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2005.03.29
2次元ではなく3次元で住宅を考える 28 Mar 2005
住宅を消耗品ではなく資産にするための研究会に参加しています。今日が3回目の会合。
やっとわかってきたのは、英米における資産としての住宅とは「人格と主体性を持った街」が大前提であり、そこには歴史的背景があるということです。
英国では地主によるリースホールド(定期借地)が基本でした。したがって地主が領地を管理していました。アメリカに移住したのは地主階級ではなかった人たちです。したがって土地はフリーホールドになりましたが、それぞれがそれぞれの所有する住宅を勝手気ままに建てていくと無秩序な誰も住みたくない街が生まれます。そこで生まれたのは土地所有者の変更に関わらずある一定の区画を統制するルールとしての「土地利用制限約款証書」であり、それに基づく「アーキテクチュラル・ガイドライン」です。
衣服を購入するときと同様、自分自身の趣味嗜好にあった街並みとその街並みに調和して美しい「我が家」を取得します。街並みに調和しない住宅は単体としては優れていても、街並みを壊して他人の財産を侵害します。
HICPMの戸谷理事長は、調和して美しい街並みの要点を3点あげています。
1)住宅前面(ファサード)のデザインの統一感
2)建築物後退(セットバック)規定とフロントヤード規定
3)住宅地の格や品位を表す共有地としての公園
これらのうち、とくに1)と2)の美しさは、2次元で考えていてもわかりません。日本のように手本とする「資産となる街並み」が少ないところでは、最初から3次元で、ファサード・フロントヤードの統一された美しさを喚起していく必要がありますし、生まれた価値を維持していくためにはその原点をビジュアルに共有して、「人格と主体性」を常時意識されていくことが大事なのだと思います。
参考文献:「住宅で資産を築く国、失う国」(住宅産業問題研究会)
写真は ㈱アービスホーム様の東宮花の森 グラチア
2005 03 29 [小松おすすめの一冊, 小松の足跡~未来を見据えて~] | 固定リンク
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