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2009.11.02
私たちの世代で喪くしてはいけない 2 Nov 2009
台湾二日目は、幸福農荘からでした。
ご主人の黎さんは日本生まれの眼科医だそうです。眼科医の仕事は週二日で他はこの農場で農作業と食育の教育活動に携わられています。
ここの特長は、無農薬・無肥料栽培。稲を見せてもらいましたが、無肥料栽培の根は地中深く栄養を求めて張りだしますので根がたくましいのですが、施肥した稲の根は短くたよりない感じです。
日本の農政も問題ありだなと思っていたのですが台湾もそのようです。不耕作地にして除草剤を撒くと補助金が出て、その額は一所懸命耕作して差し引き得られる金額とそれえほど変わらないのだそうです。しかしそんな死んだ農地はもしそこで食糧を作らないといけなくなったときには使い物になりません。
下の写真は黎さんの田圃ですが、無農薬・無肥料の農地は生物多様性も確保され、いわば土の健康が保たれています。
黎さんからは農場を見学しながら、オクラを食べたり、ハーブをつまんだり、数時間にわたってたくさんのお話を聞かせていただいたのですが、私がもっとも共感したのは、灌漑の堰のせせらぎの中で、ここのコンクリート工事に反対した理由を述べたことでした。
「ここをコンクリートにしたら、エビやうなぎやすっぽんが生きられなくなる。私たちの世代で豊かな自然を喪くしてしまう権利はない。子供たちの時代にも残していかないといけない」というようなことでした。
昼はユリのつぼみを摘んでみんなで下ごしらえをして、この農場の自然のまんまをいただきました。
食後は、それぞれハーブを摘みにいって、好みのブレンドをしたハーブテー、私は初めて体験したパッションフルーツの香りのするハーブを中心にしました。本当のぜいたくがここにありました。
黎さんと横本先生と。私たちが着ている服は失念しましたが、自然素材の服飾では有名な台湾のデザイナーさんの作だそうです。
夜、ホテルに帰ると、今日もメッセージがありました。ホスピタリティに脱帽です。
2009 11 02 [小松の足跡~未来を見据えて~] | 固定リンク
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