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2013.07.30

採用は「縁」ですね 30 July 2013

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 創業12年目の今年、新卒12期生の採用をしていますが、7月30日は今日までの内定者に顔合わせをしていただくイベントを設けました。

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 500、000人の学生の中の1人が、新卒採用を行なっている10,000社以上もある会社の中からSHIPを何らかのきっかけで見つけ、エントリーして、実際に会社説明会に出席して、何かを感じて、何度かの選考を経て、私やメンバーに共感し、熱く入社意欲を語った結果として今日8名の同期とともに勢揃いしました。

 この確率は計算してみると気が遠くなるほどの小ささです。

 この奇跡を何と呼んだら良いのでしょうか?

 私は毎年「縁」という言葉しか思い浮かびません。

 企業経営は経営理念の具現化ですが、立派な理念を詩文のように唱えていても何も起こりません。具体的に顧客と出会い、商品・サービスのご利用を通じて理念の具現化をはかっていくものです。そこは理念に共感した社員が主役です。

 弊社は「人々が幸せになる住まいと暮らしの文化を創造する」というミッションを掲げています。会社存続の目的がここにあることを選考中、何度も何度も伝えました。ある人にとっては明確に、ある人にとって何となくかもしれませんが、この目的地に向かうためのチームであるという期待が入社の決め手になっていることと思います。

 この期待を進化させていくことが私の責任ということになります。

 みんなが入社する来年4月1日が楽しみです。

 また同時に、5年後10年後20年後はもっと楽しみです。そのときは彼ら彼女らが創った新しい商品・サービスが主役になっているかもしれません。

 さてこのように毎年開催される内定者関連イベントですが、いつもリクルーターと4月入社の新人が担当します。

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 懇親会は4月入社生が就活の疲れを癒すというコンセプトでプランした「湯けむり温泉SHIP」でした。

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 新人はゲストからキャストへの意識転換、実際は一筋縄ではいかないチームで仕事の推進にそれぞれの困難を抱えたことでしょう。しかし、すべての成果はこの方向にしかないといいうことも感じられたのではないかと思います。彼らの進化も楽しみです。

2013 07 30 [SHIPマン&SHIPウーマン] | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック

2013.07.07

リフォーム市場前年同期比で 17.7%増、期限付きの活況か 7 July 2013 

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矢野経済研究所の「住宅リフォーム市場に関する調査結~ 2013 年第 1 四半期 ~ 」http://www.yano.co.jp/press/pdf/1107.pdf によると、 2013 年第 1 四半期の住宅リフォーム市場規模は 1 兆 2,512 億円(速報値)、前年同期比で 17.7%増と推計されているそうです。これは 2008 年以降、第 1 四半期としては最も高い市場規模で、そのまま推移すると2013年の住宅リフォーム市場規模は、6.1~6.4兆円と予測されています。

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 17.7%増の内訳は 2013 年の 1月、2月は前年同月並みで3月が大幅に拡大しているそうです。これはアベノミクスによる株価上昇等による個人資産へのプラス効果が住宅リフォーム市場にも好影響を与えたものと推測されるということです。

130707c 3月が特別に上昇しているということから資産効果と分析していますが、経済産業省が発表している流通業の統計http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syoudou/result/sokuho_1.html#menu2 ではこの時期も前年並ですので、資産効果というよりも、高額品のひとつとして増税前の前倒し需要の影響の方が強いと思います。昨年来、弊社のユーザー様のリフォーム会社も心配なのは人手不足というくらい好調ですが、前倒し需要だとすれば、期限付きの活況であるわけです。

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 活況の勢いをとり込みながら、不況期の準備をする。経営者であれば、転ばぬ先の杖が何本か準備しておいた方がいいと思います。

2013 07 07 [小松の足跡~未来を見据えて~] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2013.07.05

また夢になるといけねェ 5 July 2013

130703a 2日から香港にいます。ここは中国の株式市場の低落を受けて経済的には少し落ち込んだとの報道はありますが、街の活気は相変わらずで熱気と喧騒の渦です。日本では参議院選挙を前にして株式市場はまた上昇局面ですが香港では金の下落の中、コンビニエンスストア並に多い、金行(シャレではなく本当にこういう呼び方をします)では金の購入者で店頭がにぎわっているようです。この賑わいを見ていて思うのは、資本市場はいつも夢を創りだして拡大してきたという事実です。人間がつかの間の夢を追うことは「業(ごう)」と言うのでしょうか。

 打ち合わ後の食事から戻って、冷房の電源をオフにしてもなお冷やし過ぎの涼しいホテルの部屋で、さっきまで立川談志師匠の映画を見ていました。師匠は人間の「業」を肯定して落語を高みに登らせた芸術家ですが、下げもすべてわかっている話なのに、今回もほろりと涙がこみ上げ、その後すっきりと洗い流された気持ちになりました。

 「また夢になるといけねェ」

 この映画があることでいつでも味わえるようになった談志師匠の「芝浜」ですが、これから先、いろいろと心細くなるかもしれない日本人のアイデンテティを支える記録になるのではないでしょうか。とりあえず私が人体実験しました(笑)。

2013 07 05 [小松おすすめの一冊] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2013.07.04

北欧視察レポートまとめ:スウェーデンはベンチャー企業のモデルだと思う 4 July 2013

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 北欧訪問報告の最後のレポートです。月末を経て、あっという間に7月になってしまいました。そして今は台風一過真夏の香港に来ています。

 いろいろと書かせてもらいましたが視察旅行中、いつも思っていたのは「北欧はベンチャービジネスのモデルだな」ということです。北欧から帰国してから2冊の本を読みましたがこれらの著作を通じて私の直感は間違ってはいないと思うようになりました。

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 スウェーデンに学ぶ「持続可能な社会 小澤徳太郎著

 スウェーデン・パラドックス 湯元健治・佐藤吉宗共著

 前者の10ページから引用します。

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 日本が手本とするところの多い米国は世界の基軸国(言語、通貨、政治、経済、軍事、文化など)で、新しい発想を生み出し、新しい試みを実行するのが得意な国です(中略)。
 二十二年間の大使館での勤務の体験を通じて私が理解したスウェーデンは、伝統的に新しい発想から新しい概念を生み出し、世界に先駆けて新しいシステムを創造し、導入し、社会を変革するのが得意なシステム思考の強い国です。
 これら二つのフロンティア国と違って日本は、与えられた枠組みの中で工夫し、すぐれた要素技術の開発をするのが得意な国ですが、システム思考があまりありません。
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 20世紀を通じて世界をリードしてきた米国が大企業あるいは既存勢力のモデルだとすると、2013年国際競争力ランキングで4位(日本は23位)に上昇したスウェーデンはベンチャー企業のモデルだと思います。

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 *表はhttp://ecodb.net/ranking/wcy.htmlより引用
 *IMDについて http://www.imd.org/country/jp/

 高税率・高福祉の国が国際競争力においても経済成長においても世界トップクラスであるという逆説(パラドックス)を著わしている「スウェーデン・パラドックス」ではそのキーコンセプトを「人をたいせつにする」「人間の意欲・能力を最大限発揮させる」という理念だと言っています。高福祉と「人をたいせつにする」が組み合わさると誤解されそうですが、スウェーデンでは弱体化した企業を国が救済することもなければ、働けるのに働かない人に余計な保護はありません。

 私はその根本は掲げた「2025年に『生態学的に持続可能な社会』あるいは『緑の福祉国家』を実現する」という最上位概念だと思います。それに対してだまっているとじわじわと進行する不都合な事実、環境破壊により資源が枯渇する、少子高齢化により福祉が衰退するなどをあらかじめ予防するべく、政策が未来からの逆算で導き出されます。これはわずか40年前、1970年代に古いものを捨ててアメリカのような国家を目指すという勢力と独自の歴史・文化に基づいた未来を志向するという勢力の議論の末、後者を選択したところから具体的には始まったわけですが、この未来からのバックキャストに基づいた選択が軽やかにできることがベンチャー企業の競争力だと思うのです。

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 上の写真は1970年台に古い町並みを壊して建てたストックホルムのビル群です。今ではスウェーデンの恥と言われているようですが、当時は喝采を浴びたこともあったかと思います。

 そんな最中、古い楡の木を伐採してショッピングセンターを作ろうとした政府に対し若者たちが反抗したのが1971年の楡の木事件で、ニレの木を取り囲み登って妨害するなどして伐採から守りました。そのメンバーの中からその後の環境運動家や政治が生まれることになり、持続可能性の大前提とした循環型社会作りが最重要テーマになったことでこの事件を「環境革命」とも言われます。

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 上の写真はそのときの伐採されかけた跡です。下の写真は未来の日本の楡の木革命を担う大阪の加藤社長です。

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 私達は責任ある大人として最も重要なことは何か?を問いかけることが第一歩です。

 それは持続可能な自然と社会の環境を引き継いでいくことだ、ということに異議を唱えられる人はそうは多くないと思います。

 今までそれほど意識してこなかったとしても、ベンチャー企業だったら持続可能性を最上位概念として変革していくことは図体が大きな組織に比べれば比較的容易です。

 顧客と社員の、生活者としての共感を得て、10年20年30年と永続的に競争力のある会社を創るためにも、最上位概念から経営・営業・商品サービスなど社内の仕組み、お客様との関わりをシステム的に組み込みを直していくことを自らも進め、お客様にお勧めしていくことが大事だとシンプルに感じた視察旅行だったということをレポートのまとめとしたいと思います。 

2013 07 04 [小松の足跡~未来を見据えて~] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック