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2008.09.03
見えないところで手を抜かない 3 Sep 2008
6月のSHIPマーケティング戦略塾に出席された森川さんは、本の執筆やメルマガ出版をしています。
昨日の記事の一部です。(途中省略がありますので興味のある人は購読をしてください http://www.mag2.com/m/0000260566.html)
たいへん感銘を受けましたので本人のご承諾のもと、掲載させていただきます。
詳細は後日案内させていただきますが、11月17日(月)は一日をこうした勉強のため、東京にお集まりいただけるよう、予定に書き込んでおいてください。
===
【最幸IT導入!】
◆なぜHDJだけが成功したのか?
先週は、ハーレーダビッドソンジャパン(以下HDJ)さんから、ご招待をいただき、2009年度の新車発表イベントや、販売店さん向けの
セミナーや講演にも参加させていただきました。(と昨日も書きました。)
たくさんのことを勉強させていただきました。
> モノを売るのではなく、コトを売る。HDのバイクを所有すること
> で得られるライフスタイルを訴求することで売上を伸ばしてきた
> のです。
> こう書くと簡単そうですが、同じようなことをやっているのに、
> HDJ並みに成長している会社はほかにありません。これはなぜなの
> か、明日書きたいと思います。
と昨日書きました。
考えてみれば、
『なぜハーレーだけが売れるのか』水口健次 日経ビジネス人文庫
http://www.amazon.co.jp/dp/4532194385/ref=nosim/?tag=sigmorcocolog-22
という、そのものズバリのタイトルの本にその秘密は余すことなく書かれています。
しかしながら、ぼくにはどうしても書きたいことがあります。
◆ここまでやるか?
ぼくは、水口先生から伺いました。
販売代理店の社長や工場長、営業部長などが集まっている説明会の会場でです。600人はいたと思います。
「森ちゃん。ここの席な、どうやって並べたか知ってるか?」
「いえ」
「タコ糸を張って、並べたんや」
「え?ホテルの従業員がですか?」
「ちゃう。ハーレーのスタッフがやがな」
「・・・」
「机の上の水の置く位置もこだわっててな。そんなんええやんかって言うたんやけどな」
そう言いながらも、水口先生の顔は嬉しそうでした。
ぼくが思うに、これこそがHDJの連続成長の秘密だと思うのです。
◆結局手抜きは必ず見えてしまう
HDJ連続成長の秘密。
それは、見えないところで手を抜かないということです。
見えないところで手を抜いても、結局分かってしまうのです。
どうしてかと言うと、
●見えないところで手を抜くのが癖になると、見えるところでも、知らず識らず手を抜くようになる
●ベースとなる部分は普通は見えない。そこで手を抜くと、その上に成り立っている部分にも影響が出るだからです。
たとえば、5Sという言葉があります。
整理・整頓・清掃・清潔・躾の5つです。
生産現場などで金科玉条のように言われる言葉です。
◆5Sは重要。そして実践できている会社は少ない
5S。ある意味小学校みたいで、嫌う人は多いのですが、重要なことです。
まず、これらを守らないと危険であるということが第一の理由です。
散らかっていて、床の油も拭き取らないような工場を想像してください。
危険だと思いませんか?
また散らかっている現場では、生産性が下がるということも大きな理由でしょう。
これは皆さんのオフィスを想像してもらえば分かると思います(笑)
散らかっている現場は、精神衛生上良くないとも思います。散らかしっぱなしのときは自堕落な気分になりませんか?鬱の第一歩は面
倒だという感じから始まると言います。鬱っぽい人が多い職場は、まず散らかってないか確認すべきだと思います。
東芝などでは、これに「しっかり」と「しつこく」を足して、7Sというらしい。
この二つは「躾」に含まれると思われますが、あえて外だしにするのは、それほど重要なことでありつつ、繰り返し繰り返し言わないと守られないことだからでしょう。
人間5Sなんか、面倒なんです。なのに、これだけ強調するのは、それが余程重要なことだからです。
しかし、いや、だからこそ、実践されている会社は少ない。
◆HDJの場合には、率先垂範の意味もある
HDJの場合は、率先垂範の意味もあります。
販売代理店に、5S的なことをやってもらわないといけないのからです。バイク屋さんが販売代理店だから、当然整備工場もあります。
そこで5S的なことがなされないのであれば、お客様は遠のいていきます。
しかし、人間5Sというのは、よほど心がけていないとできないものです。
お願いする側ができていなければ、お願いされる側がそれをやることはまずありえません。
それも皆さんの会社を振り返れば容易に分かることだと思います。
#さっきから、そうでない会社の方は、ぜひ教えてください。教え を賜りに社長のところに参上したいと思います。というより、貴
社の社長と仲良くなりたい!
だから、会場設営だって1ミリの狂いも許さない。それをやって初めて、代理店もその半分でもやろうという気になる。
もし、プロジェクトのメンバーがリーダーたるあなたの言うことを聴かないとお嘆きであれば、それはやっぱりあなたに問題があるのです。
◆補足:では、拙速はいけないのか?
こういう風に言うと、この前、拙速は大事だと言っていたのと矛盾するのではないかという方もいるかもしれません。
ぼくは矛盾しないと思っています。
結局どんなことでも時間の許す限りでしかできません。
どんな丁寧な仕事でもそうです。
世の中には、黒沢明監督のように、映画会社から言われた納期を平気で破る人もいます。しかし、それは黒沢監督の中での許される時
間の感覚が少し違うのでしょう。
ただ、そこまでの品質のこだわりが許されるのは、一部の天才だけだと割り切るべきでしょう。また仮に天才でも、その前に実績があ
ってのことです。
一般のビジネスの中では、時間というのは最優先事項です。
拙速という言葉に込められる意味は、時間の許される限りは一生懸命やってほしいということなのです。その時間があまりにも短いか
ら、多少の品質の悪さには目をつぶってもいいよという意味。箸にも棒にもかからないものは、拙速とは言いません。
拙速には、メリハリが必要だということです。短時間で優先順位を見極めて、優先度の高いものだけを選んで作成する。これが拙速の
本当の意味です。
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2008 09 03 [小松の足跡~未来を見据えて~] | 固定リンク
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