源の利用に関して次の段階があることを意識しています。

 Reduce
 Reuse
 Recycle
 Return

 この考え方を発信し、共感されたお客様と共有するところから始まるビジネスです。5月27日お会いできることを楽しみにしております。 

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