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2013.08.31

問題の明確化ほど重要なことはない 31 Aug 2013

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 「意思決定において、問題の明確化ほど誰も気にしないが重要なことはない。正しい問題提起への間違った答えは修正がきく。しかし、間違った問題提起への正しい答えほど修正の難しいものはない。問題がどこにあるかもわからない。」
 P.F.ドラッカー『経営者の条件』より

 伸び続ける会社も個人も共通しているのは「目的」から問題を明確化して課題設定と解決アクション、その検証が具体的にできていることだと思います。そうではない会社や個人は、
 1)目的から目を離す
 2)問題を探すことをしない
 3)手段の目的化のループにはまる
 4)悪い個人を探しだすことに注力する
 という傾向があります。

 伸び続ける会社(人)の習慣を体感する手っ取り早い方法があります。近くのセブン-イレブンやユニクロ、スターバックスなどに繰り返し行ってみることだと思います。「ちょうどこんなの欲しかったと思っていたんだよな」「何だかここち良い」をいつも感じて「凄いな」と思ったとしたら、現場とマネジメント側がどのような意思疎通をして、顧客に快適な現場を作り上げているかを想像してみることです。

 目的は業績の継続的な向上です。問題は「ターゲッティングされた顧客の期待を少し超える満足の実現」に絞られていると思います。業績は顧客満足の結果ですから商品・価格・接客・サービスなどが具体的に課題設定され、実施前後の検証を経て、絶えまない変化を自ら創り出していると想像できます。

 弊社のスタッフで毎日セブン-イレブンに寄って何か買わないと落ち着かない人がいます。彼を虜にしている魅力を含めて、日常お世話になっているセブン-イレブンなどに学びます。特に「正しい問題提起」を。

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2013.08.15

終戦記念日に思う 15 Aug 2013

 個人的には8月15日は1月1日の次に区切りを感じさせる日です。
 もちろん終戦を現実には体験してはいないですが、全国戦没者追悼式の映像で大東亜戦争(太平洋戦争?)戦没者の慰霊を見ることを通じて毎年年齢に応じた何かを感じ続けてきました。以前は無闇に勇ましい気持ちになったりしたこともありましたが、今は先人の築いた礎えの元、敗戦の絶望の淵から這い上がってきた先輩たちへの尊敬と「生きる力」の偉大さを謙虚に感じるようになりました。

 学生時代、韓国の一般家庭でこの日を迎えたことがありました。テレビでは「光復節」の祝賀パレードの様子が流れていました。韓国にとっては日韓併合(日本の植民地支配)が解かれた記念日です。ここからの再起が現在の韓国ですから、日本人の私達と溝があるのもいたし方ありません。

 話は変わりますが、スタジオジブリの「風立ちぬ」を観ました。堀辰雄の私的小説「風立ちぬ」と零戦設計者堀越二郎氏を重ねあわせたフィクションですが、「風立ちぬ、いざ生きめやも」(ポール・ヴァレリー)の詩文が生まれてはじめて心身に染み入ってきた経験をしました。

 否応なしにグローバル化していきます。立場により文化により歴史により言葉により様々な違いと遭遇します。日本人同士でも会社の中でさえも実は違いがたくさんあります。そんななかで違いを尊重しつつ、共に未来を創っていく合言葉は生命の力に身を任せる境地「風立ちぬ、いざ生きめやも」のような言葉だろうなと思った日でした。

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2013.08.04

今更ながら感動した「目的と目標」から始まる経営12ヶ条 4 Aug 2013

 以前にも引用しましたが京セラ創業者稲盛和夫氏の「稲盛経営12ヵ条」はここから始まります。

1.事業の目的、意義を明確にする
 公明正大で大義名分のある高い目的を立てる。

2.具体的な目標を立てる
 立てた目標は常に社員と共有する。

 「目的」を明確にして「目標」を立てる、ということです。今更ながらですが、この順番に凄みを感じます。成果のある仕事はまぐれでない限り「目的」から目を離さず「目標」を追求しいくつもの手段を繰り出してきた結果としてもたらされます。成果の得られなかった仕事とはいつの間にか「手段」が目的化して時間と労力を無駄に費やされた結果です。現場に手段の目的化が蔓延するのは、経営の失敗です。常に「目的は何なのか?」、「目標は何なのか?」ここから発想が始まるようにするのが経営なのだと思います。

 問1:目的は何か? 何故その目的なのか?

 問2:目標は何か? 何故その目標なのか?

 目的と目標から始まると、実行後の結果検証も意識されます。

 問3:目的から目が離れていないか?

 問4:目標と結果の差異の原因は?

 問5:問3をクリアしていたら、問4を乗り越える計画を実行できるか?

 さて私たちの場合は、ここから始まります。
 「人々が幸せになる住まいと暮らしの文化を創造する」

 この目的はお客様にたくさん喜んでいただくこと
 目標は任意の期間において数値化された一定数以上の成果を得ていただくこと
 この層(レイヤー)以外はすべて手段です

 目的を見据えて目標達成に執念を持ってあたります。

2013 08 04 [小松の足跡~未来を見据えて~] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック